JPS597170Y2 - ラック・ピニオン式ステアリング装置のラックエンドボ−ルジョイント - Google Patents
ラック・ピニオン式ステアリング装置のラックエンドボ−ルジョイントInfo
- Publication number
- JPS597170Y2 JPS597170Y2 JP13692679U JP13692679U JPS597170Y2 JP S597170 Y2 JPS597170 Y2 JP S597170Y2 JP 13692679 U JP13692679 U JP 13692679U JP 13692679 U JP13692679 U JP 13692679U JP S597170 Y2 JPS597170 Y2 JP S597170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rack
- ball joint
- boot
- socket
- end ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車に装着されたラック・ピニオン式ス
テアリング装置のラツクバーの両端部に螺合したラック
エンドボールジョイントに関する。
テアリング装置のラツクバーの両端部に螺合したラック
エンドボールジョイントに関する。
従来、一般のラック・ピニオン式ステアリング装置のハ
ウジングには、ラツクバーのまわりに延在するチューブ
の一端が圧入され、このチューブの他端外周に固定され
たブーツは、ラツクバーの軸線に沿って延びている。
ウジングには、ラツクバーのまわりに延在するチューブ
の一端が圧入され、このチューブの他端外周に固定され
たブーツは、ラツクバーの軸線に沿って延びている。
このブーツの中には、ラツクバーの端部に螺合したラッ
クエンドボールジョイントがブーツの内周面とラックエ
ンドボールジョイントの外周面との間に間隙をもって収
められている。
クエンドボールジョイントがブーツの内周面とラックエ
ンドボールジョイントの外周面との間に間隙をもって収
められている。
ブーツの他端は、ラックエンドボールジョイントの構或
部材であるポールスタツドに固定されている。
部材であるポールスタツドに固定されている。
そして、ラック・ピニオン式ステアリング装置を搭載し
た自動車、特に前輪駆動の自動車が末舗装道路を走行し
た場合に、その前輪によって小石が自動車の足回りには
じきとばされてブーツに衝突する。
た自動車、特に前輪駆動の自動車が末舗装道路を走行し
た場合に、その前輪によって小石が自動車の足回りには
じきとばされてブーツに衝突する。
ブーツに衝突した小石がラックエンドボールジョイント
のソケット近傍であった場合、ラックエンドボールジョ
イントのソケットの外径は同じようにブーツの内部に収
められたラツクバーの外径に較べてより大きく、ソケッ
トの外周面はブーツの内周面に最も近く位置するために
、小石はブーツの変形によってその運動エネルギが吸収
されない状態でソケットの外周面にブーツを介して衝突
し、ゴムで或形されたブーツの内・外周面に亀裂を生じ
せしめる。
のソケット近傍であった場合、ラックエンドボールジョ
イントのソケットの外径は同じようにブーツの内部に収
められたラツクバーの外径に較べてより大きく、ソケッ
トの外周面はブーツの内周面に最も近く位置するために
、小石はブーツの変形によってその運動エネルギが吸収
されない状態でソケットの外周面にブーツを介して衝突
し、ゴムで或形されたブーツの内・外周面に亀裂を生じ
せしめる。
この対策として、ブーツの内周面とソケットの外周面と
の間隙を大きくして、ブーツがソケットの外周面に接触
するまでにブーツの変形によって小石の運動エネルギを
緩やかに吸収するか、又は、ブーツのゴム硬度を高め、
ブーツの剛性を高くすることによりゴムの亀裂に対処す
ることが考えられる。
の間隙を大きくして、ブーツがソケットの外周面に接触
するまでにブーツの変形によって小石の運動エネルギを
緩やかに吸収するか、又は、ブーツのゴム硬度を高め、
ブーツの剛性を高くすることによりゴムの亀裂に対処す
ることが考えられる。
しかし、前者の方法を採用すると、ブーツは前輪を駆動
するアクスルシャフトに設けられた等速ジョイントを覆
うブーツ及び足回りの他の部品等と干渉することがあり
、後者の方法を採用すると、ブーツの伸縮に対する耐久
性が低下するという問題につながる。
するアクスルシャフトに設けられた等速ジョイントを覆
うブーツ及び足回りの他の部品等と干渉することがあり
、後者の方法を採用すると、ブーツの伸縮に対する耐久
性が低下するという問題につながる。
この考案の目的は、前述の問題を生じせしめることなく
、小石がブーツに衝突し、さらに、ラックエンドボール
ジョイントのソケットの外周面にブーツを介して衝突し
てもブーツの内・外周面に亀裂を生じせしめないように
することにある。
、小石がブーツに衝突し、さらに、ラックエンドボール
ジョイントのソケットの外周面にブーツを介して衝突し
てもブーツの内・外周面に亀裂を生じせしめないように
することにある。
よって、この考案の要旨は、ラックエンドボールジョイ
ントのソケットの外周面を軟質材で覆ったことにある。
ントのソケットの外周面を軟質材で覆ったことにある。
以下、この考案の一つの実施例を添付の図面に基づいて
詳細にする。
詳細にする。
第１図は、ラックエンドボールジョイントの組み付け状
態を示す部分断面図である。
態を示す部分断面図である。
ラック・ピニオン式ステアリング装置のラックパー１は
、ギヤハウジング（図示せず）に一端を圧入されてこの
ラックパー１のまわりに延在したチューブ３の中にあり
、チューブ３の他端に圧人されたプッシュ５によって軸
方向に移動可能に支持されている。
、ギヤハウジング（図示せず）に一端を圧入されてこの
ラックパー１のまわりに延在したチューブ３の中にあり
、チューブ３の他端に圧人されたプッシュ５によって軸
方向に移動可能に支持されている。
ラックパー１の端部には、ラックエンドボールジョイン
トのソケット９がラックパー１の軸線上にて螺合してい
る。
トのソケット９がラックパー１の軸線上にて螺合してい
る。
ソケット９の外径はラックパー１の外径よりも大きく、
後述するブーツ１７の内周面に対してソケット９の外周
面９１はラツクバーの外周面よりも近くに位置している
。
後述するブーツ１７の内周面に対してソケット９の外周
面９１はラツクバーの外周面よりも近くに位置している
。
ソケット９の外周面９１は厚さ約３〜５ｍ／ｍの略円筒
状のゴム部材１１によって覆われている。
状のゴム部材１１によって覆われている。
ソケット９の内孔９２には、球状に形威されたポールス
タツド１３の一端が揺動可能に枢着されている。
タツド１３の一端が揺動可能に枢着されている。
ポールスタツド１３はその他端にタイロツド（図示せず
）と螺合するための外径ねじが形或され、その中央部に
は、ポールスタツド１３の外径よりも大きく、中央に環
状溝を有する略円筒状のグロメット１５が装着されてい
る。
）と螺合するための外径ねじが形或され、その中央部に
は、ポールスタツド１３の外径よりも大きく、中央に環
状溝を有する略円筒状のグロメット１５が装着されてい
る。
このグロメット１５の環状溝には、ブーツ１７の一端の
ボス部１７１が嵌入し、ボス部１７１の外周面上のクリ
ップ１９によってボス部１７１はグロメット１５に固定
される。
ボス部１７１が嵌入し、ボス部１７１の外周面上のクリ
ップ１９によってボス部１７１はグロメット１５に固定
される。
このボス部１７１よりラックパー１の軸線と平行に延び
ソケット９とラックパー１の一部を収める蛇腹部１７２
は、その蛇腹部１７２の内周面とソケット９の外周面９
１に設けられたゴム部材１１との間に間隙を設けている
。
ソケット９とラックパー１の一部を収める蛇腹部１７２
は、その蛇腹部１７２の内周面とソケット９の外周面９
１に設けられたゴム部材１１との間に間隙を設けている
。
また、蛇腹部１７２から延びた略円錐状の傘部１７３は
クランプ２１によってチューブ３に固定されている。
クランプ２１によってチューブ３に固定されている。
ソケット９の外周面９１を覆う軟質材１１は、実施例で
説明したゴム部材に限定するものでなく、軟質の合或樹
脂でもよく、また、ソケット９の外周面９１に軟質材を
コーティングしたものでもよい 以上詳述したように、この考案は、ソケットの外周面を
軟質材で覆うことにより、自動車の前輪にてとび散され
た小石が、ブーツに衝突し、さらに、ブーツを介してソ
ケットの外周面を覆う軟質材に衝突するが、軟質材の弾
性変形により小石の運動エネルギを緩やかに吸収するの
で、ブーツの内・外周面に亀裂が生じるのを防ぐ効果を
有する。
説明したゴム部材に限定するものでなく、軟質の合或樹
脂でもよく、また、ソケット９の外周面９１に軟質材を
コーティングしたものでもよい 以上詳述したように、この考案は、ソケットの外周面を
軟質材で覆うことにより、自動車の前輪にてとび散され
た小石が、ブーツに衝突し、さらに、ブーツを介してソ
ケットの外周面を覆う軟質材に衝突するが、軟質材の弾
性変形により小石の運動エネルギを緩やかに吸収するの
で、ブーツの内・外周面に亀裂が生じるのを防ぐ効果を
有する。
第１図は、この考案に係るラックエンドボールジョイン
トの組み付け状態を示す部分断面図である。 １・・・ラツクバー、３・・・チューブ、５・・・プッ
シュ、７・・・ラックエンドボールジョイント、９・・
・ソケット、１１・・・軟質材、１３・・・ポールスタ
ツド、１５・・・グロメット、１７・・・ブーツ、１９
・・・クリップ、２１・・・クランプ。
トの組み付け状態を示す部分断面図である。 １・・・ラツクバー、３・・・チューブ、５・・・プッ
シュ、７・・・ラックエンドボールジョイント、９・・
・ソケット、１１・・・軟質材、１３・・・ポールスタ
ツド、１５・・・グロメット、１７・・・ブーツ、１９
・・・クリップ、２１・・・クランプ。
Claims (1)
- ラック・ピニオン式ステアリング装置において、ラツク
バーの端部に螺合したラックエンドボールジョイントの
ソケットの外周面を軟質材で覆ったことを特徴とするラ
ック・ピニオン式ステアリング装置のラックエンドボー
ルジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13692679U JPS597170Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | ラック・ピニオン式ステアリング装置のラックエンドボ−ルジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13692679U JPS597170Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | ラック・ピニオン式ステアリング装置のラックエンドボ−ルジョイント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5654660U JPS5654660U (ja) | 1981-05-13 |
| JPS597170Y2 true JPS597170Y2 (ja) | 1984-03-05 |
Family
ID=29368389
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13692679U Expired JPS597170Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | ラック・ピニオン式ステアリング装置のラックエンドボ−ルジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597170Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-03 JP JP13692679U patent/JPS597170Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5654660U (ja) | 1981-05-13 |
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