JPS596885A - 不溶性生体触媒の製法 - Google Patents

不溶性生体触媒の製法

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JPS596885A
JPS596885A JP58106014A JP10601483A JPS596885A JP S596885 A JPS596885 A JP S596885A JP 58106014 A JP58106014 A JP 58106014A JP 10601483 A JP10601483 A JP 10601483A JP S596885 A JPS596885 A JP S596885A
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amine
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ハンス−ヘルム−ト・ゲルツ
シユテフアン・マルチノウスキ−
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酵素又は酵素含有細胞物質の存在下に、アミ
ンを2個以上のアクリル(又はメタクリル)アミド基を
有する化合物と反応させることによる、不溶性生体触媒
の製法に関する。
酵素反応を目的として生体触媒を使用するためには、多
くの場合に予備的な固定化が望ましい。そのためには生
体触媒を不溶の形にする。
不溶の小粒子の形でこの触媒は、例えばカラム中での連
続反応に有利に使用することかできる。
触媒を反応媒体中にスラリー化して反応を断続的に実施
する場合には、固定化された生体触媒は、再使用が可能
という利点を有する。なぜならば触媒を反応溶液から容
易に、例えば濾過又は傾斜により分別しうるからである
。多くの場合に固定化は生体触媒の使用期間を長くし、
これによって一般に経済的な利用が可能になる。
酵素及び細胞を固定化するための方法を説明する。この
方法の一部は多少とも担体により生体触媒を物理的に結
合することにある。例えば酵素又は細胞はイオンの力に
より又は吸着力により担体に付着することができ、又は
それがゲル母体又は膜の中に包みこまれることもある。
しかしこれらすべての場合に、この結合又は包囲が永続
的でなく、生体触媒の使用の間に徐々に洗い出されるこ
とを考慮せねばならない。これに対し生体触媒を共有結
合により担体に結合する方法がある。これは本質上二種
の処理法に分かれる。その一方は、まず担体を製造し、
この担体は製造様式によってずでに反応性の機能基を有
するか、あるいは後から機能化され又は活性化されうる
。この種の反応性担体な用いて、次いで生体触媒(多く
は溶液の形で)を接触させると、それが共有結合により
結合される。この場合は、担体の能力が機能化の程度に
よって定まり、そして一般にその能力がきわめて低いこ
とが欠点である。そのほか多孔質又はゲル状の担体では
、固定化すべき生体触媒によく同調していなければなら
ない。しかも機能化された担体の貯蔵性は多くの場合に
制限される。
共有結合により結び付けられた不溶(固定化)の生体触
媒を製造する他の可能性は、生体触媒の存在下に担体を
製造する方法である。これは、生体触媒をまず適当な試
薬により機能化し、次いで担体の製造に際し反応相手と
して共有結合的結合によって担体の構造中に組みこまれ
るように行うことができる。この方法は、生体触媒を予
備的に機能化する必要がなく、生体触媒が適合する機能
基例えばアミ/基を介して担体の一 6− 製造の間に担体の構造中に絹みこまれる場合には、より
簡単である。例えばドイツ特許出願公開2625471
号明細書には、ポリウレタン発泡体中での生物学的材料
の固定化が記載され、その場合反応性のポリイソシアネ
ートが生物学的材料と反応すると共に、他方では泡状物
を形成する。この方法ではイソシアネートプレポリマー
の反応性が高いため、このプし/ポリマーによる乾燥酵
素の予備処理が指示され、それがこの方法の利用性を著
しく制限する。
ドイツ特許出願公開2835874号明細書には、エポ
キシドと適当な硬化剤との混合物中で、細胞又は細胞破
片を固定化する方法が記載されている。この方法は触媒
の成形に影響を与えのちに再び除去される不活性の補助
重合体を用いることが、操作をきわめて複雑にする。
さらに用いられるエポキシドが水溶性でないので、この
方法はいずれにしても使用が限定される。
 4− ドイツ特許出願公開2915135号明細書には、水溶
液中でポリアミンの存在下に、グルタルジアルデヒドと
生体触媒を反応させることにより、固定化した生体触媒
を製造することが示されている。この場合生体触媒は、
グルタルジアルデヒドとポリアミンから生ずる網状組織
中に組みこまれる。この方法は、生ずる網状組織が機械
的に満足できる性質を有しないことが欠点である。さら
にグルタルジアルデヒドにより安定な架橋を生ずるもの
が一部アミン基だけで、二級アミン基にはこの作用がな
いので、ポリアミンが高い一部アミノ基の含有率を有す
べきであることが7制限となる。
本発明の課題は、前記方法の欠点を回避して生体触媒を
固定化するための簡単な方法を開発することであった。
本発明は、次の成分 A)生物学的に活性な物質すなわち酵素、細胞又は細胞
破片、 B)少なくとも2個のアクリルアミド基又はメククリル
アミド基を有する少なくとも1種の水溶性化合物及び C)アミン窒素に結合する少なくとも2個の水素原子を
有する、少なくとも1種の水溶性脂肪族アミン を、水溶液又は水性懸濁液中で、成分Bのアクリル(又
はメタクリル)アミド基の平均数と成分Cのアミン窒素
に結合する水素原子の平均数との合計が、それぞれ1分
子当り4以上である割合で混合し、そして1時間ないし
4日間に15℃以上の温度で生じたゲルを粉砕するか、
あるいは水性混合物を小滴状に固化するまで水と混和し
ない溶剤中に懸濁させて保持し、生成した微粒状触媒を
溶剤から分別することを特徴とする、合成担体材料及び
強固にそれに結合された生物学的に活性な物質からの不
溶性生体触媒の製法である。
さらに本発明には、この触媒を不均一酵素反応に使用し
て、有機化合物を合成する方法も含まれる。
生物学的に活性な物質としては、酵素及び細胞が適して
おり、細胞は完全なものでも人工を加えたものでもよい
。粉砕又は砕解されあるいは均質化された細胞又は細胞
砕片も使用することができる。酵素の場合は、粗調製物
又は純粋酵素が用いられる。酵素の場合は粗製品で純粋
酵素でもよい。
本発明方法に適する酵素は好ましくはインベルターゼ、
グルコースイソメラーゼ、アミログルコシダーゼならび
にα−及びβ−アミラーゼである。さらに下記のものが
適している。オキシドレダクターゼたとえばアルコール
デヒドロゲナーゼ、ラクテートデヒドロゲナーゼ、アミ
ノ酸オキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、カタラーゼ、ク
ルコースオキシダーゼ、アルコールオキシダーゼ、ザク
ンネートデヒドロゲナーゼ、グルタメートデヒドロゲナ
ーゼ、ウリカーゼ、フェノールオキンダーゼ、カテコー
ルオキシダーゼ、モノアミノオキシダーゼ、リポキンゲ
ナーゼ、ルシフェラーゼ、硝酸還元酵素、亜硝酸還元酵
素、クロルペルオキシダーゼ、アセトアルデヒドデヒド
ロゲナーゼ、アルデヒドオキシゲナーゼ、ディアホラー
ゼ、コレステリンオキシダーゼ、グルタルチオレダクタ
ーゼ、ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、キザン
チンオキシダーゼ、ドパミンヒドロキシラーゼ、チトク
ロームオキシダーゼ、モノアミノオキシダーゼ、ジアセ
チルレダクターゼ、スーパーオキシドジスムターゼ、リ
モナートデヒドロゲナーゼ;トランスフェラーゼたとえ
ばポリヌクレオチドホスホリラーゼ、デキストランスク
ラーゼ、ホスホリラーゼ、カルバメートキナーゼ、アミ
ントランスフェラーゼ、トランスアルドラーゼ、メチル
トランスフェラーゼ、ピルバートキナーゼ、カルバモイ
ルトランスフェラーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、デキ
ストランシンテターゼ;加水分解酵素たとえばリパーゼ
、エステラーゼ、ラクターゼ、リゾチーム、アミノ酸ア
シラーゼ、ペニシリンアシラーゼ、セルラーゼ、ウレア
ーゼ、トリプシン、キモトリプシン、グルタミナーゼ、
アスパラギナーゼ、パパイン、フィチン、ペプシン、ロ
イシンアミノペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼA
−)−B、マリンギナーゼ、プロメライン、ズブティリ
シン、ホスホリノく一ゼ、イソアミラーゼ、セファロス
ポリンアミダーゼ、ヒダントイナーゼ、アデノシンデア
ミナーゼ、ペニシリナーゼ、マルターゼ、デキストラナ
ーゼ、デソキシリボヌクレアーゼ、スルファターゼ、プ
ル2ナーゼ、ホスファターゼ、α−ガラクトンダーゼ、
β−グルカナーゼ;リアーゼたとえばトリプトファナー
ゼ、チロシンデカルボキシラーゼ、オキシニトリラーゼ
、フェニルアラニンデカルボキシラーゼ、フェニルアラ
ニンアンモニウムラーゼ、アミノ酸デカルボキシラーゼ
、ピルバートデカルボキシラーゼ、フマラーゼ、エノラ
ーゼ、アスパルターゼ、アミルプリンデヒドラターゼ、
カルボアンヒドラターゼ;イソメラーゼたとえばアミノ
酸ラセマーゼ、トリオースホスファ−トイツメラーゼ;
リガーゼたとえばグルタチオンシンセターゼ。
生物学的活性物質と担体物質との間の強固な結合とは、
(場合により物理的にのみ結合されていた生物学的活性
物質の若干の最初の撰失を除いて)生物学的活性物質が
長時間後においても担体から洗出されない(好ましくは
共有結合的な)結合を意味する。
不溶性生体触媒とは、不均一接触反応に好適であり、ま
たその(常に水性の)反応媒質中での不溶性、粒子の大
きさ及び充分に強固な性状によって容易に沢過しうるか
又は他の手段で反応媒質から分別できる生体触媒をいう
。細胞及び細胞の部分は同様に不溶であるが、それらが
比較的に1過性が悪いので、これに含まれない。
生物学的活性物質(成分A)の水溶液又は水性懸濁液を
使用する場合は、その濃度に限界がなく、広い範囲に変
動できる。溶液又は懸濁液にする際の濃度は、不変であ
ることが好ましい。
少なくとも2個のメタクリルアミド基又は好ましくはア
クリルアミド基を有する水溶性化合物(成分B)として
は、たとえばN 、 N’−メチレンビスアクリルアミ
ド、N、N’−エチレンビスアクリルアミド又はN、N
’−ジアクリロイルピペラジン、ならびに対応するメタ
クリル化合物が適している。得られるゲルの機械的強度
は、(平均で)2個より多く好ましくは6個までの反応
性二重結合を有する化合物又はそれらの混合物を使用す
ると改善できる。この種の化合物は、たとえば水溶液中
で前記種類のビスアクリルアミドを、不足量のアンモニ
ア又はアミン窒素に結合する2個以上の水素原子を含有
する少なくとも1種の水溶性アミンと、アミンのNH基
1個当りビスアクリルアミドのモル比が0,5モル以上
好ましくは0.7〜1モルとなる量で反応させることに
より得られる。こうして得られる付加生成物はさらに多
くの場合、特にその使用アミン(又は多くのアミンの少
なくとも1種)がたとえばエタノールアミンのように親
水性基を含有するときに、改善された水溶性を有する。
成分Bの水溶性は、室温で6重量%以上好まし 11− くは10重景%以上である。
アミン窒素に結合する少なくとも2個の水素原子を有す
る水溶性アミン(成分C)としては、アンモニア、低級
ジアミンたとえばエチレンジアミン、プロピレンジアミ
ン又はテ)・ラメチレンジアミン、又は低級ポリアミン
たとえばジエチレンジアミン、トリエチレンテトラアミ
ンが用いられる。成分Bが2個以上のアクリル(又はメ
タクリル)アミド基を含有するならば、−級モノアミン
たとえばエタノールアミン、メチルアミン、エチルアミ
ン又は二級ジアミンたとえばN 、 N’−ジメチルエ
チレンジアミンも架橋に役立つ。成分Bの1分子当りの
アクリル(又はメタクリル)アミド基の数と成分Cの1
分子当りのNH基の数との合計が4より犬、すなわち約
4.1以上であれば足りるが、4.5又は5又は好まし
くはそれより犬であるときはさらに良好である。特に好
適なアミン化合物は、重合体の化合物たとえば直線状又
は分岐状のポリエチレンイミン又はポリビニルアミンで
ある。こ 12− れらのアミン類には、固定化された生体触媒の機械的安
定性を明白に改善する作用がある。
固定化された生体触媒の製造は、6成分A1B及びCを
混合することにより行われる。後の両成分は水溶液とし
て使用することが好ましく、その場合の好ましい濃度は
20〜50重量%である。成分Bのアクリル(又はメタ
クリル)アミド基対成分Cのアミン水素原子のモル比は
、1:0.5〜1:20であることが好ましい。好まし
くは溶液又は懸濁液として用いるが粉末としても使用で
きる生物学的活性物質(成分A)を、まず成分Bの溶液
と混合し、若干時間(1分間ないし2時間)ののちに成
分Cの溶液と混合することが優れている。しかし場合に
より他の順序も可能である。
成分Cは、中和された形、部分的に中和された形又は中
和されていない形で加えてよく、このことは本質的に生
物学的活性物質のpT(価安定性のいかんにより定まる
。アミン化合物が中和されない形で加えられると、通常
は反応混合物中てのp T−1価が高く、たとえば9〜
11である。ゲル形成はこの条件下で比較的速やかに行
われる。しかしこの高いpH価は多くの酵素を変性させ
るので、成分Cの中和が推奨される。
ここに記載する方法の重要な利点は、ゲル形成が遅い速
度でもまた比較的低(・(たとえば5〜6の)pH価で
も起こることである。
使用する生物学的活性物質の熱安定性が許す限り、ゲル
形成は高められた温度たとえば50℃で行うことができ
る。これによってゲル形成をかなり促進できる。室温以
下の温度を適用してもなんら利益が生じない。ゲル形成
には1時間ないし4日間、好ましくは2〜8時間かかる
これより長い時間は、経済上の理由からほとんど利益が
ない。
ゲルは慣用の手段でたとえばふるいを押し通し、切断し
又は押出すことにより細粒化することができる。ゲルは
細粒化の前又は後に乾燥(場合により冷凍乾燥)するこ
とができる。好適な粒子の大きさは、粒径が0.1〜5
闘の範囲である。
混合物の固化に際し最初から微細な生成物を得るために
は、攪拌しながら混合物を、水と混合しない不活性溶剤
に(場合により普通の懸濁助剤を添加して)懸濁させれ
ばよい。そのとき混合物は球形に固化し、前記範囲(直
径0.1〜5朋)内においてその大きさは、容器、攪拌
器及び攪拌速度を適当に選択することにより、常法によ
り影響を与えられる。水と混合しない溶剤としては特に
次のものが用いられる。脂肪族、脂環族及び芳香族の炭
化水素たとえばヘキサン、シクロヘキサン及びドルオー
ル、ならびに塩素化炭化水素たとえば1,111−)!
Jジクロルタン。水相をよりよく懸濁させるため、懸濁
助剤を添加することが好ましい。そのためには反転に#
懸濁重合に際して使用される物質、たとえばソルビタン
エステルが適している。固化ののち触媒をr別し、そし
て水又は緩衝剤水溶液でよく洗浄する。水溶性有機溶剤
たとえばアセトン又はアルコールによりあらかじめ短詩
間洗 15− 浄することは有利であっても常に必要とは限らない。
持することが重要であり、そして他方では、貯蔵時そし
て特に企図する反応のため必要な反応条件(主として温
度及びpH価)における、こうして得られた触媒の主と
して作用に関する安定性が重要である。そのほか機械的
強度もある程度重要である。多くの生体触媒では、既知
の固定化法のいずれによっても満足すべき結果が得られ
ない。多くの場合その手段は費用がかかりすぎ、あるい
はその適用が狭いpH域に限定され、いずれの場合も固
定化ののち残留する残存活性が弱いか又は短命であるこ
とが多い。本発明の方法は種々の点で既知の方法より優
れている。
 16 一 実施例1 β−フラクトシダーゼ25m9を0.05M酢酸ナトリ
ウム溶液(pH5,3)5mlに溶解し、この溶液に順
次に、4,7.10−) ’)オキサトリデカン−1,
13−ジアミンとN、N’−メチジ/ビスアクリルアミ
ドの付加生成物(モル比1:4)の20%溶液5ml及
びポリエチレンイミンの25%水溶液(分子量3000
0;塩酸によりpH6,0に調整)5mlを攪拌しなが
ら加えろ。混合物を室温に2日間放置し、得られた固形
ゲルを、ふるいを通して押出しく粒子の大きさ500μ
m以下)、pH5,5の0.05M酢酸ナトリウム溶液
により洗浄する。固定化物2.59 (使用酵素4゜2
■に相当)を、30°Gで60分間60%蔗糖溶液50
m1と共に保温する。変化率を旋光針を用いて測定する
と60%である。これは遊離酵素の対応量に対し70%
の残存活性に相当する。
実施例2 乾燥酵母5gを0.93食塩溶液50m1中に懸濁して
1時間放置する。次いで遠心分離し、上相を傾斜により
分別する。湿潤酵母を、N、N′−メチレンビスアクリ
ルアミド、エタノールアミン及ヒエチレンジアミン(モ
ル比8’:4:1)の付加生成物の40%水溶液25g
及びポリエチレンイミン(分子量30000;塩酸によ
りpH6,0に調整)の25%水溶液25gと混合し、
室温に3日間放置する。得られた固形ゲルを粉砕する(
粒子の大きさく500μm)。このゲル16.2.9(
乾燥酵母1.25 、!9に相当)をカラムに充填し、
酢酸ナトリウム0.02モル/2でpH5,6に調整し
た65%蔗糖液を、20m1/時間の流下速度をもって
30℃で導通する。変化の程度を旋光計を用いて測定す
ると、2日後に88.5%、16日後に87%そして2
8日後に84.5%である。
実施例6 乾燥酵母1gを0.9%食塩溶液10meに1時間懸濁
し、次いで遠心分離し、上相を傾斜する。
湿潤酵母(3,0、!9 )を、N、N’−メチレンビ
スアクリルアミド、エタノールアミン及びエチレン、−
10− ジアミン(モル比8:4:1)の付加生成物の40%水
溶液5g及びポリエチレンイミン(分子量30000 
;塩酸によりpH6,0に調整)の25%水溶液5gと
混合する。こうして得られた混合物をシクロヘキサン1
00m1に懸濁しく懸濁助剤はドイツ特許出願公開26
34486号明細書に記載の保護コロイドA100m9
)、室温で6日間攪拌する。次いで1別し、固形化した
触媒を、0.05M酢酸ナトリウム緩衝液(pH5,3
) 1沼を用いて洗浄する。
インベルターゼ活性を試験するため、この触媒2.69
 (乾燥酵母0.2gに相当)を、60%蔗糖溶液(p
H5J) 50ml中で60℃で90分間振とうする。
変化率を旋光計を用いて測定す実施例4 α−アミラーゼ(160単位/m?)4■を、4.7.
10−1−ジオキサトリデカン−1,16−ジアミンと
N、N’−メチレンビスアクリルアミドの付加生成物(
モル比1:4)の20%水溶液2gに溶解し、得られた
溶液をポリエチレンイミンの25%溶液(分子量300
00;塩酸によりpH6,0に調整)2gと混合する。
室温で6日間放置したのち、生じたゲルをふるい(メツ
シュ幅500μm)を通し、次いで0.05M酢酸ナト
リウム緩衝水溶液(pH6,o) 100mlを用いて
洗浄する。
活性を測定するため、このゲル1gを0.016M酢酸
ナトリウム緩衝液(pH6,0)中のズルコウスキーに
よる殿粉(メルク社)5gの溶液50 ml中で、30
℃で60分間振とうする。生成したオリゴサツカライド
を、ベーレンフエルト法により3,5−ジニトロサリチ
ル酸を用いて定量する(メソツズ・イン拳エンチモロジ
ーI巻149頁、アカデミツク出版社1955年参照)
。ゲルの活性は57.2単位/9 (固定化収率44%
)である。
実施例5 実施例4と同様にしてβ−アミラーゼ8Tn9(−20
= 28単位/mq’)をゲル4g中で固定化する。破砕し
たゲルを、0.05M酢酸ナトリウム緩衝液(pH4,
6)100mlを用いて洗浄する。活性測定のため、こ
のゲル1gを0.05 M酢酸ナトリウム緩衝液(pH
4,8)中のズルコウスキーによる殿粉(メルク社)5
gの溶液50me中で振と5−1゜生成したマルトース
を、ベーレンフエルト法により3,5−ジニトロサリチ
ル酸を用いて定量する。ゲルの活性は68.6単位/g
(固定化収率69%)である。
実施例6 実施例5と同様にしてアミログルコシダーゼを固定化す
ると、固定化収率は38%である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 次の成分 A)生物学的に活性な物質すなわち酵素、細胞又は細胞
    破片、 B)少なくとも2個のアクリルアミド基又はメタクリル
    アミド基を有する少な(とも1種の水溶性化合物及び C)アミン窒素に結合する少な(とも2個の水素原子を
    有する、少なくとも1種の水溶性脂肪族アミン を、水溶液又は水性懸濁液中で、成分Bのアクリル(又
    はメタクリル)アミド基の平均数と成分Cのアミン窒素
    に結合する水素原子の平均数との合計が、それぞれ1分
    子当り4以上である割合で混合し、そして1時間ないし
    4日間に15℃以」二の温度で生じたゲルを粉砕するか
    、あるいは水性混合物を小滴状に固化するまで水と混和
    しない溶剤中に懸濁させて保持し、生成した微粒状触媒
    を溶剤から分別することを特徴とする、合成相体材料及
    び強固にそれに結合された生物学的に活性な物質からの
    不溶性生体触媒の製法。 2、特許請求の範囲第1項に記載の方法により製造され
    た不溶性生体触媒を不均一酵素反応のために使用して、
    有機化合物を製造する方法。
JP58106014A 1982-06-18 1983-06-15 不溶性生体触媒の製法 Pending JPS596885A (ja)

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