JPS597067B2 - 配管付ガスケツト - Google Patents

配管付ガスケツト

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JPS597067B2
JPS597067B2 JP5515077A JP5515077A JPS597067B2 JP S597067 B2 JPS597067 B2 JP S597067B2 JP 5515077 A JP5515077 A JP 5515077A JP 5515077 A JP5515077 A JP 5515077A JP S597067 B2 JPS597067 B2 JP S597067B2
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JP
Japan
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gasket
piping
plate
recess
outside
Prior art date
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JP5515077A
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実 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHINO GASUKETSUTO KOGYO KK
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ISHINO GASUKETSUTO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスケット、特に、自動車等の内燃機関に組込
まれて使用される配管付ガスケットに関するものである
近来、自動車の排出ガスの清浄化が希求されると共に、
効率の良い燃焼工程についても各種の開発、改良が試行
されている。
これらの改良の一つとしては内燃機関の各部の最適温度
の保持や混合気の最適温度、最適混合率の維持が企図さ
れている。
そのため、各部の断熱や予熱あるいは冷却等を必要とし
、機関各部間や周辺付属機器との各種の配管が複雑に交
錯することとなり、生産性の悪化、点検、保守の繁雑化
あるいは部品点数の増加による配設経路への考慮、価格
の高騰等、蔽害を誘引するものであった。
また、総体的に内燃機関上力に配設される気化器類は燃
焼熱により過熱され易く、係給される燃料の最適温度の
保持も困難となり、排出ガスの清浄化や燃焼効率の向上
を阻害する一因とさえなっていた。
したがって、本発明の目的は上述の如き欠点を除去し、
機関内部への配管を施されたガスケットを提供し、それ
により複雑に交錯する配管部材の集約化および配管部位
の明示を行ないうる配管付ガスケットを開示することで
ある。
本発明の別の目的は、内燃機関本体に何ら手を加えるこ
となく機関内部への配管を施しうる配管付ガスケットを
提供することである。
また、本発明の別の目的は、断熱性を更に向上し、機関
的歪に対しても有効に補正しうる配管付ガスケットを提
供することである。
更に、本発明の別の目的は、所望の配管形体を現出しえ
、また配管部材のターミナルとして機能しうる配管付ガ
スケットを提供することである。
本発明の更に別の目的は、機関内部への配管が機関内部
への突出を回避しうる配管付ガスケットを提供しうろこ
とである。
本発明による典型的な配管付ガスケットの一つは、上下
に重ね合わされて一体化される合成樹脂材料で形成され
る一対の板状部で構成され、板状部相互の少なくとも一
力の隣接面に所要の配管形体に応じた少なくとも1本の
凹所を形成し、他方,の隣接面と共働して所要の配管を
構成したことを特色とするものである。
本発明による別の配管付ガスケットは、前記一対の板状
部間に別の板状部材が設けられ、該板状部材に形成され
る空所または溝部により所要の配管を構成したことを特
色とするものである。
また、本発明による別の配管付ガスケットは、前記隣接
面間にシート状力スケット材料を介装することにより、
前記板状部の成型歪やソリ等を有効に是正し、更に、各
接合面の凹所間を所要に応じて個別の配管ルートとなる
よう隔壁手段として機能させることを特徴とするもので
ある。
以下、本発明による実施例について、添附図面と共に説
明する。
第1図および第2図に示されるように、本発明によるガ
スケット1は、フェノール樹脂やポリアセタール樹脂等
のようなガスゲット用合成樹脂部材により、適応される
流体導管の接合面(図示なし)の形体に応じて開口2や
取付孔3等を有する所望の平面形状で板状形体に成型さ
れた一対の上部および下部板状部4および5から総体的
に形成される。
第2図によく示されるように、上部板状部4の下部板状
部5との隣接面は平面状に形成される一方、下部板状部
5の隣接面には所望する形体で凹所6が設けられる。
凹所6は、下部板状部5の成型時に同時に形成しても、
また下部板状部の成型後に、機械的、化学的または熱的
手段等により削設しても良いことは明らかである。
上部および下部板状部4および5は、接着剤または他の
適当な手段により合着される。
これにより、下部板状部5に設けられた凹所6は、その
上方開放部分を上部板状部4により閉鎖されて中空導管
手段として作用しうろこととなる。
他の機器等と接続を行なう配管部材(図示なし)を取着
するための管部材7は、凹所6のガスケット外部へと開
放する部位に取着されるもので、配管部材と凹所との実
質的な連通を行なえるものであれば、どのようなもので
も良い。
しかしながら、ガスケットとの機械的結合をより確実に
するために、第3図に示すように、少なくとも力スゲッ
トへの挿着側端部に、フランジやフレアやローレットあ
るいはネジ山等の係合手段を設けるのが好ましい。
管部材7の凹所への取着は、板状部の合着後に凹所開放
端より挿入取着しても良いが、予め管部材7を凹所に配
設して板状部の合着を行なう方が機械的強度および気密
性の観点から好ましい。
ここにおいて、管部材7が四所6全体に伸延するのでは
なく、凹所6の配管部材との連結部位にのみ設けられる
ことに留意すべきである。
上述の如く合着された上部および下部板状部4および5
の流体導管の接合面との隣接面には所望する形体で、シ
ート状ガスゲット部材がそれぞれ設けられ、接合面との
間のガスゲット効果を保持する。
第4図は凹所6の別の形体を示す図で、上部および下部
板状部4および5にそれぞれ設けられた凹所6a ,6
bにより上述の凹所6と実質的に同一な機能を遂行する
これら凹所は、下部板状部にのみ、または両板状部にわ
たってのみ形成され得るものではなく、必要に応じ、上
部板状部、両板状部および下部板状部に形成された凹所
を適宜組合せてもよいことは明らかである。
また、凹所ゐ断面形状においても、実質的に流体が流動
しうる形体であれば、円形状や多角形状やアーチ状等、
どのような形体でもよい。
第5図は本発明の別の実施例を示す図で、前記実施例で
述べた上部および下部板状部4および5間に、シート状
のガスケット部材8が介在されたものである。
ガスケット部材8の介在により、上下方向において断熱
性、または所望により適用する部材を考慮することによ
り熱伝導性を向上すると共に、緩衝材として作用し、特
に大寸のガスケットに形成する場合に生じ易い板状部の
成型歪やソリ等を有効に是正しうるものである。
第6図は本発明のまた別の実施例を示す図で、前記実施
例において述べたと同様な上部および下部板状部4およ
び5の相互隣接面はそれぞれ平面状に形成されており、
両板状部4,5間には鉄板、アルミ板またはガスケット
シート等のような板状部材9が介在する。
板状部材9には前述の凹所に相応ずる形体の空所または
溝部10が設けられ、両板状部4,5の相互隣接面と共
に流体の通路を構成する。
これにより、前記実施例での板状部が凹所を設けられる
ために生じ易かった成型時または成型後の板状部の寸法
的歪やソリの発生を有効に防止でき、また、ガスケット
特性および機械的強度の向上を企図できるものである。
第7図および第8図は本発明の更に別の実施例を示す図
で、相互に離間された位置にある複数(第7図に示され
るものでは、3つ)の流体導管の接合而(図示なし)間
に配管システムを構成するものである。
前記実施例と同様にして形成された各ガスケット部11
a,1lb,11c間は膨出部12により実質的に一体
に形成される。
各ガスケット部を連結する膨出部12は、前記実施例に
おける凹所または溝部に相応する流体導管部13が開口
2間や開口2へと連通ずるよう設けられている。
これにより各開口2間を連通させるのに必要であった配
管部材を用いることなく該連通を行なえ、また配管部材
が1カ所に集中して配管を困難とすることのないよう適
当に分散集約することが可能となる。
また、1カ所から複数の部位へ連通させる必要のある場
合にあっても、分岐管等の手段を用いることなく、適宜
設けうる。
更に、配管が交差せざるを得ないような場合であっても
、前記第2または第3実施例で述べたようなシート状ガ
スケット部材または板状部材を介在させ、上部と下部の
各板状部に各々の導管部を設ければ、容易に交差しうる
ものである。
更に、膨出部12は単なる配管部材のターミナルとして
も使用でき(第7図の符号14で示す導管手段を参照の
こと)、同時に、その管部材7近傍の適当な部位へ、配
管についての識別を容易にする記号等を付せば、誤配管
の防止に有効である。
一方、膨出部12自体は各接合面間に展張され得るため
、例えば、下方からの熱により上方の機器が過熱するの
を防止できるような遮蔽板として機能することに留意す
べきである。
上述の説明および図面において、開口に対する配管方向
は、総体的に直角となっているが、第9図に示すように
、開口に対して適当な角度となるよう凹所または導管部
を湾曲させうる。
第10図は外部の配管部材との接続を行なうための管部
材の例を示す図で、管部材15は所定部位において、導
管部16と直交するよう配設され、かつその両端部は板
状部より突出するよう位置づけられた中空部材である。
管部材15の導管部16との交合部位には開孔17が設
けられており、これにより、導管部16は板状部の対向
面力向へそれぞれ連通しうることとなる。
以上述べた如く、本発明によれば、一対の総体的に同一
形体の板状部の少なくとも一力に凹所を設け、両者を合
着して流体導管機能を付与するため、または、両板状部
間に介在される板状部材に設けられた空所または溝部に
より流体導管として機能するため、複雑な配管形体や鋭
角的曲折形体、あるいは集合一分岐配管や交差する配管
に対しても容易に要求に応じ得るガスケットを提供でき
る。
また、両板状部間にガスケット部材または板状部材を介
在、挟持させることにより、ガスケット特性および機械
的強度を向上でき、かつ板状部の変形歪に対する緩衝材
としても作用するため不良率を低減できる。
更に、凹所または導管部の断面形状を任意に選定できる
ため、流体の種類および流量に対応した導管手段を設け
うろこととなる。
更に、導管手段がガスケット本体と実質的に一体化され
ており、かつ任意に配設されうるため、機関本体に伺ら
手を加えることなく所望の配管が行なえ、周辺機器との
配管も1カ所に集中することなく最も作業効率の良い部
位を選定でき作業性を高めうるものである。
更に、膨出部により複数のガスケットを実質的に一体化
し、かつガスケット間またはガスケットへの導管手段を
内在してあるため、複雑に交錯する配管を集約しえ、か
つその他の配管のターミナルとしても適用でき、また下
力または上方からの熱や油等の有害なものに対する遮蔽
手段として機能する等、近来のより複雑化する機器に対
して、非常に有用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図は第1図
■−■線に沿った断面図、第3図は管部材の例を示す図
、第4図は第2図に示すものの別の形体を示す第2図と
同様な図、第5および6図は本発明の別の実施例をそれ
ぞれ示す第2図と同様な図、第7図は本発明の更に別の
実症例を示す平面図、第8図は第7図■一■線に沿った
断面図、第9図は第8図の示すものの変形例を示す第8
図と同様な図、第10図は管部材の別の例を示す図。 1・・・・・・ガスケット、2・・・・・・開口、4・
・・・・・上部板状部、5・・・・・・下部板状部、6
・・・・・・凹所、7・・・・・・管部材、8・・・・
・・ガスケット部材、9・・・・・・板状部材、10・
・・・・・溝部、11・・・・・・ガスケット、12・
・・・・・膨出部、13・・・・・・導管部、15・・
・・・・管部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下に重ね合わされて一体化される合成樹脂部材か
    らなる1対の板状部から構成され、該板状部の相互に隣
    接する面の少なくとも一方には少なくとも1本の凹所が
    所望の配管形体に応じて形成されたことを特徴とする配
    管付ガスケット。 2 前記凹所のガスケットの外部へ連通ずる位置の近傍
    に配管作業のための識別記号が設けられたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の記管付ガスケット。 3 シ一ト状ガスケット部材と該ガスケット部材を介在
    して上下に重ね合わされかつ一体化される合成樹脂部材
    からなる1対の板状部とから構成され、前記板状部のガ
    スケット部材と接合する面の少なくとも一面には少なく
    とも1本の凹所が所要の配管形体に応じて形成されたこ
    とを特徴とする配管付ガスケット。 4 前記各板状部のガスケット部材を介して対向する面
    にそれぞれ設けられた凹所が相互に対向した位置にある
    とき、前記力スケット部材は所要に応じて両凹所間に介
    在する隔壁となるよう形成されたことを特徴とする特許
    請求の範囲第3項記載の配管付ガスケット。 5 前記凹所のガスケットの外部に連通ずる位置の近傍
    に配管作業のための識別記号が設けられたことを特徴と
    する特許請求の範囲第3または第4項記載の配管付ガス
    ゲット。 6 板状部材と該板状部材を介在して上下に重ね合わさ
    れかつ一体化される合成樹脂部材からなる1対の板状部
    とから構成され、前記板状部材には少なくとも1本の溝
    部が所要の配管形体に応じて形成されたことを特徴とす
    る配管付ガスケット。 7 前記溝部のガスケットの外部に連通ずる位置の近傍
    に配管作業のための識別記号を設けたことを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載の配管付ガスケット 8 少なくとも2つの相互に離間した位置にある2つの
    流体導管の接合面間をシールするよう該各接合面間にそ
    れぞれ介装されるガスケット部と該ガスケット部間を連
    結するよう形成される膨出部とを備えた平面形体を有し
    、そして上下に重ね合わされかつ一体化される合成樹脂
    部材からなる1対の板状部から構成され、該板状部の相
    互に隣接する面の少なくとも一力には少なくとも1本の
    凹所が所要の配管形体に応じて形成されたことを特徴と
    する配管付ガスゲット。 9 前記凹所は前記各ガスケット部の開口間や外部から
    開口への配管および/または他の配管部材のためのター
    ミナルとしての配管となるよう前記膨出部に伸延したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の配管付ガス
    ケット。 10前記凹所のガスケット外部に連通ずる位置の近傍に
    配管作業のための識別記号を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第8または第9項記載の配管付ガスケット
    。 11 少なくとも2つの相互に離間した位置にある流体
    導間の接合面間をシールするよう該各接合面間にそれぞ
    れ介装されるガスゲット部と該ガスケット部間を連結す
    るよう形成される膨出部とを備えた平面形体を有し、そ
    してシート状ガスケット部材と該ガスケット部材を介在
    して上下に重ね合わされかつ一体化される合成樹脂部材
    からなる1対の板状部とから構成され、前記板状部のガ
    スケット部材と接合する面の少なくとも一面には少なく
    とも1本の凹所が所要の配管形体に応じて形成されたこ
    とを特徴とする配管付ガスケット。 12前記各板状部のガスケット部材を介して対向する面
    にそれぞれ設けられた凹所が相互に対向した位置にある
    とき、前記ガスケット部材は所要に応じて両凹所間に介
    在する隔壁となるよう形成されたことを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載の配管付カスゲット。 13前記凹所は前記ガスケット部の開口間や外部から開
    口への配管および/または他の配管部材のためのターミ
    ナルとしての配管となるよう前記膨出部に伸延したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第11または第12項記載
    の配管付ガスケット。 14前記凹所のガスケットの外部に連通ずる位置の近傍
    に配管作業のための識別記号が設けられたことを特徴と
    する特許請求の範囲第11、第12または第13項記載
    の配管付ガスケット。 15少なくとも2つ相互に離間した位置にある流体導管
    の接合面間をシールするよう該各接合面間にそれぞれ介
    装されるガスケット部と該ガスケット部間を連結するよ
    う形成される膨出部とを備えた平面形体を有し、そして
    板状部材と該板状部材を介在して上下に重ね合わされか
    つ一体化される合成樹酷部材からなる1対の板状部とか
    ら構成され、前記板状部材には少なくとも1本の溝部が
    所要の配管形体に応じて形成されたことを特徴とする配
    管付ガスケット。 16前記溝部は前記ガスケット部の開口間や外部から開
    口への配管および/または他の配管部材のためのターミ
    ナルとしての配管となるよう前記膨出部に伸延したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第15項記載の配管付ガス
    ケット。 17前記溝部のガスケットの外部に連通ずる位置の近傍
    に配管作業のための識別記号が設けられたことを特徴と
    する特許請求の範囲第15項または第16項記載の配管
    付ガスケット。
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