JPS597724B2 - 酸処理ゼラチン水溶液の増粘方法 - Google Patents

酸処理ゼラチン水溶液の増粘方法

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JPS597724B2 JP9287476A JP9287476A JPS597724B2 JP S597724 B2 JPS597724 B2 JP S597724B2 JP 9287476 A JP9287476 A JP 9287476A JP 9287476 A JP9287476 A JP 9287476A JP S597724 B2 JPS597724 B2 JP S597724B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸処理ゼラチンを含有する水溶液の粘度を上昇
せしめる方法に関するものである。
一般に写真感光材料はゼラチンの如き親水性の天然及び
/又は合成高分子化合物を感光層、中間層、表面保護層
、などの写真層に含有している。かかる写真感光材料は
、通常、露光後に写真画像を形成させる為に、現像、停
止、定着、漂白、水洗等の目的でpH、塩濃度、及び液
温の異る種種の水溶液によつて処理される。しかしなが
ら、写真感光材料を30℃以上の温度で処理する、云わ
ゆる高温迅速処理の場合とか、反転カラー写真材料の如
く種々の目的の、数多い工程を含むために処理時間が長
くかかる場合などには、感光層及びその他の層は過度に
膨潤、軟化して物理的強度が低下したり、あるいは、そ
の表面に、しばしば、レチキユレーシヨンと称する網状
模様を生ずるなどの多くの欠陥を伴う。
かかる欠陥を改良する為に、数多くの研究が逐されて来
たが、酸処理ゼラチンを用いる方法は、中でも秀れた方
法の1つである。
例えば、特開昭49−115329号明細書にはゼリー
強度250以上の酸処理ゼラチンを用いるレチキユレー
シヨン防止方法が開示されている。
又、特開昭51−8938号明細書には酸処理豚皮ゼラ
チンをカラー感光材料の表面保護層及び中間層に用いる
レチキユレーシヨン防止方法が開示されている。又、特
開昭50−160034号明細書には、表面保護層に酸
処理ゼラチンとフッソ系界面活性剤を併用することによ
りレチキユレーシヨンを防止する方法が開示されている
一般に酸処理ゼラチンの等電点は7.0〜9.5であり
、かかる酸処理ゼラチンを用いると、レチキユレーシヨ
ン防止には有効であることは、前記引例の開示する通り
であるが、一方感材製造工程に、於ては、著しい不利を
伴うものである。
即ち、等電点が7.0以上の酸処理ゼラチンは、通常、
写真工業で用いられているpHが7付近の溶液状態で、
アルカリ処理ゼラチンを含む溶液と混合したり、陰イオ
ン性高分子化合物を含む溶液と混合したりすると、白濁
するか、又は沈澱を生じ時には塗布が不可能になつたり
する。
従つて、等電点7.0以上の酸処理ゼラチンを用いる場
合には、一般に用いられている陰イオン性高分子化合物
からなる増粘剤を用いて粘度を上昇せしめることが出来
ない為、最近のように、感材製造工程に於ける塗布工程
が高速化されたのに伴い、高い粘度の塗布液が要求され
るようになると、極めて重大な欠点となる。従つて、本
発明の目的は第1に、酸処理ゼラチンを含有する水溶液
に陰イオン性高分子化合物を添加せしめて、沈澱を生ず
ることなく粘度を上昇せしめる方法を提供することにあ
る。
第2に酸処理ゼラチン及び陰イオン性高分子化合物を同
一層中に含有し、レチキユレーシヨンの発生が無いか、
又は少ない写真感光材料を提供することにある。
本発明のかかる目的は、等電点5.0以上7.0未満、
好ましくは5.0〜6.0の酸処理ゼラチンを含有する
水溶液に、側鎖に、少くとも1つのスルホン酸基、カル
ボン酸基、又はリン酸基を有する高分子化合物を、該酸
処理ゼラチンの0.1〜100重量%添加せしめること
を特徴とする酸処理ゼラチン水溶液の増粘方法により達
成された。
等電点が7.0未満の酸処理ゼラチンでは、等電点が低
くなるに従い、上記のような沈澱の問題が起りにくくな
り、実用上、問題なく、製造工程に用いることが出来る
特に、等電点が6.0以下の酸処理ゼラチンでは、この
ような問題は全く起らなくなり、高速塗布に適した安定
な高粘度のゼラチン水溶液からなる塗布液を供給するこ
とが出来る。
この事実は当写真業界に於ては非常に重要である。
特に、等電点が、7.0以上の酸処理ゼラチンと、等電
点が7.0未満の酸処理ゼラチンとの溶液物性が大きく
異つており、等電点7.0がその物性の変る点である事
は注目に値する。これは、当写真業界に於ては、通常P
H7の溶液を用いるため、当電点7.0がその境界とな
つており、等電点7.0未満の酸処理ゼラチンを用いれ
ば沈澱が生じないのだと思われる。また、等電点が5.
0以上7。
0未満の酸処理ゼラチンを用いた場合にも、等電点7.
0〜9.0の酸処理ゼラチンを用いた場合と同じ程度の
レチキユレーシヨン防止効果がある。
この原因は、例えば、Mees著の0TheThe0r
y0fThePh0t0graphicPr0cess
″3rded.(1966)TheMacmillan
COmpanyP49に記載のように、酸処理ゼラチン
とアルカリ処理ゼラチンとは性質に差があるという事実
に基ずくのかも知れない。実際、等電点5.0以上7.
0未満の酸処理ゼラチンと等電点7.0〜9.0の酸処
理ゼラチンはレチキユレーシヨン防止効果から見ればア
ルカリ処理ゼラチンのレキユレーシヨン防止効果より強
い。本発明に用いられる等電点が5.0以上7.0未満
の酸処理ゼラチンとは、コラーゲンからの製造工程に於
て、塩酸などの酸で処理されることにより製造されるゼ
ラチンであり、通常写真工業界で用いられている、石灰
などによる処理により得られる、云わゆるアルカリ処理
ゼラチンとは異なるものであり、かつ、等電点が7.0
未満である点に於て、等電点が7.0〜9.5である通
常の酸処理ゼラチンとは異なるものである。一般的な酸
処理ゼラチンの製法については、例えば〜Authur
Veis著“TheMachrOmOlec一Ular
ChemistryOfGelatin″Academ
icPressP.l86〜192(1964年)、K
irk−0thmer著FtTheEncycIOpe
diaOfChemicalTechnOlOgy2n
d−EdvOI・10P.499〜5071nters
ciencePub1ishers(1966)、など
に記載されている。
例えば豚皮を10〜15時間洗浄し、30℃に於て20
!)塩酸溶液中で2日間位軟化させる。次いで皮を10
〜15時間洗浄し、最後にPH5.5,6O〜90℃に
於て抽出する。その後、ろ過、濃縮化し、冷却、ゲル化
したのち、乾燥してゼラチンを得る。
本発明に於て、等電点5.0以上7.0未満の酸処理ゼ
ラチンの製法に、特に限定はなく、一般的方法を流用で
きるが、等電点を下げるためには、酸処理条件(時間、
酸濃度、温度など)を調節するとか、酸処理のあとに若
干、アルカリ処理を加えるかして製造することが出来る
例えば、前述の一般的酸処理ゼラチンの製造方法に於て
、酸処理条件が2%塩酸溶液で30℃2日間であつたの
に対し、同塩酸溶液で300C3〜4日間の処理で等電
点5.0以上7。
0未満の酸処理ゼラチンを得ることが出来る。
本発明に於て、等電点5.0以上7.0未満の酸処理ゼ
ラチンを含有する水溶液中のゼラチン濃度は0.5〜2
0重量%、好ましくは1.0〜15重量%である。
表面保護層、感光層などの写真層を得るための塗布液は
、ゼラチン等親水性高分子化合物及び各種添加剤を含有
する水溶液であるが、該水溶液中でのゼラチンの濃度は
一般に0.1〜20重量%である。
しかしながら、塗布液に、高速塗布性を持たせる為には
、ゼラチン濃度は0.5重量%以上、好ましくは1.0
重量%以上であることが望ましい。
等電点5.0以上7.0未満の本発明に係る酸処理ゼラ
チンを用いると0.5重量%以上のゼラチン濃度であつ
ても、側鎖に酸基を有する高分子化合物を添加すると、
.沈澱、凝固物を生ずることなく、増粘をすることが出
来るため、高速塗布に適した塗布液を得ることが出来る
。一方、従来の等電点7.0以上の酸処理ゼラチンを用
いる場合は、側鎖に酸基を有する高分子化合物を添加す
ると、沈澱、凝固物が発生し易い為、ゼラチン濃度を0
.5重量%以下に抑える必要があり、かつ、該高分子化
合物を添加しても、高速塗布に適した粘度をもつ塗布液
は得られない。
本発明に於て、側鎖に少くとも1つのスルホン酸基、カ
ルボン酸基又はリン酸基を有する高分子化合物とは、例
えば一般に当業界で用いられる陰イオン性高分子化合物
からなる増粘剤などであり、構造的には、ビニルベンゼ
ンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸
、マレイン酸のハーフエステル、ヒドロキシエチルアク
リレートのリン酸モノエステルの如く、側鎖に、金属イ
オン)などの基を有する単量体の重合体又は共重合体、
或いはこれらの単量体と共重合可能な他の単量体との共
重合を意味する。これらの高分子化合物の中でも特に好
ましいものは、ポリビニルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ポリアクリル酸ナトリウムである。
かかる高分子化合物の分子量としては、一般には50,
000〜1,000,000程度であるが特に、100
,000〜500,000が好ましい。
本発明に於て、かかる高分子化合物の添加量は、等電点
5.0以上7.0未満の酸処理ゼラチンの0.1〜10
0重量%、好ましくは0.5〜30重量%である。添加
量が0.1%以下であると、酸処理ゼラチンと該高分子
化合物の混合溶液の粘度が低すぎて実用に供し得ず、逆
に、100%以上であると、混合液の粘度が異常に高く
なりすぎて、これも実用に供し得なくなる。
本発明に於ける、等電点5.0以上7.0未満の酸処理
ゼラチンと前記高分子化合物を含有する溶液から成る塗
布液は表面保護層、感光層などあらゆる写真用塗布液と
して用いることが出来るが、中でも表面保護層用塗布液
として有用である。
本発明に係る写真層用塗布液には、等電点5.0以上7
.0未満の酸処理ゼラチン及び側鎖に少くとも1つのス
ルホン酸基、カルボン酸基、又はリン酸基を有する高分
子化合物の他に、マツト剤、界面活性剤、帯電防止剤、
ゼラチン硬化剤、平滑剤などを含有せしめることが出来
る。マツト剤としては、二酸化ケイ素、酸化マグネシウ
ム、二酸化チタン等無機物質、ポリメチルメタアクリレ
ート、セルロースアセテートプロピオネート等の如き、
有機物質からなる、平均粒径0.2〜10μの粒子を用
いることが出来る。
又、マツト剤よりはさらに微粒子のポリマーラテツクス
、コロイダルシリカ等を含有せしめることも出来る。界
面活性剤としては、サポニン等の天然界面活性剤、アル
キレンオキサイド系、グリセリン系、グリシドール系な
どのノニオン界面活性剤、高級アルキルアミン類、第4
級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環類、ホス
ホニウム又はスルホニウム類などの如きカチオン界面活
性剤、カルボン酸、スルホン酸、燐酸エステル基などの
酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ類等の両性活
性剤も用いることが出来る。
これらの界面活性剤の一部は、例えば米国特許第227
1623号、同2288226号、同3068101号
、同3201253号、同3294540号、同344
1413号、同3545974号等に記載されている。
帯電防止剤としては、前記界面活性剤に含まれるものの
他、ビニル単量体とモノ又はジカルボン酸との共重合体
などを用いることが出来る。
ゼラチン硬化剤としては、ホルムアルデヒド、グルタル
アルデヒドの如きアルデヒド系化合物類、ジアセチル、
シクロペンタンジオンの如きケトン化合物類、2−ヒド
ロキシ−4,6−ジクロロ−1,3,5トリアジンの如
き反応性のハロゲンを有する化合物類、ジビニルスルホ
ン、5−アセチル−1,3−ジアクリロイルヘキサヒト
ロー1,3,5−トリアジンなどの如き反応性のオレフ
インを持つ化合物類、イソシアナート類、アジリジン化
合物類、エポキシ化合物類、などを用いることが出来る
。平滑剤としては、例えば流動パラフイン、高級脂肪酸
のエステル類などの如きワツクス類、ポリフツ素化炭化
水素類、ポリアルキレンシロキサン、ポリアリールポリ
シロキサン、などの如きシリコーン類などを用いること
が出来る。本発明に係る写真層用塗布液の添加剤として
は、上記の他にSPrOductLicensingI
ndex誌92巻107〜110頁(1971年12月
)の記載を参考にすることが出来る。本発明の方法を感
光層に用いる場合、感光性ハロゲン化銀、化学増感剤、
カブリ防止剤、カラーカプラー等各種添加剤について、
及び本発明の方法を用いた感光材料の露光、現像処理方
法などに関しては、特開昭51−6017号明細書及び
前記PrOductLicensingIndex誌9
2巻107〜110頁(1971年12月)の記載を参
考にすることが出来る。
次に実施例を示して本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例に限定されるものではない。
実施例 1下記第1表に示す如く、等電点5.5,7.
5及び8,8の酸処理ゼラチンの4.0重量%水溶液1
009に対して常法によつて得られたポリアクリル酸ナ
トリウム(平均分子量約50万)、及び特公昭35−3
582号公報に記載せる方法によつて得られるポリビニ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム(平均分子量約10万
)の1.0重量%の水溶液89を添加し、撹拌したのち
、各混合液での沈澱の生成を観察し、かつ混合液の粘度
を測定した(測定温度38℃)。
なお、混合前の、401)ゼラチン水溶液としての粘度
はいづれも約8cpであつた。第1表から明らなか如く
、等電点7.5及び8.8の酸処理ゼラチンの場合、増
粘剤として側鎖に酸基を有する高分子化合物を添加する
と沈澱を生じ ,てしまい、塗布液適性がない。一方、
等電点5.5の酸処理ゼラチンを用いた場合は、沈澱を
生ずることもなく、適度に増粘されるため、塗布液適性
を具備していることが判る。
実施例 2.!酸処理ゼラチンとして等電点6.0及び
8.0のもの、側鎖に酸基を有する高分子化合物として
、下記の3種類のものを用いる以外は実施例1と同じ操
作をくり返した。
高分子化合物(1)常法によつて得られるポリ(アクリ
ル酸−マレイン酸のカリウム塩):重合モル比1:1、
平均分子量約30万。
高分子化合物(2)常法によつて得られるポリ(2ーア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウ
ム):平均分子量約20万。
高分子化合物(3)ポリ(ヒドロキシエチルアクリレー
ト)にリン酸モノクロライドを反応させて得られるポリ
(ヒドロキシエチルアクリレートのリン酸エステルのナ
トリウム塩):平均分子量約40万0その結果、実施例
1と同様に、等電点8.0の酸処理ゼラチンを用いた場
合は、沈澱を生じてしまい、塗布液適性がないが、同6
.0の酸処理ゼラチンを用いた場合は、沈澱を生ずるこ
となく、適度に増粘されるため、塗布液適性を具備して
いることが判つた。
実施例 3 下塗を施した三酢酸セルロースベース上に西ドイツ公開
特許公報第2529321号明細書、実施例1の表−2
に記載せる処方の、赤感性乳剤層、中間層、緑感乳剤層
、黄色フイルタ一層、青感乳剤層及び下記処方の塗布液
を塗布して成る表面保護層(厚さ1.5μ)を、この順
に塗布した。
塗布液処方1及び3は沈澱を生ずることなく好適に塗布
することが出来たが、塗布液処方2は沈澱を生じ塗布す
ることが出来なかつた。塗布液処方1及び3を塗布して
得られたカラー感光材料を西ドイツ公開特許公報の実施
例1と同じ条件で現像処理したところ、レチキユレーシ
ヨンを生ずることもなく、良好な写真性能を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 等電点5.0以上7.0未満の酸処理ゼラチンを含
    有する水溶液に、側鎖に少くとも1つのスルホン酸基、
    カルボン酸基又はリン酸基を有する高分子化合物を該酸
    処理ゼラチンの0.1〜100重量%添加せしめること
    を特徴とする酸処理ゼラチン水溶液の増粘方法。
JP9287476A 1976-08-04 1976-08-04 酸処理ゼラチン水溶液の増粘方法 Expired JPS597724B2 (ja)

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