JPS5968396A - 鋼板の冷間圧延用潤滑剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野と先行技術） 不発ψ」は銅板の冷間圧延用潤滑剤に関するものである
。詳しくは以下に説明するミルクリーン圧延油に関する
ものである。

冷延鋼板を製造するには、熱延鋼板を酸洗したのち、冷
間圧処し、さらに焼鈍する。冷間圧延と焼鈍との間に通
常は洗浄工程を設ける。これは冷間圧延された鋼板に残
留する伺着物の影響により、焼鈍工程において鋼板が汚
染し、商品価値が低下するのを防ぐためである。ところ
がこの洗浄工程の挿入によって、製造原価が著しく上昇
するので、洗浄工程を省略できれば経済的に著しく有利
である。洗浄工程を省略して冷延鋼板を製造する方法を
、ミルクリーン圧延と称し、ミルクリーン圧延に用いら
れる圧延用潤滑剤をミルクリ・−ン圧延油と称している
。ミルクリーン圧延は一部の圧延工場で実施されてはい
るが、必ずしも画定すべき状態ではない。それはミルク
リーン圧延に適した圧延用潤滑剤が得られていないから
である。

ミルクリーン圧延油に要求される性能は（１）冷間圧処
後、鋼板に付着している残留油が焼鈍時飛散して、板衣
面を汚染せず美しい鋼板光面が得られること（圧延油の
このような性質をミルクリーン性と称している。）（２
）圧延潤滑性がすぐれ、薄い板の高速圧延が０丁能であ
ること ０２つである。

ところが上記のミルクリーン性と圧延潤滑性とは両立し
難い。油脂、脂肪酸を主体とする圧延油は、圧延潤滑性
において優れているがミルクリーン性において劣る。鉱
油を主体とする圧延油はミルクリーン性において優れて
いるが、圧延潤滑１つ：において劣る。とくに薄物（厚
さ０．５ｍｍ以下の鋼板）を高速度（６００ｍ／ｍｉｎ
以上）で圧延するときは牛脂で代表される油脂を主成分
とする圧延油を用いないとフリクションピックアップ（
Ｆ、　Ｐともいう）と呼ばれる光面キズの発生を抑える
ことができない。この場合は焼鈍前の洗浄工程を設けな
いと美しいｔｌｉｉｌ板が得られない。

（発明の目的） 上記の現状であるから、圧延潤滑性とミルクリーン性と
がともにすぐれた鋼板用冷間圧延油を提供することが不
発明の目的である。

（発明の構成） 本発明者は鋭意研究の結果、特定のエステルを主成分と
し、これに有機リン化合物および乳化剤を添加して成る
組成物がすぐれた効果を発揮することを見出し、本発明
を完成した。

すなわち、本発明は炭素原子数が１２〜２２でヨウ素価
が１００以下である脂肪酸と、炭素原子数が１〜１８の
１価アルコールとのエステルを主成分とし、翁槻すン化
合物０．１〜１０重量係および乳化剤を含有する鋼板の
冷間圧延用潤滑剤である。

本発明の冷間圧延用潤滑剤には、４０°Ｃにおける粘１
組が２０〜３００七ンテストークスの鉱油を４０重量％
以内配給することができる。４０℃における粘贋が２０
センチストークス以下のものを用いると圧延潤滑性が低
下し、３００センナスト一クス以上のものを用いるとミ
ルクリーン性が低下する。また鉱油の配合量が４０重量
係を越すと圧延潤滑性が低下する。

本発明の冷間圧延油には従来の冷間圧延油と同様に乳化
剤を配合する。乳化剤の種類、配合量等は従来の圧延油
と同じでよい。

本発明の構成要素について、以下に詳説する。

（脂肪酸エステル） 本発明において、主成分のエステルを製造するだめの脂
肪酸は炭素原子数１２〜２２．ヨウ素価１００以下であ
ることが望ましい。炭素原子数が１２より小さい脂肪酸
を用いると、潤滑性が劣り、炭素原子数が２２より大き
な脂肪酸を用いるとミルクリーン１住がわるくなる。ま
だヨウ素仙ｊが１００より大きい）ｊ脂肪酸を用いると
ミルクリーン性がわるくなる。一方、−価アルコールは
炭素原子数が１８以下であることが望ましい。炭素原子
数が１８より大きい一部アルコールを用いるとミルクリ
ーン性がわるくなる。

本発明で用いうるエステルとして、例えばメチルステア
ｌ／　−ト、ブチルステアレート、オクチルステアレー
ト、ブチルオレエート、オレイルオレエート、ブチルパ
ルミテート、オクチルパルミテート、牛脂脂肪酸メチル
エステル、豚脂脂肪酸ブチルエステル、パーム油脂肪酸
オクチルエステルなどを挙げることができる。

（有様リン化合物） 本発明において、有機リン化合物吻は、ホスフェート、
ホスファイトのいずれも翁効であるが、望ましいの＆Ｊ
、炭素原子数８〜２２のアルキル基を持つモノまだはジ
アルキルホスフェ−１−、モノ寸たはンアルキルホスフ
ァイトおよびポリオキシエチレンモノまだはジアルキル
ホスフコニートホスフェ−１・とホスファイトを１ヒ較
すると、後者は加水分解を起しやすいので前者の方が有
利である。トリアルキルホスフェートおよびトリアルキ
ルホスファイト キンエチレンモノまたはジアルキルホスフェートのオキ
ソエチレン基の付加モル数は１〜１０が過当である。伺
加モル数が１０より大きいものを用いると鋼板に油しみ
を生じやすいので適当でない。

ポリオキソエチレンモノまたはジアルキルホスフェート
は、乳化剤としての効果も有する。

不発明で用い得る有機リン化合物として、例えはモノ寸
たはジラウリルホスフェート、モノまたはンオレイルホ
ス７エート，モノまたはン２−エチルヘキシルポスフェ
ート、ジラウリルハイドロンエンボスファイト、ジメレ
イルノ゛イドロンエンホスファイト、軍゛リオキンエチ
レン（ＥＯ＝１〜１０）モノ斗だけ／ラウリルホスフェ
−１・などを挙げることができる。

（実施例） 不発明の内容ケさらに明らかにするために以下に実施例
と比較例を示すが、下記の実が１１例は不発明を制限す
るものではない。

実施例 ブチルステアレー１・　　　　　　　　　　　　　　９
２重−Ｍ部ジラウリルホスフェート　　　　　　　　　
　　　　５　　ｎ実り也１夕１］２。

オレイルオレエート　　　　　　　　　　　　　　９４
１ｔ，ｉ都ジオレイルホスフェ−Ｉ・２〃 実施例 オタテルノξルミチー１・　　　　　　　　　　　　９
２巾率部ジラウリルハイドロンヨンホスファイト　　　
　　５　〃実ｈｉｉｉ　１’ｉリ　４。

ブ゛テルスデアレ−１・　　　　　　　　　　　　　９
４山川川ｉポリオキンエチレンジラウリルポスフエート
　　　　　５　〃実施例５。

プチルオレエ−１・　　　　　　　　　　　　　　　７
２ｉＴｉ田部ジオレイルホスフェ−１・　　　　　　　
　　　　　５　〃１１１２０マシン油　　　　　　　　
　　　　　２０　〃１に　中文　例　Ａ ）ｌ−１１ｈ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　９　３　屯トＣ（部１１勺
１旨月１丁肪ｒ平ン　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　６　　　　〃比較例Ｂ 牛１１ｉ’　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
５　０取に１都＃’　１　２　０マンン油　　　　　　
　　　　　　　　６４　〃牛ｌ財１１削Ｊｊ＋Ｊヴ　　
　　　　　　　　　　　　　　　　６　”上記の実施１
＋すと比較例について、圧延静ｉ１’Ａ性とミルクリー
ント］とをＦＦ　ｆ＋ｌｌｉ　Ｉ，た。試、一方法は下
記のとおりである。

（Ａ）　ｌ；−１１＋；　６“、１．Ｉ　ｉｉｌｔ　１
７１の試験′）５法試＞ｕ　Ｉｌｉ　ＩｉＥ　）１！；
　１７’Ｊによって、例ｊ「ｌ　：１反ヲ１−「クルし
た，圧１）」ｊ（荷重をｌｌｌ１１次人きくしていくと
、それに伴って圧下率も大きく々るが、ＩＥ下率がある
値を越えるとＦ．　Ｐがづ〔・′１゛シ始と）る。Ｉｉ
’．　Ｐのう１生７？　ＬにＵＦ．娘し得る重大の川下
ヰとこのときの平均圧帆圧力を求めた。

これらのＩｌｌの大きいほどＵＥ延＋Ｉ，”：Ｉ　Ｈ’
ｆｔＶ　訃がよいと評価する。

試験条件 用処ｆ〉′ゼ　　　　　　　４段町ノーｊｅ式圧延機ワ
ークロール　　　　６　Ｃ３ｍｍ９ｂ　Ｘ　２　０　ｕ
ｙｎｍハツクアツ７ｆｏ−ル２　０　０ｍｒｎｐ　Ｘ　
２　０　０ｒｎｍロール周速　　　　　３　０　１１　
／　ｍ　ｉ　＋＋圧多１１才′←　　　　　　　　　　
ＳＰＣＣ−Ｓｎ２　ＤｍｒｎＸ　０．８ｍｍ　Ｘ　２　
０　ＣＪｍｍＹ４曲方法　　　　　　濃度５％，温展５
０°Ｇの圧延油エマル（Ｂ）ミルクリーン性の試％ｉｌ
＋方法７ｉ’ｆ浄なぐ（ｆ’（板試験片（Ｓ　Ｐ　ＣＣ
−Ｓ　Ｉ）、＋ＤＤｖｎｔｒＸ２００＋ａ＋ＲＸ　０．
５ｍｍ　）に試験油を塗布して、市ね合せ、押え板を用
いてボルト締めし、伽′Ｌ鈍炉にて′蹟１鈍し、焼紳１
後の鋼板試験片表面の汚れを粘看テープではく離して白
紙にけりつけ、そのテープの汚ブ１を自動式色差側によ
る鴨川指数で光示した。明度４１１数の大きいほど、銅
板の汚れが少く、きれいであると判πする。

試験結果 用延潤渭性の試験結果をｐ〜１に、ミルクリーン１′１
−の試験結果を表−２に示す。表−１は１２．Ｐの発生
なしに圧延し得る最大圧′工率（チ）と平均圧延順方を
示す。

うへ−１圧勉潤２ｆ’ｉ　ｉ’＝Ｉ＋ 表−２ｄオｊ漸油田と明１￥指数の関係を示す。

（発明の効果） 前記の試験結果が示すように本発明の圧延用ｄ“ｅ１７
）１剤Ｖま旧／ｉＭ　ｉ＜ｌ＋　、　　ミルクリーン性
のいずれにおいても（Ｉ＋−来の１１−９１！、用γ１
′、１旨ＢＷ剤よりすぐれている。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　炭素原子数が１２〜２２で、ヨウ素価が１０
   ０以下の脂肪酸と炭素原子数が１〜１８の１価アルコー
   ルとのエステルを主成分とし、有機リン化合物０．１〜
   １０重量乃および乳化剤を含有する鋼板の冷間圧延用潤
   滑剤。
2. （２）有様リン化合物がモノまたはジアルキルフォスフ
   ェートである特許請求の範囲第１項記載の鋼板の冷間圧
   延用潤滑剤。
3. （３）’ｈ［’Ｊン化合物がポリオキンエチレンモノア
   ルキルフォスフェートまたはポリオキシエチレンジアル
   キルフォスフェートである特許請求の範囲第１項記載の
   鋼′板の冷間圧延用潤滑剤。
4. （４）炭素原子数が１２〜２２で、ヨウ素価が１００以
   下の脂肪酸と炭素原子数が１〜１８の１価アルコールと
   のエステルを主成分とし、壱（幾リン化合物０．１〜１
   ０車量係、４０°Ｃにおけるｆ１及が２０ないし３００
   センチストークスの鉱油を多くても４０重量係まで含有
   し、さらに乳化剤をも含有する鋼板の冷間圧延用４匂滑
   剤。
5. （５）廟機リン化合物がモノ捷だはジアルキルフォスフ
   ェート 載のり１′１１板の冷間圧延用潤滑剤。
6. （６）有機リン化合物がポリオキノエチレンモノアルキ
   ルフォスフェートまだはポリオキ・ンエチレンンアルキ
   ルフオスフエートである特許請求の範囲第４項記載の鋼
   板の冷間圧延用潤滑剤。