JPS596839A - 大豆乳製品の製造法 - Google Patents

大豆乳製品の製造法

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JPS596839A
JPS596839A JP57117389A JP11738982A JPS596839A JP S596839 A JPS596839 A JP S596839A JP 57117389 A JP57117389 A JP 57117389A JP 11738982 A JP11738982 A JP 11738982A JP S596839 A JPS596839 A JP S596839A
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JP
Japan
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soybean
oil
product
calcium
soybean protein
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JP57117389A
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JPS638737B2 (ja
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Yoshiaki Ueki
植木 嘉明
Hiroyuki Fukunaga
博之 福永
Shizuo Obata
小幡 静雄
Yukiomi Yamato
大和 幸臣
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Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は色調、風味、口あたりの改良された大豆乳製品
の製造法に関する。
近年健康ブームに相伴って植物性食品への指向が増大し
ており、各種大豆乳製品、例えば豆乳は飲む健康飲料と
して、大豆乳ヨーグルトは食べる健康食品として、その
需要は着実に拡大しつつある。しかしながら、この分野
における主要な技術1− 的困難は、例えば、大豆製品のもつ特有のニゲ味、暗い
色調、ざらつくような口あたり等、牛乳製品にはない欠
点のあることである。これらの問題点に対する解決策の
提案は極めて多いが、部分的な改善策にとどまったり、
ある種の欠点は改善できても他の欠点を増大させたりす
るものも少なくない。例えば、従来、加水分解した大任
蛋白を使用すること番こより、風味、口あたりを改善す
ることが多くの研究者により提案されているが、このよ
うな加水分解処理は往々にして製品色調を一層暗くする
欠点を伴なうことが多い。また、カルシウム化合物を加
えることにより製品色調を一定程度白くすることも知ら
れているが、カルシウム化合物の添加量が多くなると、
色調が赤くなったり、蛋白質の分散安定性を低下させた
り、さらには、ざらつく口あたりを呈したりして、結局
、少量しか用いることができず、色調改善等の効果が充
分でない。また、栄養飲料的見地から大豆乳製品中のカ
ルシウム含量を増やそうとするには上記のような制限要
因を除くことが必要である。
本発明者等は、色調、風味、口あたりともに優れた大豆
乳製品を得ることについて多くの実験を重ねる中で、加
水分解処理した分離大豆蛋白をグリセロリン酸カルシウ
ムと併用することにより、加水分解処理による暗色化を
改善でき、かつ多Itのカルシウムを実用]二のI肩4
的制限を受けることなく使用できることを見出しこの発
明を完成した。
この発明は、加水分解処理した分離大は蛋白、油脂及び
グリセロリン酸カルシウムを水系下に均質化することを
骨子とする大豆乳製品の製造法である。
以下成分及び添加効果とその割合について説明する。
加水分解処理した分離大豆蛋白:分離大豆蛋白を酸もし
くはプロテアーゼを用いて加水分解して調製する。好ま
しくは加水分解率が6〜20%か良い。6%未満では食
感がもたつき口あたりが悪く、6X以−ヒでなめらかさ
が発現し口あたりが良くなり風味もよくなる。20%以
−にになると苦味が発現し風味か悪くなる。ここで加水
分解率とは0.22 Mトリクロル酢酸可溶性窒素の全
窒素に対するパーセント比である。
該分離大豆蛋白は目的とする製品に応じて通常人は乳製
品中1〜25重子%の範囲内で使用される。
例えば大豆乳飲料には3〜5重量%程度、大豆乳ヨーグ
ルト等では4〜8重量%程度において使用されることか
多い。
油脂 大豆乳製品中油脂を含むことが牛乳製品様の製品
を得るために一般に必要である。大豆油、ナタネ711
1、コーン浦、サフラワー浦、パーム油、ヤシ油等の植
物性Aj脂か使用できる他乳脂、ラード、牛脂のような
動物性油脂の使用も妨げるものではない。風味の点では
ヤシ油が最も好ましい。
添加割合は該分離大豆蛋固形分100部に対して110
部程度が乳製品に近い浦脂/蛋白比となるが、油脂合間
を変えた大豆乳製品を目的とした場合は10〜800部
の範囲でも使用できる。
グリセロリン酸カルシウム:これは大豆乳製品の暗色を
改善する効果と同時にカルシウム補充効果がある。添加
+41は分離大σ蛋固形分100部に対してカルシウム
として一般に0.5部程度から効果があり3部まで加え
ることかできる。3.2部以ヒ加えると蛋白が分離した
り、赤味がかった色調になったり、ニゲ味を感じたりす
るようになり好ましくない。
以上の成分の他メタリン酸塩やポIJ IJン酸塩等の
リン酸塩も用いることができ、これらは大豆乳製品の色
を白<シ、また苦味やざらつきをなくしなめらかな口あ
たりを与える上で一定の効果かある。特にメタリン酸塩
とポリリン酸塩を併用するとき、単独で同じ量を用いる
よりも効果がある。
これらリン酸塩の添加量の合計は大豆蛋白固形分100
重量部に対して4〜9重量部が一般に好ましい。これを
越えると大豆乳製品が黄色味を帯ひてくるようになり、
これ未満では色調改良効果が殆んどない。
勿論水は大豆乳製品中75〜99重itX加える。
その他目的に応じ糖類等の甘味料、ミルクフレーバー、
バニラフレーバー、ヨーグルトフレーバー等の養香料、
ビタミン類、人参エキス、コーン粉末、トマトエキス、
オニオンエキス等の野菜エキス等を加えることができる
以」−のような成分を水系下に均質化処理することによ
り乳化された大豆乳製品を得る。均質化はホモゲナイザ
ー等により一段もしくは二段乃至三段の処理を行うこと
により口あたりがよりなめらかになる。圧力は100¥
#以上が望ましい。
かくの如くして得られた均質化物は、そのまま大豆乳飲
料としたり、目的物に応じて一旦乾燥もしくはさらに加
工して大豆乳プリンとしたり、植物性ヨーグルト等醗酵
大豆乳製品にすることもできる。
実施例1 分離大豆蛋白粉(不二製油昨登録商S「フジプローRJ
)3.s部、またはアルカリプロテアーゼ(NOVO社
製「アルカラーゼ」)を用い加水分解率10.4X、 
19.OX、または20.4%にして調製後スプレー乾
燥した分離大豆蛋白粉3,5部に水90.5部を加え、
メタリン酸ナトリウム0.05部及びポリリン酸すトリ
ウム0.1部、グリ七ロリン酸カルシウム0.59部(
カルシウムとして1000 ppm )、ヤシAh4.
0部を加え、ホモミキサーを用い50℃にて15分間乳
化を行った後グラニユー糖2部、ミルクフレーバー(小
川香料陣製[ミルクコードンEl)0.03部を加え8
0℃にて20分間乳化を続けることにより殺菌処理を行
った後高圧ホモゲナイザーを用い150’l圧力にて均
質化処理を行い飲料を得た。
結果を表−1に示す。すなわち加水分解率20%以下で
透明感が出て味もよくなり口あたりも良くなった。
表−1 さらに&3の配合の比較として、グリ七ロリン酸カルシ
ウムにかえて他のカルシウム化合物を種々の情で加えた
結果を表−2に示す。すなわち他のカルシウム化音物が
カルシウムとして300乃至400 PPm以1=、加
えると蛋白が分離したり赤味ががっタリシて、鼠的制約
があった。
表−2 実施例2 メタリン酸ナトリウム及びポリリン酸ナトリウムの配合
をかえる他は実施例1.扁3と同様にして大豆乳飲料を
得た。
色調及び口あたりについての官能評価の順位は下表の通
りであったが、扁6のものでも一応満足できる品質であ
った。
実施例3 酵素分解した大豆蛋白(分解率19.0%)5,9部、
ヤシ油4部、メタリン酸すトリウム0.05部、ポリリ
ン酸ナトリウム0.1部、グリ七ロリン酸カルシウム0
.2部(カルシウムとして300 ppm )を88部
の水に加え50℃にて10分間ホモミキサーにて乳化し
た後グルコース3部を加え乳化しながら80℃×30分
加熱殺菌を行い、42℃に冷却後無菌的に乳酸菌(スト
レプトコッカス・ブルガリカス)を植えて45℃にて1
5〜17時間醗酵した。pH4D 、酸度約0.8で醗
酵を終了し急速(こ冷却した後試食した。
ヨーグルト的風味を有し、色調白く、なめらかな9− 食感を有し、すっきりした味を有していた。
同様にしてメタリン酸ナトリウト、ポリリン酸ナトリウ
ム、グリ七ロリン酸カルシウムを含まずして醗酵した大
豆乳ヨーグルトを製造したが、これは色調が暗色で明ら
かに本例製品に比べ劣っていた。
10−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  加水分解処理した分離大豆蛋白、油脂、及び
    グリセロリン酸カルシウムを水系下に均質化することを
    特徴とする大豆乳製品の製造法。
  2. (2)  分離大豆蛋白の加水分解率が6〜20Xであ
    る第1項記載の製造法。
  3. (3)  メタリン酸塩とポリリン酸塩が併用されてい
    る第1項記載の製造法。
JP57117389A 1982-07-05 1982-07-05 大豆乳製品の製造法 Granted JPS596839A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57117389A JPS596839A (ja) 1982-07-05 1982-07-05 大豆乳製品の製造法

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JP57117389A JPS596839A (ja) 1982-07-05 1982-07-05 大豆乳製品の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS596839A true JPS596839A (ja) 1984-01-13
JPS638737B2 JPS638737B2 (ja) 1988-02-24

Family

ID=14710436

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60262561A (ja) * 1984-06-08 1985-12-25 House Food Ind Co Ltd 大豆蛋白質水溶液の処理方法
EP1236405A1 (en) * 2001-03-01 2002-09-04 Societe Des Produits Nestle S.A. Hypoallergenic formulae inducing oral tolerance to soy proteins
JP2003519929A (ja) * 1999-12-30 2003-06-24 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 表面に取り付け可能な発光ダイオード光源および発光ダイオード光源を製造する方法

Cited By (4)

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JPH0560893B2 (ja) * 1984-06-08 1993-09-03 House Food Industrial Co
JP2003519929A (ja) * 1999-12-30 2003-06-24 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 表面に取り付け可能な発光ダイオード光源および発光ダイオード光源を製造する方法
EP1236405A1 (en) * 2001-03-01 2002-09-04 Societe Des Produits Nestle S.A. Hypoallergenic formulae inducing oral tolerance to soy proteins

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JPS638737B2 (ja) 1988-02-24

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