JPS5970253A - 車輛のブレ−キシステム用の圧力保持弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輛ブレーキシステム用の圧力保持弁に関する
。

この圧力保持弁は室を形成しているハウジングを備え、
このハウジングはその一方の側でマスターシリンダに向
う開口を有し、その他の佃ｊでホイールシリンダに向う
開口を有している。

上記の室には、二重弁がこの室を２個の隔室に分割して
設けられておシ、この二重弁はホイールシリンダの方向
に第一のスプリング負荷弁体の開口を、およびマスター
シリンダの方向に第二のスプリング負荷弁体の開口を備
えている。

同様の圧力保持弁は西独実用新案第１，８９６，３８１
号によシ公知である。この圧力保持弁のハウジングには
、ハウジングを２個の隔室に分割した竪固な仕切壁が収
容されている。仕切壁は第一の弁体によって閉鎖可能な
穴金偏えている。第一の弁体は第二の弁体によって閉鎖
可能な他の穴を備えている。

自動車の製造において、圧力保持弁を備えたブレーキシ
ステムは急速かつ簡単な方法で充填かつ同時に流出され
なければならない。現在、この充填および流出工程は圧
力流体をマスターシリンダを通って個々のホイールシリ
ンダまでのブレーキ回路中に圧送することによって一様
に行なわれる。ブレーキシステムの充填および流出はブ
レーキ流体の流れの方向と同じである圧力保持弁を開く
移動方向によってそれぞれ行うことができる。

しかしながら、この工程は組立段階で非常に多くの時間
を要するので、大気圧よシ低い圧力によってブレーキシ
ステムの充填および流出をそれぞれ行うことが望ましい
。このために、まず、マスターシリンダによって大気圧
よシ低い特定の圧力をブレーキシステムに発生させ、次
いで充填中ブレーキ流体を個々のブレーキ回路中へ吸い
込筐せなければならない。この方法が西独実用新案第１
，８９６，３８１号に開示されるように圧力保持弁を備
えたブレーキシステムのドラムブレーキ流路に使用され
た場合、圧力保持弁がブレーキ回路を上昇させかつ離す
まで、大気圧よシ低い比較的高い圧力をマスターシリン
ダに発生させなければならない。しかしながら、実際の
適用では、かかる大気圧よシ低い圧力は多くの労力を要
することによってのみ得ることができる。公知の圧力保
持弁でこれを回避することを望む場合、残圧が影脅され
、すなわち保持される残圧は減少しなければならず、し
かもこれは多くの場合可能ではない。

ピストンがハウジングに密封状態で軸方向に摺動可能に
配置され、このピストンはその一方の側でマスターシリ
ンダに接続された室の圧力による作用を受け、その他方
の側で大気圧による作用を受けかつ開口の意味で弁体に
作用することを特徴とする車輛ブレーキシステム用の圧
力保持弁が西独特許出願第Ｐ３１０７４１９．７号によ
ってすでに提案された。この圧力保持弁は、大気圧未満
の比較的低い圧力がすでにマスターシリンダ側面にかか
っているときに、圧力保持弁を備えたブレーキシステム
の流出および充填を行うこ七ができる。しかしながら、
この趣意で、この圧力保持弁では、大気が二重弁全流通
するに違いないので、真空流出操作で二重弁を同様に移
動させることが必要とされる。このために、比較的長い
走行が必要とされ、高い摩擦力が生じる。

従って、本発明の目的は二重弁が真空流出中、非動作の
ままであシ、流体によって浸透されず、その結果、大き
な弁走行および高い摩擦力が回避されることを特徴とす
る真空流出に適した上記のタイプの圧力保持弁を提供す
ることにある◎この目的は、マスターシリンダの方向に
開口する第三のスプリング負荷弁が二重弁と並列に配置
される点において本発明によって達成される。これによ
シ、次の点ｖｆ−％徴とする大気圧よシ低い圧力で充填
される車輛ブレーキシステム用の圧力保持弁が達成され
る。すなわち、大気が二重弁と並列である以外は、流入
中二重弁に流通しなく、その結果二重弁が非動作状態の
ままであるので、制動作用のためには必須である二重弁
の機能は真空流入によって妨げられない。

従って、圧力保持弁はほんの最小の弁走行を必要とし、
非常に低い摩擦が生じる。

本発明の好ましい実施例において、第三の弁は室内に軸
方向に摺動可能に配置された第三の弁体を備え、それに
よって、コン・ぐクトな構成ユニットが達成される。

簡単な方法で第三の弁の弁体の案内を達成するために、
弁体は室に対して共軸に設けられた大向に位置したガイ
ドピストンを有利に備えている。このガイドピストンは
環状の溝１−備え、この溝内には環状のシールが配置さ
れている。

本発明の他の好適な実施例によれば、第三の弁の弁体は
円錐形の密封用肩部を備え〜関連した弁座は、ハウジン
グに設けられた段部によって、あるいは室の密封用緑に
よって形成されている。

環状の溝が密封用肩部と、ガイドピストンとの間に配置
され、ホイールシリンダに達している半径方向の穴がガ
イドピストン内まで延びている。

本発明の他の実施例では、第三の弁の弁体は二重弁が位
置したキャビティを形成しておシ、貫通穴はこのキャビ
ティから室内に達している二重弁の前方でホイールシリ
ンダの方向に配置されて−る。特にコ／ノヤクトな構成
は互いの内に収容される圧力保持弁と、真空弁として作
用する第三の弁とによって達成される。

この構造において、第三の弁体のキャビティは軸方向に
段付きの穴によって適宜形成され、第二の弁体はマスタ
ーシリンダ（ＩｌＩＩ面に設けられた第一の穴部分に配
置され、その一方、第一の弁体はホイールシリンダ側面
に設けられた第二の穴部分に配置されている。

第二の穴部分は第三の穴部分に達している内部をホイー
ルシリンダ側面に有し、ガイドピストンと第三の弁体の
円錐形部分との間に配設された環状の溝に接続された半
径方向の穴が上記第三の穴部分肉まで延びている。

第三の弁体を負荷するために、カップスプリングを空間
節約するようにして設けることができ、このカップスプ
リングは一方では第三の弁体の環状端部分に支持され、
他方ではハウジング内に位置した環状のプレートに支持
されている。この機能は同様に、第三の弁体として設け
られた「ロールバック効果」を有する環状のシールによ
って備えることができる。

第二の弁体を負荷するために、巻きスプリングが第三の
弁体の第一の大部分内に配置され、第三の弁体はその一
端でこれに挿入されたリングに当接している。

以下、添付図面を参照して本発明全実施例によって、よ
シ詳細に説明する。

第１図に示された圧力保持弁１において、二重弁２およ
び真空弁として作用する第三の弁３が組み合されて構成
ユニット全形成している。

圧力保持弁１は数回段全付けられた穴５全備えたハウジ
ング４を備えている。第一の大部分６は、マスターシリ
ンダ側面に対して開口し、この大部分には、第三の弁３
の弁体７が軸方向に摺動可能に収容されている。第三の
弁体７と一体に構成されたガイドピストン９は第一の大
部分６に隣接した第二の大部分８内に配置されている。

ガイドピストン９は環状シー）′Ｌ／ヲ受は入れている
環状の溝１０全有している。

第三の弁体７は実質的に中空の円筒形部分１２と、ハウ
ジング４内で密封縁として構成された弁座１４と協働す
る円筒形部分１２と隣接しだ円錐形の密封用肩部１３と
、ガイドピストン９が隣接している直径の減少した円筒
部分１５とよシなる。直径の減少した円筒形部分１５は
環状の溝１６を形成し、この環状溝１６は交差穴４１７
内で終っており、交差穴１７は続いて軸方向の穴１８ま
で達している。

内部については、第三の弁体７は段付きの穴として構成
されてｂる。マスターシリンダに接近した第一の大部分
１９は環状室２１内に達している半径方向の穴２０を含
み、環状室２１は第三の弁体７の外壁と第一の大部分６
の壁との曲に位置している。第一の大部分１９に隣接し
て、直径の減少した第二の大部分２２があシ、これは円
錐部２３を経て第三の大部分すなわち軸方向で長さ方向
の穴１８に続いている。

二重弁２は第一および第二の大部分１９および２２の領
域内の第三の弁体７の中空の円筒形部分１２の内部に配
置されている。この二重弁は第二の弁体２５で形成され
た弁座を有する第一の弁体２４を備え、第二の弁体２５
の弁座は第一の大部分１９と第二の大部分２２との間に
設けられた段２６によって形成されている。

第一の弁体２４は第二の弁体２５の中心穴２８を通って
マスターシリンダーの方向に延びている弁棒２７全備え
ている。弁棒２７は巻きスプリング２９妃よって取り囲
まれておシ、巻きスプリング２９は一方では第二の弁体
２５に押接し、他方では弁棒２７の端部に設けられたス
トッ・”−３０に押接している。中空円筒形部分１２の
内部に配置された第二の巻きスプリング３１はその一端
で第二の弁体２５に当接し、かつその他端で中空の円筒
形部分１２内に挿入されたリング３２に押接している。

第三の弁体７の環状の端部分とスプリングで支持された
環状のプレート３４との間には、普通は第三の弁体７を
弁座１４に押圧するカップスプリング３５か配置されて
いる。

この機能は環状シール１１によっても非常に簡単かつ有
利な方式で行うことができ、この場合、環状シール１１
は「ロール・パック効果」をなさなけれはならない。す
なわち、第三の弁３が開いて弁体７を右側（図面を見た
場合）に変位させると、環状シール１１は変形され、次
いで復帰力を弁体７に及はす。この構成においては、カ
ップスプリング３５は設けなくてもより０ 二重弁２を迂回する流路は半径方向の穴２０゜環状室２
１および環状溝１６によって形成され、この流路はホイ
ールシリンダ口３７に達する穴３６と連通している・ 第１図に示された圧力保持弁１の作動方法を以下に説明
する。ホイールシリンダ全真空にするには、閉鎖された
二重弁２とともに弁体７をその弁座１４からカップスプ
リング３５の力に対向して上昇させるマスターブレーキ
シリンダ側面によって、大気圧よシ低い圧力を生じさせ
る。圧力によって充填すると、弁体２はカップスプリン
グ３５によって再び弁座１４に押圧される。二重弁２は
ホイールシリンダの方向に開き、それによってホイール
シリンダの元ｊＪ（ｉすることができる。充填作動後、
二重弁２は閉じ、所望の残留圧力全保持する。その上、
二重弁２は各ブレーキング作用によシ開き、残留圧力を
保持し、その一方、第三の弁３−の弁体７は真空充填ユ
ニットによる充填後は常にその非動作位置の！まである
。

第２図に示された圧力保持弁３８は、タンダムマスター
ブレーキシリンダ（図示せず）内にねじ込まれ、かつこ
の目的でねじ部分３９を配設しであるという点において
のみ、圧力保持弁ノと異なっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は二重弁と第三の弁とが十１゛１１成ユニット全
形成するために組会せられかつマスターシリンダ内で一
体にされた圧力保持弁の実施例を示す図、第２図はマス
ターズレ−キジリンダ内にねじ込むだめのねじを備えた
こと以外は第１図の圧力保持弁と同様の圧力保持弁の他
の実施例を示す図である。 １・・・圧力保持弁、２・・・二重弁、３・・・第三の
弁、４・・・ハウジング、５・・・穴、６，８．１９．
２２・・・大部分、７・・・弁体、９・・・ガイドピス
トン、１０．１６・・・溝、１ノ・・・シール、１２，
１５・・・円筒形部分、１３・・・円錐形の密封用肩部
、１４・・・弁座、１７・・・変差穴、１８・・・軸方
向の長さ方向穴、２０・・・半径方向の穴、２ノ・・・
環状室、２３・・・円錐部、２４．２５・・・弁体、２
６・・・段部、２７・・・弁棒、２８・・・中心穴、２
９．３１・・・巻きスプリング、３０・・・ストッパー
、３２・・・リング、３４・・・環状プレート、３８・
・・圧力保持弁、３９・・・ねじ部分。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）室を形成し、かつマスターブレーキシリンダに向
   う開口を一方の側におよびホイールシリンダに向う開口
   を他方の側に有するハウジングを備え、上記室に二重弁
   がこの室全２個の隔室に分割して配置され、該二重弁が
   ホイールシリンダの方向に第１のスプリング負荷弁体の
   開口およびマスターシリンダの方向に第二のスプリング
   負荷弁体の開口金偏える圧力保持弁において、マスター
   シリンダの方向に開く第三のスプリング負荷弁全二重弁
   と平行に配置したこと全特徴とする車輛ブレーキシステ
   ム用の圧力保持弁。
2. （２）第三の弁が室に軸方向に摺動可能に配置された弁
   体金偏えることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載の圧力保持弁。
3. （３）第三の弁の弁体が室に対して共軸に配設された穴
   内に配置されたガイドピストン金偏えることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項に記載の圧力保持弁。
4. （４）ガイドピストンは環状シールが配置されている環
   状の溝を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第
   ３項に記載の圧力保持弁。
5. （５）第三の弁の弁体には円錐形の肩部を配設してあシ
   、帰属の弁座が室の段によって形成され、この段がハウ
   ジングに設けられていることを特徴とする特許−〜求の
   範囲第１項乃至第４項のいずれか１項に記載の圧力保持
   弁。
6. （６）環状の溝は密封用肩部と、ホイールシリンダに達
   する半径方向の穴が内まで延びているガイドピストンと
   の間に配置されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第５項に記載の圧力保持弁。
7. （７）第三の弁の弁体は貫通穴とともに二重弁が配置さ
   れたキャビティを形成し、貫通穴はキャビティから呈内
   に達する二重弁の前方でホイールシリンダの方向に位置
   していること全％徴とする特許請求の範囲第１項乃至第
   ６項のいずれか１項に記載の圧力保持弁。
8. （８）第三の弁体のキャビティが段付きの軸方向の穴で
   あシ、第二の弁体がマスターシリンダ側面に設けられた
   第一の穴部分に配置°され、第一の弁体がホイールシリ
   ンダ側面に設けられた第二の穴部分に配置されているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載の圧力保持
   弁。
9. （９）第二の穴部分が第三の穴部分に達している円錐部
   をホイールシリンダ側面に備え、第三の穴部分向には環
   状の溝に接続している半径方向の穴が延びていることを
   特徴とする特許請求の範囲第８項に記載の圧力保持弁。 ＯＩ　　カップスプリングが第三の弁体を負荷するため
   に設けられていることに９ｍとする特許請求の範囲第１
   項乃至第９項のいずれが１項に記載の圧力保持弁。 αル　カップスプリングが一方ではム［三の弁体の環状
   の端部分に支持され、他方ではハウジングに配設された
   環状のゾレートに支持されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第１０項に記載の圧力保持弁。 α埠　巻きスプリングが第二の弁体全負荷するために第
   一の穴部分に設けられ、このスプリングはその一端で弁
   体に挿入されたリングに当接していることを特徴とする
   特許請求の範囲第７項乃至第１１項のいずれか１項に記
   載の圧力保持弁。 α９　ロール・バック効果を有する環状シールが第三の
   弁体にこれを負荷するために設けられていること全特徴
   とする特許請求の範囲第１項乃至第９項および第１２項
   のいずれか１項に記載の圧力保持弁。