JPS596651B2 - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JPS596651B2
JPS596651B2 JP55151012A JP15101280A JPS596651B2 JP S596651 B2 JPS596651 B2 JP S596651B2 JP 55151012 A JP55151012 A JP 55151012A JP 15101280 A JP15101280 A JP 15101280A JP S596651 B2 JPS596651 B2 JP S596651B2
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JP
Japan
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fundus
light
lens
aperture
mirror
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JP55151012A
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JPS5697433A (en
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勇二 伊藤
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Canon Inc
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Canon Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は眼底カメラに関し、殊に撮影倍率の可変な眼底
カメラに関する。
眼底カメラは一度に広い範囲を観察できるという利点に
よって広画角(低倍率)化が進められている。
しかしながら一旦病変部が確認された後は、その部分を
拡大して観察し、撮影することが望ましいので、高倍率
の撮影を実施し得る狭画角の眼底カメラが必要となる。
一方、眼底の撮影は、対物レンズと共軸もしくはそれに
近い状態で眼底を照明するため、被検眼の角膜で照明光
の一部が反射して撮影フイルムに入射し、画面にフレア
ーを形成する難点があったが、ツアイス社は対物レンズ
と結像レンズの間に開口を備えた鏡を斜設すると共にこ
の鏡と光源の間で且つ角膜と共役な位置に黒点を設けて
角膜面上に黒点の影を形成し、眼底照明光は影の周囲か
ら入射させ、眼底反射光は角膜上に形成された影の部分
を通すことで照明光と反射光を分離し、反射光を鏡の開
口を通して結像レンズへ導くことで角膜反射を除去し、
実用的な初期大型眼底カメラを完成させた。
ところで、照明光の一部は対物レンズ面でも反射を起す
ため、対物レンズ中に黒点を設け、対物レンズ面で反射
した光が黒点上に集光する様にレンズ面形状を設定して
いたが、特殊な面形状を製造するのは手間も掛り、対物
レンズの画角や性能を制限することにもなっていた。
特公昭44一8406号は光源と有孔鏡の間に黒点を設
け、対物レンズ面で反射する光線を予め遮断しておくこ
とでこの難点を解決した。
次の問題は眼底カメラの画角が30度から45度に拡大
されたときに発生した。
すなわち画角が狭角のときには、角膜上に形成された黒
点の像が眼底側へ向って長い影を引いていたため、水晶
体の前面および後面はこの影の内に含まれて反射を生じ
ることはなかったのであるが広角化によって照明光の入
射角が大きくなると黒点の影は短くなって、水晶体面で
照明光の一部が反射するため画像にフレアーが現われた
その対策として特公昭51−24249号等では光源と
有孔鏡の間に黒点を設け、水晶体有害光を除去している
以上の処置によって45度あるいは60度の非接触型眼
底カメラであっても良画質の写真が得られる様になった
が、眼底カメラに広画角と狭画角の切換ができる光学系
を組込んで実験を繰返した処、狭画角の時に画質が悪化
することがわかった。
本発明者はその主因として、眼底カメラの照明系が固定
の照射角を持つために眼底上の一定の範囲を照明し、従
って撮影倍率を高倍率(狭角側)に設定したときは実際
に撮影される範囲より広い範囲が照明されることになり
、その結果、眼底上の余分に照明された範囲から散乱反
射光が撮影光に混入するためと推定した。
本発明の目的は眼底を撮影する際の画質を低下させる要
因を除去することにある。
以下図面に従って第1実施例を説明する。
図中Eは被検眼、Efは眼底、ECは角膜、Epは瞳孔
、Esは水晶体である。
1は対物レンズ、2は撮影絞り、3は結像レンズ、4は
写真フイルム、5はシャッターで、これら対物レンズ1
乃至シャッター5の各部材は撮影系を構成する。
ただし、絞りは後述する有孔鏡の開口が兼ねても良いも
のとし、絞りと瞳孔又は角膜はほぼ共役とする。
また、ここでは結像レンズ3の内負のレンズ群23aは
フオーカシングのために移動可能であるが、結像レンズ
とフイルムの間の間隔を変えてフオーカシングを行って
も良い。
次に6は跳上げ鏡で、観察時には結像レンズ3とシャッ
ター5との間に斜設されて、ファインダー光束を反射で
導き、撮影時には撮影光路外へ退避される。
7はフィールドレンズで、跳上げ鏡6に関してフイルム
4とほぼ共役な位置に配置される。
8は光路を転換のための鏡で、9は接眼レンズである。
更に11は例えば白熱球のような観.察用光源、12は
集光鏡、13は第1コンデンサーレンズ、14は例えば
ストロボ管のような撮影用光源、15は第2コンデンサ
ーレンズである。
また16は円環状の開口を有するリング・スリット板で
、中央の遮光域16aが撮影光の通過する影領域を形成
するために役立つ。
ここで観察用光源11と撮影用光源14は第1コンデン
サーレンズ13に関して共役であり、撮影用光源14と
リング・スリット板16は第2コンデンサーレンズ15
に関して共役である。
17は黒点で、水晶体による有害光を除去する機能を有
し、例えば透明平板18上に貼付されており、黒点17
が光軸上を移動するように平板18は後述する機構(M
,27.28)によって移動させることができる。
19は光路転換のための鏡、20はリレーレンズ群、2
1は中央に開口21aを備えた有孔鏡で撮影光と照明光
を分割する作用を持ち、撮影系の光軸とリレーレンズ群
の光軸との交点に配する。
なお、集光鏡12乃至有孔鏡21の各部材及び対物レン
ズ1は照明系を構成する。
そしてリング・スリット板16と被検眼の瞳孔Ep又は
角膜Ecは鏡19、リレーレンズ群20、有孔鏡21の
鏡面そして対物レンズ1に関して共役である。
また黒点17は、最もリング・スリット板から離れた時
に鏡19、リレーレンズ群20、有孔鏡21そして対物
レンズ1に関して例えば水晶体Esの眼底側の面と共役
である。
以上の構成において、観察用の光源11を発した光線は
第1・第2コンデンサレンズ13と15を介してリング
・スリット板16上に収斂してこれを照明する。
照明されたリング・スリット板16の開口は環状の二次
光源となって光線を発し、この光線は鏡19で反射し、
リレーレンズ群20で収斂されてほぼ有孔鏡21上に一
旦二次光源像を形成してそこで反射し、対物レンズ1に
よって瞳孔Ep上に更に二次光源像を形成して、眼底E
fを広範囲に渡って一様に照明する。
照明された眼底Pでは散乱反射を生じ、将来絞り2を通
過する一部反射光は二次光源像の中央領域すなわち遮光
域16aの像の部分を通過して被検眼を射出し、対物レ
ンズ1に入射してそこで結像し、一旦中間像yを形成す
る。
次いで光束は有孔鏡21の中央開口21a1絞り2を通
過して結像レンズ3へ入射してそこで収斂射出し、跳上
げ鏡6で反射してフィールドレンズ7近傍に眼底像yを
形成するから、接眼レンズ9によって眼底像を観察し得
る。
また撮影時には、観察用光源11を消灯して撮影光源1
4を点灯し、跳上げ鏡6を跳上げるとともにシャッター
5を開放し、眼底からの反射光でフイルム4を露光する
わけである。
さて、結像レンズ3の一部を交換するか、あるいはその
近傍、例えば跳上げ鏡6の前にフオーカルの拡大レンズ
(図示せず)を挿入すれば撮影系の変倍が可能になるわ
けであるが、有孔鏡21の後方に前絞りのズームレンズ
を組込めば連続的な変倍が可能となる。
23bは正の固定レンズ群、23cは正のコンベンセー
ションレンズ群、23dはバリエーションレンズ群、2
3eは正の固定レンズ群である。
そしてレンズ群23cと23dは同時に且つ互いに独立
に移動してズーミングを達成し、眼底の狭角から広角に
渡る撮影が可能となる。
24はカム管の一部で、管上にはカム溝が形成されてい
て、各々のカム溝にはレンズ群に固設されたピンが係合
する。
なお、ピンは他方で光軸方向の直線カムに係合するが、
これは図示を省略してある。
25は犬歯車でカム管24に固設される一方、駆動用の
小歯車26と噛合い、小歯車26が回転されれば犬歯車
は従動してカム管24を回転せしめ、レンズ群23cと
23dをそれぞれ既定のカム曲線に沿って移送する。
一方、Mは調整機構で、カム等によって倍率の変化と遮
光用黒点17の移動量を規制する機能を持ち、また遮光
用黒点17を付した透明平板18はラツク27に固定さ
れ、ラツク27はピニオン28と噛合う。
このピニオン28の回転量は回転量の調整機構Mを介し
て小歯車26を既定量回転させるもので撮影系が広角の
時に遮光用黒点17は水晶体の有害光を除去するに適し
た、リング・スリット板16から離れた位置に在り、逆
に撮影系が30度程度の狭角の時には透明平板18はリ
ング・スリット板16に当接する。
次に、本発明を特徴付けるのは符番29の絞りで、例え
ばアイリス絞りのように開口径を連続的に変更できるも
のを使うのが良いが、開口径を異にする絞り孔を複数個
設けた絞り板を移動して絞り孔を順次光路中に挿入する
方式も採用し得る。
また絞り29を設ける面はリレーレンズ20、有孔鏡2
1そして対物レンズ1に関して正常眼(零ジオプター)
の眼底と共役に配置するが、もし装置の複雑化を厭はな
ければフオーカシングに連動させて絞り29を光軸方向
に移動し、眼底さ正確に共役にすればなお望ましい。
ここで絞り29を絞れば眼底Efの照明される範囲は縮
小することになる。
また絞り29の駆動は調整機構Mを介してズーム駆動小
歯車26の回転と連動させるのが良く、撮影系が広角の
時には絞りは最大口径となり、狭角の時には最小口径と
なるもので、眼底上の絞りの像の内縁は各々撮影される
範囲に一致させている。
第2図、第3図、第4図は順に狭角、中間画角、広角の
時の被検眼内の様子を示しており、Esは水晶体、Ec
とEfは前述の通り角膜と眼底である。
29′は眼底上に投影された絞り29の像で、画角が減
少(第4図→第3図→第2図)するのに連動して絞り2
9は絞られるから、絞りの像29′(遮光領域)に制限
されて照明される範囲(2つの絞り像の間の部分)は縮
小し、撮影される範囲と照明される範囲はほぼ一致する
即ち、本実施例は眼底照明系の画角は一定であるため常
に一定範囲が照明されており、また変倍が可能である場
合には広角側に合わせて設定されているので、狭角側で
は実際に撮影される範囲を超えて照明されている。
そして眼底のように凹面をなすものにあっては、周辺部
分で生ずる散乱反射光もゴーストあるいはフレアー等の
原因になり易い。
本実施例では絞り29の像29′によって撮影される範
囲の周辺を遮光しているのでこの種の難点を除去できる
わけである。
他方16′はリング・スリット板16の遮光域の像、1
7′は黒点の像を示す。
また白抜きの光束は照明光束を示し、斜線を施した光束
は軸外を発した撮影光束を示しており、画角の変化に応
じて黒点の像17′が移動する結果、撮影光束と照明光
束が水晶体内で重ならないから照明光束が水晶体で反射
および散乱を起しても撮影光束中にこれら反射・散乱光
が混入することはない。
なお、上記実施例では照明される範囲を制限するために
絞りを使用しているが、絞り29の替りに鏡19を眼底
と共役に配置し、直径の違う鏡を複数個設けたスライド
板を図面に垂直な方向に移動して各鏡を順次光路中に挿
入することで光束を制限することもできる。
以上説明した本発明によれば、撮影される範囲の周辺に
余分に照明光束が入射することはないので良好な画質の
写真撮影が行われる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の光学系断面図、第2図、第3図、第4
図は各々被検眼内部の様子を示す断面図である。 1・・・・・・対物レンズ、2・・・・・・撮影絞り、
3・・・・・・結像レンズ、4・・・・・・写真フイル
ム、5・・・・・・シャッター、6・・・・・・跳上げ
鏡、7・・・・・・フィールドレンズ、8・・・・・・
鏡、9・・・・・・接眼レンズ、11・・・・・・観察
用光源、12・・・・・・集光鏡、13・・・・・・第
1コンデンサレンズ、14・・・・・・撮影用光源、1
5・・・・・・第2コンデンサレンズ、16・・・・・
・リング・スリット板、16a・・一・遮光域、17・
・・・・・遮光用黒点、17′・・・・・・黒点の像、
18・・・・・・透明板、19・・・・・・鏡、20・
・・・・・リレーレンズ群、21・・・・・・有孔鏡、
21a・・・・・・中央開口、23a〜23e・・・・
・・各種レンズ群、24・・・・・・カム管、25・・
・・・・犬歯車、26・・・・・・小歯車、27・・・
・・・ラック、28・・・・・・ピニオン、29・・・
・・・絞り、29′・・・・・・絞りの像、31・・・
・・・透明板、32a,32b・・・・・・黒点、A・
・・・・・照明光束域、M・・・・・・調整機構、E・
・・・・・被検眼、Ef・・・・・・眼底、Ec・・・
・・・角膜、Ep・・・・・・瞳孔、Es・・・・・・
水晶体、P・・・・・・眼底、y・・・・・・眼底の中
間像、ビ4・・・・・眼底像。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 変倍可能な撮影系と、眼底を照明するための照明系
    とを具えた眼底カメラにおいて、眼底上の撮影範囲とし
    て照明される範囲を変化させるための光制限手段を前記
    照明系中に設け、変倍に応じて該照明範囲を変化させる
    ことを特徴とする眼底カメラ。 2 前記光制限手段は絞りである特許請求の範囲第1項
    記載の眼底カメラ。 3 変倍可能な撮影系と、眼底を照明するための照明系
    とを具えた眼底カメラにおいて、眼底上の撮影範囲とし
    て照明される範囲を変化させるための光制限手段を前記
    照明系中に設け、変倍に応じて該照明範囲を変化させる
    ようにするとともに更に被検眼の前眼部近傍と共役な位
    置に設けられ変倍に応じて光軸方向へ移動可能若しくは
    寸法の可変な遮光物を設けたことを特徴とする眼底カメ
    ラ。
JP55151012A 1980-10-28 1980-10-28 眼底カメラ Expired JPS596651B2 (ja)

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JPS5697433A JPS5697433A (en) 1981-08-06
JPS596651B2 true JPS596651B2 (ja) 1984-02-14

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