JPS597348Y2 - 吊上電磁石の脱磁装置 - Google Patents
吊上電磁石の脱磁装置Info
- Publication number
- JPS597348Y2 JPS597348Y2 JP5687478U JP5687478U JPS597348Y2 JP S597348 Y2 JPS597348 Y2 JP S597348Y2 JP 5687478 U JP5687478 U JP 5687478U JP 5687478 U JP5687478 U JP 5687478U JP S597348 Y2 JPS597348 Y2 JP S597348Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alternating
- pulse
- capacitor
- excitation
- alternating pulse
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- Expired
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、吊上電磁石に設けられる脱磁装置に関する
。
。
吊上電磁石により鋼材を吸着運搬した場合、吊上電磁石
の磁化力が相当強いために運搬終了ののち、吊上電磁石
の励磁を切り外部磁界を除いたとしても、強磁体である
鋼材には依然として磁化状態が残留する。
の磁化力が相当強いために運搬終了ののち、吊上電磁石
の励磁を切り外部磁界を除いたとしても、強磁体である
鋼材には依然として磁化状態が残留する。
この残留磁気は、アーク溶接時に磁気吹きを引起すなど
鋼材の加工面において種々の障害となる。
鋼材の加工面において種々の障害となる。
このようなことから、吊上電磁石には残留磁気を打消す
ための脱磁装置が必要である。
ための脱磁装置が必要である。
もとより脱磁装置は、吊上電磁石と別体に設けることも
できるが、残留磁気を脱磁するためにはかなりの消磁力
を必要とし、装置の大型化ならびに煩雑化はまぬがれな
い。
できるが、残留磁気を脱磁するためにはかなりの消磁力
を必要とし、装置の大型化ならびに煩雑化はまぬがれな
い。
したがって、脱磁装置は吊上電磁石に一体に設けるか内
蔵することが肝要である。
蔵することが肝要である。
この考案は、吊上電磁石および脱磁装置をことさら大型
化することなく、商用電源を使用して効率よく脱磁しう
る脱磁装置を提供することを目的とする。
化することなく、商用電源を使用して効率よく脱磁しう
る脱磁装置を提供することを目的とする。
この考案の主な特徴は、商用電源の位相制御された整流
出力の極性を正逆切替するだけで減衰振動励磁電流を得
ることができ、もって効率よく脱磁しうるようにした点
にある。
出力の極性を正逆切替するだけで減衰振動励磁電流を得
ることができ、もって効率よく脱磁しうるようにした点
にある。
以下、この考案を図示する実施例によって説明する。
第１図ａはこの考案による脱磁装置の制御回路、ｂは励
磁回路である。
磁回路である。
第１図において、Ａは点弧制御回路、Ｂは交番パルス発
生回路、Ｃは脱磁開始指令装置、Ｄは励磁電源、Ｅは励
磁電流切替装置、Ｆは負荷となる励磁コイルである。
生回路、Ｃは脱磁開始指令装置、Ｄは励磁電源、Ｅは励
磁電流切替装置、Ｆは負荷となる励磁コイルである。
点弧制御回路Ａは、ブリッジ整流回路１を駆動源とし、
トランジスタ２、ダブルベースダイオード３（以下これ
をＵＪＴと略記する。
トランジスタ２、ダブルベースダイオード３（以下これ
をＵＪＴと略記する。
）を有してコンデンサ４の放電特性を利用して構威され
た発振回路で、ＵＪＴ ３を第１ベース側に接続された
パルストランス５よりトリガパルスＶ４，Ｖ５が出力さ
れる。
た発振回路で、ＵＪＴ ３を第１ベース側に接続された
パルストランス５よりトリガパルスＶ４，Ｖ５が出力さ
れる。
コンデンサ４の放電時定数は、コンデンサ４と放電抵抗
６，７によって決まり、コンデンサ４の一端が脱磁開始
指令装置Ｃの一側端子に接続されている。
６，７によって決まり、コンデンサ４の一端が脱磁開始
指令装置Ｃの一側端子に接続されている。
図中８，９は抵抗、１０はコンデンサ、１１は定電圧ク
ランプ用ツエナーダイオードである。
ランプ用ツエナーダイオードである。
交番パルス発生回路Ｂは、ダブルベースダイオード１２
（これも同様以下ＵＪＴと略記。
（これも同様以下ＵＪＴと略記。
）とトランジスタ１３からなる発振回路、およびフリツ
プフロツプ回路１４からなる。
プフロツプ回路１４からなる。
発振条件はＵＪＴ１２のエミツタに接続された可変抵抗
１５とコンデンサ１６による時定数で決まる。
１５とコンデンサ１６による時定数で決まる。
そして、フリップフロップ回路１４の出力端子から一定
時間巾の交番パルスＶ２，Ｖ３が出力される。
時間巾の交番パルスＶ２，Ｖ３が出力される。
１７〜２０は抵抗で゛ある。脱磁開始指令装置Ｃは、た
とえば双極スイッチからなり、中点可動接点には直流電
源２１が接続され、一側の端子２２は点弧制御回路Ａに
、かつ他側端子２３は交番パルス発生回路Ｂに接されて
いる。
とえば双極スイッチからなり、中点可動接点には直流電
源２１が接続され、一側の端子２２は点弧制御回路Ａに
、かつ他側端子２３は交番パルス発生回路Ｂに接されて
いる。
励磁電源Ｄは、二辺にサイリスタ２４． ２５を使用し
、他の二辺にダイオード２６を用いた全波整流回路によ
って構威され、各サイリスタ２４， ２５のゲートに点
弧制御回路Ａのパルストランス５の各出力端２７． ２
８から一対一で対応してトリガパレスｖ４，Ｖ５が与え
られて位相制御される。
、他の二辺にダイオード２６を用いた全波整流回路によ
って構威され、各サイリスタ２４， ２５のゲートに点
弧制御回路Ａのパルストランス５の各出力端２７． ２
８から一対一で対応してトリガパレスｖ４，Ｖ５が与え
られて位相制御される。
励磁電流切替装置Ｅは、フリツプフロツプ回路１４の出
力パルスｖ２，Ｖ３によってＯＮ．ＯＦＦする接点２９
． ３０で構或される。
力パルスｖ２，Ｖ３によってＯＮ．ＯＦＦする接点２９
． ３０で構或される。
すなわち、接点２９， ３０は励磁電源Ｄの出力端と励
磁コイルＦとの間において、たすき掛け状にブリッジ接
続され、励磁コイルＦに流れる電流ｉを交番パルスｖ２
，Ｖ３と同一周期で正逆切替えるようになっている。
磁コイルＦとの間において、たすき掛け状にブリッジ接
続され、励磁コイルＦに流れる電流ｉを交番パルスｖ２
，Ｖ３と同一周期で正逆切替えるようになっている。
図中３１はパリスタである。
次に、第２図とともに動作を説明する。
まず、脱磁開始指令装置Ｃは、通常、端子２２側に入っ
ている。
ている。
このとき、点弧制御回路Ａのコンテ゛ンサ４は直流電源
２１によって充電されている。
２１によって充電されている。
いま、脱磁指令によって可動接点を端子２３側に投入す
ると、点弧制御回路Ａのコンデンサ４は放電抵抗６，７
を介し、図示する放電回路（矢印）に沿って放電を開始
する。
ると、点弧制御回路Ａのコンデンサ４は放電抵抗６，７
を介し、図示する放電回路（矢印）に沿って放電を開始
する。
この放電は、コンデンサ４と放電抵抗６，７によって決
まる所定の時定数で第３図ａに示す如く減衰する。
まる所定の時定数で第３図ａに示す如く減衰する。
そして、コンデンサ４の放電とともにトランジスタ２の
エミツタ・ベース間の電圧が時間とともに下がり、この
電圧変化に応じてトランジスタ２のエミツタ・コレクタ
間の抵抗が増加してコンテンサ１０の充電時間が長くな
る。
エミツタ・ベース間の電圧が時間とともに下がり、この
電圧変化に応じてトランジスタ２のエミツタ・コレクタ
間の抵抗が増加してコンテンサ１０の充電時間が長くな
る。
したがって、ＵＪＴ３の導通角が時間とともに遅れ、パ
ルストランス５の端子２７． ２８からは位相シフトさ
れたトリガパルスＶ４，■５が出力される。
ルストランス５の端子２７． ２８からは位相シフトさ
れたトリガパルスＶ４，■５が出力される。
（第２図Ｃ参照。）これらのトリガパルス■４，ｖ５は
励磁電源Ｄのサイリスタ２４． ２５の各ゲートに与え
られ、励磁電源Ｄの整流出力Ｖ７が第３図ｅの如き波形
をもって出力される。
励磁電源Ｄのサイリスタ２４． ２５の各ゲートに与え
られ、励磁電源Ｄの整流出力Ｖ７が第３図ｅの如き波形
をもって出力される。
つまり、サイリスタ２４． ２５の導通角が時間ととも
にシフトされるので整流出力Ｖ７は放電曲線■１に対応
して減衰することになる。
にシフトされるので整流出力Ｖ７は放電曲線■１に対応
して減衰することになる。
この状態の詳細を中間省略し拡大して第３図に示した。
一方、先の脱磁開始指令装置Ｃの切替え（すなわち、端
子２３側に投入。
子２３側に投入。
）によって、直流電源２１から直流電圧が交番パルス発
生回路Ｂに与えられる。
生回路Ｂに与えられる。
すると、可変抵抗１５とコンデンサ１６の時定数により
ＵＪＴ１２からある周波数のパルスが発振され、このパ
ルスはトランジスタ１３により増巾されてフリツフ゜フ
ロツプ回路１４に入力される。
ＵＪＴ１２からある周波数のパルスが発振され、このパ
ルスはトランジスタ１３により増巾されてフリツフ゜フ
ロツプ回路１４に入力される。
そして、フリツフ゜フロツフ゜回路１４の出力端子３２
． ３３から一定時間巾の交番パルスｖ２，■３が出力
される。
． ３３から一定時間巾の交番パルスｖ２，■３が出力
される。
（第２図ｂ参照。
）この交番パルス■２，Ｖ３の交番周期は、励磁電源の
交流人力Ｖ６の周期（商用）よりも長く、したがって交
番パルスｖ２またはＶ３の時間巾内に複数サイクルの交
流人力■６が存在することになる。
交流人力Ｖ６の周期（商用）よりも長く、したがって交
番パルスｖ２またはＶ３の時間巾内に複数サイクルの交
流人力■６が存在することになる。
そして、交番パルスｖ２，Ｖ３は励磁電流切替装置Ｅの
接点２９， ３０に与えられ、接点２９． ３０は各々
交番パルスｖ２，Ｖ３の周期に同期してＯＮ−ＯＦＦす
る。
接点２９， ３０に与えられ、接点２９． ３０は各々
交番パルスｖ２，Ｖ３の周期に同期してＯＮ−ＯＦＦす
る。
したがって、励磁電源Ｄの整流出力■７は接点２９，
３０の切替えによって正逆反転される。
３０の切替えによって正逆反転される。
そして、励磁コイルＦに加わる端子電圧ｖ８は、第２図
ｆのように交番パルスｖ２，ｖ３と同一周期で交番し、
かつ放電曲線■１に対応して減衰する波形となる。
ｆのように交番パルスｖ２，ｖ３と同一周期で交番し、
かつ放電曲線■１に対応して減衰する波形となる。
この電圧ｖ８によ゛つて、励磁コイルＦにはｇ図のよう
な減衰振動電流ｉが流れる。
な減衰振動電流ｉが流れる。
かくして、励磁コイルＦからは電流ｉによる交番磁界が
生じ、鋼材の残留磁気を消磁することができる。
生じ、鋼材の残留磁気を消磁することができる。
なお、以上の実施例において切替装置Ｅの接点２９，
３０は、機械的接点の如く示したが、各接点２９，３０
は高速スイッチング速度を要求されるため、半導体デバ
イスによって構或する場合があることはいうまでもない
。
３０は、機械的接点の如く示したが、各接点２９，３０
は高速スイッチング速度を要求されるため、半導体デバ
イスによって構或する場合があることはいうまでもない
。
以上の通りこの考案によれば、脱磁開始指令装置を切替
えるだけで、商用電源を位相制御し自動的に減衰する整
流出力を交番させ、もって減衰振動電流を得ることがで
き、したがって鋼材の残留磁気を容易に交流脱磁するこ
とができる。
えるだけで、商用電源を位相制御し自動的に減衰する整
流出力を交番させ、もって減衰振動電流を得ることがで
き、したがって鋼材の残留磁気を容易に交流脱磁するこ
とができる。
さらに、この脱磁装置は従来ある吊上電磁石の構戊をそ
のまま使用することが可能であって、別個に脱磁装置を
製作する必要がなく経済的であり、しかも吊上電磁石と
一体化させれば鋼材運搬後ただちに脱磁することができ
、作業能率、装置取扱いの点で優れたものとなる利点を
有する。
のまま使用することが可能であって、別個に脱磁装置を
製作する必要がなく経済的であり、しかも吊上電磁石と
一体化させれば鋼材運搬後ただちに脱磁することができ
、作業能率、装置取扱いの点で優れたものとなる利点を
有する。
第１図ａ， ｌ）は、この考案の脱磁装置の構或を示
す回路図、第２図ａ乃至ｇは、脱磁装置の各部信号波形
を示す説明図、第３図は、シフトされたトリガパルスと
整流波形との相関を示す中間省略した拡大図である。 Ａ・・・・・・点弧制御回路、Ｂ・・・・・・交番パル
ス発生回路、Ｃ・・・・・・脱磁開始指令装置、Ｄ・・
・・・・励磁電源、Ｅ・・・・・・励磁電流切替装置、
Ｆ・・・・・・励磁コイル、１・・・・・・ブリッジ整
流回路、２・・・・・・トランジスタ、３・・・・・・
ダブルベースダイオード（ＵＪＴ）、４・・・・・・コ
ンテ゛ンサ、５・・・・・・パルストランス、６・・・
・・・放電抵抗、７・・・・・・放電抵抗、８，９・・
・・・・抵抗、１０・・・・・・コンテ゛ンサ、１１・
・・・・・ツエナーダイオード、１２・・・・・・ダブ
ルベースダイオード（ＵＪＴ）、１３・・・・・・トラ
ンジスタ、１４・・・・・・フリツプフロツプ回路、１
５・・・・・・可変抵抗、１６・・・・・・コンデンサ
、１７〜２０・・・・・・抵抗、２１・・・・・・直流
電源、２２・・・・・・端子、２３・・・・・・端子、
２４， ２５・・・・・・サイリスク、２６・・・・・
・ダイオード、２７， ２８・・・・・・トリガパルス
出力端子、２９， ３０・・・・・・接点、３１・・・
・・・バリスタ、３２． ３３・・・・・・交番パルス
出力端子。
す回路図、第２図ａ乃至ｇは、脱磁装置の各部信号波形
を示す説明図、第３図は、シフトされたトリガパルスと
整流波形との相関を示す中間省略した拡大図である。 Ａ・・・・・・点弧制御回路、Ｂ・・・・・・交番パル
ス発生回路、Ｃ・・・・・・脱磁開始指令装置、Ｄ・・
・・・・励磁電源、Ｅ・・・・・・励磁電流切替装置、
Ｆ・・・・・・励磁コイル、１・・・・・・ブリッジ整
流回路、２・・・・・・トランジスタ、３・・・・・・
ダブルベースダイオード（ＵＪＴ）、４・・・・・・コ
ンテ゛ンサ、５・・・・・・パルストランス、６・・・
・・・放電抵抗、７・・・・・・放電抵抗、８，９・・
・・・・抵抗、１０・・・・・・コンテ゛ンサ、１１・
・・・・・ツエナーダイオード、１２・・・・・・ダブ
ルベースダイオード（ＵＪＴ）、１３・・・・・・トラ
ンジスタ、１４・・・・・・フリツプフロツプ回路、１
５・・・・・・可変抵抗、１６・・・・・・コンデンサ
、１７〜２０・・・・・・抵抗、２１・・・・・・直流
電源、２２・・・・・・端子、２３・・・・・・端子、
２４， ２５・・・・・・サイリスク、２６・・・・・
・ダイオード、２７， ２８・・・・・・トリガパルス
出力端子、２９， ３０・・・・・・接点、３１・・・
・・・バリスタ、３２． ３３・・・・・・交番パルス
出力端子。
Claims (1)
- 通常時充電されているコンテ゛ンサを有して、このコン
デンサの放電特性により位相シフトされるトリガパルス
を発生する点弧制御回路、直流電源が与えられたとき一
定時間巾の交番パルスを出力する交番パルス発生回路、
前記コンデンサへの充電を停止するとともに交番パルス
発生回路へ直流電圧を与える脱磁開始指令装置、前記ト
リガパルスにより位相制御されるサイリスタを含む整流
回路からなり前記交番パルスより高周波数の交流電源が
与えられる励磁電源、この励磁電源と吊上電磁石の励磁
コイルとの間に介在して前記交番パルスにより励磁電流
の向きを正逆切替える切替装置を具備し、励磁コイルに
時間とともに減衰する交番電流を流すよう構或された吊
上電磁石の脱磁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5687478U JPS597348Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 吊上電磁石の脱磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5687478U JPS597348Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 吊上電磁石の脱磁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54158253U JPS54158253U (ja) | 1979-11-05 |
| JPS597348Y2 true JPS597348Y2 (ja) | 1984-03-06 |
Family
ID=28954198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5687478U Expired JPS597348Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 吊上電磁石の脱磁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597348Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102897642A (zh) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 电容倒相式充消磁起重电磁铁 |
-
1978
- 1978-04-27 JP JP5687478U patent/JPS597348Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102897642A (zh) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 电容倒相式充消磁起重电磁铁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54158253U (ja) | 1979-11-05 |
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