JPS59690Y2 - 投射型陰極線管 - Google Patents
投射型陰極線管Info
- Publication number
- JPS59690Y2 JPS59690Y2 JP12126279U JP12126279U JPS59690Y2 JP S59690 Y2 JPS59690 Y2 JP S59690Y2 JP 12126279 U JP12126279 U JP 12126279U JP 12126279 U JP12126279 U JP 12126279U JP S59690 Y2 JPS59690 Y2 JP S59690Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical member
- ray tube
- cathode ray
- concave mirror
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は投写型テレビジョン装置に用いられる反射式の
投写型陰極線管に関するものである。
投写型陰極線管に関するものである。
上記投写型陰極線管として、第1図に示すものが知られ
ている。
ている。
この第1図に於て、1は有底円筒部材、2は有底円筒部
材1の底部1aの中央部より外方に延長形成したネック
部、3は有底円筒部材1の開口端面1bにフリットガラ
ス4を介して封着したフェースプレート、5はネック部
2内に収納した電子銃、6はネック部2の外周上に配設
した集束偏向コイルである。
材1の底部1aの中央部より外方に延長形成したネック
部、3は有底円筒部材1の開口端面1bにフリットガラ
ス4を介して封着したフェースプレート、5はネック部
2内に収納した電子銃、6はネック部2の外周上に配設
した集束偏向コイルである。
又、7は有底円筒部材1内に収容された金属円筒部材で
、ネック部側の開口端面には球状凹面鏡8を固着し、フ
ェースプレート側の開口端面にはターゲット9を支持部
材10を介して固定している。
、ネック部側の開口端面には球状凹面鏡8を固着し、フ
ェースプレート側の開口端面にはターゲット9を支持部
材10を介して固定している。
この金属円筒部材7の外周面には板バネ11が固着され
、有底円筒部材1の内周面には支持ピン12が突設され
て、この板バネ11と支持ビン12の保合をもって金属
円筒部材7は有底円筒部材1内に位置決め固定されてい
る。
、有底円筒部材1の内周面には支持ピン12が突設され
て、この板バネ11と支持ビン12の保合をもって金属
円筒部材7は有底円筒部材1内に位置決め固定されてい
る。
又、前記ターゲット9は内面を球体凸面に形成した金属
基体13の内面に螢光膜14を被着形成したもので、こ
のターゲット9の内面と凹面鏡8は同一曲率中心を有し
て、対向配列されて、光学系Aを形成している。
基体13の内面に螢光膜14を被着形成したもので、こ
のターゲット9の内面と凹面鏡8は同一曲率中心を有し
て、対向配列されて、光学系Aを形成している。
上記構成の動作は次のように行われる。
まず電子銃5から放射された電子ビーム15は凹面鏡8
の中央部に穿設したビーム透過孔16を通ってターゲッ
ト9の螢光膜14に当り、この上を走査して、螢光膜1
4上に映像を作る。
の中央部に穿設したビーム透過孔16を通ってターゲッ
ト9の螢光膜14に当り、この上を走査して、螢光膜1
4上に映像を作る。
次にこの映像は映像光17として凹面鏡8に投射され、
ここで反射してその反射光は拡大投射光18となってフ
ェースプレート3を透過してから、凹面鏡8による球面
収差を補正する補正レンズ(図示せず)を透過し、更に
前方にあるスクリーン(図示せず)上で結像して拡大像
を写し出す。
ここで反射してその反射光は拡大投射光18となってフ
ェースプレート3を透過してから、凹面鏡8による球面
収差を補正する補正レンズ(図示せず)を透過し、更に
前方にあるスクリーン(図示せず)上で結像して拡大像
を写し出す。
ところで、この種動作を正確に行わせるに光学系Aの凹
面鏡8とターゲット9を一定の間隔を保ち、光軸も一致
させておく必要がある。
面鏡8とターゲット9を一定の間隔を保ち、光軸も一致
させておく必要がある。
ところが、この光学系Aの調整は非常に難しく、又、こ
の調整を正確にしても光学系Aを有底円筒部材1内に収
容し、封着する時に高温状態にさらされているため、凹
面鏡8や支持部材10の取付部が熱膨張で歪んだりして
、調整がずれ光学系Aの光軸がずれて不良になる欠点が
あった。
の調整を正確にしても光学系Aを有底円筒部材1内に収
容し、封着する時に高温状態にさらされているため、凹
面鏡8や支持部材10の取付部が熱膨張で歪んだりして
、調整がずれ光学系Aの光軸がずれて不良になる欠点が
あった。
上記欠点を除去するものとして、本出願人は先に第2図
に示すような投写型陰極線管を提供した。
に示すような投写型陰極線管を提供した。
即ち、この第2図に於て、19は底部19 aの内面に
球面状の凹面鏡20を形成した有底円筒部材、21は底
部19 aの中央部より外方に延長形成したネック部、
22は電子銃、23は集束偏向コイル、24は平板状の
フェースプレート、25はフリットガラスである。
球面状の凹面鏡20を形成した有底円筒部材、21は底
部19 aの中央部より外方に延長形成したネック部、
22は電子銃、23は集束偏向コイル、24は平板状の
フェースプレート、25はフリットガラスである。
又、26は有底円筒部材19に収容した金属製の円筒部
材で、この開口両端面のなす平面は軸に対して直交する
ように切断形成され、一方の開口端面26aを凹面鏡2
0に当接している。
材で、この開口両端面のなす平面は軸に対して直交する
ように切断形成され、一方の開口端面26aを凹面鏡2
0に当接している。
又、27は内面中央部にターゲラl−28を形成した同
心メニスカス状のターゲット支持体で、円筒部材26の
他の開口端面26 bに当接され、この状態に於て、凹
面鏡20とターゲット支持体27及びターゲット28は
同一曲率中心を有するように形成している。
心メニスカス状のターゲット支持体で、円筒部材26の
他の開口端面26 bに当接され、この状態に於て、凹
面鏡20とターゲット支持体27及びターゲット28は
同一曲率中心を有するように形成している。
又、29はターゲット支持体27とフェースプレート2
4の間に介在させた弾性部材で、ターゲット支持体27
と円筒部材26を凹面鏡20に押圧して夫々を位置決め
支持する。
4の間に介在させた弾性部材で、ターゲット支持体27
と円筒部材26を凹面鏡20に押圧して夫々を位置決め
支持する。
この第2図構成では円筒部材26の両端面に凹面鏡20
とターゲット支持体27が当接している限り、凹面鏡2
0とターゲット28の光軸は必ず一致し、又両者の間隔
も一定に維持されるため、光学系の調整が不要となり、
製造が容易となるメリットを有する。
とターゲット支持体27が当接している限り、凹面鏡2
0とターゲット28の光軸は必ず一致し、又両者の間隔
も一定に維持されるため、光学系の調整が不要となり、
製造が容易となるメリットを有する。
ところで、第2図の陰極線管30の場合も、電子銃22
からの電子ビーム31がターゲット28の螢光膜32に
当り、螢光膜32に当り、螢光膜32からの映像光33
は凹面鏡20で反射して、拡大投射光34となってター
ゲット支持体27とフェースプレート24を透過してい
く。
からの電子ビーム31がターゲット28の螢光膜32に
当り、螢光膜32に当り、螢光膜32からの映像光33
は凹面鏡20で反射して、拡大投射光34となってター
ゲット支持体27とフェースプレート24を透過してい
く。
いま、この拡大投射光34を補正レンズ(図示せず)を
介して、第3図に示すように、前方のスクリーン35に
投射して、スクリーン上に結像させる場合、スクリーン
35上の映像の中心点をaとし、映像の上下点をb及び
Cとすると、拡大投射光34のa点、b点、0点までの
各投写距離11,12,13に大差はなく、従って映像
のピンボケなどの心配はない。
介して、第3図に示すように、前方のスクリーン35に
投射して、スクリーン上に結像させる場合、スクリーン
35上の映像の中心点をaとし、映像の上下点をb及び
Cとすると、拡大投射光34のa点、b点、0点までの
各投写距離11,12,13に大差はなく、従って映像
のピンボケなどの心配はない。
しかし、このような用途では陰極線管30とスクリーン
35との距離りが大きくなり、配置スペース上に問題が
あるため、第4図に示すように、拡大投射光34を反射
鏡36で反射させてスクリーン35上に投射するように
しているが、スクリーン35に対して陰極線管30を角
度をもたせ、スクリーン中央の法線が水平となるように
するとスクリーン35上のb点と0点のそれぞれの投写
距離12′、13′に大差が生じる。
35との距離りが大きくなり、配置スペース上に問題が
あるため、第4図に示すように、拡大投射光34を反射
鏡36で反射させてスクリーン35上に投射するように
しているが、スクリーン35に対して陰極線管30を角
度をもたせ、スクリーン中央の法線が水平となるように
するとスクリーン35上のb点と0点のそれぞれの投写
距離12′、13′に大差が生じる。
例えば画面サイズが60 inで、陰極線管30とスク
リーン35とのなす角を20’に設定し、スクリーン中
央の結像点aまでの投写距離が約2mの投写形テレビジ
ョン装置の場合、スクリーンの上側及び下側結像点す、
Cまでの投写距離の差は約35cmにも及び、スクリー
ン35上の映像の周辺部にピントズレが生じるという問
題があった。
リーン35とのなす角を20’に設定し、スクリーン中
央の結像点aまでの投写距離が約2mの投写形テレビジ
ョン装置の場合、スクリーンの上側及び下側結像点す、
Cまでの投写距離の差は約35cmにも及び、スクリー
ン35上の映像の周辺部にピントズレが生じるという問
題があった。
又、このようなピントズレを無くするため、例えば第4
図鎖線に示すようにスクリーン35を傾斜させて、周辺
部のピントを合わせること、即ち陰極線管とスクリーン
とのなす角をゼロにすることが考えられるが、しかし、
これではスクリーン35中央部の法線が水平とならず、
実際にスクリーンを見る位置では映像を見る角度によっ
て映像に色ズレが生じたり、スフノーン輝度が変るとい
った問題が生じるため、スクリーン35は動かせなかっ
た。
図鎖線に示すようにスクリーン35を傾斜させて、周辺
部のピントを合わせること、即ち陰極線管とスクリーン
とのなす角をゼロにすることが考えられるが、しかし、
これではスクリーン35中央部の法線が水平とならず、
実際にスクリーンを見る位置では映像を見る角度によっ
て映像に色ズレが生じたり、スフノーン輝度が変るとい
った問題が生じるため、スクリーン35は動かせなかっ
た。
そこで本考案は上記問題点に鑑み、これを解決した投射
型陰極線管を提供する。
型陰極線管を提供する。
以下、本考案を第5図に示す。
図に於て、第2図と同一符号は第2図と同一内容のもの
を示し、異なるところは有底円筒部材19に収容した円
筒部材37である。
を示し、異なるところは有底円筒部材19に収容した円
筒部材37である。
即ち、本考案による円筒部材37の1方の開口端面37
aは開口端縁を含む平面が軸と直交するように形成し
て、これを有底円筒部材19の底部19 a内面に形成
した凹面鏡20に当接させ他方の開口端面37 bは開
口端縁を含む平面が軸と所定の傾斜角度θをなすように
形威し、この開口端面37 bにターゲット支持体27
を接当させる。
aは開口端縁を含む平面が軸と直交するように形成し
て、これを有底円筒部材19の底部19 a内面に形成
した凹面鏡20に当接させ他方の開口端面37 bは開
口端縁を含む平面が軸と所定の傾斜角度θをなすように
形威し、この開口端面37 bにターゲット支持体27
を接当させる。
このようにすることにより、ターゲット支持体27は凹
面鏡20の光軸に対して角度θだけ傾斜して取付けられ
るため、ターゲット支持体27とターゲット28の曲率
中心は凹面鏡20の曲率中心からズレることになり、ス
クリーン35までの拡大投射光34′の投写距離が変っ
てくる。
面鏡20の光軸に対して角度θだけ傾斜して取付けられ
るため、ターゲット支持体27とターゲット28の曲率
中心は凹面鏡20の曲率中心からズレることになり、ス
クリーン35までの拡大投射光34′の投写距離が変っ
てくる。
これによれは゛、第4図に示すように、スクリーン35
のb点までの投射距離が長く、0点までの投射距離が短
くなって、両者距離の差をゼロとすることができ、スク
リーン映像周辺部のピンボケを少くすることができる。
のb点までの投射距離が長く、0点までの投射距離が短
くなって、両者距離の差をゼロとすることができ、スク
リーン映像周辺部のピンボケを少くすることができる。
以上のように本考案によれば円筒部材370開口端面の
軸に対する角度を所定の角度にするだけで簡単に投写距
離の補正ができるから、調整が不要なだけでなく、組立
ての作業性も大幅に向上する。
軸に対する角度を所定の角度にするだけで簡単に投写距
離の補正ができるから、調整が不要なだけでなく、組立
ての作業性も大幅に向上する。
また本考案を実施した陰極線管を用いた投写形テレビジ
ョン装置では、映像周辺部のピンボケが少なくなり、よ
り鮮明な映像が得られて、製品的価値の向上が図れる。
ョン装置では、映像周辺部のピンボケが少なくなり、よ
り鮮明な映像が得られて、製品的価値の向上が図れる。
第1図は従来の陰極線管例を示す側断面図、第2図は本
考案の前提となる陰極線管の側断面図、第3図及び第4
図は投写形テレビジョン装置の説明図、第5図は本考案
の実施例を示す側断面図である。 19・・・・・・有底円筒部材、20・・・・・・凹面
鏡、21・・・・・・ネック部、24・・・・・・フェ
ースプレート、27・・・・・・ターゲット支持体、2
8・・・・・・ターゲット、37・・・・・・円筒部材
、θ・・・・・・所定の角度。
考案の前提となる陰極線管の側断面図、第3図及び第4
図は投写形テレビジョン装置の説明図、第5図は本考案
の実施例を示す側断面図である。 19・・・・・・有底円筒部材、20・・・・・・凹面
鏡、21・・・・・・ネック部、24・・・・・・フェ
ースプレート、27・・・・・・ターゲット支持体、2
8・・・・・・ターゲット、37・・・・・・円筒部材
、θ・・・・・・所定の角度。
Claims (1)
- 底部内面に球状凹面鏡を形成し、底部中央部より外方に
ネック部を形成した有底円筒部材と、有底円筒部材内に
収納されて、前記凹面鏡に1方の開口端面を接当させた
円筒部材と、内面を球状凸面に形成してその中央部にタ
ーゲットを形威し円筒部材の他方の開口端面に接当させ
たターゲット支持体と、有底円筒部材の開口端面を封着
するフェースプレートとを有する投写型陰極線管に於て
、前記円筒部材を、それぞの一方の開口端縁を含む平面
が円筒部材の軸と直交し、かつ他方の開口端縁を含む平
面が円筒部材の軸に対して所定の傾斜角度となるように
形成したことを特徴とする投写型陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12126279U JPS59690Y2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | 投射型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12126279U JPS59690Y2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | 投射型陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5637455U JPS5637455U (ja) | 1981-04-09 |
JPS59690Y2 true JPS59690Y2 (ja) | 1984-01-10 |
Family
ID=29353416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12126279U Expired JPS59690Y2 (ja) | 1979-08-31 | 1979-08-31 | 投射型陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59690Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-31 JP JP12126279U patent/JPS59690Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5637455U (ja) | 1981-04-09 |
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