JPH0215836Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0215836Y2
JPH0215836Y2 JP17078583U JP17078583U JPH0215836Y2 JP H0215836 Y2 JPH0215836 Y2 JP H0215836Y2 JP 17078583 U JP17078583 U JP 17078583U JP 17078583 U JP17078583 U JP 17078583U JP H0215836 Y2 JPH0215836 Y2 JP H0215836Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
hopper
exhaust
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17078583U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6078795U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17078583U priority Critical patent/JPS6078795U/ja
Publication of JPS6078795U publication Critical patent/JPS6078795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0215836Y2 publication Critical patent/JPH0215836Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は微粉炭、小麦粉、プラスチツク等の如
き粉塵爆発を生ずる粉粒体を取り扱う分野におい
てホツパー内部圧力を高くして粉粒体をホツパー
より排出させる場合に用いるホツパー非常排圧装
置に関するものである。
ホツパー内部圧力を高圧としてホツパーから外
部へ粉粒体を排出させるシステムにおいては、第
1図に示す如く、ホツパー1の頂部に、受入弁2
を備えた粉粒体供給管3を接続すると共に、ホツ
パー1の下部に、排出弁4を備えた粉粒体排出管
5を接続し、更に、ホツパー1には、内部圧力の
均圧弁6、排圧弁7、圧力コントロール弁8、安
全弁9を備え、前記各弁の作動を順を追つて説明
すると、排出弁4及び均圧弁6は閉、排圧弁7は
開の状態で受入弁2が開になり、ホツパー1内に
粉粒体を所定量投入し、次ぎに受入弁2及び排圧
弁7が閉、均圧弁6が開になりホツパー1内へ均
圧気体を供給し、設定圧に達したなら排出弁4が
開になり粉粒体を排出するようにタイムスケジユ
ールに従つた自動シーケンスで作動する。又、圧
力コントロール弁8は、ホツパー内部圧力を一定
にコントロールするためのもので、ホツパー1の
内圧を検出する圧力検出器10からの信号に基づ
きコントローラ11から指令信号が出されること
により作動し、ホツパー1の内部圧力をコントロ
ールするようにしてある。
上述の構成において、安全弁9はホツパー1の
破壊防止を目的として設置され、ホツパー1の耐
圧強度に合わせて圧力設定されるのが通常であ
る。
ところが、上記従来方式では、圧力コントロー
ル弁8は開閉動作に遅れが生じ、このためコント
ローラ11から圧力コントロール弁8に閉指令信
号が出力されてから該圧力コントロール弁8が全
閉となるまでの間の均圧気体の吹込みによつてホ
ツパー1の内部圧力が一定以上に上昇する場合
や、圧力コントロール弁8が故障した場合に安全
弁9が開き、粉塵爆発を生ずる粉粒体を含んだ気
体を大気へ放散させている。そのため、粉塵爆発
の可能性があると共に大気汚染の原因ともなつて
いた。
本考案は、かかる粉塵爆発、大気汚染のおそれ
を未然に防止し、且つ安全に運転できるようにす
ることを目的としてなしたもので、受入弁を備え
た粉粒体供給管と、排出弁を備えた粉粒体排出管
と、均圧弁を備え且つ該均圧弁の下流側に指令信
号により作動する圧力コントロール弁を備えた気
体供給管と、排圧弁を備えた排気管とを、安全弁
を有するホツパーに接続し、該ホツパー内の圧力
を検出して検出信号を出力する圧力検出器及び、
前記検出信号に基づいてホツパー内の圧力が前記
安全弁の作動圧よりも低い所定の値になつたとき
に前記圧力コントロール弁に指令信号を出力する
コントローラを設けた粉粒体貯留ホツパーにおい
て、前記指令信号により作動する非常排圧弁を前
記排気管に排気弁と並列に接続するとともに、排
気管の下流側に集塵器を接続した構成を有し、内
部圧力を一定以上に上昇させないと共に、粉塵爆
発を生ずる可能性のある粉粒体をバグフイルター
で集塵して粉塵爆発限界以下にして大気へ放散さ
せることにより粉塵爆発の防止、大気汚染の防
止、ホツパー内部圧力の安定により安全性が向上
する効果が得られるようにしたものである。
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
第2図に示す如く、内部に粉粒体を充満させる
ホツパー1に、受入弁2を開けることにより粉粒
体供給管3を経て粉粒体を受入れ、排出弁4を開
けることにより粉粒体排出弁5を通して外部へ粉
粒体を排出させるようにし、更に、ホツパー内部
圧力を高圧にするための均圧弁6、ホツパー内部
圧力を排気するための排圧弁7、ホツパー内部圧
力をコントロールする圧力コントロール弁8、安
全弁9、ホツパー内部圧力を検出する圧力検出器
10、該圧力検出器10からの信号に基づき圧力
コントロール弁8に指令を与えるコントローラ1
1、等を備え各弁を自動シーケンスで作動するよ
うにした第1図と同じ構成において、前記排圧弁
7とは並列に非常排圧弁12を設け、該非常排圧
弁12と前記コントローラ11とを電気的に接続
し、且つ上記非常排圧弁12、排圧弁7の下流側
にバグフイルター13を設け、排気をバグフイル
ター13で除塵した後、大気中へ放出できるよう
にする。
非常排圧弁12は、圧力検出器10が検出する
ホツパー1の内圧が安全弁9が作動する圧力値よ
りやや低い値になつたときに、コントローラ11
より出力される信号によつて開放するようになつ
ている。
排圧弁7はホツパー1内の均圧気体を短時間の
うちに全量排出させるための大型ON−OFF弁で
あり、少量制御可能な高感度弁でない また、安全弁9は第1図に示す装置と同様に、
最終安全手段として設けられているものであつ
て、各弁が故障した場合のような緊急事態に対応
してホツパー1の爆発を防止するものである。
今、圧力コントロール弁8の故障、均排圧の自
動切換遅れ、誤動作、均圧排圧弁6,7の作動不
良(故障)、内部発熱等の原因で、ホツパー1の
内部圧力が一定圧力を超えた場合、あるいはホツ
パー設定圧力を超えた場合には、常時ホツパー1
の内部圧力を検出している圧力検出器10により
異常が検出され、その信号がコントローラ11へ
送られ、該コントローラ11から圧力コントロー
ル弁8へ作動指令が与えられると同時に非常排圧
弁12に開作動するよう指令が与えられる。これ
により非常排圧弁12は開き、ホツパー1内の粉
塵爆発を生ずる可能性を有する粉粒体を含む気体
は、排出され、バグフイルター13で集塵された
後、大気中へ放散される。排気がバグフイルター
13を通されると、気体中に含まれた粉粒体が集
塵され、粉塵爆発を生ずる可能性のある粉粒体が
大気へ放散されることがなくなつて粉塵爆発のお
それを防止することができる。又、同時にホツパ
ー1は内部圧力が所定の圧力に戻され、ホツパー
内部圧力が定圧力になると自動的に非常排圧弁1
2は閉じられる。
従つて、本考案においては、ホツパー1内に投
入される粉粒体の性状変化に伴い、粉粒体を排出
弁4より送出するのに必要な圧力に合わせて非常
排圧弁12の作動圧を設定すれば、ホツパー1の
内部圧力が一定値以上に上昇すると自動的に余剰
均圧気体を非常背圧弁12にて排出制御すること
が可能となるので、操業性が格段に安定する。
なお、バグフイルター13は、サイクロン等、
集塵器であればどのような構造であつてもよいこ
と、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変更を加え得ることは勿論である。
以上述べた如く、本考案の装置によれば、次の
如き優れた効果を奏し得る。
(i) 圧力コントロール弁が故障してホツパー内部
圧力が異常に上昇しても直ちに検出して且つ自
動的に排気させることができ、このとき粉塵爆
発を生ずる可能性のある粉粒体をそのまま大気
へ放出させず、バグフイルター等集塵器を通し
て粉塵爆発限界以下に濃度を落し大気へ放散さ
せるため、粉塵爆発が防止される。
(ii) 大気へは清浄な気体が放散されるので、大気
汚染を防止できる。
(iii) 高温雰囲気等作業環境の悪い条件においても
安全に運転でき、信頼性が向上すると共に、ホ
ツパー内部圧力の異常上昇が直ちに解消され、
弁等の付属装置を含めた機器に異常な力が加わ
らないため安全性が向上する。
(iv) ホツパー内に投入される粉粒体の性状変化に
伴い、粉粒体を排出弁より送出するのに必要な
圧力に合わせて、非常排圧弁の作動圧を設定す
れば、ホツパーの内部圧力が一定値以上に上昇
すると自動的に余剰均圧気体を非常排圧弁にて
排出制御することが可能となり、操業性が格段
に安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す概略図、第2図は本考案
の装置の概要を示す図である。 1はホツパー、2は受入弁、4は排出弁、6は
均圧弁、7は排圧弁、10は圧力検出器、11は
コントローラ、12は非常排圧弁、13はバグフ
イルターを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受入弁を備えた粉粒体供給管と、排出弁を備え
    た粉粒体排出管と、均圧弁を備え且つ該均圧弁の
    下流側に指令信号により作動する圧力コントロー
    ル弁を備えた気体供給管と、排圧弁を備えた排気
    管とを、安全弁を有するホツパーに接続し、該ホ
    ツパー内の圧力を検出して検出信号を出力する圧
    力検出器及び、前記検出信号に基づいてホツパー
    内の圧力が前記安全弁の作動圧よりも低い所定の
    値になつたときに前記圧力コントロール弁に指令
    信号を出力するコントローラを設けた粉粒体貯留
    ホツパーにおいて、前記指令信号により作動する
    非常排圧弁を前記排気管に排気弁と並列に接続す
    るとともに、排気管の下流側に集塵器を接続した
    ことを特徴とする粉粒体貯留ホツパーの非常排圧
    装置。
JP17078583U 1983-11-02 1983-11-02 粉粒体貯留ホッパーの非常排圧装置 Granted JPS6078795U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17078583U JPS6078795U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 粉粒体貯留ホッパーの非常排圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17078583U JPS6078795U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 粉粒体貯留ホッパーの非常排圧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6078795U JPS6078795U (ja) 1985-06-01
JPH0215836Y2 true JPH0215836Y2 (ja) 1990-04-27

Family

ID=30372738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17078583U Granted JPS6078795U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 粉粒体貯留ホッパーの非常排圧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6078795U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023046715A (ja) * 2021-09-24 2023-04-05 金子産業株式会社 タンク内圧力調整装置及びタンクシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6078795U (ja) 1985-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN214957115U (zh) 一种安全型防爆集装箱式储能系统
US4698202A (en) Process for installation for the controlled discharge of activity from a reactor containment structure of a gas-cooled nuclear power plant
JPH0215836Y2 (ja)
CN214378733U (zh) 一种电池包箱体及电池包
CN212189739U (zh) 粉末加工处理涂覆设备抑爆及抑爆气体泄漏保护智能控制系统
CN203268820U (zh) 封闭储煤仓低压二氧化碳惰化保护装置
CN110076038B (zh) 粉末加工处理涂覆设备抑爆及抑爆气体泄漏保护智能控制系统
SU1123537A3 (ru) Устройство дл улавливани пыли и газов в системе загрузки печи
CN210717628U (zh) 一种煤粉制备控爆集成保护系统
KR100862774B1 (ko) 미분탄 제조 장치
JPH05312680A (ja) 密閉電池用安全弁検査装置
CN214486094U (zh) 一种阻燃粉尘处理装置
JPH01195928A (ja) ガスタービンユニットにおける作動の障害時に加圧流動床燃焼発電プラントを制御する方法及びこの制御の為の装置を有する加圧流動床燃焼発電プラント
CN113477385A (zh) 一种煤粉制备安全预报警系统
CN111450626A (zh) 过滤器内防阴燃、爆炸的惰封系统和方法
CN112337212A (zh) 一种阻燃粉尘处理装置
CN209865553U (zh) 一种新型重锤式全密闭防爆阀装置
CN220530980U (zh) 工业炉窑烟气袋式除尘器安全运行系统
CN103736339A (zh) 散装物料的干燥和粉尘收集系统及煤粉收集的方法
CN211470043U (zh) 一种用于物料气力输送的防火切断装置
JPS6218252Y2 (ja)
CN215136290U (zh) 用于可燃物仓储料斗的自动防灭火装置
CN218573890U (zh) 一种磨煤机自燃保护装置
JPS6234977Y2 (ja)
JPS6341622B2 (ja)