JPS5972966A

JPS5972966A - 電機子コイル巻線方法

Info

Publication number: JPS5972966A
Application number: JP18155382A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Kimura; 一雄木村; Hiroshi Sakaguchi; 坂口　央
Original assignee: Hitachi Koki Co Ltd
Current assignee: Koki Holdings Co Ltd
Priority date: 1982-10-15
Filing date: 1982-10-15
Publication date: 1984-04-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、電機子鉄心特にスロット付鉄心上に高密度に
巻線し得るようにした電機子コイル巻線方法に関するも
のである。

第１図に示す電動機の電機子鉄心にコイルを巻回するだ
めの巻線方法として、従来、第２図に示すようなフライ
ヤ巻線機が用いられている。すなわち所定の位置にフラ
イヤ１を固定した主軸２の一端にベアリング６を介して
チャックに取付けた線ガイドあるいはフォーマ５を設け
、このフォーマ５に沿ってワイヤ６を巻回して電機子鉄
心７の外周面に形成されたスロット８に挿入するように
したものである。

また、小型の屯磯子巻綜においては、第６図のような巻
れつつある電機子鉄心７の軸に垂直に又差する共通軸を
中心として反対方向かつ離間して軌道において回転する
２個のフライヤが通常である。

このように電機子に巻線する場合、ワイヤ６はフォーマ
５に添ってスロット８へ案内される。しかし、これらの
従来の巻線方法の７！−７５は、第４図に示すようにチ
ャック４に固定され、最後のスロットのコイルが巻け、
かつ各スロットを巻線していく途中、電機子鉄心をイン
デックスするとき、フォーマがコイルエンドに干渉しな
いように、充分な逃げを設けている。

したがって、フォーマ５はワイヤをスロット８の入口ま
でしか案内出来ずフォーマ５の先端から外れたワイヤ６
は、フライヤ１の引き回わしによって、言までもなく当
然引き回わし側のスロット壁面に片寄ｐ１最短距離を通
ろうとする。この為、壁面を巻き上シながら数巻後には
練絹れが起き、スロット内での線のたるみ、線の交差の
原因となシ、上巻コイルの巻線に悪影響を及ぼすととも
に、スロット内にデッドスペースが生じる。またコイル
の巻上りで、隣のスロットの入口を塞き゛、陣のスロッ
トのコイル挿入の妨げとなシ、コイルエン【パがスロッ
ト出口で干渉し、ふくらむ原因となる。

この為、コイルのスロッｉ・ペースファクタが烏くなる
と、最後まで巻線が出来すく、ウェッジが挿入出来なく
なる。

さらに第５図に示すように、フライヤの引き回わしによ
り、フォーマ５から外れたワ、イヤ６は、スロット８底
まで規制されるものがなく、スロットの壁面を巻き上シ
、を鉄子鉄心の両端面に組合せた絶縁プレート（エンド
プレート）の先端に、図中の記号Ｆ方向に力がかかる。

特に太線のワイヤを巻線するとＦ方向に絶縁プレートを
折シ曲げる過大な力が加わシ、折損の主因になっだｐ５
スロットクイナ（絶縁紙）をスロット内側に押し出し、
１４Ｄのスロットを次に巻線するとき、スロットライチ
を一緒に巻き込むため、耐圧不良の原因となっていた。

このような巻線方法では、′ｌｔ機子鉄子鉄心コイルロ
ットスペースファクタは太線で５７％、細線で６０％程
度が限界とされ、さらに高密度なコイルスペースファク
タを要求される電機子鉄心の巻線を望むことは出来なか
った。

しかし、モータの高出力化をはかるには、電機子鉄心巻
線のスロット内のコイルスペースファクタを上げる方法
が、モータの温度上昇やブラシの寿命などに与える影響
が少なく、最良の方法であるため、スロット内にコイル
を高密度に巻線する方法が必要あった。

本発明の目的は、上記した欠、＝ａ’ｔｙｘ＜シ、！機
子コイルをスロットに高密度に巻き込み、高出力でブラ
シ埒命を向上させかつ温度上昇、振動、騒音を抑制する
高性能、高晶質モータを得る巻）線方法を提供すること
にある。

すなわち本発明においては、上記目的と達成するため、
電機子鉄心アセンブリの巻線するスロット両端面に、巻
線仕様に応じたコイルスペースを保ち、巻き上！１ｌｆ
ｔ防止するスライドブレードと、ワイヤをスロット底へ
案内規制し、コイルエンドを軸方向に成長させ、コイル
エンドの干渉ｔ−防ぐフォーマを設けて、巻線を行うこ
とによシ解決するものである。

以下本発明の一実施例を図面にしだがって説明する。

第６図は本発明の一実施例を示すもので同図において、
７は’ｔｔ機子鉄子鉄心３．１４．１５．１６及び紙面
に図示されないが、紙面裏側に同様に１６′、１４′、
１ダ、１６′はスライドブレードである。１７はフォー
マである。

スライドブレード１３（１４，１５，１６及び１３′、
１４′、１５′、１６′）は、電機子鉄心７０両端面を
設けて、スロット底からスロット開口部の間を移動し、
何らかの形で任意の位置にスライドブレードを設定出来
るように駆動部１８でしておき、図中鎖線で示したフォ
ーマ１７は、チャック４に固定されているが、ワイヤを
案内する形状は、電機子鉄心のスロット端面から離間し
かつフォーマの先端はスロット底よυ下に形成されてい
る。

次に本発明の実施例である第７図、第８図によりその動
作を説明する。

例えば、１つのスロットに４つのコイルを巻線するとき
、まず最初のブロック■の巻線が９ターンで、この９タ
ーンに相当する巻線空間をスライドブレードで明け、か
つワイヤ６はフォーマ１５によってスロット底まで引き
込まれ、フォーマ１５の先端を離れて巻き込んでいく。

この■のプロッりが終るとスライドブレードは■のブロ
ックに移動し、■のブロックに移つシ、ワイヤ６をフォ
ーマ１５をかえして巻き込んでいく。さらにブロック■
、ブロック■とスライドブレードの設定レベルを巻線仕
様に応じて設定していく。

この間、電機子鉄心７をインデックスするときは言まで
もなくスライドグレード１３及び他はコイルが干渉しな
い位置まで退避している。

マタ、フォーマ１５は、スライドブレードが移動して次
の巻線位置に移っても、常に一定の位置に固定し、常に
ワイヤ６をスロット底へ引、き込み、コイルエンドの成
長をＲ方向すなわち軸方向に延ばし、コイルエンドの干
渉を少なくして、かつスライドブレードによって巻き上
りを防止し、スロット内のスペースファクタを高密度に
巻線するのである。

以上述べたように本発明によれば、電機子鉄心アセンブ
リの端面にスライドブレードを設け、かつ端面よシ離間
してスロット底にワイヤを引き込むフォーマを設けたこ
とにより、スロット内のコイルの巻き上りを電機子鉄心
アセンブリの端面で防止し、線の交差、線のたるみ無＜
シ、スロット内のコイルを整列状にし、コイルエンドの
隣同士の干渉を防止することにより、コイルのスペース
ファクタを従来の巻線方法よシ少なくとも２０％増の高
占積率を得ることができる。

これによシ、モータの大幅な高出力化がはかれ製品性能
向上すなわちモータの温度上昇を抑制し、ブラシ寿命を
着しく延長でき２．さらに製品設側のフレキシブル化が
はかれる。

【図面の簡単な説明】

第１図はスロット付の電機子鉄心アセンブリの斜視図、
第２図は従来のフライヤ巻線機の正面図、第６図り従来
のダブルフライヤ巻線機の部分的前面図である。第４図
は従来のダブルフライヤ巻線機の拡大前面図である。第
５図は第４図のワイヤが７オーマに案内されスロットに
巻き込まれる状態を一部拡大した正面図である。篇６図
は本発明の巻線方法のスライドブレードとフォーマで電
機子鉄心に巻線を施している拡大前面図、第７図は電機
子鉄心の軸方向に断面した一部断面図、＠８図は第７図
のスライドブレードで断面にした断面図である。１・・・フライヤ、２・・・主軸、６・・・ベアリング
、４・・・チャック、５・・・フォーマ、６・・・ワイ
ヤ、７・・・電機子鉄心、８・・・スロット、１ｏ・・
・スロットライチ、１１・・・絶縁プレート、１２・・
・コイル、１３．１４．１５．１６・・・スライドブレ
ード、１７・・・フォーマ、１８・・・駆動部。特許出願人の名称　　日立工機株式会社３４９

Claims

【特許請求の範囲】

ワイヤ供給源から連続したワイヤを電機子鉄心アセンブ
リのスロット付鉄心上に一連の連続したコイルとして巻
付ける電機子コイル巻線において、ワイヤをスロット底
へ案内するフォーマ（あるいは巻線ガイド）を電機子鉄
心アセンブリの両端面から隔間して少なくとも１つ以上
配置固定させ、前記フォーマと電機子鉄心アセンブリ両
端面との間隔した間に、巻線するスロットの端部に添っ
て、スロット開口部からスロット底部間を移動し、かつ
任意の位置に位置決めならしめるスライドブレードを設
け、コイルの巻線順序に従い、スロットの底からワイヤ
引き回し手段で１回に引き回す数（巻数）に応じた巻線
空間を明けて、前記空間に高密度に巻線していくことを
特徴とする巻線方法。