JPS5978157A - アスコクロリン類縁体 - Google Patents

アスコクロリン類縁体

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JPS5978157A
JPS5978157A JP19058082A JP19058082A JPS5978157A JP S5978157 A JPS5978157 A JP S5978157A JP 19058082 A JP19058082 A JP 19058082A JP 19058082 A JP19058082 A JP 19058082A JP S5978157 A JPS5978157 A JP S5978157A
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Kenji Mori
謙治 森
Takafumi Fujioka
藤岡 孝文
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なアスコクロリン類縁体、さらに詳しくは
、一般式 〔式中、波線1はシス、トランス両異性体を示し、kl
はオキソ基または低級アルキレンジメキシ基、k2はテ
トラヒドロピラニルオキシ基、水酸基、低級アルカノイ
ルオキシ基、ハロゲン原子、式で示される基を意味する
〕 で示されるアスコクロリン類縁体に関する。    ゛
アスコクロリンは天然物から抽出され、その化学名は2
,3.4−)ジメチル−3−〔3−メチル−5−(2,
6−シヒドロキシー3−クロロ−4−メチル−5−ホル
ミルフェニル)−1E、3E−ペンタジェニル〕シクロ
ヘキサノンであって、次の構造式 で示されるトランス体化合物である(The Jour
nalof Antibiotics、Vol、21 
(NO,9) 、 540頁および545頁(1968
年9月)、同Vo1.22(Nn10)、511頁(1
969年10月)を参照)。
本発明の上記一般式(I)の化合物はこのアスコクロリ
ンの類縁体であり、アスコクロリンの構造異性体(シス
体)も含み、本発明者らにより初めて合成された新規化
合物である(なお、本発明の化合物(rx天然のアスコ
クロリンと異なり4位の不斉炭素のラセミ体である)。
本発明のアスコクロリンシス体異性体は抗ウィルス活性
を有し、抗ウィルス剤として有用であり、また他の化合
物はそのシス体異性体ならびに対応するトランス異性体
の合成中間体として有用である。
前記一般式(I)において、R1で示される低級アルキ
レンジオキシ基としては代表的には、エチレンジオキシ
が挙げられ、R2で示される低級アルカノイルオキシ基
としてはホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニ
ルオキシ、ブチロイルオキシ基など、またハロゲン原子
としてはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子
が含まれる。
本発明の化き物は種々の方法で製造され得るが、好まし
い方法としては以下の反応式で示される方法がある。
〔反応式−■〕
(■)        (■) 0 (VI)          (Ia)〔式中、波線は
前記に同じ、THPOはテトラヒトピラニルオキシ基を
意味する〕 上記反応式−■に示すように、3−メチルベント−2−
エン−4−イン−1−オール(II)に不活性溶媒中適
当な酸性触媒の存在下にジヒドロピランヲ反応すセて3
−メチルベント−2E−エン−4−イン−1−オールテ
トラヒドロピランエーテル(III)を得る。用いられ
る不活性溶媒としては塩化メチレン、クロロホルムなど
のハロゲン化炭化水素類、メチルエーテル、エチルエー
テルなどのエーテル類が挙られ、酸性触媒としては塩酸
、硫酸などの無機酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸な
どの有機酸が挙げられる。
上記化合物(III)を常法によりヒトロスタネ−ジョ
ンを行ない、ついで水素化ト’J (n+−ブチル)す
すなどを作用させ、さらにn−ブチルリチウムなどで金
属交換後、銅複塩に導き、これに3,4−ジメチルシク
ロヘキセンを作用させて3,4−ジメチル−3−(3−
メチル−5−テトラヒドロピラニルオキシ−IE、3E
Z−ペンタジェニル)シクロヘキサノン(IV)を得る
この化合物(IV)を、ベンゼンなどの適当な溶媒中、
水素化す) IJウムなどの強塩基の存在下にギ酸メチ
ルエステル、ギ酸エチルエステルなどのギ酸エステルを
作用させて3,4−ジメチル−6−ヒドロキシメチレン
−3−(3−メチル−5−テトラヒドロピラニルオキシ
−IE、3EZ−ペンタジェニル)シクロヘキサノン(
V)を得る。
この化合物(v)にテトラヒドロフランなどの適当な溶
媒中、ヨウ化メチル、ジメチル硫酸などのメチル化剤を
反応させて2,3.4−)ジメチル−6−ヒドロキシメ
チレン−3−(3−メチル−5−テトラヒドロピラニル
オキシ−1E、3EZ−ペンタジェニル)シクロヘキサ
ノン(VI)を得る。
ついで該化合物(VI)を水酸化ナトリウムなどを用い
て加熱分解して、本発明の化合物の1種である2、 3
.4−トリメチル−3−(3−メチル−5−テトラヒド
ロピラニルオキシ−IE、3EZ−ペンタジェニル)シ
クロヘキサノン(Ia )が得られる。
上記の方法で得られる化合物(Ia )は下記反応式で
示される方法により本発明の他の化合物に誘導されうる
〔反応式−■〕
0 (Ia)         (Ib) 〔式中、波線およびT i(P Oは前記に同じ、RC
Oは低級アルカノイル基、Aはエチレンなどの低級アル
キレン基を意味する〕 上記反応式−■において、化合物(Ia )を適当な不
活性溶媒中で酸性触媒の存在下に処理して本発明の化合
物の1種である2、3.4−1−ジメチル−3−(3−
メチル−5−ヒドロキシ−IE、3EZ−ペンタジェニ
ル)シクロヘキサノン(Ib)が得られる。用いられる
不活性溶媒としては水、メタノール、エタノールなどの
低紗アルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル類などが挙げられる。酸性触媒として(d
塩酸、硫酸などの無機酸、酢酸、p−トルエンスルホン
酸などの有機酸が含まれ、それらの使用量はとくに限定
されないが通常過剰量が用いられる。上記反応は室温〜
70°C程度、好ましくは30〜60°Cにて1〜5時
間程度で完了する。
該化合物(Ib)を低級アルカノイル化1〜で対応する
他の化合物の2.3.4−)ジメチル−3−(3−メチ
ル−5−1氏級アルカノイJレオキシーIE。
3EZ−ペンタジェニル)シクロヘキサノン(IC)を
得る。この反応は通常のアシル化反応の条件下に行なわ
れ、適当な不活性溶媒中または無溶媒下、塩基性化合物
の存在下に低級アルカン酸の反応性誘導体、例えば低級
アルカン酸無水物またはハライドを作用させる。不活性
溶媒としては塩化メチレン、クロロホルムなどのハロゲ
ン化炭化水素類、ピリジンなどが挙げられ、また塩基性
化合物としては酢酸ナトリウムなどのアルカリ金属化合
物、トリエチルアミン、ピリジンなどの第三級アミン類
が挙げられる。用いられる低級アルカン酸の反応性誘導
体は化合物(Ib)に対し少なくとも等モル量、通常過
剰量で使用する。上記反応は通常0〜50°C1好まし
くは室温付近にて、1〜18時間程度で完了する。
上記化合物(IC)に、無溶媒まだはクロロホルム、塩
化メチレンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼンなど
の芳香族炭化水素類などの適当な不活性溶媒中、無水パ
ラトルエンスルホン酸、硫酸などの酸触媒およびメタノ
ール、エタノールなどの低級アルコールの存在下に、低
級アルキレンジオキシ化剤を作用させて、対応する1、
1−低級アルキレンジオキシー2,3.4−トリメチル
−3−(3−メチル−5−低級アルカノイルオキシ−I
E、3EZ−ペンタジェニル)シクロヘキサン(Id)
を得る。
用いられる低級アルキレンジオキシ化剤としては、例え
ば、一般式 〔式中、Aは前記に同じ、k′はメチル、エチル、プロ
ピルなどの低級アルキル基を意味する〕で示される化合
物が挙げられる。この低級アルキレンジオキシ化剤の使
用量は化合物(IC)に対して少なくとも等モル量、通
常過剰量である。
まだ低級アルコールの使用量は化合物(IC)に対して
過剰量、好ましくは1〜1.2倍モル量程度である。上
記反応はO〜50°C程度、好ましくは室温付近にて2
〜6日間日間例て完了する。
上記化合物(Id )は以下の反応式で示すように、加
水分解後、シスおよびトランス体に分割され得る。
〔反応式−■〕
〔式中、波線、RおよびAは前記に同じ〕化合物(Id
 )を通常のエステル加水分解反応の条件下に加水分解
して対応する1、1−低級アルキレンジオキシー2,3
.4−トリメチル−3−(3−メチル−5−ヒドロキシ
−IE、3EZ−ペンタジェニル)シクロヘキサン(I
e、)を得る。すなわち、化合物(Id )を通常の不
活性溶媒中、塩基性化合物で処理する。不活性溶媒とし
ては水、メタノール、エタノールなどの低級アルコール
類が挙げられ、塩基性化合物としては、水酸化す) I
Jウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、
水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなどのアルカリ
土類金属水酸化物、またはアルカリ金属またはアルカリ
土類金属の炭酸塩などの弱酸塩が挙げられる。上記反応
は0〜50°C1好ましくは室温にて1〜18時間程時
間性なわれる。
化合物(Id )から化合物(Ie)を得るには、上記
加水分解方法の能に、水素化アルミニウムリチウムを作
用させる通常のエステル還元方法、まだはグリニヤ試薬
を用いるアルコール製造方法の反応条件を適用すること
もできる。
上記得られた化合物(Ie)はシスおよびトランス両異
性体の混合物として得られるが、通常の分離手段により
各異性体、すなわち、トランス体の1.1−低級アルキ
レンジオキシ−2,3,4−トリメチル−3−(3−メ
チル−5−ヒドロキシ−IE、3E−ペンタジェニル)
シクロヘキサン(Ie−1)およびシス体の1,1−低
級アルキレンジメキシー2.3.4−)リメチル−3−
(3−メチル−5−ヒドロキシ−IE、3Z−ペンタジ
ェニル)シクロヘキサン(Ie−2)に分離される。
この分離手段としては、シリカゲル、アルミナなどを担
体とする中圧または高圧液体クロマトグラフィなどが挙
げられる。
上記分離された各異性体からさらに本発明の他の化合物
に導かれる。例えば化合物(Ie−1)から下記反応式
(で示す方法で種々の化合物が製造される。
〔反応式−■〕
ノ覧 (Ie−1)            (If)〔式中
、Aは前記に同じ、Xはハロゲン原子を意味する〕 化合物(Ie−1)の水酸基を活性化したのち、適当な
不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下にハロゲン化剤を
作用させれば、1,1−低級アルキレンジオキシー2,
3.4−トリメチル−3−(3−メfルー 5−ハ0)
f/ −I E 、 3 E−ペンタジェニル)シクロ
ヘキサン(■1)が得られる。
化合物(Ie−1)の水酸基の活性化けP−)シルハラ
イド、ベンゼンスルホニルハライドなどの活性化剤を用
い、メチルエーテル、エチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類、ヘキサメチルリン酸トリアミド
(HMPA)などの溶媒中、0〜50°Cにて30分〜
6時間程度反応させることにより行なわれる。
ハロゲン化に用いられる不活性溶媒としては、メチルエ
ーテル、エチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエ
ーテル類が挙げられる。塩基性化合物としてはブチルリ
チウムなどのアルキルリチウム、水素化ナトリウムなど
が挙げられ、その使用量は化合物(Ie−1) に対し
て少なくとも等モル程度である。−1だハロゲン化剤と
しては、中性まだは塩基性下で用いることのできる塩化
リチウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウムなどのハロゲ
ン化リチウムなどが挙げられ、その使用量Iri化合物
(Ie−1)に対し少なくとも等モル、好ましくは1〜
2倍モル程度である。上記反応は0〜50°Cにて1〜
18時間程度で完了する。
」−配化合物(If)に通常の脱ハロゲン化水素反応の
条件下に1,5−ジメトキシ−3−メチル−1゜4−シ
クロへキサジエン(■)を反応させて対応する1、1−
低級アルキレンジオキシー2.3.4−)ジメチル−3
−〔3−メチル−5−(2,6−シメトキシー4−メチ
ル−2,5−シクロへキサジェニル〕−IE、3E−ペ
ンタジェニル〕シクロヘキサン(Ig)が得られる。
すなわち、化合物(If)に不溶性溶媒中、塩基性化合
物の存在下に化合物(■)を反応させる。用いられる不
活性溶媒としてはテトラヒドロフラン、ヘキサメチルリ
ン酸トリアミドなどが挙げられ、塩基性化合物としては
−に記化合物(Ie−1)のハロゲン化における場合と
同様のものが挙げられる。
化合物(■)は通常化合物(1f)に対して少なくとも
等モル量、好ましくは1〜2倍モル量程度用いる。上記
反応は一150°C〜室温、通常−120°C〜水冷下
、好ましくは−100〜−50°Cにて10分〜3時間
程度で完了する。
上記化合物(Ig )にクロル化剤を作用させれば対応
する1、1−低級アルキレンジオキシー2.3.4−ト
リメチル−3−〔3−メチル−5−(2,6−シオキソ
ー3,5−ジクロロ−4−メチルシクロヘキシル)−1
E、3E−ペンタジェニル〕シクロヘキサン(Ih)に
導かれる。
すなわち、化合物(Ig)を、アセトン、ジメトキシエ
タン、ジメチルスルホキサイドなどの不活性溶媒、好ま
しくはジメチルホルムアミド−水の混合溶媒中、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウムなどの
塩基性化合物の存在下に、N−クロロコハク酸イミドな
どのクロル化剤を少なくとも2倍モル量、好丑しくけ2
〜2.5倍モル量作用させることにより化合物(Ih)
が得られる。この反応は、通常0〜70°C1好捷しく
は0°C〜室温付近にて6〜18時間程時間表われる。
なお、この方法で得られる化合物(Ih)にはケト−エ
ノール互変異性が存在し、3,5−ジクロロ−4−メチ
ル−2,6−シオキソシクロヘキシル基を有するものC
ケト体)と2−ヒドロキシ−3,5−シクロロー4−メ
チル−6−オキソ−1−シクロへキセニル基を有するも
の(エノール体)があり、いずれも本発明の範囲に含ま
れる。
上記化合物(Ih )をテトラヒドロフラン、ジメトキ
シエタンなどの適当な不活性溶媒中、強塩基性化合物で
処理して対応する1、1−低級アルキレンジオキシー2
.3.4−)リメチル−3−〔3−メチル−5−(2,
6−シヒドロキシー3−クロロ−4−メチルフェニル)
−1E、3E−ペンタジェニルコシクロヘキサン(Ii
)を得る。強塩基性化合物としては1,8−ジアザビシ
クロ[5,4,0]ウンデセン−7(DBU)、1,5
−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−5(DBN)
などが挙げられ、化合物(Ih )に対して少なくとも
等モル量、好ましくは5モル程度用いられる。この反応
は通常50〜100°C1好ましくは60〜80°Cに
て1〜5時間程度、好ましくは3時間前後行われる。
前記反応式−■において出発物質としてトランス体の化
合物(Ie−1)の代りにシス体の化合物(Ie−2)
あるいはシス、トランス体混合物の化合物(Ie)を用
いても同様にしてそれぞれ対応する化合物が得られる。
例えば、化合物(Ie−2)を用いて反応式−■と同様
にして下記式 〔式中、Aは前記に同じ〕 で示される対応するシス体の1,1−低級アルキレンジ
オキシー2,3.4−1−リメチル−3−〔3−メチル
−5−(2,6−シヒドロキシー3−クロロ−4−メチ
ルフェニル)−1E、3Z−ペンタジェニルコシクロヘ
キサン(Ii’)が得られる。
この化合物(■i′)から下記反応式に示すようにさら
に他の化金物が得られる。
  0 (■′i′)、/(Ij) 〔式中、Aは前記に同じ〕 化き物(Ii’)を適当な不活性溶媒中でグリニヤ試薬
と反応させたのち、ホルミル化剤と反応させて1,1−
低級アルキレンジオキシ−2,3,4−)リメチル−3
−〔3−メチル−5−(2,6−シヒドロキシー3−ク
ロロ−4−メチル−5−ホルミルフェニル)−1E、3
Z−ペンタジェニルコシクロヘキサン(Ij)を得、こ
れを脱ケタール化して2.3.4−1−リメチル−3−
〔3−メチル−5−(2,6−シヒドロキシー3−クロ
ロ−4−メチル−5−ホルミルフェニル)−1E、3Z
−ペンタジェニルコシクロヘキサノン[IJを4る。
上記化合物(Ii’)とグリニヤ試薬との反応は、メチ
ルエーテル、エチルエーテル、テトラヒドロフランなど
のエーテル類などの不活性溶媒中にて、エチルマグネシ
ウムクロライド、エチルマグネシウムブロマイドなどの
グリニヤ試薬を少なくとも2倍モル量用い、0〜50°
C1好ましくは室温付近にて、1時間程度、好ましくは
10〜30分程度行なわれる。ついでこれに少なくとも
等モル量のホルミル化剤、例えばトリエトキシメタン、
トリメトキシメタンなどを加えて50〜150°C程度
、好ましくは100°C#J後で約1〜60分間加熱し
て化合物(Ij)を得る。この化合物は単離しだのちま
たは単離せずにつぎの脱ケタール化反応に付す。
化合物(Ij)の脱ケタール化は、過塩素酸、塩酸、p
−)ルエンスルホン酸などを1〜5倍モル、好丑しくは
約2倍モル用い、水冷下、数分〜30分間程度、好まし
くは10分間前後反応させることにより行・なわれる。
ここで得られる化合物(Ik)は天然から得られるアス
コクロリンの構造異性体(シス体)である。
なお、前記反応式−Vに示される反応において出発物質
としてシス体である化合物(Ii’)の代りにそのトラ
ンス異性体(Ii)を用いて同様の反応条件下に処理す
れば公知のアスコクロリンの4位ラセミ体が得られる。
つぎに実施例を用いて本発明の化合物およびその製法を
さらに具体的に説明する。
実施例1 2.3.4−トリメチル−3−(3−メチル−5−テト
ラヒドロピラニルオキシ−IE、3EZ−ペンタジェニ
ル)シクロヘキサノン(Ia)の製造=(a)無水エチ
ルエーテル100m1中に3−メチルベント−2−エン
−4−イン−1−オール5.27(54ミリモル)とジ
ヒドロピラン6.9m/(76ミIJモル)を溶解し、
水冷下、触媒量のP−1ルエンスルホン酸1水和物を加
え、室温にて一夜攪拌する。反応後、5%炭酸カリウム
水溶液および食塩水で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥後、
エチルエーテルを減圧留去する。残渣を減圧蒸留して3
−メチルベント−2E−エン−4−イン−1−オールテ
トラヒドロピランエーテル8.47y(86゜9%)を
得る。沸点104〜107°C/ ] OmmHPi1
m IRI/   :329o(m)、2950(S)ax 、2860(m)、2090(W)、1440(m)、
1380(m)、1 :350 (’m )、132゜
(W)、1260(W)、1200(m)、1158(
m)、1119(S)、101078(,101055
(,1022(S−)、970(m)、905(m)、
865(m)、81o(m)NMRδ(CC14):1
.61 (br、s、6H)、1.82(S、3H)、
3.21〜4.21 (m 、 4H)、4.56 (
br、s、IH)、5.98(br、、t。
IH,J=7Hz) (b)フルコン’jfCr流下、3−メチルベント−2
E−エン−4−イン−1−オールテトラヒドロピランエ
ーテル2.0y(11ミIJモル)にMiのアゾビスイ
ソブチロニトリル(AIBN)を加え、さらに水素化ト
リーn−ブチルすず[(n−Bu)3SnH〕4.4.
m/(1’6.5ミリモル)を加える。この混合物を1
00°Cにて30分間反応させたのち、同温度にて30
分間かけて過剰の(n−Bu)3 SnHを減圧留去す
る。その残留物に無水テトラヒドロ7 ラン(T HF
 ) 20−を加え一78°cに冷却後、n−プチルリ
ウム8.8mj(1,5ON、  13.2ミリモル)
を20分間で滴下し、さらに40分攪拌する。これに無
水エチルエーテル15m1.へ−t−サメチル亜リン酸
トリアミド(HMP ) 3.4rnl(18,4ミリ
モル)およヒx−ヘンチニル[1,2F(92ミリモル
)の混液を15分間にて滴下し、2時間攪拌する。得ら
れた濃緑色の混液に3,4−ジメチルシクロヘキセン0
.8F(6,4ミリモル)の無水エチルエーテル1〇−
溶液を滴下後、1.5時間攪拌する。ついでこれに飽和
塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止させ、室温
に昇温しでエチルエーテルで抽出する。抽出液を水、食
塩水    ゛で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を減圧留去する。残渣をクロマトグラフィ(シリカ
ゲル707、ヘキサン:酢酸エチル−100:2〜10
で溶出)にかけ、3,4−ジメチル−3−(3−メチル
−5−テトラヒドロピラニルオキシ−1E、3EZ−ペ
ンタジェニル)シクロヘキサノン2 1.17Fを得る。nD 1.5095元素分析値: 
C19H3003として計算値(%):C,74,47
;H,9,86実測値(!tlJ):C,74,23;
H,IO,09(C)鉱油中水素化ナトリウム0.45
 y−(9,4ミリモル)溶液をペンタンで洗浄後、無
水ベンゼン8mlK懸副させる。この懸詞液に、水冷下
、3,4−ジメチル−3−(3−メチル−5−テトラヒ
ドロピラニルオキシ−11”:、3F、z−ペンタジェ
ニル)シクロへキサノン1.74 F (5,7ミリモ
ル)およびギ酸エチル0.7m1(8,7ミリモル)の
無水ベンゼン8rnl溶液を一気に加える。この混液を
約10°Cにて2時間反応させたのち、水を加えて過剰
の水素化ナトリウムを分解し、ついでIN塩酸にてpH
4とし、エチルエーテルで抽出する。抽出液を箱型炭酸
す) IJウム水溶液、水および食塩水にて洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥後、エーテルを減圧留去して油状
物質の3,4−ジメチル−6−ヒドロキシメチレン−3
−(3−メチル−5−テトラヒドロピラニルオキシ−I
E、3EZ−ペンタジェニル)シクロへキサノン1.7
2を得る。このものは精製することなく次工程に用いる
(d)ジイソプロピルアミン1.7 mlとn−ブチル
リチウム8.5rnl(1,5ON)より調製されたリ
チウムジイソプロピルアミドの無水T HF 12 m
l溶液に、−20°Cにて上記(C)で得られた化合物
の無水THF6m/溶液を徐々に滴下する。同温度で2
0分間攪拌後、ヨウ化メチル0.4 ml (6,4ミ
リモル)および無水HM P A 2.2 mlを加え
、1.5時間さらに攪拌する。反応後、飽和塩化アンモ
ニウム水溶液を加え、室温に戻したのち、反応液を1N
塩酸でpH5とし、エチルエーテルで抽出する。抽出液
を水および食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去して2,3.4−トIJメチル−6
−ヒドロキシメチレン−3−(3−メチル−5−テトラ
ヒドロピラニルオキシ−IE。
3EZ−ペンタジェニル)シクロへ−11−/ン1.7
57を油状物質として得る。このものは精製することな
く次工程に用いる。
(C)2%水酸化すI−IJウム水溶液23 ml中に
上記id)で得られた化合物1.752を加え、4時間
加熱還流する。この反応液に水を注ぎ、IN塩酸でpr
−T5としエチルエーテルにて抽出する。抽出液を水お
よび食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒
を減圧留去する。その残渣をクロマトグラフィ(シリカ
ゲル607、ヘキサン:酢酸エチル−100:4にて溶
出)にかけ、目的とする標2 配化合物1.0y(54,9%)を得る。nDl、55
4 元素分析値: C20T(3203として計算値(%)
:C,74,96;’H,10,07実測値(%):C
,74,53,I(,10,14i1m IRν   :2935(S)、2870(S)aX 、2720(W)、1715(S)、1615(W)、
1450(m)、1382(m)、1372(m)、1
330(W)、1270(W)、12oo(m)、11
80(m)、1160(m)、1130 (m )、1
115(s )、101075(,1025(S)、9
70(m)、945(W)、905(m)、870(m
)、810(m)、780(w) NMRδ(CC’4):1.53〜2.54(24H。
m、 0.72 、0.85 、1.58 、1.78
 、1.83にて)、3.12〜4.32 (m 、 
4H)、4.53(IH、s )、5.19〜6.48
(m、3H)実施例2 2.3.4−)ジメチル−3−(3−メチル−5−ヒド
ロキシ−IE、3EZ−ペンタジェニル)シクロヘキサ
ノン(Ib )の製造: 上記実施例1で得られた化合物(Ia)1.IPを酢酸
:THF:水−2:2:1の混液30m1中に溶解し、
40〜50°Cで3時間攪拌する。その反応液に水を注
ぎ、エチルエーテルで抽出する。抽出液を箱乗炭酸ナト
リウム水溶液、水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。その残渣をクロマ
トグラフィ(シリカゲル107、ヘキサン:酢酸エチル
−100:5〜100にて溶出)にかけて標記化合物0
.8+ zM  236 元素分析値: C15H2402として計算値(%):
C,76,23i1−1.10.24実測値(%):C
,74,84:H,10,01i1m IRν   :3410(m)、2980(S)aX 2880(S)、1710(S )、1450 (m)
、1382(m)、1375(m)、1360(W)、
1330(W)、1295(W)、1270(W)、1
230(w)、1205(W)、1165(W)、11
10(W)、10’80(m)、1.015(S)、9
70(S) NMRδ(CCI 4.): 0.71 (s 、 6
 H)、0.82(S、3T()、0.92〜1.11
  (m 、 3I−()、1.72と1.80 (b
r、、 S 、6H) 、2.11〜2.51(m、3
l−1)、2.65 (br、、s、JT()、4.1
1(d 、IH,J=7Hz)、5.11−5.69 
(m。
21−1 )、 5.89′と6.22(d、II−(
、J=17Hz)実施例3 2.3.4−トリメチル−3−(3−メチル−5−アセ
チルオキシ−IE、3EZ−ペンタジェニル)シクロヘ
キサノン(丁c:Rco=CH3Go)の製造: 上記実施例2にて得られた化合物(II))6.1!i
’(25,8ミリモル)を無水ピリジン50m1中に溶
解し、無水酢酸3 mlを加える。この混液を室温にて
一夜攪拌したのち、希塩酸で酸性とし、エチルエーテル
で抽出する。抽出液を水および食塩水で(31) 洗浄し、流酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去する。
その残渣をクロマトグラフィ(シリカゲル150グ、ヘ
キサン:酢酸エチル−100:10〜50にて溶出)に
づ)けて標記化合物6,3グ(82 7,7%)を得る。nD 1.5116元素分析値:C
17H2603として 計算値(%):C,73,35:H,9,37実測値(
%):C,72,79:H,9,37i1m I Rv    : 2970 (m)、2940 (
m)aX 、2875(m)、1740 (S )、17 ]、 
] (S)、1645(w)、1450(m)、137
5(m)、1365(m)、1330 (m )、12
35(S )、1165(W)、11l105(’、1
080(W)、1020(’m)、970(m)、90
5(W)、820(W) NMRδ(CCI4):0.62−0.93 (m 、
 9T()、 1.81(br、、s、6H)、 1.
98(S、3T()、  2.1 0 〜2.50  
(m、  3l−1)  、  4,58(d、2H、
J = 7 f(z)、5.20〜5.70 (m 、
 2H)、5.85と6.28(d 、’lH,J=1
7Hz)(32) 実施例 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4〜トリメチル−
3−(3−メチル−5−アセチルメキシ−IE、3EZ
−ペンタジェニル(シクロヘキサン(Id:A−エチレ
ン、RCO=CH3Co )の製造二上記実施例3で得
られた化合物(IC)6.3 P (22,6ミリモル
)を2−メトキシ−1,3−ジオキソラン31m1中に
溶解し、メタノール0.45m/ヲ加える。これに、P
−)ルエンスルホン酸1水和物1o o myを無水ベ
ンゼン30rnl中に加えて脱水した溶液9 mlを加
え、室温にて4日間反応させる。
途中、メタノール0.3−およびp−トルエンスルホン
酸5mlとを3回加える。反応後、反応液を箱型炭酸ナ
トリウム水溶液中に注ぎ、エチルエーテルで抽出する。
抽出液を水および食塩水で洗浄し、炭酸カリウムで乾燥
後、エーテルおよび2−メトキシ−1,3−ジオキソラ
ンを減圧留去する。その残渣をクロマトグラフィ(Ma
l I 1nckrodt社製、中性シリカゲルMal
linckrodt 5ilicar CC−7(以下
、単にcc−7という)100y−、ヘキサン:酢酸エ
チル−100:3〜6にて溶出)にかけて標記化合物6
.3 F (86,3%)を得る。
i1m IRν   :2950(S )、2880(Sax )、1740(S)、1650(W)、1465(m)
、1440(、m)、1380 (m )、1365(
m)、1320(w)、1275(m)、1235(S
)、1180 (m )、1155(m)、1100(
s)、1070(S)、1020(S)、970(S)
、950(m)、870(W)、830(W) 実施例5 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−1−リメチル
−3−(3−メチル−5−ヒドロキシ−IE、3EZ−
ペンタジェニル)シクロヘキサン(工e:A=エチレン
)の製造およびそのシス体およびトランス体への分割: (a)上記実施例4で得られた化合物(Id)3.0F
C9,3ミIJモル)をメタノール1〇−中に溶解し、
これに炭酸力1)ラム7.7yの水18m1およびメタ
ノール3.5 mlの混液に溶解した溶液を加え、室温
にて一夜攪拌する。この反応液を水に注ぎ、エチルエー
テルで抽出する。抽出液を水および食塩水で洗浄し、伏
酸カリウムで乾燥後、溶媒を留去する。その残渣をクロ
マトグラフィ(c c−7301、ヘキサン:酢酸エチ
ル−100:5〜50で溶出)にかけて標記化介物2.
59 (96,2%)IRνmax  :3400(m
)、2960 (S)、2925(S )、1640(
w)、1620 ’(W)、14so(m)、1380
(m)、1350(m)、1335(W)、1300(
W)、1270(m)、1175(m)、1150(m
)、1100(S)、1065(S’)、1010 (
m)、990(m)、970(S)、9 s o (w
 )、915(W)、900(m)、870(W)(b
l上記に得られた化合物をさらにローバクロマトクラフ
イ(メルク社製Lichroprep、S  6Q、6
3〜125μm、ヘキサン:エチルエーテル=2:1に
て溶出)にかければ、そのトランス異性M+280およ
びそのシス異性体(Ie−2)0.8225     
           +、n o  L 5137、
m/zM  280をそれぞれ得る。
実施例6 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−1−リメチル
−3−(3−メチル−5−ブロモ−IE、3E−ペンタ
ジェニル)シクロヘキサン(■f:A−エチレン、X−
ブロム)の製造: 上記実施例5で得られたトランス異性体(1:e−1)
 0.96 ! (3,4ミリモル)を無水エチルエー
テル3,4dおよび無水HMPA1.2+++7の混液
中に溶解し、アルゴン気流中でO’Cにてn−ブチルリ
チウム2.2rnl(3,4ミリモル、1.53 N 
)を滴下し、さらにp−)ルエンスルホニルクロライド
666q(3,5ミリモル)の無水エチルエーテル3゜
44溶液を滴下する。この混液をO′Cで20分間攪拌
したのち、臭化リチウム7009(8,1ミリモル)を
加え、室温に戻したのち、−夜攪拌する。
その反応液にエチルエーテルおよび箱型炭酸ナトリウム
水溶液を加え、エーテル層を分離し、水で4回、ついで
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去して標記化介物1.049を得る。
IRvfilm;2950 (s )、2890(s)
aX 、16’40(w)、1610(W)、1480(m)
、1450(m)、1380(m)、1350(m)、
1300(w)、1275(m)、1190(m)、1
175(S)、1165(m)、1100(、m)、1
070(S)、1015(W)、990(W>、965
(S )、9“50 (W)、905(m) 実施例7 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−トリメチル−
3−[3−メチル−5−(2,6−シメトキシー4−メ
ーf−ルー2,5−シクロへキサジェニル)−1E、3
E−ペンタジェニルコシクロヘキサン(1g:A−エチ
レン)の製造: t−ブチルリチウム1.7i(2,6M溶液、4.4ミ
リモル)の無水THF溶液に1,5−ジメトキシ−3−
メチル−1,4−シクロへキサジエン0.63P(4,
1ミリモル)の無水T HF 3 m/溶液をアルゴン
気流下、−78°Cにて加え、30分間攪拌したのち、
無水HMPA0.93−を加えてさらに10分間攪拌す
る。この混液に上記実施例で得た化合物(If)1.o
4srの無水THF3rnl溶液を滴下し、同温度で3
0分間攪拌後、−20’Cに昇温し、飽和塩化アンモニ
ウム水溶液を加えて反応を停止し、ついで室温に昇温す
る。この反応液を食塩水に注ぎ、エチルエーテルーで抽
出する。抽出液を炭酸カリウムで乾凍後、溶媒を留去す
る。得られた残渣をクロマトグラフィ(CC−735S
’、ヘキサン−酢酸エチル−100: 1で溶出)にか
けて標記化介物0.56F(39,5%)を得る。m/
+ M416 i1m IRI/    :2950(S)、2875 (m)
aX 、1690(m)、1675(m)、1595(W)、
1450(m)、1390 (m )、1350(W)
、1320(w)、1270(m)、1225(m)、
1205(、S)、1175(W)、1150(S)、
11l100(,1070(S)、101015(,9
65(m)、945(m)、900(m) 実施例8 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−)リメチル−
3−[3−メチル−5−(2,6−シオキソー3゜5−
ジクロロ−4−メチルシクロヘキシル)−1E、3E−
ペンタジェニルクシクロヘキサン(■h:A−エチレン
)の製造: 上記実施例7で得た化合物(Ig)610ツ(1,46
ミリモル)をジメチルホルムアミド7dおよび水0.6
6 mlの混液に溶解し、これに炭酸カルシウム54q
(0,54ミリモル)を加え、アルゴンガスで置換後、
0°CにてN−クロロコハク酸イミド430q(3,2
2ミリモル)を徐々に加え、室温に戻したのち一夜攪拌
する。この反応液を水に注ぎ、30分間攪拌後、1N塩
酸でpH5にしエチルエーテルで抽出する。抽出液を水
および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去する。その残渣をクロマトグラフィ(CC−7
20ii’、ヘキサン:酢酸エチル−100:10〜5
0にて溶出)にかけて標記化合物291q(43,4%
)を得る。m/zM  455(分子量457.438
) ■kvfi1m:3245(m)、2990(S)ax 、2940(S)、2890(m)、1620(S)、
1450(m)、1370(S )、1305(W)、
1270(W)、1180(m)、1150(W)、1
1l100(,1070(S)、101045(,10
15(W)、970(m)、950(W)、905(W
) 実施例9 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−トリメチル−
3−(3−メチル−5−(2,6−シヒドロキシー3−
クロロ−4−メチルフェニル)−1E、3E−ペンタジ
ェニルクシクロヘキサン(li:A=エチレン)の製造
: 上記実施例8で得た化合物(Ih)291 q(0゜6
4ミリモル)を無水THFI、4−に溶解し、これに1
,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(
DBU)0.48m/(3,2ミリモル)を加え、アル
ゴン気流下で3時間加熱還流する。その反応液を水に注
ぎ、lNi酸でpH5とし、エチルエーテルで抽出する
。抽出液を水および食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去する。その残渣をクロマトグ
ラフィ(CC−79y1ヘキサン:酢酸エチル−100
:5にて溶出)にかけて標記化合物1141111i’
(42,6%+ )を得る。m/zM  420 IRI/”20: 3350 (m)、2975 (S
)ax 、2.925(S)、2860(m)、1610(W)
、1590(、W)、1450(m)、1410(m)
、138’0(W)、1350(m)、1270(W)
、1170(m)、1150(m)、11l100(,
1065(8)、1015(W)、965’(m)、9
55(W)、900(m)、825(m) NMRδ(CC14): 0.4 s 〜2.14 (
m 、 1 sH)、2.20(S、3H)、3.41
(d、2H。
J=7Hz)、3.50〜4.10 (m、 4H)、
4.90〜6.50 (m 、 5H) 実施例10 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−)リメチル−
3−[3−メチル−5−(2,6−シヒドロキシー3−
クロロ−4−メチルフェニル)−1E、3Z−ペンタジ
ェニルクシクロヘキサン(■i’;A=エチレン)の製
造: 前記実施例6〜実施例9におけると同様にして、1.1
−エチレンジオキシ−2,3,4−)リメチルー3−(
3−メチル−5−ヒドロキシ−IE、3z−ペンタジェ
ニル)シクロヘキサン(Ie−2)を出発物質として用
いて反応させて標記化ぎ物を得る。
+ m/zM  420 IRpE120:3350(m)、2975(S)aX 、2925(S)、2860(m)、1610(W)、
1590(w)、1450(m)、141゜(m)、1
380(W)、1350(m)、1270(W)、11
70(m)、1150(m)、1100 (m )、1
065(S)、1015 (W)、965(m)、95
5(W)、900(m)、825(m) 実施例11 1.1−エチレンジオキシ−2,3,4−トリメチル−
3−43−メチル−5−(2,6−シヒドロキシー3−
10ロー4−メチル−5−1ルミルフエニル)−1E、
3Z−ペンタジェニルコシクロヘキサン(Tj:A−エ
チレン)の製造: アルゴン気流下、エチルマグネシウムブロマイド(0,
86ミリモル)のエチルエーテル1.54溶液に、上記
実施例10で得だ化合物(Ii’) 182ツ(0,4
3ミリモル)の無水エチルエーテル1.5ml溶液を室
温に゛て徐々に滴下し、20分間攪拌する。これにさら
にトリエトキシメタン0.3 mlを加え、徐々に加熱
してエーテルを留去し、ついで100°Cで5分間加熱
する。この反応液を放冷し、IN塩酸を加え、エチルエ
ーテルで抽出する。抽出液を水および食塩水で洗浄後、
溶媒を留去1〜、その残渣をクロマトグラフィ(CC−
7−71゜ヘキサン:酢酸エチル−100:4にて溶出
)にかけて粗製の標記化合物114〜を得る。このもの
をそのまま次工程に用いる。
実施例12 2、3.4−1−リメチル−3−〔3−メチル−5−(
2,6−シヒドロキシー3−クロロ−4−メチル−5−
ホルミルフェニル)−1E、3Z−ペンタジェニルクシ
クロヘキサノン(Ik )の製造二上記実施例11で得
た化合物(INに35%過塩素酸:エチルエーテル(1
:2)混液3 mlを加え、0°Cで10分間反応させ
たのち、5%炭酸カリウム水溶液で中和し、エチルエー
テルで抽出する。抽出液を水および食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去する。その残渣を
クロマトグラフィ(シリカゲル6グ、塩化メチレンで溶
出)にかけて標記化合物934(53,8%)を得る。
メタノールより再結晶して純品を得る。
融点180〜184°C,m/ZM+404元素分析値
: C23H2C23H2として計算値(%):C,6
8,21H,7,22実測値C%):C,68,32:
I(,7,20IRν0H013: 35.30 (−
)、3000(ax m)、1705(S)、1630(S)、1460(m
)、1415(m)、1380(m)、1330(W)
、1290(S)、1275 (S )、1170(W
)、1120(W)、1110(m)、970(m)、
910(W) NMRδ(CDCl2,409MHz ): 0.82
 (3H,s)、0.85 (3H,d 、J=6.5
9Hz)、0.877(3T(、d、J=6.59T(
z)、1゜66 (I H、m )、1.81(3I(
,5)、1.94(21−I 、 m )、2.45(
3H,m)、2.59(3H、s )、3.55 (2
H,d 、 J=7.3−3H2)、5.48 (IH
,t 、J=7.33Hz )、5.49(14−+、
d、J−16.’1lH2)、6.4″4(IH、s)
、6.69 (IH,d 、J=16.11Hz )。
、10.131(IH,S)、12.7(IT(、S)
特許出願人 大域製薬株式・会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 0)一般式 〔式中、波線はシス、トランス両異性体を示し、耐はオ
    キソ基または低級アルキレンジオキシ基、k2はテトラ
    ヒト。ピラユ、、d、キシ基、水酸基、低級アルカノイ
    ルオキシ基、ハロゲン原子、式で示される基を意味する
    〕 で示されるアスコクロリン類縁体。
JP19058082A 1982-10-28 1982-10-28 アスコクロリン類縁体 Granted JPS5978157A (ja)

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