JPS5974205A - 高炉々頂圧エネルギ−回収装置の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高炉の吹抜けによる排ガスの異常高温から乾
式集塵器を含む系内を保護するだめの高炉々ｍ圧エネル
ギー回収装置の安全装置に関するものである。

高炉の炉頂から出た排ガスは、高温で、かなりの圧力を
有し、しかもそのガス量も多いので、この排ガスの保有
するエネルギーを回収利用する装置として、所謂、炉頂
圧エネルギー回収タービン（以下の説明では便宜上ター
ビンと略称する）が使用されている。

しかしながら、高炉では、その操業中に装堆材料の一部
が溶融凝固して、それが宙づりとなり、そしてこれが落
下して一度に多量の高温ガスを吹上げる所謂、吹抜けが
発生する。

高炉の普通の操業状態では、タービンに利用される排ガ
スは途中の集塵装置によって温度を低下させられるので
、タービン入口では１２０から１８０°Ｃとなっている
のに対し、これが高炉の吹抜は時には２５０°Ｃ以上に
もなり、この異常高温の排ガスによりそのタービン及び
集塵装置を含む系内に損傷を受けることになる。

一方、このような高炉々項三エネルキー回収装置のター
ビンに供給される排ガスの集塵方式としては、ダストキ
ャツチャ−や、ノ（グツイルり等によって集塵する乾式
集塵器が、排ガス温度の低下が少ない点等において有利
であることが広く知られているが、このような乾式集塵
器は一般に高温に適さず、高炉の吹抜は時の高温に耐え
られないという問題がある。

そこで本発明は、乾式集塵器を使用した高炉炉頂圧エネ
ルギー回収装置において、高炉の吹抜は時における系内
の保護を目的としてなされたものである。

即ち、本発明の高炉々項三エネルギー回収装置の安全装
置は、高炉、粗粒除塵器、乾式集塵器及び炉頂圧エネル
ギー回収タービンの順に管路を介して配列されている高
炉々填圧エネルギー回収装置において、その高炉からの
排ガス温度を検出する温度センサーを、その乾式集塵器
より上流側の管路に複数個配設すると共に、これら温度
センサーからの各信号の高い方の温度を基にして冷却流
体をその乾式集塵器より上流側の管路に噴射可能な冷却
流体噴射装置を配設することにより構成される。

以下図面を参照して本発明の一実施例を説明するが、図
面はその実施例における高炉々項三エネルギー回収装置
の系統図である。

まず、高炉１の炉頂から排出された排ガスは、管路２を
経てダストキャツチャ−等の粗粒除塵器６に至り、大き
な粒径のダストが除去された後に、電気集塵器、バグフ
ィルタ等の乾式集塵器４に送られて、そこで集塵される
。

次に、その排ガスは管路５に至り、止弁６、緊急遮断弁
７及び調速弁８を経てタービン９に送られ、その排ガス
のエネルギーは発電機１ｏにより電気エネルギーに変換
され、タービン９を出た排ガスは管路１１から管路１６
を経て系外に排出される。

また、乾式集塵器４の下流側とタービン９の下流側の管
路１３とを連結するバイパス管路１２が設けられており
、このバイパス管路１２には、タービン９への排ガスの
流量を制御するセプタム弁１４が介設されている。

そこで本実施例では、乾式集塵器４の上流側の管路２の
高炉１に近接した位置に、２個、またはそれ以上の複数
個の温度センサー１５Ａ　、　１５Ｂを配設すると共に
、それら温度センサー１５Ａ。

１５Ｂが高炉１からの排ガス温度を検出して、ノ・イセ
レフター１７にそれら各信号を送信し、ノ・イセレフタ
ー１７はそれら各信号のうちの高い方の温度を基にして
冷却流体を乾式集塵器４の上流側の管路２に噴射するよ
うに、冷却流体噴射装置１６を管路２の近傍に配設して
いる。

上記の構成からなる本発明の高炉々項三エネルギー回収
装置の安全装置では、高炉１の吹抜は時には、直ちに温
度センサー１５Ａ　、　１５Ｂによりその高温の吹抜は
温度を検出し、その高い方の温度を基にして冷却流体噴
射装置１６から冷却流体を管路２内に噴射して、排ガス
温度を安全温度にまで低下させる。

また、温度センサー１５Ａ　、　１５Ｂの全てが、高炉
１からの排ガス温度が通常状態に戻ったことを検出する
と、冷却流体噴射装置１６の作動を停止させるようにな
っている。

なお、上記のごとく複数個配設される温度センサー１５
Ａ　、　１５Ｂは、乾式集塵器４の上流側の管路２に設
けられるが、図面に示す本実施例のごとく、高炉１に近
い方が冷却流体噴射装置１６の作動時間に余裕を与える
上で望ましく、また、冷却流体噴射装置１６は本実施例
のととく粗粒除塵器３の下流側に配設しても良いが、そ
の上流側、または粗粒除塵器３内に設けても良い。

従って、本発明の安全装置は、乾式集塵器を使用した高
炉々項三エネルギー回収装置における高炉吹抜は時に、
乾式集塵器及びタービンを含むその系内を安全に保護す
る上で極めて有効である。

また、本発明では、乾式集塵器の上流側において、高炉
からの吹抜けを温度により検出し、かつその上流側で冷
却を行なうので、温度感知の遅れを防止でき、乾式集塵
器を含めた系内を確実に保護することができ、タービン
側にも影響を及ぼさないという利点がある。

特に本発明では、乾式集塵器の上流側に複数個の温度セ
ンサーを配設しているので、１個の温度センサーを配設
した場合に比較して温度検出の信頼性を高めることがで
きると共に、高炉吹抜は後、炉頂出口における排ガスの
温度センサーによる検出温度が通常温度に戻った際でも
、吹抜けによる高温ガスが上記温度センサーと乾式集塵
器との間の管路に残留している場合は、他の温度センサ
ーでそれを検出してこれら高温排ガスを冷却流体噴射装
置により冷却できるので、乾式集塵器などの安全装置と
しての信頼性が高いという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例における高炉々項三エネルギー
回収装置の系統図である。 １・・・高炉、２・・・管路、６・・・粗粒除頭器、４
・・・乾式集塵器、５・・・管路、６・・・タービン、
１５Ａ。 １５Ｂ・・・温度センサー、１６・・・冷却流体噴射装
置、１７・・・ハイセレクター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高炉、粗粒除塵器、乾式集塵器及び炉頂圧エネルギー回
   収タービンの順に管路を介して配列されている高炉々項
   三エネルギー回収装置において、該高炉からの排ガス温
   度を検出する温度センサーを、該乾式集塵器より上流側
   の管路に複数個配設すると共に、これら温度センサーか
   らの各信号の高い方の温度を基にして冷却流体を該乾式
   集塵器より上流側の管路に噴射可能な冷却流体噴射装置
   を配設したことを特徴とする高炉り項三エネルギー回収
   装置の安全装置。