JPS5974887A - エレベ−タのドアモ−タ保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野の説明〕 本発明は、エレベータのドアを可動するモータに過電流
が流れたときモータを保砕するエレベータのドアモータ
保護装置に関する。

〔従来技術の説明〕

エレベータのドア装置において、ドアの開閉動作中に、
ドアの敷き居に遺物が挟まったり、又は、故意にドアの
開閉動作が妨げられたりすると、ドアはロック状伸にな
り、ドアを枢動するモータに過電流が流れる。この状態
が長時間続くと、モータを焼損したり、モータの制御装
置を破損することがある。

従来は、このような過電流からモータや制御装置置を保
護するために、電流検出装置を設けて過電流を検出する
。購也流検出によりモータへの電力供給をしゃ断して、
モータの焼損を保護する。

すなわち、モータに流れる電流値が設定電流値を越える
と、過電流検出信号により引き外しコイル付配線用しゃ
断器を引き外す。これによつて、ドアモータの焼損、ド
アモータに供給する電力を連続的に制御するトランジス
タ等のスイッチング素子の破壊を防いでいた。ところで
、設定屯流値は通常のドア開閉動作では越えない値で、
ドアがロック状態になった場合やスイッチング素子が破
壊して、回避短絡が起った場合に越える値にセットされ
る。このような従来の措成では、一度過電流状態が検出
されると、ドアのロック状態が解消されても、エレベー
タはそのまま故障となってしまい、保守員が来るまで、
エレベータは休止し、サービス性を著しく阻害する。

〔発明の目的〕

本発明は、ドアモータに流れる過電流によりモータを制
御するスイッチング素子を停止あるいはモータに対する
電力供給を停止するエレベータのドアモータ保護装置を
提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、エレベータドアのロック状態が続いた場合、
過電流からドアモータ、スイッチング素子を保護すると
共に、ドアのロック状態が解消された場合、すみやかに
、通常のエレベータ運転に復帰する。

［発明の実施例〕 本発明を図面に示す一実施例をもとに説明する。

第１図は本発明による制御装置の構成を示すブロック図
である。三相交流電源１０は引き外しコイル付配線用し
ゃ断器１１を通して、三相交流を三相全波整流回路１２
に人力し、全波整流する。

ブリッジ接続されたトランジスタ１３、１４、１５、１
６はモータコントロール用であり、その制御出力をドア
モータ１７に供給しドアを開閉する。トランジスタ１３
〜Ｉ６はモータ制御回路１８に接続される。

モータ制机回路１８にはパターン発生回路１９かものパ
ターン信号に応じてトランジスタ１３〜１６を制御する
制御回路２０及びペース電流をしゃ断し、トランジスタ
の動作を停止させるペース電流しゃ断回路２１が含まれ
る。

ドアモータ１７に流れる電流を検出する電流検出器２２
の検出信号は、第１及び第２の設定値を有する過電流検
出回路２３に入力される。過電流検出回路２３の出力信
号はオフディレィ回路２４を介してペース電流しゃ断回
路２１及び引き外しコイル付配線用ゃ断器１１に送出さ
れる。

第２図に過電流検出回路２３の具体的回路図を示す。電
流検出器２２の出力信号電圧Ｖ１を分圧する可変抵抗２
５、２６、２７の互いの接続点がツェナーダイオード２
８，２９及び抵抗３０、３１を介してトランジスタ３２
．３３のベースに接続される。トランジスタ３２．３３
のコレクタは抵抗３４　、３５を介してそれぞれが電源
ライン３６に接続され、まだインバータ３７、３８を通
してそれぞれが配線用しゃ断器１１及びオフデイレイ回
路２４に接続される。

第３図にオフディレイ回路２４の具体的回路図を示す。

過電流検出回路２３からの信号はインバータ３９に人力
される。可変抵抗４０と抵抗４１及びダイオード４２の
直列回路との並列回路を介してインバータ３９はインバ
ータ４３と接続され、インバータ４３の出力はペース電
流しゃ断回路２１に接続される。インバータ４３の入力
はコンデンサ４４を介して接地される。

次に第１図、第４図を用いて、動作を説明する。

ドアが開閉途中でロック状態となり、ドアモータ１７へ
供給される電流値が第４図に示す第１の設定値Ｉ１を越
えると過電流検出回路２３から過電流抽出信号２３ａが
出力され、オフディレィ回路２４に入力される。オフデ
ィレィ回路２４の出力信号２４ａが出力されトランジス
タのペース電流しゃ断回路２１に入力される。これによ
りトランジスタのスイッチングは停止し、モータへの車
力供給が断たれ、モータ電流は減少する。これによりモ
ータに流れる電流値は再び第１の設定値Ｉ１以下となり
過電流検出回路２３ａは解除されるが、オフディレイ回
路２４が動作し、あらかじめ設定された△ｔｏｆｆ間は
ベースのしゃ断信号２４ａを出力し続け、トランジスタ
１３〜１６はしゃ断されたままとなる。

△ｔＯＦＦ間経過すると、ベース電流のしゃ断は解除さ
れるが、依然として、ドアがロック状態にある場合には
、再び過電流検出信号２３ａが出力され、同様な動作を
繰り返すことになる。この様子は第４図に示される。こ
のようにドアがロック状態にある場合には、オンディレ
ィ回路２４で設定される△ｔｏＦＦ間のベース電流しゃ
断の期間を設けることにより、ドアモータ１７へ供給す
る電圧の実効値を下げることができる。従ってドアモー
タに流れる電流も減り、ドアのロック状郭が長く続いて
も、ドアモータの焼損を防ぐことができる。また、乗客
がドアにはさまった異物を取り除いたり、故意によるド
ア動作への妨げが行われなくなり、ドアのロック状態が
解消されると、すみやかに、正常なドアの開閉動作に戻
ることが出来る。なお、△ｔＯＦＦを変化させて、ドア
モータへ供給される電圧の実効値を可変することができ
る。

一方、トランジスタ素子１３〜１６の破壊等により、過
電流が流れた場合には、ベース屯流しゃ断がかかっても
効果がない。その場合、第４図に示すように第１の電流
設定値■１を越えて、さらに電流が増加するので、過電
流検出回路２３の第２の設定値Ｉ２を検出小流が越える
と、過電流検出回路２３から過電流検出信号２３ｂが出
力され、引き外しコイル何配線用しゃ断器１１をトリッ
プさせ回路を保勲する。第１の電流設定値■１は、通常
のドア開閉動作では越えない値に設定し、又第２の電流
設定値Ｉ２はドアのロック状態では越えない値に殻定す
る。

第２図において、動作を説明する。ドアモータ１７へ供
給される電流に比例して出力される検出信号電圧Ｖ１を
、可変抵抗２５、２６、２７を用いて分圧する。分圧し
た電圧Ｖ１、Ｖ２がそれぞれツェナーダイオード２８、
２９のツェナー電圧Ｖ２８、Ｖ２９より大きくなった場
合トランジスタ３２および３３にベース電流が流れる。

トランジスタ３２．３３がオン状態となり、インバータ
３７．３８の入力が接池レベルになることにより、それ
ぞれ過電流検出信号が出力されるようになつている。従
つて、抵抗２５、２６、２７の抵抗値をＲ２５、Ｒ２６
、Ｒ２７とすると、分圧された電圧はと表せる。電流設
定値Ｉ１を越えるのは電圧Ｖ２がＶ２９を越えるように
、また、電流設定値Ｉ２を越えるのは電圧Ｖ１がＶ２８
を越えるように、分圧抵抗値Ｒ２５、Ｒ２６Ｒ２７及び
ツェナー電圧値Ｖ２８、Ｖ２９を設定すれば、必要とす
る過電流検出信号２３ａ、２３ｂを得ることができる。

第３図において動作を説明する。第５図に示すように通
常のドア開閉動作時には過電流検出回路２３ａは低レベ
ルにあり、インバータ３９の出力は高レベルで、コンデ
ンサー４４は充電されている。

インバータ４３の入力は高レベルとなり、オフディレィ
回路２４の出力信号２４ａは低レベルになっている。Ａ
の時点で過電流検出信号２３ａが出力され高レベルにな
ると、インバータ３９の出力は低レベルとなり、コンデ
ンサ４４の電荷は、抵初４０、４１を通って放電される
。ここで抵抗４０、４１の抵抗値をＲ４０、Ｒ４１コン
デンサ４４の容量をＣ４４とする。コンデンサ４４の放
電によって、インバータ４３の人力が、高レベルから、
低レベルに変化する。これに要する時間△ｔＯＮは となる。この遅れ時間を持って、インバータ４３の出力
信号２４ａは第５図Ｂ点に示すように、低レベルから高
レベルへ変化する。次に過電流検出信号２３ａが第５図
Ｃ点で示すように高レベルから低レベルへと変化する。

この時には、インバータ３９の出力は高レベルとなり、
コンデンサ４４は抵抗４０を通して充′嵯される。この
充電によってインバータ４３の入力が低レベルから高レ
ベルに橡化するのに要する時間△ｔＯＦＦは となる。この遅れ時間を持つてインバータ４３の出力信
号２４ａは第５図Ｄ点で示すように、高レベルから低レ
ベルへと変化する。ここで、抵抗値Ｒ４０と抵抗値Ｒ４
１をＲ４１＜＜Ｒ４０の関係に設定するとより△ｔＯＮ
＜＜△ｔＯＦＦとなる。過電流検出信号２３ａが出力さ
れれば、オフディレイ回路２４の出力信号２４ａはすば
やく出力されるが過電流検出回路２３ａがなくなっても
、△ｔＯＦＦの間オフディレィ回路２４の出力信号２４
ａは出力されたままとなる。なお、抵抗値Ｒ４０を変え
れば、△ｔＯＦＦを可変できることは明らかである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、エレベータドアの開閉途中にドア溝に
遺物がはさまったり、故意にドアの開閉動作が妨げられ
て、ドアのロック状態か続いても、ドアモータの焼損あ
るいはスイッチング素子の破壊を防ぐことが出来る。さ
らに、エレベータの保守員を必要どぜず異物が取り除か
れたり、ドア動作に対する故意な妨げが行われなくなれ
ば、すみやかに通常の運転に戻ることが出来、サービス
性の向上が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるドアモータ保静装置のブロック図
、第２図は第１図に示す過電流検出回路の回路図、第３
図は第１図に示すオフディレイ回路の回路図、第４図は
ドアモータに流れる電流波形図、第５図は第３図に示す
オフディレィ回路の動作説明図である。 １０・・・三相交流電源、 １１・・・引き外しコイル付記線用しゃ断器１２・・・
三相全波整流回路 １３．１４．１５．１６・・・トランジスタ１７・・・
ドアモータ １８・・・モータ制御回路 ２１・・・ベース電流しゃ断回路 ２２・・・電流検出器 ２３・・・過電流検出回路 ２４・・・オフディレィ回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エレベータのドアを駆動するドアモータに流れる電流を
   検出する電流検出器と、この電流検出器の検出信号と第
   １の設定値及び第１の設定値より大なる第２の設定値と
   を比較する過電流検出回路と、前記電流検出器の検出信
   号が第１の設定値を越えたときの前記過電流検出回路の
   第１の検出信号に応じて信号を出力しこの第１の検出信
   号がオフすると一定時間後に出力信号がオフするオフデ
   イレイ回路と、このオフディレィ回路の出力信号により
   前記ドアモータの駆動を停止するモータ制御回路と、前
   記電流検出器の検出信号が第２の設定値を越えたときの
   前記過電流検出回路の第２の検出信号に応じて前記ドア
   モータに供給する電力をしゃ断するしゃ断器とを有する
   エレベータのドアモータ保護装置。