JPS597888B2 - 熱分解炉の温度調整用加湿装置 - Google Patents
熱分解炉の温度調整用加湿装置Info
- Publication number
- JPS597888B2 JPS597888B2 JP1518080A JP1518080A JPS597888B2 JP S597888 B2 JPS597888 B2 JP S597888B2 JP 1518080 A JP1518080 A JP 1518080A JP 1518080 A JP1518080 A JP 1518080A JP S597888 B2 JPS597888 B2 JP S597888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pyrolysis furnace
- combustion air
- combustion
- pyrolysis
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Air Supply (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Coke Industry (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱分解炉の温度調整用加湿装置に関するもので
あり、その目的は熱分解炉において水性ガス反応を生じ
させたり、不活性低温ガスとしての水蒸気を利用して燃
焼帯の温度を低下させたりする場合に、水蒸気供給源で
ある蒸気ボイラの設置を不要にすることにある。
あり、その目的は熱分解炉において水性ガス反応を生じ
させたり、不活性低温ガスとしての水蒸気を利用して燃
焼帯の温度を低下させたりする場合に、水蒸気供給源で
ある蒸気ボイラの設置を不要にすることにある。
石炭のガス化炉に水蒸気を吹き込んで水性ガス反応を生
じさせたり、燃焼帯の温度を低下させたりすることは従
来より公知である。
じさせたり、燃焼帯の温度を低下させたりすることは従
来より公知である。
かかる手段が採用される理由は、熱分解炉の燃焼帯にお
いては、しばしば1200℃以上に淵度が上昇してこれ
がクリンカ一の発生につながり、運転に支障をきたすか
らである。
いては、しばしば1200℃以上に淵度が上昇してこれ
がクリンカ一の発生につながり、運転に支障をきたすか
らである。
しかし水蒸気供給源としては従来より蒸気ボイラが使用
されている。
されている。
本発明によれば、蒸気ボイラの設置を不要ならしめ得る
にもかかわらず、熱分解炉燃焼帯温度を低減させるに必
要な水蒸気を熱分解炉へ送入することができる。
にもかかわらず、熱分解炉燃焼帯温度を低減させるに必
要な水蒸気を熱分解炉へ送入することができる。
以下本発明の実施例を説明する。第1図において、1は
熱分解炉、2は熱分解ガス燃焼装置、3は燃焼ガス冷却
塔、4はガス加熱式空気予熱装置、5は電気集塵器、6
は加湿装置である。
熱分解炉、2は熱分解ガス燃焼装置、3は燃焼ガス冷却
塔、4はガス加熱式空気予熱装置、5は電気集塵器、6
は加湿装置である。
熱分解炉1へはその上部より廃棄物(たとえば都市ごみ
)aが投入され、これが熱分解炭化物の燃焼熱により、
乾燥、熱分解する。
)aが投入され、これが熱分解炭化物の燃焼熱により、
乾燥、熱分解する。
熱分解ガスbは炉上部より導出され、燃焼装置2におい
て再燃焼用空気と混合され再燃焼せしめられる。
て再燃焼用空気と混合され再燃焼せしめられる。
燃焼装置2で発生した燃焼ガスCは冷却塔3へ送られ、
ここで冷却水dが噴射される。
ここで冷却水dが噴射される。
冷却塔3では燃焼ガスCが600〜250℃程度にまで
冷却され、その後予熱装置4へ送られる。
冷却され、その後予熱装置4へ送られる。
予熱装置4では、この燃焼ガスCが押込送風機7により
該予熱装置4に送入される空気eによって脱熱(熱交換
)される。
該予熱装置4に送入される空気eによって脱熱(熱交換
)される。
燃焼ガスCはその後電気集塵器5を経て、除塵後200
〜300℃で大気放出される。
〜300℃で大気放出される。
一方、予熱装置4で加熱された空気fは、200〜30
0℃で加湿装置6へ導入される。
0℃で加湿装置6へ導入される。
加湿装置6では、200〜300℃の空気fに加湿水g
が噴霧される。
が噴霧される。
加湿水gの噴霧によって空気fは加湿降温せしめられ、
次に燃焼用空気送入管8を通して熱分解炉1にその底部
より送入される。
次に燃焼用空気送入管8を通して熱分解炉1にその底部
より送入される。
加湿装置6での加湿水gの噴霧量の調整は、図示される
ように、加湿水gの供給路中に流量制御弁9を介在させ
、これを送入管8中に介在させた温度検出器10で制御
するようにする。
ように、加湿水gの供給路中に流量制御弁9を介在させ
、これを送入管8中に介在させた温度検出器10で制御
するようにする。
なお、図面上、加湿装置6は1つしか示していないが、
一段加湿のみでは十分な水蒸気を熱分解炉1へ送ること
ができない場合が多いので、加湿降温させた燃焼用空気
hを再び予熱装置4へ送って加熱後再加湿を繰り返すべ
く加湿装置6は複数個設けられている。
一段加湿のみでは十分な水蒸気を熱分解炉1へ送ること
ができない場合が多いので、加湿降温させた燃焼用空気
hを再び予熱装置4へ送って加熱後再加湿を繰り返すべ
く加湿装置6は複数個設けられている。
第2図は三段加湿によって確保される水蒸気量並びに燃
焼用空気の温度を示したものである。
焼用空気の温度を示したものである。
なお本図は120〜245K9水/ごみトン程度の水蒸
気を必要とする場合についてのものである。
気を必要とする場合についてのものである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、蒸気
ボイラの設置を不要ならしめ得るにもかかわらず、熱分
解炉燃焼帯温度を低減させるに必要な水蒸気を熱分解炉
へ送入することができる。
ボイラの設置を不要ならしめ得るにもかかわらず、熱分
解炉燃焼帯温度を低減させるに必要な水蒸気を熱分解炉
へ送入することができる。
したがって本発明に係る加湿装置はボイラを設置しない
プラント用に最適である。
プラント用に最適である。
また、複数個の加湿装置を備えているので、熱分解炉へ
複数段加湿による十分な水蒸気を送ることができ、もっ
て、熱分解炉の温度調整を確実に行うことができる。
複数段加湿による十分な水蒸気を送ることができ、もっ
て、熱分解炉の温度調整を確実に行うことができる。
第1図は本発明実施例説明図、第2図は高温度高湿度図
表である。 1・・・・・・熱分解炉、2・・・・・・熱分解ガス燃
焼装置、3・・・・・・燃焼ガス冷却塔、4・・・・・
・ガス加熱式空気予熱装置、6・・・・・・加湿装置、
7・・・・・・押込送風機、8・・・・・・燃焼用空気
送入管、9・・・・・・流量制御弁、10・・・・・・
温度検出器。
表である。 1・・・・・・熱分解炉、2・・・・・・熱分解ガス燃
焼装置、3・・・・・・燃焼ガス冷却塔、4・・・・・
・ガス加熱式空気予熱装置、6・・・・・・加湿装置、
7・・・・・・押込送風機、8・・・・・・燃焼用空気
送入管、9・・・・・・流量制御弁、10・・・・・・
温度検出器。
Claims (1)
- 1 熱分解炉から出る熱分解ガスを再燃焼後冷却した燃
焼ガスと該熱分解炉へ送入される燃焼用空気との間で熱
交換を行なわせる燃焼用空気予熱装置と、この予熱装置
から出る加熱された燃焼用空気を加湿降温させるととも
に、加湿降温させた燃焼用空気を再び前記予熱装置へ送
って加熱後再加湿を繰り返す複数個の加湿装置と、これ
ら複数個の加湿装置によって複数段加湿された燃焼用空
気を前記熱分解炉に送り込む燃焼用空気送入管とを備え
たことを特徴とする熱分解炉の温度調整用加湿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1518080A JPS597888B2 (ja) | 1980-02-08 | 1980-02-08 | 熱分解炉の温度調整用加湿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1518080A JPS597888B2 (ja) | 1980-02-08 | 1980-02-08 | 熱分解炉の温度調整用加湿装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56113915A JPS56113915A (en) | 1981-09-08 |
JPS597888B2 true JPS597888B2 (ja) | 1984-02-21 |
Family
ID=11881617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1518080A Expired JPS597888B2 (ja) | 1980-02-08 | 1980-02-08 | 熱分解炉の温度調整用加湿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597888B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63172684U (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-09 | ||
JPH01137287U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-20 | ||
JPH0529914Y2 (ja) * | 1987-01-21 | 1993-07-30 | ||
JPH0529913Y2 (ja) * | 1987-01-21 | 1993-07-30 | ||
JPH0529912Y2 (ja) * | 1986-09-19 | 1993-07-30 |
-
1980
- 1980-02-08 JP JP1518080A patent/JPS597888B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529912Y2 (ja) * | 1986-09-19 | 1993-07-30 | ||
JPH0529914Y2 (ja) * | 1987-01-21 | 1993-07-30 | ||
JPH0529913Y2 (ja) * | 1987-01-21 | 1993-07-30 | ||
JPS63172684U (ja) * | 1987-04-30 | 1988-11-09 | ||
JPH01137287U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56113915A (en) | 1981-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5130292B2 (ja) | 電力発生装置を制御する方法及び該方法において使用する装置 | |
KR20080014784A (ko) | 코크스로용 연소 공기 공급 시스템 | |
US4168951A (en) | Method of sintering and apparatus for carrying out the method | |
US3818682A (en) | Flue gas temperature control system | |
JPH0126447B2 (ja) | ||
JPS597888B2 (ja) | 熱分解炉の温度調整用加湿装置 | |
CN102732276A (zh) | 一种稻壳直燃联产碳化稻壳装置 | |
JPH0422615B2 (ja) | ||
CN207702483U (zh) | 一种固体废弃物干化炭化燃烧控制系统 | |
CN2937845Y (zh) | 一种活性炭炭化炉尾气余热利用装置 | |
CN209522820U (zh) | 一种水冷壁气化炉的烘炉系统 | |
JPS60188489A (ja) | コ−クスを乾燥冷却する際ガスによつて発生する顕熱の利用法 | |
JP2936914B2 (ja) | 石炭調湿設備の調湿炭の水分制御方法 | |
JPS63139987A (ja) | オイルシエ−ル乾留方法及びその装置 | |
JP3737162B2 (ja) | 活性炭の製造方法及び装置 | |
JPH08159436A (ja) | 廃棄物溶融炉の燃焼制御方法 | |
US812786A (en) | Heat-recuperator for cement-kilns. | |
US1028030A (en) | Means for economizing heat. | |
CN2237826Y (zh) | 一种可控式余热低温回火炉 | |
JPS6347770B2 (ja) | ||
JP2512567B2 (ja) | コ―クス炉装入炭調湿設備の湿炭水分調湿方法 | |
SU1366795A1 (ru) | Пылесистема | |
NO940346D0 (no) | Fremgangsmaate og innretning for produksjon av damp i et varmekraftverk | |
CN101592437B (zh) | 一种磁性材料的烧结系统 | |
JP3872418B2 (ja) | リサイクル装置 |