JPS5970719A - フェライト・オーステナイト２相ステンレス鋼の性質改善方法 - Google Patents
フェライト・オーステナイト２相ステンレス鋼の性質改善方法Info
- Publication number
- JPS5970719A JPS5970719A JP18328982A JP18328982A JPS5970719A JP S5970719 A JPS5970719 A JP S5970719A JP 18328982 A JP18328982 A JP 18328982A JP 18328982 A JP18328982 A JP 18328982A JP S5970719 A JPS5970719 A JP S5970719A
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- JP
- Japan
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- stainless steel
- phase
- ferritic
- ferrite
- austenitic
- Prior art date
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- Granted
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/005—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment of ferrous alloys
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
くイ）発明の技術分野
本発明はステンレス鋼の耐応力腐食割れに優れたフェラ
イト・オーステナイトからなる２相ステンレス鋼の製造
法に関する。
イト・オーステナイトからなる２相ステンレス鋼の製造
法に関する。
（ロ）発明の技術的背景
一般に５ＵＳ３０４で代表されるオースブナイト系ステ
ンレス鋼は耐全面腐食性に優れているという性質を有す
るため種々な化学プラント、温水タンク等に広範囲に使
用されている。しかしこれらのステンレス鋼は塩化物環
境下における局部腐食抵抗が小さく、特にかかる環境下
においては耐応力腐食割れ感受性が低いために使用層る
環境が制限されるという致命的欠陥をもつ。その結果全
面腐食等の一般腐食や耐応力腐食割れ性の優れたフェラ
イ１〜・オーステプイト２相ステンレス鋼が開発されて
きたが、これらの２相ステンレス鋼も高負荷応ツノある
いは強い冷間加工を受けた条件下では十分な対応力腐食
割れ性を有するととは限らずこれら改良の必要性が生じ
ていた。
ンレス鋼は耐全面腐食性に優れているという性質を有す
るため種々な化学プラント、温水タンク等に広範囲に使
用されている。しかしこれらのステンレス鋼は塩化物環
境下における局部腐食抵抗が小さく、特にかかる環境下
においては耐応力腐食割れ感受性が低いために使用層る
環境が制限されるという致命的欠陥をもつ。その結果全
面腐食等の一般腐食や耐応力腐食割れ性の優れたフェラ
イ１〜・オーステプイト２相ステンレス鋼が開発されて
きたが、これらの２相ステンレス鋼も高負荷応ツノある
いは強い冷間加工を受けた条件下では十分な対応力腐食
割れ性を有するととは限らずこれら改良の必要性が生じ
ていた。
（ハ）発明の目的 ゛
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、フェライ
ト・オーステナイト系２相ステンレス鋼の耐応力腐食割
れ性を時効熱処理及び結晶粒徹細化と、時効熱９Ｂ、狸
の組み合Ｖによって大幅に向上させることを目的とする
。
ト・オーステナイト系２相ステンレス鋼の耐応力腐食割
れ性を時効熱処理及び結晶粒徹細化と、時効熱９Ｂ、狸
の組み合Ｖによって大幅に向上させることを目的とする
。
（ニ）発明の実施例
次に本発明に関しステンレス銅板材の顕微鏡組織を示シ
ー写真及び図面に基づき説明する。
ー写真及び図面に基づき説明する。
本発明は特にオーステナイト相の体積率が２０〜８０パ
ーセン［−の範囲にある鋳造組織、あるいは熱間、冷間
加工の工程を経た金属組織を有するフェライト・オース
テナイ１〜２相ステンレス鋼をフエライ］−単相組織の
状態まで加熱した後急冷し、それに再結晶温度以下で３
０パ一セント以上の冷間加工率を与えたのち、９５０〜
１１５０度Ｃのフエライ１へ・オーステナイト２相域の
温度範囲で３０分以内の時間加熱保持し、その後急冷し
た微細オーステナイト・フェライト２相混合組織ステン
レス鋼を夫々４６０〜５００度Ｃの温度範囲で５時間以
上加熱して効果を得る製造方法である。
ーセン［−の範囲にある鋳造組織、あるいは熱間、冷間
加工の工程を経た金属組織を有するフェライト・オース
テナイ１〜２相ステンレス鋼をフエライ］−単相組織の
状態まで加熱した後急冷し、それに再結晶温度以下で３
０パ一セント以上の冷間加工率を与えたのち、９５０〜
１１５０度Ｃのフエライ１へ・オーステナイト２相域の
温度範囲で３０分以内の時間加熱保持し、その後急冷し
た微細オーステナイト・フェライト２相混合組織ステン
レス鋼を夫々４６０〜５００度Ｃの温度範囲で５時間以
上加熱して効果を得る製造方法である。
第１図は」］記のようにして製造した２相ステンレス鋼
の硬度変化の一例を示す。即ち第１図によれば４７０度
Ｃの温度範囲内において時効の進行に伴って効果が認め
られ特にフエライ１への多い場合は効果が著しい。また
長時間時効によって硬度は上屏するが低下を起さないこ
とから効果の原因はフェライトのスピノーダル分解で生
じた高クロム・ゾーンと低クロム・ゾーンの２相分Ｐ１
にあるものと考えられている。第２図は同様に沸ＩＩＩ
４．２パーセント塩化マグネシウム中にお（Ｊる２相
混台組織ステンレス鋼を４７０度Ｃで時効した場合の応
力腐食割れ抵抗の変化を示すもので、４７０度Ｃ時効に
伴う応力腐食割れ感受性の低下はフェライトの効果によ
るところが大きく、フエライ１−の２相分離が種々な割
れ抑制作用として働いている。
の硬度変化の一例を示す。即ち第１図によれば４７０度
Ｃの温度範囲内において時効の進行に伴って効果が認め
られ特にフエライ１への多い場合は効果が著しい。また
長時間時効によって硬度は上屏するが低下を起さないこ
とから効果の原因はフェライトのスピノーダル分解で生
じた高クロム・ゾーンと低クロム・ゾーンの２相分Ｐ１
にあるものと考えられている。第２図は同様に沸ＩＩＩ
４．２パーセント塩化マグネシウム中にお（Ｊる２相
混台組織ステンレス鋼を４７０度Ｃで時効した場合の応
力腐食割れ抵抗の変化を示すもので、４７０度Ｃ時効に
伴う応力腐食割れ感受性の低下はフェライトの効果によ
るところが大きく、フエライ１−の２相分離が種々な割
れ抑制作用として働いている。
例えば未時効及び４７５度ＣＸ６９０時間等温時効した
ものを沸騰４２パーセンＬ−の塩化マグネシウム３５０
時間浸けき、その後試料表面のＸ線解析結果からフェラ
イトを定量すると多少のばらつきはあるものの、未時効
材は浸せき試験前と同量であるが６９０時間時効材は浸
せき試験前に比較してフェライト吊が５〜１０パーセン
ト減少している。これは時効後のフェライトが優先的に
溶解したことを示したもので１８−８ステンレス鋼の加
工誘発マルテンサイト（フェライト）について゛し当該
腐食環境中で優先溶解することが判明している。更に時
効後のフ１ライ１−は組織観察用腐食液等にＪ：る腐食
が促進される。
ものを沸騰４２パーセンＬ−の塩化マグネシウム３５０
時間浸けき、その後試料表面のＸ線解析結果からフェラ
イトを定量すると多少のばらつきはあるものの、未時効
材は浸せき試験前と同量であるが６９０時間時効材は浸
せき試験前に比較してフェライト吊が５〜１０パーセン
ト減少している。これは時効後のフェライトが優先的に
溶解したことを示したもので１８−８ステンレス鋼の加
工誘発マルテンサイト（フェライト）について゛し当該
腐食環境中で優先溶解することが判明している。更に時
効後のフ１ライ１−は組織観察用腐食液等にＪ：る腐食
が促進される。
これらの点からもフェライトは時効の進行に伴い腐食性
が増し、アノード効果等が増大し、割れ感受性低下に関
与していることが判明した。ただしこの程度の腐食は通
常の環境においては問題とはならず、更に活性域におけ
る耐食性は４７０度Ｃ時効によって悪化することなくか
えって若干良好になるとの説もある。第３図（写真）は
４７０度Ｇ時効材の沸騰４２パーセント塩化マグネシウ
ム中応力腐食割れ試験後の顕微鏡組織を示すもので、割
れは時効材（第３図）にはみとめられず、未時′効材（
第４図）では明瞭にみとめられ上述の製造工程によって
フェライト・オーステナイト２相のステンレス鋼の応力
腐食割れ抵抗が著しく増大する。
が増し、アノード効果等が増大し、割れ感受性低下に関
与していることが判明した。ただしこの程度の腐食は通
常の環境においては問題とはならず、更に活性域におけ
る耐食性は４７０度Ｃ時効によって悪化することなくか
えって若干良好になるとの説もある。第３図（写真）は
４７０度Ｇ時効材の沸騰４２パーセント塩化マグネシウ
ム中応力腐食割れ試験後の顕微鏡組織を示すもので、割
れは時効材（第３図）にはみとめられず、未時′効材（
第４図）では明瞭にみとめられ上述の製造工程によって
フェライト・オーステナイト２相のステンレス鋼の応力
腐食割れ抵抗が著しく増大する。
このにうに本発明によれば上記の製法に示したごとくフ
ェライト単相粗織において所要の冷間加工率を与えた後
９５０〜１１５０度Ｃの温度範囲で３０分以内の時間加
熱後急冷した微細オーステナイト・フェライト２相混合
組織ステ〕／レス鋼と、かつ又ステンレス鋼に夫々４６
０〜５００度Ｃの温度範囲で５時間以上加熱することに
よって得たステンレス鋼は優れた耐腐食性を有するもの
であってその効果は極めて大きなものである。
ェライト単相粗織において所要の冷間加工率を与えた後
９５０〜１１５０度Ｃの温度範囲で３０分以内の時間加
熱後急冷した微細オーステナイト・フェライト２相混合
組織ステ〕／レス鋼と、かつ又ステンレス鋼に夫々４６
０〜５００度Ｃの温度範囲で５時間以上加熱することに
よって得たステンレス鋼は優れた耐腐食性を有するもの
であってその効果は極めて大きなものである。
第１図は本発明の方法によって得た硬さの数値を示す線
図、第２図は同じく二つの組織の場合の破断時間の数値
を承け線図で、第３図及び第４図は本発明による試料の
一例を示す顕微鏡写真である。 第１図 第２図 ４７０’Ｃ苅幼鮪関 第３哩 第４図
図、第２図は同じく二つの組織の場合の破断時間の数値
を承け線図で、第３図及び第４図は本発明による試料の
一例を示す顕微鏡写真である。 第１図 第２図 ４７０’Ｃ苅幼鮪関 第３哩 第４図
Claims (1)
- １、オースブナイト相の体積率が２０〜８０パーセン１
−の範囲にある鋳造組織又は熱間加エエ稈を経た金Ｆ１
相織を有するフェライト・オーステナイト系２相ステン
レス鋼、又はフェライト単相組織において、３０パ一セ
ント以上の冷間加工率を与えた後９５０・〜１１５０度
Ｃの温度範囲で３０分以内の時間加熱保持しＩＣ後急冷
した微細オーステナイト・フェライト２相ステンレス鋼
を更に４６０〜５００度Ｃの温度範囲で５時間以上加熱
したオーステナイ１へ・フェライト２相ステンレス鋼の
製）貴方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18328982A JPS5970719A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | フェライト・オーステナイト２相ステンレス鋼の性質改善方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18328982A JPS5970719A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | フェライト・オーステナイト２相ステンレス鋼の性質改善方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5970719A true JPS5970719A (ja) | 1984-04-21 |
| JPS6350403B2 JPS6350403B2 (ja) | 1988-10-07 |
Family
ID=16133043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18328982A Granted JPS5970719A (ja) | 1982-10-18 | 1982-10-18 | フェライト・オーステナイト２相ステンレス鋼の性質改善方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5970719A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4637841A (en) * | 1984-06-21 | 1987-01-20 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Superplastic deformation of duplex stainless steel |
| US5716466A (en) * | 1993-12-20 | 1998-02-10 | Shinko Kosen Kogyo Kabushiki Kaisha | Stainless steel wire product |
| JP2014141726A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Seiko Instruments Inc | 二相ステンレス鋼及びその製造方法と二相ステンレス鋼を用いたダイヤフラムおよび圧力センサとダイヤフラムバルブ |
-
1982
- 1982-10-18 JP JP18328982A patent/JPS5970719A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4637841A (en) * | 1984-06-21 | 1987-01-20 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Superplastic deformation of duplex stainless steel |
| US5716466A (en) * | 1993-12-20 | 1998-02-10 | Shinko Kosen Kogyo Kabushiki Kaisha | Stainless steel wire product |
| JP2014141726A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Seiko Instruments Inc | 二相ステンレス鋼及びその製造方法と二相ステンレス鋼を用いたダイヤフラムおよび圧力センサとダイヤフラムバルブ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6350403B2 (ja) | 1988-10-07 |
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