JPS596726Y2 - 化粧用塗布具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧用塗布具に関するもので、その目的とする
ところは、携帯に便利で、使用に際してきわめて簡便に
かつ確実に塗布体を出し入れ出来る様に構或されたもの
である。

従来、化粧用塗布具に於いて塗布体を突出させたままで
バッグ等に入れた場合、塗布体を傷つけたり、折れたり
し、使用不可能となる場合があるのみならず、バッグ、
衣服等を汚すなど問題を有していた。

また、キャップ等で保護するものもあったが、構造が複
雑で組立てコストも高価であった。

本考案は上記のような欠点に鑑みて考案されたもので、
不使用時には塗布体外筒内に収納され、使用時には先端
に塗布体を取付け、外簡の後部から突出している軸棒の
後端部を押す等により、塗布体を確実かつ回転せずに安
定に突出させる事が出米る様にしたものである。

以下これを図面にもとすいて説明すると、塗布体４と軸
棒１とは管体３で固定され、軸棒１の外周の一部には、
長手方向に延長して舟形状案内溝６が形設されている。

また、該舟形状案内溝６は両端部にそれぞれ斜め上方へ
延長した傾斜案内溝７，８を有する。

すなわち、軸棒１を舟形状案内溝６の位置で長手方向に
切断したとき、舟形状案内溝６は第４図、第５図に示さ
れるような舟形状の形状をしている。

５は外筒２に形設された、軸棒１の舟形状案内溝６に嵌
入係合するガイド突起であり、軸棒１に外筒２が摺動自
在に装着されている。

また、ガイド突起５が、傾斜案内溝７，８に位置した際
、それぞれ両端部へ移動すればするほど、ガイド突起５
と傾斜案内溝７，８との摩擦力が強まる。

従って、ガイド突起５が、傾斜案内溝７，８の両端部に
おいて係止される。

すなわち、それぞれ、使用時および不使用時において、
軸棒１と外筒２とが固定される。

第１図は使用時の実施例であり使用＆．ｍ Ｌ，ては外
筒２より突出している。

軸棒１を押す事により外筒２の先端より塗布体４を突出
させる・この時ガイ晴起５は傾斜案内溝７に係止され、
軸棒１と外筒２が固定される。

また、第４図は不使用時の実施例であり、軸棒１を引く
事によって収納する事が出来る。

この時ガイド突起５は傾斜案内溝８に係止され、軸棒１
と外筒２が固定される。

また第２図は第１図の実施例に於ける軸棒１の一部が、
外筒２を覆う構造となった実施例で軸棒１に軸キャップ
９を取り付けて摺動操作性を向上させた例である。

本考案は上記の構或からなる塗布体４は使用中、不意に
引込んだり、携帯中突出したりする事がない為、バッグ
、衣服を汚す事もなく、さらに手軽に使用出来、しかも
組立てコストが低減できるなど実用上、有益な利点を有
する考案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施例の一例を示すもので第１図及び第２
図は使用時の斜視図、第３図は第１図及び第２図のＡ−
Ａ断面図、第４図、第５図はそれぞれ第１図および第２
図の実施例における不使用時の縦断面図である。 １・・・軸棒、２・・・外筒、４・・・塗布体、５・・
・ガイド突起、６・・・舟形状案内溝、７，８・・・傾
斜案内溝。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｉ 先端に塗布体を取り付けた軸棒と外筒とからなる化
   粧用塗布具に於いて、 ｉｉ 両端部にそれぞれ斜め上方に延長した傾斜案内
   溝を有する舟形状案内溝を前記軸棒の長手方向に形設し
   、 ｉｉｉ 前記舟形状案内溝に嵌入係合するガイド突起
   を前記外筒に形設し、 ｉｖ 前記軸棒に対し常記外筒が摺動自在に装着され
   たことを特徴とする化粧用塗布具。