JPS5973536A - α,β―不飽和カルボニル化合物の製造方法 - Google Patents

α,β―不飽和カルボニル化合物の製造方法

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JPS5973536A
JPS5973536A JP57183581A JP18358182A JPS5973536A JP S5973536 A JPS5973536 A JP S5973536A JP 57183581 A JP57183581 A JP 57183581A JP 18358182 A JP18358182 A JP 18358182A JP S5973536 A JPS5973536 A JP S5973536A
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JP
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phosphine
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ester
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JP57183581A
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Jiro Tsuji
辻 二郎
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はα、β−不飽和ケトンの新規な製造法に関し、
さらに詳しくは、アリル型炭酸エステルを出発原料とす
る新規な反応によってα、β−不飽和ケトンを製造する
方法に関する。
シクロベンテノン誘導体、シクロヘキセノン銹導体、シ
クロドブセノン誘導体などのごとき不飽和ケトンは香料
、医薬、化学薬品などの分野で有用な化学物質である。
而して、かかる不飽和ケトンの合成法として、従来から
プル中すデンシクロペンタノンのごとき環外に二重結合
を有する化合物の異性化による方法が知られているが(
例えば特開昭51−25240号)、この場合には側鎖
の種類により反応性が一様テナく、アルケニルシクロベ
ンテノンのような側鎖に不飽和結合を有する化合物の合
成には事実上不適当であった。
そこで本発明者らは側鎖の種類に拘りなく目的とする不
飽和ケトンの合成を可能ならしめる方法を開発すべく鋭
意検討を進めた結果、アリ↑復炭酸エステルを出発原料
とする新規な反応を見い出し、本発明を完成するに到っ
た。
かぐして本発明によれば、下記一般式〔■〕で表わされ
る炭酸ジエステルを白金族金属化合物どα、ω−アルキ
レンジ(ジ置換)ホスフィン(以下、ADPと略称する
)とから本質的に成る触媒と接触せしめることを特徴と
する下記一般式〔■〕で表わされるα、ノー不飽和ケト
ンの製造法が提供される。
(前記式中、R1、R1、R3、R4,RいR1、R7
及びR6は水素または炭化水素残基を表わ1−7、R3
、R1、R3、R4は鎖状であってもまたそれぞれが任
意の組合せで環を形成していてもよい。) 本発明においては、出発原料として前記一般式[’I”
]で表わされるアリル型炭酸エステルが使用される。式
中、R,は水素原子のほかメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ペンチル基などのごときアルキル基やR1、R8
またはR4と結合してシクロペンメン環、シクロヘキサ
ン環、シクロドデカン環すどのごとき項を形成している
アルキレン基をさし、またR1、R8及びR4は水素原
子またはR1と同様のアルキル基、アルキレン基を意味
し、さらにR5、R6、R1及びR,は水素またはアル
キル基を意味する。上記各置換基のうちRI%R1、R
s及びR2はそれぞれが任意の組合せで環を形成してい
てもよい。
かかる化合物の具体的な例として、例えば炭騙アリル(
1−シクロヘキセニル)エステル、炭酸アリル(1−シ
クロペンテニル)エステル、炭酸アリル(2−メチル−
1−シクロへキセニル)エステル、炭酸アリル(6−メ
チル−1−シクロヘキセニル)エステル、炭酸アリル(
1−シクロドデセニル)エステル、炭酸アリル(シクロ
ヘキシリチン)エステル、炭酸クロチル(1−シクロへ
キセニル)エステル、炭ff−2−ペンテニル(1−シ
クロヘキセニル)エステル、炭酸アリル(2−フロピル
ー1−シクロヘキセニル)エステル、炭酸アリル(2−
ペンチル−1−シクロへキセニル)エステル、炭酸アリ
ル(2−ペンチル−1−シクロベンテニル)エステル、
炭酸アリル(2−ペンテニル−1−シクロペンテニル)
エステル、炭酸アリル(2−ペンチニル−1−7クロペ
ンテニル)エステル、炭酸アリル(1−プロペニル)エ
ステル、炭酸アリル(1−へキセニル)エステル、炭酸
アリル(2−メチル−1−ブテニル)エステル、炭酸ア
リル(3−メチル−1−ブテニル)エステルなどが例示
される。
これらの化合物の合成は常法に従って行えばよく、例え
ば炭酸アリル(1−7クロヘキセニル)エステルを例に
とると、シクロヘキサノンとクロル蟻酸アリルを反応せ
しめる方法によって容易に合成することができる。
・本発明においては、反応に際して白金族金属化金物と
ADPとから本質的に成る触媒が用いられる。白金族金
属化合物はパラジウム、白金、ロジウム、イリジウム、
ルテニウムの塩または錯体であシ、ADPと錯体を形成
しうるものでおればいずれでも使用できる。かかる化合
物の具体例として、例えばトリス(トリベンジリデンア
セチルアセトン)ニパラジウム(0)、トリス(トリベ
ンジリデンアセチルアセトン)三パラジウム(0)、酢
酸パラジウム、パラジウムアセチルアセトナート、硝酸
パラジウム、硫酸パラジウム、塩化パラジウムなどが挙
げられる。これらの化合物中、無機強酸塩を用いる場合
には酢酸力・リウム、ナトリウムアルコラード、第三級
アミンなどの塩基を共存させることが望ましい。また白
金族金属のなかではパラジウムが反応性の面でとくに好
ましく、なかでも0価化合物または二価の有機化合物を
用いるのが好適である。
一方、ADPの具体的な例としては、例えばα、β−エ
チレンジ(ジフェニル)ホスフィン、α、β−エチレン
ジ(ジエチル)ホスフィン、α、β−エチレンジ(ジプ
チル)ホスフィン、α、β−エチレンジ(ブチルフェニ
ル)ホスフィン、α、γ−プロピレンジ(ジフェニル)
ホスフィン、α、δ−ブチレンジ(ジフェニル)ホスフ
ィンなどが例示され、なかでもα、β−エチレンジホス
フィン、トぐニα、β−エチレンジ(ジフェニル)ホス
フィンが賞月される。因みにα、I−エチレンジ(ジフ
ェニル)ホスフィンは下記のごとき構造式で示される。
(式中、Phtj、フェニル基を表わす)これら両成分
の使用割合は適宜選択されるが、通常は白金族金属化合
物1モル当fiADP0.5モル以上、好ましくは0.
7〜1.・5モルであり、かかる両成分からなる触媒は
原料100モル当夛当金白金族金属化が通常0.01〜
10モルとなるような割合で使用される。これらの両成
分は予め反応させておいてもよいが、通常は反応系中で
両成分を接触せしめることにより触媒が調製される〇本
発明の反応は出発原料を触媒と接触せし゛めることによ
り下記反応式に従って進行する。反応温度は通常20C
以上、好ましくは50〜150Cであシ、反応時間は通
常5分〜10時間である。
R,R,R。
また反応に際して、希釈剤を存在せしめることが選択性
向上の見地から好ましく、その具体例として、例えばア
セトニトリル、ベンゾニトリル、ジメチルホルムア□ミ
ド、ジオキサン、ベンゼンなどが例示される。これらの
希釈剤は通常出発原料の濃度が1〜50重量%となるよ
うな割合で使用される。
反応終了後、反応液から常法に従って目的物を分離する
ことによって高純度のα、β−不飽和ケトンが得られる
。かかる不飽和ケトンは種々の有用な化合物の合成中間
体、とくに香料、医薬などの中間体として用いられる。
かくして本発明によれば、新規な反応を利用することに
よって、効率よくα、β−不飽和ケトンを製造すること
ができる。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 容器中に炭酸アリル(1−シクロヘキセニル)エステル 量 アセトニトリル8モル、酢酸パラジウム0.001モル
及ヒα、β−エチレンジ(ジフェニル)ホスフィンao
oiモルの割合で仕込み、室温で速やかに攪拌したのち
溶媒の沸点まで昇温してアルゴン雰囲気下で還流下に5
時間反応を行った。反応終了後、常法に従って生成物を
減圧蒸留した結果、2−シクロヘキセン−1−オンが9
2.44の収率 9− で得られた。なお、これらの化合物の同定はIRlNM
R及びマススペクトルを用いることによって行われた。
実施例2〜4 出発原料として第1表に示すごとき化合物を用いること
以外は実施例1と同様にして反応を行った。結果を第1
表に示す。
第1表 実施例5 酢酸パラジウムに代えてパラジウムアセチルアセト、ナ
ートを用いること以外は実施例1に準じて反応を行った
ところ、実施例1とほぼ同等の結果が得られた。
実施例6 酢酸パラジウムに代えてトリス(ジベンジリデンアセト
ン)ニパラジウム(0)を用いること以外は実施例2に
準じて反応を行ったところ、実施例2とほぼ同等の結果
が得られた。
特許出願人  日本ゼオン株式会社 11−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t 一般式CI) R,八 R,R,鳥 4 (式中、R,%R1、R1,84%R1、R6、R7及
    びR8は水素ま友は炭化水素残基な表わし、R11R1
    、R,及びR4は鎖状であってもま、たけそれぞれが任
    意の組合せで櫨を形成していてもよい)で表わされる炭
    酸ジエステルを白金族金属化合物とα、ω−アルキレン
    ジ(ジ置換)ホスフィンとから本質的に成る触媒と接触
    せしめること ″を特徴とする一般式[II) (式中、R3、R7、R8及びR4は前記と同じ)で表
    わされるα、β−不飽和ケトンの’JA&方法。
JP57183581A 1982-10-19 1982-10-19 α,β―不飽和カルボニル化合物の製造方法 Granted JPS5973536A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5118863A (en) * 1989-06-22 1992-06-02 Nippon Zeon Co., Ltd. Process for producing an α,β-unsaturated carbonyl compound
JP2007192119A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toyota Motor Corp 過給機のタービン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5118863A (en) * 1989-06-22 1992-06-02 Nippon Zeon Co., Ltd. Process for producing an α,β-unsaturated carbonyl compound
JP2007192119A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Toyota Motor Corp 過給機のタービン

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