JPS5978854A

JPS5978854A - 印刷機におけるインキ供給量調整装置

Info

Publication number: JPS5978854A
Application number: JP57188649A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Masuda; 増田　俊朗; Shosuke Fujio; 藤生　昌介; Toshiji Fujita; 藤田　利治; Masaki Nojima; 野島　正樹; Akihide Saito; 斎藤　明秀
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1982-10-27
Filing date: 1982-10-27
Publication date: 1984-05-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は印刷用版材上の絵柄面積情報をもとに印刷機の
対応するインキ壺の分割インキキーのキー開度をあらか
じめ設定することにより、印刷機準備時間の減少、損紙
率の低減を得ようとする印刷機のインキ供給量調整装置
に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来のインキプリセットシステムにおける絵柄面積率、
キー開度変換装置の考え方は、たとえば第１図に示すよ
うに印刷機のインキ壺１に設けられた多数個の分割イン
キキー２と印刷用版材５の絵柄を該分割インキキーに対
応したシー７３における絵柄面積率を１対１に対応させ
、任意の関数Ｇｎ　＝ｆ　（Ｓｎ）にて分割インキキー
２・・・のキー開度を制御していた。ここでＧｎはｎ番
目の分割インキキー２のキー開度（インキ元ロール４と
分割インキキー２のギャップ）、Ｓｎはｎ番目のゾーン
３の絵柄面積率であり　、ｆｕ）は第２図に示すような
切れ線近似が一般的であな。

ところが、この方法では印刷機のインキング機構の持つ
特性により不都合を生じていた。これは一般の印刷機が
第３図に示すようにインキング機構として多数本の金属
ロール及びゴムロールを組合わせた構造で、複数の横転
ロール８を介して、インキ着はロール７により、版胴６
上の版面にインキを供給することに起因している。

この横転ロール８・・・の影響を見るだめの単純なモデ
ルを第４図に示す。このモデルではインキ元ロール４上
にステップ関数的に与えられたインキが横転ロール８・
・・を経ることにょシ・次の練りロールに正弦関数的な
皮膜厚さに変化することを示している。実際には第３図
で既に述べたように、通常のインキング機構では複数の
横転ロール８・・・を有しているため、版面に与えられ
るインキ皮膜は、正弦関数を重ね合わせた形でさらにす
そが引っばられた形になってしまう。

このため、インキプリセットシステムにおいて、印刷用
版材の絵柄面積率を正確に測定し、インキ元ロール４で
のインキキー開度を調整してやっても、面積率とインキ
キー開度が１対１に対応する限り、実際の版面では非常
に大きな誤差を有してし１う。特にこの傾向はオフ輪に
比べて、枚葉印刷機において顕著である。その理由は、
横転ロール８の本数、横転量、横転頻度等の差にあると
いえる。１例として、横転ロール８の本数では、オフ輪
４本（各インキノ母スで２本）、枚葉５本（各インキ・
臂スで３本）、横転頻度では版胴１回転に対して、オフ
輪１／６往復、枚葉１／２往復という差がある。

〔発明の目的〕

本発明は以上述べた従来のインキプリセットシステムの
欠点を補うため、横転ロールの影響を補正する機能を有
する印刷機のインキ供給量調整装置を提供するものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の１実施例について、第５図乃至第７図に
もとづいて説明する。第５図囚に示すように分割インキ
キー２・・・からインキ元ローラ４に転移したインキ皮
膜の厚さは、階段状に、インキキー開度に比例した値と
なる。ところが、インキ着口−２７・・・上で必要とさ
れるインキ膜厚は、第５図（Ｂ）に示すように不規則な
波形でおり、これは正弦関数の重ね合わせに他ならない
。このため、従来の各インキキー開度を印刷用版材５の
各ゾーン３・・・の絵柄面積率に１対１に対応させる変
換方法では十分に機能しないのである。ここで、第１の
条件として、印刷用版材５上のインキ消費量は、印刷用
版材５の絵柄面積率に関係すると考えた時、印刷用版材
５の各ゾーン３・・・に必要なインキ供給量は次式で表
される。

−Ｉｎ　＝　ｆ　１　（Ｓｎ）ただし、Ｉｎ；ｎ番ゾーンで必要なインキ供給量Ｓｎ；
ｎ番ゾーンの絵柄面積率ｆｌ；インキ量と面積率の関数ただし、ｆｌは一般的には第２図に示したような複数の
折れ線連結の関数といえる。

次にインキ元ローラ４上でステップ的に供給されたイン
キ皮膜が横転ロール８・・・全経ることによる変化は次
式で与えられる。

Ｉ＝ｆ２　（Ｉｉｎ）　ｍ　ｆｓ　（ａｂｅ）ただし、
工；横転ロールを経た後のインキ量Ｉｌｎ；インキ元ロ
ーラ上のインキ量（ｎ番目のキーに対応した）ａ；インキノ千ス上の横転ロール本数ｂ；横転ロールの横転頻度Ｃ；インキ／？ス長の版胴周長に対する比＼ｆ２；インキの横転量による確率ｆｓ；横転頻度による確率以上より、Ｉ　＝　ＩｎとなるようにＩｌｎを設定する
ことがインキプリセットの際の必要条件となる。ただし
、他にインキ粘度変化、水等の影響があるため、完全で
はない。

以上に述べた系において、自動制御を簡便化するために
、インキキー幅毎のステップ関数と印刷用版材５上のゾ
ーン３・・・毎の絵柄面積率に対して、−次近似を行な
う。

１例として、インキキー幅３０先、横転量士６０′Ｘ、
横転頻度１／６　（対版胴）、横転ロール本数（インキ
パス上）３本、インキノ母ス長の版胴局長比１．５のケ
ースを考えてみる。第６図（４）に示すようにｎ番目の
キー２から供給されたインキ量Ａｎは、１回の横転で、
横転変位が正弦振動の場合、第６図（Ｂ）に示すように
正弦関数となるが、これを−次近似した形は第６図のよ
うになる。つまり、ｎ番目のインキキーより供給された
インキ量Ａｎは、積分値の演算によ、り、（ｎ−２）番
目のゾーンに０．０５Ａｎ　、　（ｎ−１）番目のゾー
ンに０．２６Ａｎ、ｎ番目に０．３８Ａｎ、　（ｎ　＋
１　）番目に０．２６Ａｎ　、　（ｎ　＋２　）番目に
０．０５Ａｎ供給されることとなる。更に、横転頻度等
のファクターは（横転頻度）×（ロール本数）×（イン
キノやス長の比）　＝　１／６　Ｘ　３　Ｘ　１．５＝
０．７５とな９、このため実際に印刷用版材５上に供給
されるインキ皮膜厚は、第６図（Ｃ）に示すステップ状
関数に確率変数ｆｓ（０，７５）を乗じた形で表され、
第６図（Ｄ）に示すように、（ｎ−２）番目のゾーンに
０．０４Ａｎ、　　（ｎ　−１）番目のゾーンに０．２
０Ａｎ。

ｎ番目のゾーンに０．５２Ａｎ、　（ｎ＋１）番目のゾ
ーンに０．２０Ａｎｘ　（ｎ＋２　）番目のゾーンに０
．０４Ａｎのインキ量となる。

ここで、ｎ番目のゾーンに必要なインキ量ＩｎはＩｎ　
””　ｆ　ｒ　（Ｓｎ）・・・■とＳｎの関数であるこ
とは既に述べた。更にインキ元ローラ４上のインキはｎ
番目のインキキーのキー開度、ｆ４はインキ量を決定す
る関数、ただし、インキ皮膜分割論よ、り　、■ｉｎ＝
　１７２　Ｇｎというのが一般的でおる。

また、事例で述べたようにＩｉｎをＡｎと置き換えれば
、事例の場合のＩｎは以下の式よシ求められる。

ｌｎ＝０．０４Ｉｉ　（ｎ−２）＋０．２１１　（ｎ−
１）十〇、５２　Ｉｉｎ＋０．２　Ｉｔ　（ｎ＋１　）
十０．０４　Ｉｉ　Ｃｎ＋２　）　　　　　　　”’■
以上、■、■、■式よシ、ＧｎはＳｎの関数として表さ
れる。次にこのモデルに従って、実際に絵柄面積率とイ
ンキキー開度を変換する装置を図に従って説明する。

第７図は本装置の回路構成を示すブロックダイアダラム
を示す。

入力された印刷用版材５の絵柄面積率Ｓｎはｎ個の用意
された第１のメモリ９に記載される。

また、インキキー個数、横転ローラ８による加重平均の
ための定数を記憶する第２メモリー１０が別に設けられ
、各々のデータは初期設定されている。演算部１１の手
前に設けられたバッファ１２に順次送られた、絵柄面積
率Ｓ１＋８２　、・・・Ｓｎに従い、Ｉｎ　＝　Ｆ　’
（Ｓｎ）ただしＦ−１はｆ２　・ｆ３　・ｆ４の逆関数
という関係に基づき、計算を簡略化するため、Ｓｎ＝α
ｌＩｎ−１＋α２■。

十α３Ｉｎ＋１（ただし、α１＝α２）とすると実例で
はＩｎ＃０．２５Ｓｎ−＋　＋０．５Ｓｙ、＋０．２５
８ｎ−１−１で近似可能であるため、加重平均演算を行
った結果を１．、Ｉ、、　・　Ｉ、とし、更にＧｎ＝　
ｆ　ｔ　（Ｉｎ）となる変換回路１３を経て、インキキ
ー開度Ｇｎの値は第３のメモリ、−３，１４に記憶され
ている。

このインキキー開度Ｇｎが、インキプリセットシステム
を制御する情報となる。

９− なお、本発明は上記１実施例の回路構成に限られず、マ
イクロコンピュータ等を利用したプログラム化された演
算システムを用いた方法でもよい。この場合には定数の
変換、多機槽への対応性の点で有利な点が多い。特に、
横転ローラ８の特性に従った係数を複数記憶したり、演
算するためには有利な点が多い。

〔発明の効果〕

以上より、本発明は従来のインキプリセットシステムの
手法に比べて、横転ローラの特性の補正が可能であるた
め、よシ正確な制御が可能となシ、特に横転頻度の高い
枚葉印刷機でその効果が大である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は従来例を示すもので、第１図（イ）
は・インキ供給部を示す平面図、第１図（ロ）は印刷用
版材の分割インキキーに対応したゾーンを示す平面図、
第２図はインキキー開度と絵柄面積率との関係を示すグ
ラフ図、第３図はインキング機構を示す構成図、第４図
はイン１０− キ転写時の変化を示す説明図、第５図乃至第７図は本発
明の一実施例を示すもので、第５図（４）は分割インキ
キーからインキ元ローラに転移したインキ皮膜の厚さを
示す断面図、第５図（Ｂ）はインキ着ローラ７上におけ
るインキ膜厚を示す断面図、第６回込）〜υ）はインキ
供給量の補岑を示すグラフ図、第７図は本発明の回路構
成を示すブロックダイアダラムである。１・・・インキ壺、２・・・分割インキキー、８・・・
横転ロール、５・・・印刷用版材、１０・・・補正機能
（第２メモリー）。出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第１図（イ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ロ
）第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　印刷機インキ壺の分割インキキーのキー開度
全印刷機に装着する印刷用版材の該分割インキキーに対
応するゾーンの絵柄面積率によってあらかじめ設定し、
前記印刷機インキ壺から送られるインキを横転ロールを
有したインキング機構により前記印刷用版材に供給する
ものにおいて、前記印刷機のインキング機構における横
転ロールの本数、横転量、横転頻度による影響を補正す
る補正機能を有したことを特徴とする印刷機におけるイ
ンキ供給量調整装置。
（２）補正機能は、変換対象であるインキキーに対応す
る絵柄面積率及び該インキキーに隣接するインキキーに
対応する複数の絵柄面積率の加重平均値をもとにした関
数であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
印刷機におけるインキ供給量調整装置。１−