JPS5978598A - 電磁波遮蔽繊維板の製造方法 - Google Patents

電磁波遮蔽繊維板の製造方法

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JPS5978598A
JPS5978598A JP18811982A JP18811982A JPS5978598A JP S5978598 A JPS5978598 A JP S5978598A JP 18811982 A JP18811982 A JP 18811982A JP 18811982 A JP18811982 A JP 18811982A JP S5978598 A JPS5978598 A JP S5978598A
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electromagnetic wave
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秦 邦男
梅田 貞夫
川口 皓二
岡田 秀機
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Jujo Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は木質バルブ等の植物繊維材料を主原料とする繊
維板に関し、詳細には繊維板中及び/又はその裏面に金
属材料の分散層を形成することによって、電磁波遮蔽性
を付与した繊維板に関するものである。
高密度集積回路技術の急速な発達により、コンピュータ
ー、電子キャッシュレジスター、ディジタル時計、電卓
、ワードプロセンサー、テレビゲームなどにみられるよ
うに、ディジタル電子機器が広範囲に使用されるように
なってきた。この次め一方で、これらのディジタル電子
機器から発生する電磁波によるラジオやテレビの受信障
害、コンピューター制御への障害が大きな問題になって
いる。
均一なスラリーを常法により抄紙した電磁波シールド紙
を提案し之。このシールド紙は上述のディジタル機器や
、モーター等から発生する電磁波を遮蔽する効果がある
ため、これらの収容ケースとして使用することができる
その後、更に研究を進めた結果、繊維状、粉末状又は薄
片状の金属材料を水分散性繊維中に、単に分散混合する
のではなく、繊維板に金属材料の密なる分散層を形成す
ると遮蔽効果を犬きく向上させることができるとの知見
を得て、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、
植物繊維材料を主原料とする繊維層と、繊維状、粉末状
又は薄片状の金属材料の分散層とを、積層又は貼合せて
なる電磁波遮蔽繊維板を提供するものである。
本発明により電磁波遮蔽効果が向上する理由は、金属材
料を単に分散混合しfc場合には、電磁波に対する透き
間が多くなり漏れを生じ易いが、金属材料を集中し高密
度の分数層を形成することにより、電磁波の漏れを防ぐ
ことができるため七考えられる。従って、同量の金属材
料を使用した場合には顕著な差となって表われる。
更に、金属利料を単に混合抄紙すると、金属材料が繊維
板表面にも露出する為、材料の落ちこぼれがみられ、又
、塗料や顔料を塗装加工する場合に、塗りムラが生じた
り、金属材料が繊維の場合は触れると皮膚に痛みや痒み
を感じたりするが、繊維板の裏面側に金属材料分散層を
形成することによって、更には金属材料分散層を中間層
として構成することに工って、この工うな欠点も解消で
きる。
本発明に係る繊維板は、通常次のようにして製造される
。まず金属材料にパルプや水に分散可能な合成繊維など
を加え、金属シートを作製する。
この金属シートを別に作製したバルブシートと交互に重
ね合せることによって、バルブシート層と金属材料層と
の積層板を形成し、脱水プレス、乾燥することによって
製造される。冑、積層する為に生じる強度不足や層間剥
離の防止策としては、結合剤を適量添加すれば良い。
本発明に使用する植物繊維利料としては、木材、木綿、
わら、竹、バガス、麻、黄麻、緒、雁皮、みつまた、粕
などから作るパルプ又は繊維などであり、並びKそれら
の故紙バルブ又は繊維を例示することができる。
又、結合剤は繊維板強度特に、層間剥離強度の向上を目
的として必要に応じて使用されるが、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニル
アルコール、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂
、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂など
の合成高分子物質、天然ゴム、合成ゴム及びそれらのエ
マルジョン分散体、澱粉、ゼラチンなどの天然高分子物
質などの有機接着剤の他に水ガラス、ポリリン酸アルミ
ニウムなどの無機接着剤を使用しても良い。
更に金属材料としては鉄、ニッケル、鉛、亜鉛、アルミ
ニウム、銅などやステンレスやしんちゅうなどの合金を
例示することができ、これらの金属材料を2種以上併用
しても良い。金属材料の配合割合は、繊維板全体として
は植物繊維材料100重量部に対して3〜150重量部
とするのが望ましい。3重量部未満では遮蔽効果が殆ど
無く、150重量部を越えると繊維板製造が難しくなる
この配合割合を金属材料の分散層のみについてみを加え
る。又、金属繊維の大きさは平均繊維長01〜4朋、平
均繊維径5〜60μ、金属粉末の径 大きさは平均粒度lμ〜3朋、金属薄片の大きさは平均
面積α5〜i o o mm”、平均厚1〜100μ程
度のものが、金属材料シー)Th抄紙する際、均一分散
性が良好なことからみて好適である。同、金属材料を高
配合する場合には、多層砂金せ式(メイキングロール)
抄紙機を使用すふこともできる0 本発明に係る繊維板の繊維層或い暑ま金属材料分散中に
は、上記の他に、動物繊維、鉱物繊維、合成バルブ、合
成繊維などを添加しても良く、特にフェライトなどの磁
性物及び炭素繊維や粉末e)添加によって遮蔽効果を向
上することができる。
又、ポリリン酸アンモニウシヨ有機ノ・ロゲンイヒで、
繊維板の難燃化も可能である。尚、歩留り(lン向上、
排水の改善並びに製品の湿潤強度を増大するために、凝
集剤に使用することが望ツしい。凝集剤トしては、硫酸
バンド、ポリ塩化アルミニウム、活性シリカ、塩化第一
鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄などの無機凝集剤やアルギ
ン酸ソータ゛、ポリエチレンイミン、ポリアミン、澱粉
、ゼラチン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアミ
ド、ポリエチレンオキサイドなどの有機(高分子)凝集
剤を例示することができる。
以下に本発明1に実施例及び比較例によってH見間する
。同、説明中、部は固形分の重量部を示す。
〔実施例1〕 平均繊維長3開、平均径25μのアルミニウム繊維70
部を予め水中に分散しておき、ラボミキサーで攪拌しな
がら(1葉樹未晒硫酸塩パルプCN [I K P、カ
ナダ標準フリーネス450m1)30部を加えて濃度2
%の紙料スラリーヲ調成した、この紙料スラリーヲ固形
分で4II採り、TAPPT式手抄ノートマシンで抄紙
し、ウェットシートを2枚作製した。次に、へしIKP
KPO2部紙料スラリーを固形分で16g採り、同様に
手抄を行ないウェットシートを3枚作製した。これらの
シートを表裏面がバルブシートになるように交互に積層
し、60 meshの2枚のプラスチックワイヤーで両
面を挾み、荷重a5ψ億 で5分間プレス脱水した。そ
の後ステンレス金属プレートにシートを張付け、荷重1
okg/c++!で再度5分間プレスし、50℃で3時
間乾燥し、電磁波遮蔽繊維板を得た。
〔比較例1〕 実施例】と同じアルミニウム繊維】]部を予め水中に分
散しておき、ラボミキサーで攪拌しながらNLTKP1
00部を加えて調成した覧2%紙料スラリーを、固形分
で56.li’採り、i’ A P P I式手抄シー
トマシンで抄紙し、ウェットシートを作製した。次に6
0 meshの2枚のプラスチックワイヤーで両面を挾
み、荷重R5kg/cf で5分間プレス脱水した。そ
の後、ステンレス金属プレートにシートを張付け、荷重
10kg、乙ゴで再度5分間プレスし、50℃で3時間
乾燥し、繊維板を得た。
〔実施例2〕 平均面積6πf、厚さ3μのアルミニウム金属箔70部
を予め水中に分散しておき、実施例1で用いたNUKP
30部を加え、更に結合剤とじてアクリル酸エステル1
0部を添加して、ラボミキサーで5分間攪拌した後、ポ
リ塩化アルミニウム5抄シートマシンで抄紙し、ウェッ
トシートを作製した。次に、同じNU’KP50部と広
葉樹未晒硫酸塩パルプ(L U K P、カナダ標準フ
リーネス350d)50部とを混合した2%紙料スラリ
ーを固形分で12g採り、同様にしてウェットシート2
枚を作製した。前者の金属箔を分散したウエソトシート
ヲ後者のウェットシート2枚の1司に挾み、実施例1と
同様に脱水、乾燥して電磁波遮蔽繊維板を得た。
〔比較例2〕 実施例2で用いたアルミニウム金属箔10部を予め、水
中に分散しておき、NLIKP52部、L]、LIKP
48部を加え、更にポリアク1ノル酸工ステルL6部を
添加してラボミキサーで5分間攪拌した後、ポリ塩化ア
ルミニウムα8部を加えて、2%の紙料7、ラリ−を調
成した。こC)紙料ステ1ノー128g採り、比較例1
と同条件で電磁波遮蔽繊維板を作製した。
〔実施例3〕 平均繊維長3門、平均径30隨のしんちゅう繊維80部
を予め水中分散しておき、ラボミキサーで攪拌しながら
、平均繊維長3 II、平均径2μC〕ポリビニルアル
コール(PVA)繊維20部を加えて調成した丸2チ紙
料スラリーヲ固形分で2g採り、TAPPI式手抄シー
トマシンで抄紙し、ウェットシートを作製した。次に実
施例1で用いたN U K P単独の2%紙料スラIJ
−4、固形分で3g採り、同様にしてウェットシート2
枚會作製した。前者の金属繊維を分散したシートを、後
者のシート2枚に挾み、実施例1と同様に繊維板を作成
した。更に繊維板の強度を向上させるために、温度10
0°C1荷重50 kg/crI−で5分間ホットプレ
スして、PVA繊維を熔融させ電磁波遮蔽繊維板を得た
〔比較例3〕 実施例3で用いたしんちゅう繊維27部、及びPVA繊
維7部をそれぞれ予め水中に分散しておき、次にNUK
P100部にラボミキサーで攪拌しながら加えて濃度2
%の紙料ステ1ノーを調成した。この紙料スラリー4−
28g採り、比較例1と同条件で繊維板を作製し、更に
温度100°c、pr重50 kl?/c++fで5分
間ホットプレスして繊維板に1qた。
〔実施例4〕 丸網抄紙機の3基のシリンダーバットA 1〜3に対し
、表面層になるA、 1と裏面層になる扁3には、実施
例1で用い7cNUKP50部と脱墨パルプ(DIP、
カナダ標準フリーネ7.70 Tnl ) 50部を混
合した紙料スラリーを入れ、中芯になるA2には粒径5
μの銅粉末’75部、同じNUKP l 0部、スチレ
ンブタジェン(3B Il、 )ラテックス15部、硫
酸バンド4部を使用して、実施例2と同様に調成したス
ラリーを入れた。この丸網抄紙機により3層を砂金せた
電磁波遮蔽繊維板を得た。
〔比較例4〕 実施例4と同じN LT K P 52部、DIP48
部、銅粉末36部、S B 17部、硫酸バンド2部を
用いて紙料スラリーを調成した。このスラリーを実施例
4で使用した丸網抄紙機のA1〜30バットに入れ、同
様に抄造して繊維板を得た。
上記の実施例及び比較例で得らnた各繊維板について、
下記の品質評価を行なった。
1)坪  量 :JIS  P8124に従った。
2)厚  さ :JIS  P8118に従った。
3)引張強度 :JIS  02315に従つ次。
4)電磁波遮蔽性 =1而を開口した鉄鋼製ケース内に
3V乾電池動作の整流子モーターを収納して、その開口
面を試料釦より密閉し、これより】OclrLMれた所
にアンテナを置いたテレビの画像の乱fL(チラチラの
発生度合)′5c次の基準で評価した。
(0・・・・・・全然乱れない。
O・・・・・・少し乱れる。
Δ・・・・・・かなり乱れる。
品質評価の結果を各繊維板の配合とともに第゛1表に示
し几。
/ // /′ 第1表から、積層構造にして金ハ材料を集中させた実施
例は、同じ原料配合の比較例より明らかに電磁波遮蔽性
が向上していることが判る。
特許出願人 十條製紙株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  M物繊維材料を主原料とする繊維層と、繊維
    状、粉末状又は薄片状の金属材料の分散層とを積層又は
    貼合せてなる電磁波遮蔽繊維板。
  2. (2)金属材料の分散層中、金属材料が5重量%以上で
    ある特許請求の範囲第1項記載の電磁波遮蔽繊維板。
JP18811982A 1982-10-28 1982-10-28 電磁波遮蔽繊維板の製造方法 Granted JPS5978598A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6282795U (ja) * 1985-11-12 1987-05-27
JP2021158175A (ja) * 2020-03-26 2021-10-07 北越コーポレーション株式会社 電磁波吸収体およびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5596698U (ja) * 1978-12-25 1980-07-04

Patent Citations (1)

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