JPS5968352A - ポリオレフイン樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車内装パッド表皮材およびガーニツシー
材に用いる軽量で、フォギング現象やブリード白化が無
い、耐寒性・耐摩耗性［ｆｆれｆこ柔軟性・耐熱性の良
好なポＩＪ−ｉレノイン樹脂組成物に関する。

自動車内装材には一般にパッド・トリム・アームレスト
・ステアリングハンドル・座席シート等に用いらｉする
＠種表皮材、またはセンターピラー・ドアアッパー等に
装着される各種ガーニノシー材、さら妃マット、トレイ
、プレート、）＼ンドル。

ノブ等積々の内装材があるが１本発明は、クラツ／ユバ
ット・セフティパッド・インストルメントバンド等に用
いられるパッド表皮材およびセンターピラー・ドアアッ
パー等に装着される各種ガーニノシー制に用いるポリプ
レフィン樹脂組成物に関する。

自動車内装パッド表皮材およびカーニソシー材は、従来
適ＩＷな柔軟性と弾力・注、耐スクラッチ性。

剛摩耗性、耐熱性、表面の外観・感触が良好なことが要
求されろ１こめ、ポリ塩化ビニル／　Ａ　１３　Ｓ　ｌ
ｉ、ｊ脂組成物からなるパッド表皮材およびカーニンシ
ー材が１吏用されている。

しかし、これらの組成物から得られるパッド表皮材およ
びガーニツシー材は、柔軟性を例与するため、多量の可
塑剤を使用すると共に安定剤として鉛・カドミウム等積
々のＭ機重金属塩を使用している。

そのため、自動車の車内温度が高くなると、これらメツ
ｌ−表皮フ■およびガーニソシー利より揮発した可塑剤
を主とした添加剤が自動車のフロントガラスに旧暦し視
界不良となる。いわゆるフォギング現象を生じろことと
、ブリードアウトし１こ添加剤がバット表皮材およびガ
ーニノシー利の表面に付着し白色の粉吹き状態となる。

いわゆるブリート白化を生じろこと、及び揮発およびブ
リードアウトし車内な汚染する有限重金属塩亨の安定剤
の毒性が問題となっている。

ま１こ、石油危、限に端を発したエネルギー規制は。

自動車業界では自動車の燃費改善という形で考えられ、
その方策として軽量化が最も効果的で樹脂期用が大幅に
進んでおり、ポリ塩化ビニル／Ａ１３８樹脂組成物は自
動車内装材として積極的に使用Ｊ≦れている。しかしこ
こに至ってより一層の軽量化を進める時、上記樹脂組成
物に比べさらにトヒ重の小さい樹脂組成物が注目される
ようになった。

さらに、廃棄処理時や車内火災発生時、ポリ塩化ビニル
／　Ａ　ＢＳ　樹脂組成物は、燃焼により塩化水素ガス
を発生ずるため人体に危険である。

また物ｉ主面では面］塞性に劣り、面ｊ摩耗性も良くな
い。

以上のような理由から、軽量で、可塑剤および有限重金
属塩等の安定剤を１吏川しない、安全且つ容易に廃棄処
理でき、かつ耐寒開、耐摩耗性に滑れたボＩＪ　、４レ
フイン樹脂組成物化が望まれてい乙が、しかし、例えば
柔軟性に冨む低密ＩＷポリエチレン樹脂、エチレン−酢
酸ビニル重合体あるいはＥ　Ｐ　ＩＩの々［］き合成コ
ム等は、夏期市内温度が１００゛Ｃ位まで上昇する可能
性かあるのでパノ１表皮、目およびカー二ノノ＝利とし
ては耐熱性の点で実用に適さない欠点がある。

また、耐熱ＩＪ−ｆ１のあるポリプロビレ／樹脂および
高密ＩＷポリエチレン樹１脂は柔軟性に欠は実用に適さ
ない欠点がある。

かかる観点から、本発明者らは、軽量で、可塑剤および
、■幾重金属塩等の安定剤を使用しない、安全且つ容易
に廃棄処理できる、耐寒性・耐摩耗性に曖ｔＬ、柔軟性
・耐熱性の良好なパン１′表皮才およびガーニッシー材
用組成物を鋭意研究の結果、特定のＡレフイン系共重合
体からなる組成物が、上記目的に好結果を力える事を見
出し本発明を完成するに到った。

即ち、本発明は エチレン含有量が３〜１０重量％のプロピレンーエチレ
ンラングム共重合体Ｇ〜３０〜７０％。

プロピレン含有量が２０〜４０重敗％のエチレン−プロ
ピレン共重合体ゴムａ２０〜５０重量％及び エチレン含Ｗ量が５〜３０重敗％のプロピレンーエヂレ
ンブロンク共重合（Ａ＝　Ｇ５〜２５　ｔ、ｔ％からな
る自動車内装材用ポリオレフィン樹脂組成物にある。

すなわち、本組成物をシート成形しシホ加工を施し、真
空成形・圧空成形等の二次熱成形加工したバンド表皮材
およびガーニノシー材は、従来のポリ塩化ビニル／ＡＢ
Ｓ樹脂組成物からなるパッド表皮材およびガーニッンー
材に比べ組成物の比重が小さいため軽量で自動車軽量化
妃非常に有効であり、可塑剤を含んでいないため車内温
Ｉｗが高くなってもフォギング現象やブリード白化が全
く起らず車内を汚染すること無く、且つ鉛・カドミウム
等の有限重金属塩を使用しないため安全性に非常て優、
ｌｔている。

また、廃棄処理等により燃焼しても塩化水素カス等の有
害ガスが発生しないため安全且つ容易に処理できる。さ
らに、物性面では組成物のカラス転移温、弔かポリ塩ｒ
ヒビニル樹脂・Ａ、　Ｂ　Ｓ　Ｉｉ　脂ト比べ著しく低
いため耐寒性に摩れ寒冷地等においても亀裂や割；１七
を生しく（＜い。また、耐摩耗性、柔軟性、面ｊ熱訃に
１憂れたものである。

本発明をさらに詳細［Ｃ説明すると、本発明。て使用さ
れるポリオレフィン共重合体（八、０及び（Ｑは遷移金
属化合物及び５胃機金属化合物からなる、いワユルチー
グラー系触媒を用いてエチレンとプロピレン及び必要Ｖ
こ応じて少量の炭素数４以上の■−オレフィンを共重合
したもので、スラクー重合、：溶液重合、気相重合など
、いず２ｔのプロセスで製造されたものも含まれる。

エチレン含有量が３〜１０重量係のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体はＭＦＩｏ、１〜２０ｇ／１０分の
範囲のもので、その添加量は３０〜７０重量係であり、
３００重量％満の場合はパット表皮利およびガーニッシ
ュ利としての柔軟性を維持させるとパッド表皮材および
ガーニノ／ユ材としての引張強度が弱くなり、引張強度
を維持させると柔軟性が悪くなる物性バランスの悪いパ
ット表皮利およびガーニノ７ユ利しか得られない。壕だ
、７００重量％越える場合はパッド表皮利およびガーニ
ノ７−材としでの柔軟性を維持させることができなくな
る。好寸しくは３５−６０重量％である。

プロピレン含有量が２０〜４０重量係のエチレン−プロ
ピレン共重合体ゴムの添加量は２０〜５０重量係であり
、２００重量％満の場合はパッド表皮材およびガーニノ
７−材としての柔軟性を維持させることができなくなり
、また５００重量％越える場合は軟らかすぎてパッド表
皮材およびガーニノノー材としての弾力性や引張、張度
を維持することができなくなり、べとつきを生ずること
もある。好ましくは３０〜４５重量％である。

二ロチレン含有計が５〜３０爪歌％（り）ブロピレンー
エチレンブロンク共屯合体はその添加量は５〜２５屯−
％であり、５重騎％未満の場合は、Ｓノｌ−表皮４．Ｉ
、ｔ６よびノノーニノンー（Ａとしての耐熱性を維持さ
せることかで・きなくなり、２５重量％控える場合はバ
ンド表皮材およびガーニッシュ利としての柔軟１牛を維
持させることができなくなる。好ましくは７〜２５屯敞
％である。

本発明で使用される組成物には必要に応じて、ボ１１　
、ｄレフインに一般に添加されている酸化時１４−剤・
紫外線吸収剤・帯電防市剤・滑剤・顔料等の着〔色剤、
１しびに碓燃化剤如き添加剤をバット表皮材およびカー
ニノシー材の表面の外観・感触を著しくそこねない範囲
で配合することができる。

本発明で使用される組成物は添加順序に関係なくヘンシ
ェルミキサー、■ミキザー、リボン型グレングー、バン
バリーミキサ−、ニーグーおよび押出機の如き混合機を
用いて混合した後通常の押出機を用いてＴダイ法により
シートに成彩加工されるが、そのまま直接ロール加工や
カレンダー加工することもできる。

また、シートには皮調、織物調２編ｌ吻調等任意の風合
い、立体観、陰影、美観、感触を付与するため、シボ加
工、艶消し加工、必要に応じて印刷加工等をすることが
できる。

シボ加工はＴグイスから押出された直後にエンホスロー
ルによりシボ加工してもよく、シート成形巻取後あら１
こめてエンボス機械によりシボ加工するとともできる。

艶消し加工は、必要に応じて艶消ｊ〜剤の乗りを良好に
するためのプライマー処理１表面改質等を施した後、艶
消し剤を塗布することができろ。

印刷加工は、必要に応じてインキの乗りを良好にするた
めのプライマー処理９表面改質等を施し１こ後、グラビ
ア印刷、凸版印刷等の印刷加工することができる。

さらに、本発明に係る組成物からなるシートには、接着
性、クッション性等を付与するために。

各種発泡体、布、紙等を裏打ちすることができる。

またシートには必要に応じて、バット材および裏打ち材
との接着性を良好にするための接着剤等を裏塗り加工し
てもよい。

さらに、シートには、真空成形、圧空成形等の二次熱成
形加工［を施すことができる。

上記述べた如く本発明組成物は、シート成形後、シボ加
工、艶消し加工、印刷加工、裏材ち加工、裏塗り加工、
二次熱成形加工等を施し、バンド表皮（Ａ１６よびカー
二ノシー材として用いるものである。

以下５実、殉例および比較ｆ＋ｌＪ　’ｒもって本発明
をさらに具体的に説明するが例中において使用される試
験法は次の通りである。

比重：ＪＩＳ−に−７１１２に準拠し水中置換法を用い
乙。

揮発減量：　１００　ｍｍ　Ｘ　１００　ｍｍグ）試、
鏡片をギヤ一式空気恒温、栽中に、１００℃で５時間つ
るし重数のａ肝をはかる。

加熱前の重量−一加熱後の重量に） 揮発減Ｈ（資）−加熱前の重量に）　　　×１００耐寒
性：１５間Ｘｌｌ０闘の試験片をＭ、１．ｉ”、型酬揉
疲労試験機に垂直に取り付け、−５℃の下で試験片に１
　ｋｇの張力？かけてから左右に１８５°の角度で反復
折り１旧ず、切断時ハ回数を読み取る。

回数の多いものが耐寒性に優れている。

耐摩耗性：ＡＳＴＭ−Ｄ−１０４４に準拠し、直径１５
０闘の円形試験片をテーパ一式摩耗試４験機に取り付け
、摩耗輪Ｈ，−２２．回転速度６０ｒｐｍ、５００ｇ荷
重、１０００回転による摩耗減量（■）を測定した。

耐熱性：　Ｊ　ＩＳ−に−６８０１に準拠し、２号ダン
ベルの試験片を１２０℃の下、引張速度２００　ｍｍｐ
で引張試験７行ない、５０％歪み時の応力・いわゆる５
０％モジ−ラス（ｋｇ／ｃ＋＋！　）を測定スる。

５０％モジュラスの太きいものが耐熱量に浸れている。

柔軟性：　Ｊ　ｌ５−Ｉぐ−６３０１に準拠し、３号ダ
ンベルσ）試験片を引張速度２００　ｍｍ１分で引張試
験を行ない、１０％歪み時の応力、いわゆる１０％モジ
−ラス（ｋｇ／ｃ＋＋！　）を測定する。

引張強度：ＪＩＳ−に−６８０１に準拠し、３号ダンベ
ルの試験片を引張速度２００　ｍ＋ｘ／分で引張試験を
行ない、破断時までの最大応力（ｋｇ／ｃ＋＋！　）を
測定する。

引張伸度：ＪＬＳＪ＜−６８０１に準拠し、３号ダンベ
ルσ）試験片を引張速度２００１１１１／分で引張試験
ヶ行ない、破断時の標腺間距鼎の歪み％を測定する。

引裂強度：ＪＩＳ−ｆ（−６３０１に準拠し、Ｂ形ダン
ヘルの試験片を引張速度２００朋／分で引張試験り行な
い、破断時までの最大応力（ｋｇ、／Ｃｒｎ）を６川定
する。

実施例１〜３ 第１表記載の割合で配合した各４目成物をヘンシエルミ
キザ−を用いてドライブレントレ、Ｔグイスを備えた６
　５　ｍｍ−の押出機を用いて、樹脂温度２４０℃で・
押出し、押出し直後にエンボスロールにてシボ加工し、
厚さ０．７關幅７００　ｍｍ　ノ’／　ホ付ポリΔレフ
インシートを作製した。

得られたシートは、第１表記載のクララシーバンド表皮
用シートの要求物性を満足しており、第１表記載のごと
く軽量で、揮発減量が少なく、耐寒性、面１摩耗性に優
れており、且つ１０％モジ−ラスで８０〜１７０　ｋｇ
　／　ｃｎＴ＋の範囲の柔軟性？保持し、耐熱性の優れ
たものであった。

次ニ、このシボ付シートのシボ加工面σ）裏面に、メツ
ｌ−材との接着剤を塗布し１こ。対庄人発泡軟質ポリウ
レタン用接着剤としては−・イコープ［ＪＩ３−１０１
　（特殊色科工業■製）？スポンジロール（でて塗布し
た。

さらに、このジ−ドアシボ加工面が外側６てなるように
真空成形加工性（（＋！ｌＩ浅腎ωＦ究所製、コスミノ
クＪ”Ｃ−２ＡＰＡ−Ｗ型、シート幅７００問）で真空
成形を行ナイ、＠　１８８０　ｖｍ、横２３０ｍｍ、深
さ１１０朋σ）フラノシーバンド表皮を作成した。

また、このクラッシュバット表皮σ）シボ加工面にクリ
ヤー艶消し剤を塗布した。クリヤー艶消し剤としてはハ
イコープＵ−１１５（特殊色料工業（作製）をスプレ一
式にて塗布した。尚、この場合、ポリオレフィンシート
用のプライマーとしてハイコープ１３−５８（特殊色料
工業（作製）をスプレ一式にて下塗り塗装した。

さらに、クラツシ＝バット表皮内側に、軟質ポリウレタ
ンを庄人発？包しクランシーバットを作製した。

以上得られたクランシーバットの表皮は、真空成形加工
性が良く、シボ流れやピンホール等の異状を生ずること
なく、外観や感触の優れたものであった。

比較例１ 塩化ビニル／　Ａ、　Ｂ　Ｓ樹脂組成物からなるクラノ
ン−バット表皮材は、クラソシュパノｌ−表皮用シ−ト
σ）要求物性ＹＡ足しているが、実施例に比べ比重およ
び揮発減量が大きく、耐寒性に劣り、摩耗減量が大きい
ことがわかる。

比較例２〜７ 第１表記載の割合で配合した各組成物？用い。

実施例２と同様にして得たフラノシーパッド表皮材につ
いて、実施例２と同様の各試験を行ない、第１表記載の
如くの結果を得た。この結果と、りランシーパッド表皮
用シートの要求物性および実施例２の結果を比較すると
、比較例２においては。

プロピレンー二チレンラングム共重合体の配合割合が小
さく、柔軟性、引張強度のバランスが悪くなっている。

比較例３においては、エチレン−プロピレン共重合体ゴ
ムσ）割合が小さく、柔軟・ｌ’ｌ［欠けた硬いものと
なった。比較例４においては、プロピレン−エチレンブ
ロック共重合体の配合が無く、耐熱性の低いものとなっ
た。比較例５においては、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合体の配合割合が大きく、柔軟性に欠げｆこ硬い
もσ）となった。比較例６においては、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴムの割合が大きく、軟らかすぎろモノ
となつ１こ。比較例７においては、プロピレン−エチレ
ンブロック共重合体σ）割合が大きく、硬いものとなっ
た。

以上σ）如く、本発明組成物は、軽量で、フォギング現
象・やブリート白化が無い、耐寒性、耐摩耗性に優れた
、柔軟性、耐熱性、真空成形加工性および１表面の外観
、感触が良好なバット表皮材およびガーニノンー材を与
えるものである。

※囚：プロピレンーエチレ／ランダム共重合体（エチレ
ン含有量　　６７重量係） （Ｂ）　：エチレンープロピレン共重合体コム（プロピ
レン含有量　３１重量係） （Ｃ）　：プロピレンーエチレノフロノク共重合体（エ
チレン含有量　　　８重量係） （Ｄ）：塩化ビニル重合体 （励二ＡＢＳ共重合体 特π「出願人　　昭和電工株式会社 代理人　菊地精−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 エチレン含有量が３〜１Ｏｉｉ％のプロピレンーエチレ
   ノラングム共東合体二３０〜７０重ｔ％。 プロピレン含ｉｔが２０〜４０重量％の１チレン一プロ
   ピレン共重合体ゴム：２０〜５０重竜％及びエチレン含
   有量が５〜３０重量％のプロピレン−エチレンブロック
   共重合体：５〜２５重量％を配合してなる自動車内装バ
   ット表皮材およびガーニノシー材用ボリメレフィンｔｕ
   ｔ　脂組成物。