JPS5967960A - 血液保存容器用材料の製造方法 - Google Patents

血液保存容器用材料の製造方法

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JPS5967960A
JPS5967960A JP57178051A JP17805182A JPS5967960A JP S5967960 A JPS5967960 A JP S5967960A JP 57178051 A JP57178051 A JP 57178051A JP 17805182 A JP17805182 A JP 17805182A JP S5967960 A JPS5967960 A JP S5967960A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■1発明の背景 技術分野 本発明は血液保存容器に関するものである。詳しく述べ
ると、血小板付着性が低くかつオートクレーブ滅菌時の
抗ブロツキング性の優れた血液バック等の血液保存容器
に関するものである。
先行技術 周知のように、血液は自己防御作用を有しており、血液
が曲管内壁以外の異界面に接すると、異界面への血小板
の粘着、凝集および血漿のゲル化、すなわちフィブリン
架橋体の形成が起こる。従来の血液バッグでは血液中の
血小板が血液バッグの基材であるプラスチック界面へ凝
集し、採血後10時間後には血液中の血小板浮M@胞が
約70〜80%に低下する。一方、現在の血小板製剤の
有効利用の点から、より長時間の血液細胞の保存が可能
なプラスチックからなる保存容器、いわゆる血液適合性
を有するプラスデックからなる保存容器の開発が望まれ
ている。
このようなプラスチック容器として、現在、その加工性
、柔軟性、透明性、低水蒸気透過性、耐熱性等の良好さ
の故に、軟質塩化ビニル樹脂製の血液バッグが広く使用
されている。しかしながら、血液を収容した血液バッグ
は約−80℃の超低温化に保存されるので、前記軟質塩
化ビニル樹脂では耐寒性に不安があるばかりでなく、可
塑剤を含有しているので、血液との接触による可塑剤の
溶出の心配があった。また、血液適合性も満足すべきも
のではなかった。
このため、血液適合性のある樹脂としてシリコーン樹脂
が知られたいるが、塩化ビニル樹脂にシリコーン樹脂を
塗布するには、塩化ビニル樹脂に下塗り層を設ける必要
があり、しかもシリコーン樹脂を設けた場合、塩化ビニ
ル樹脂中に含まれている可塑剤が血液中に溶出しやツ°
りなるという欠点があった(特開昭56−116,46
6号)。また、シリコーン樹脂は血液適合性があるとは
いえ、血小板付着量しては未だ満足すべき結果を与えて
いない。
このため、前記軟質塩化ビニル樹脂に代る材料としてエ
チレン−酢酸ビニル共重合体が提案されている。しかし
ながら、該エチレンー酢酸ビニル共重合体は、可塑剤が
不要であるにもかかわらず、柔軟性、加工性、透明性、
耐熱性、耐寒性等が良好であるため血液バッグ用材とし
て提案されているが、エヂレンー酢酸ビニル共重合体製
バッグは、血液と接触すると血小板が付着するばかりで
なく、はなはだしい場合には、血小板が変形するという
致命的な欠点がある。したがって、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体製のバッグは、そのままでは血液保存容器と
しては使用できない。
■0発明の目的 したがって、本発明の目的は、改良された血液保存容器
を提供することにある。本発明の他の目的は、生体適合
性の良好な血液保存容器を提供づ゛ることにある。本発
明のさらに他の目的は、血小板付着性が低くかつオート
クレーブ滅菌時の抗ブロツキング性の優れた血液保存容
器を提供することにある。
これらの諸口的は、水蒸気透過性の低い軟質熱可塑性樹
脂よりなる容器本体の内面にフッ素樹脂の被膜の被覆を
被覆してなる血液保存容器により達成される。
また、本発明は、フッ素樹脂が一般式 IX    、
F 1 C=  C(1) 1 Z (ただし、式中、XはHまたはF、Yは1−1またはF
、Zはl−(、FまたはCI、である。)で表わされる
不飽和単量体の単独重合体または該不飽和単量体と他の
共重合し得る単は体との共重合体である血液保存容器で
ある。さらに、本発明は、フッ素樹脂が一般式Iで表わ
される不飽和単量体の単独重合体、特にポリフッ化ビニ
ルである血液保存容器である。また、本発明は、フッ素
樹脂が一般式1で表わされる単量体と他の共用合し得る
単量体との共重合体である血液保存容器である。さらに
、本発明は、共単量体がエチレン、ヘキザフロロプロピ
レンまたはパーフロロアルキルビニルエーテル、特にエ
チレンである血液保存容器である。また、本発明は、軟
質熱可塑性樹脂が0.1〜skg 7111m2の初期
弾性率を有する血液保存容器である。
ざら−に、本発明は、軟質熱可塑性樹脂の水蒸気透過性
がa、og−mm/m 2  ・day以下である血液
保存容器である。また、本発明は、軟質熱可塑性樹脂が
塩化ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体また
はm素化ポリエチレン、特にエチレン−酢酸ビニル共重
合体または塩素化ポリエチレン。
特にエチレン−酢酸ビニル共重合体である血液保存容器
である。
■1発明の詳細な説明 本発明による血液保存容器の容器本体を構成する基材と
して使用される水蒸気透過性の低い軟質熱可塑性樹脂と
しては、透明で初期弾性率が0.1〜5kg /+nm
2 、好ましくは0.5〜4kg/mm2で、かつ水熱
気道過性が8.0g ・mm/m2  ・day以下、
好ましくは0.65g−mm/m 2 − day以下
であり、−例を挙げると、例えば塩化ビニル樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン等があ
る。なお、ここに初期弾性率とは、次式で表わされる。
初期弾性率−(l im  d 3e /d 7aγ6
−+Q Se=E/A−外力/断面積 γe−Δ1#!=ffiの伸び分/サンプル長塩化ビニ
ル樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体の他にポリ塩
化ビニリデン、塩化ビニルを50重間%以上、好ましく
は60重量%以上含有する他の共用合し得る単量体との
共重合体等があり、その平均重合度はi、ooo〜3,
000.好ましくは1,000〜2,500である。塩
化ビニルに対する共単量体としでは、塩化ビニリデン、
エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、臭化ビニル、フッ
化ビニル、スチレン、ビニルトルエン、ビニルピリジン
、アクリル酸、アルキルアクリレート(例えば、メチル
アクリレート・、エチルアクリレートイソプロピルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、 2−エチルへキ
シルアクリレート等)、メタクリル酸。
アルキルメタクリレート(例えばメチルメタクリレ−1
・、エチルメタクリレート、 2−エチルへキシルメタ
クリレート等)、アクリロニトリル、メタクリル酸[・
リル笠がある。また、該塩化ビニル樹脂には、スチレン
−アクリロニトリル共重合体。
スチレン−メチルメタクリレート共重合体等の重合体を
配合づ゛ることができる。
前記塩化ビニル樹脂を軟質化するために配合される可塑
剤としては、ジブチルフタレート、ジヘキシルフタレー
ト、ジー 2−エチルへキシルフタレート、ジー0−オ
クチルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ジヘプ
チルフタレート、ジデシルフタレート、ブチルベンジル
フタレート等のフタル酸エステル類、トリブチル!−リ
メリテート。
トリオクチルトリメリテート等のトリメリット酸エステ
ル類、ジAクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、
ジオクチルセバケート等の脂肪族他塩基酸エステル類、
トリクレジルホスフェート。
モノブチルジオシレニルホスフ1−ト、し・リオクチル
ホスフエート等のリン酸エステル類、トリブチルアセチ
ルシトレート・、リオクチルアセチルシリレート、トリ
ブチルシトレート等のクエン酸エステル類、エポキシ化
大豆油、エポキシ化アマニ油等のエポキシ化動植物油等
がある。
前記塩化ビニル樹脂と可塑剤との配合物には、バリウム
鉛、カルシウム等の金属とス°jアリン酸。
ラウリン酸、リシノール酸、ナフテン酸、2−エチルへ
キソイン酸等との金属石けん類、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫シマレスエート等の有機錫等の安定剤が
、また必要により滑剤、その他の酸化剤が配合される。
エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニルを
5〜40重饋%、好ましくは10〜30重酊%含有する
共重合体で、その平均分子量は50,000〜200,
000.好ましく t、170,000〜750,0O
OFある。
塩素化ポリエチレンは、塩素含有量が20〜50重量%
、好ましくは30〜40重量%のもので、その平均分子
量は50,000〜300,000.好ましくは70,
000〜250,000である。
このような水蒸気透過性の低い軟質熱可塑性樹脂には、
必要によりエヂレンープロピレンゴム(分子1100.
000〜400,000.エチレン含有量45〜50型
開%)、エチレン−α−オレフrン共重合体(分子量s
o、ooo〜200,000. α−第177 イン:
C3〜C1、商品名「タフマー」)、 1,2−ポリブ
タジェン(分子量ioo、ooo〜300,000)等
を配合7ることができる。
このようなp 44でつくられる容器本体の内面に被覆
されて被膜を形成するフッ素樹脂は、一般式 工 X   「 I Y       l (ただし、式中、XはHまl〔はF、Yはト1またはF
、Zはト1、「またはC1である。)で表わされる不飽
和単量体の単独重合体または該不飽和中宙体と他の共重
合し得る単量体との共重合体である。
一般式■の単量体としては、例えば、フッ化ビニル、フ
ッ化ビニリデン、テトラフルΔ口エチレン、クロロトリ
フルオロエチレン等がある。また、一般式■の単量体と
共重合し1qる単量体どしては、エチレン、へt=ザフ
ルオロプロピレン、パーフロロアルキルビニルエーテル
、パーフルオロスルホニルフルオーライドビニルエーテ
ル等があり、好ましくはエチレンである。これらの単独
重合体および共重合体は、その平均重合度が4,000
〜20,000、好ましくは2,000〜10 、00
0である。これらのうち、特にポリフッ化ビニル、テト
ラフルAロエチレンーヘキサフルΔロプロピレン共重合
体等が好ましい結果を与える。
本発明における容器本体は、袋状、筒状、その他任意の
形状を採り侍るが、例えば血液バッグの場合は、通常袋
状である。しかして、前記フッ素樹脂は前記容器本体を
形成したのちにその内面に被覆づることもできるが、ま
た成形前に基材、例えばシート状物に被覆したのらに、
該被覆側を内側にして、例えば袋状物に成形することも
できる。
その被膜の厚さは、0.1〜100μm、好ましくは1
〜50μ席である。被覆方法としては、前記フッ素樹脂
のイi典溶媒溶液を直接塗布づるか、あるいはプライマ
ー塗布あるいはその他の前処理を行なってから塗布覆゛
ることにより行なわれる。また、例えば一方のシートの
表面に溶融状でダイスより使方の1A料のフィルムない
しシートを押出して圧着することにより積層づるか、あ
るいは両方の樹脂を同時に別々のダイスより押出して直
ちに圧名することにより席相することもできる。
有機溶媒としでは、例えばポリデ1−ラフルオロエチレ
ン用としてパーフルオロケロンセン、ポリクロロ1〜リ
フルオロエチレン用として3.3−−ピスト−リフルオ
ロメチルビフェニル、0−クロロペンシトリフルオライ
ド、 1.i、3−トリフルAロペンタクロロブロバン
、2,5−ジクロロペンシトリフルオライド等、ポリフ
ッ化ビニリデン用としてジメチルアセ1〜アミド、ジメ
チルスルホキシド、アセトン、メチルエチルケトン、ア
セチルアヒドン。
シクロヘキサノン、無水酢酸、酢酸メチル、アクリル酸
メチル、ジエチルカーボネー1〜.γ−プロピオラクト
ン、γ−ブチロラク1〜ン、ジメヂルホルムアミド、ジ
メチルアセトンアミド、11−メチル−2−ピロリドン
、ヘキサメチルホスフォルアミド。
ジエチレントリアミン、ジメチルアミンプロピルアミン
、プロピレンオキサイド、−71−ラヒドロフラン、ジ
オキザン等、ポリフッ化ビニル用としてジメチルアレド
アミドとへキサメチルホスフォルアミドとの混合物、ジ
メチルアセトアミド、ジメチルボルムアミド、ヘキサメ
チルホスフォルアミド、γ−ブチロラクトン等があり、
例えば1〜50重量%、好ましくは1〜30重量%の溶
液として使用される。
つぎに、図面を参照しながら、採血バッグを例にとり、
本発明による血液保存容器について説明する。ずなわら
、第1図は血液バッグを示づ−もので、複数個のビール
タブ付き排出口1および連結用排出口2を備えたエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体製の採血バック3は、その周縁
部4を後述するように高周波によりヒートシールされて
あり、該採血バッグの内部空間5に連通づる軟質ポリ塩
化ビニルまたはエヂレンー酢酸ビニル共重合体製の採血
チ」−プロが連結されている。この採血バッグの内部空
間5には、抗凝固剤としてACD−A液(例えば、水溶
液1oo−IrL4中にクエン酸す1〜リウム2209
、クエン酸o、aogおよびブドウ糖2.20Q含右)
、CPD液(例えば、水溶液100m1中にクエン酸2
0(3mg 、クエン酸ナトリウム1.66!II、リ
ン酸二すI〜リウム140mg 1デキストロース1.
46(]含行右等が収納されている。また、前記採血チ
ューブ6の先端には、採血H17が取付けられている。
この採血針7にはキャップ8が取付けられる。
また、前記採血バッグ3の他に子バツグを連結する場合
には、ビールタブ付き排出口9を備えたエチレン−酢酸
ビニル共重合体製の同様に周縁部10を高周波によりヒ
ートシールされ、かつその内部空間11に連通ずる軟質
ポリ塩化ビニルまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体製
の連結チューブ12を備えた第1の子バツグ13が分岐
管14を介して採血バッグ3の連結用排出口2に、先端
の連結針15により連結された連結チューブ16と連結
される。また、ビールタブ付き排出[117を備えかつ
周縁部18を密封され、その内部空間19に連通ずる軟
質ポリ塩化ビニルまたはエチレン−酢酸ビニル共重合体
製の連結チューブ21を僅えた子バツグ22は、前記連
結チューブ21が分岐管14を介して連結チューブ12
.16と連結される。
しかして、これらの採血バッグ3および子バッグ13.
22は、第2図に示づように、エチレン−酢酸ビニル共
重合体のバッグ本体24の内面にフッ素樹脂の被膜25
が被覆されてなるシート状物と、該被膜同士を当接して
その周縁部4を、例えば高周波等によりヒートシールし
て袋体が形成されている。
以上は、血液バッグを例にとって説明したが、その他の
血液保存容器についても同様である。なお、第2図にお
いて各層の厚みは誇張して描かれている。
つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明づ゛
る。
実施例 1 厚さ350μm、分子量150,000のエチレン−酢
酸ビニル共重合体く酢酸ビニル25重量%含有)よりな
る血液バッグ内に、平均重合度3,600のポリフッ化
ビニルの被膜を直接塗布により厚さ10μ血に被覆して
第1図に示すような血液バッグを作った。
このようにして作られた血液バッグについて、血小板拡
張能評価を行なったところ、第1表の結果が得られた。
血小板拡張能評価は、つぎの方法によって行なった。1
なわち、1辻堂人の静脈血4.51111を、3.8%
クニIン酸ナナトリウム0.5lを収納したポリプロピ
レン性シリンジで採血し、これをポリプロピレン性試験
管に移し、800r、 p 0m 、で5分間遠心し、
得られたPPPに希釈液(生食:3.8%クエン酸ナト
リウム−〇二1)を加えて、血小板浮遊液を作った。こ
の液を資料(厚さ0.4nonの板)に滴下して、一定
時間放置して血小板を付着、拡張させた。これを2%グ
ルタルアルデヒドで固定し、エタノール系列で段階服水
し、乾燥後電子顕微鏡で観察した。評価法は、0.11
mm 2に付着した血小板数とその形態変化をみた。形
態変化は、下記の3種に分類した。
I型:付るした血小板の形は、球形が偽足の数が1〜2
本のもの。
■型:数本の偽足が出ているものや偽足が1〜2木で血
小板がつぶれて偽足間に膜ができているもの。
■型:血小板が拡張していて平板状になっているもの。
実施例 2〜3 実施例1と同様にしてポリフッ化ビニルの代りにポリフ
ッ化ビニリデン(分子量400,000)およびテトラ
フルA口エチレンーヘキリフルA口プロピレン共重合体
(デトラフルAロエチレン含有量80工硝%、分子@ 
200,000)を用いて血液バッグを作り、実施例1
と同様な試験を行なったところ、第1表の結果が得られ
た。
比較例 実施例1と同様のエチレン−酢酸ビニル共重合体よりな
るシートを用いて血液バッグを作り、その内面を前処理
のまま実施例1と同様な試験を行なっlこところ、第1
表の結果が得られた。
7A1表 1    404   67   9  242   
 254   53  20  273    347
   64  15  21比較例   687   
20  24  56■8発明の具体的効果 以上述べたように、本発明は水蒸気透過性の低い軟質熱
可塑性樹脂よりなる容器本体の内面にフッ素樹脂の被膜
を被覆してなるものであるから、血小板の付るが少なく
、かつ血小板の形態変化が小さいので、血液適合性が極
めて良好である。また、フッ素樹脂として一般式Iで表
わされる単量体の単独電合体または共重合体を使用する
ので、特に血液適合性が優れている。さらに、基材樹脂
として水蒸気透過性の低い軟質熱可塑性樹脂を使用する
ので、水蒸気透過性が低く、特に水蒸気透過率8.Og
 ・mm/m2 ・day以下のものを使用すれば水蒸
気の逃散が実質的にないので、容器内の血液の組成に変
化はない。また前記被膜の被覆により、t−トクレーブ
滅菌時の抗ブロツキング性が優れている。ざらに、基材
樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体を使用すれば
他意完成が増大するので、低温保存川面液バッグとして
好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による血液保存用容器の一例を示す正面
図であり、また第2図は第1図のIT−1r線に沿う拡
大断面図である。 3・・・血液バッグ、 4・・・周縁部、 13.22
・・・子バツグ、 24・・・容器本体、 25・・・
フッ素樹脂。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水蒸気透過性の低い軟質熱可塑性樹脂よりなる容
    器本体の内面にフッ素樹脂の被膜を被覆してなる血液保
    存容器。
  2. (2)フッ素樹脂は一般式 ■ X   「 I C=  C(I) 1 Z (ただし、式中、Xはト1はたはF、Yはト1または「
    、Zはl]、Fまたは0℃である。、)で表わされる不
    飽和単量体の単独重合体または該不飽和単量体と他の共
    重合し得る単量体との共重合体である特許請求の範囲第
    1項に記載の血液保存容器。
  3. (3)フッ素樹脂は一般式■で表わされる不飽和単量体
    の単独正合体である特許請求の範囲第2項に記載の血液
    保存容器。
  4. (4)一般式Iで表わされる不飽和単量体の単独重合体
    はポリフッ化ビニルである特許請求の範囲第1項に記載
    の血液保存容器。
  5. (5)フッ素樹脂は一般式■で表わされる不飽和単量体
    と他の共重合し得る単量体との共重合体である特許請求
    の範囲第2項に記載の血液保存容器。
  6. (6)一般式Iで表わされる単量体と共重合し得る単量
    体はエチレン、ヘキサフルオロプロピレンおよびパー7
    0ロアルキルビニルエーテルよりなる群から選ばれた少
    なくとも1種のものである特許請求の範囲第5項に記載
    の血液保存容器。
  7. (7)一般式【で表わされる単量体と共重合し得る単量
    体はエチレンである特許請求の範囲第6項に記載の血液
    保存容器。
  8. (8)軟質熱可塑性樹脂は0.1〜5kg/mrn2の
    初期弾性率を有してなる特許請求の範囲第1項ないし第
    7項のいずれか一つに記載の血液保存容器。
  9. (9)軟質熱可塑性樹脂の水蒸気透過性が8.0g−n
    un/m2  ・day以下である特許請求の範囲第1
    項ないし第8項のいずれか一つに記載の血液保拌容器。
  10. (10)軟質熱可塑性樹脂は塩化ビニル系樹脂。 エチレン−酢酸ビニル共重合体および塩素化ポリエチレ
    ンよりなる群から選ばれた1種のものである特許請求の
    範囲第1項ないし第9項のいずれか一つに記載の血液保
    存容器。
  11. (11)軟質熱可塑性樹脂はエチレン−酢酸ビニル共重
    合体である特許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれ
    か一つに記載の血液保存容器。
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