JPS5964571A - シリカ・アルミナ多孔質体 - Google Patents

シリカ・アルミナ多孔質体

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JPS5964571A
JPS5964571A JP57174175A JP17417582A JPS5964571A JP S5964571 A JPS5964571 A JP S5964571A JP 57174175 A JP57174175 A JP 57174175A JP 17417582 A JP17417582 A JP 17417582A JP S5964571 A JPS5964571 A JP S5964571A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルミナ10〜9o巾Ei1%をa゛み、残
部が実質的にシリカからなる焼成体からなり、該焼成体
U:焼成温度650”C以上の高瀧曽、成によりqH)
られたものであり、゛細孔直径4oo、’に以1・の細
孔容積o、6〜i、o CC/fl及び比表面積] ’
0 (1−iI OOm、’/ j9を有し、かつ固体
酸強度が−1・・シフ与−−ルアミンにより赤色に着色
腰カルコンでは腐゛色し7ないことを特徴とするソリ力
、アルミナ多孔)tj1体に関するもので、その目的は
、重質油の水素化処理において、軽質化留分、殊に、沸
点225〜350 ℃の灯・軽油留分の収率を高める触
媒担体及び触媒として有用なシリカ、アルミナ多孔質体
を提供することにある。
本発明の多孔遺体は、親水性と親油性の2利!の無機微
粒子を原料として高温焼成された焼成体から構成さ、1
1ているため、従来の親水性徴杓子から構成されるもの
に比べて、極めて肋異な細孔構造をイ1する。本発明の
多孔質成形体(づ:、未焼成の成形体に含才れる親油性
微粒子が焼成時に熱分解や酸化を受けて、親水性微粒イ
に変化するため、実IB4に完全な親水性の多孔質体に
変f[″、するが、この場合、多孔質表面の化学的性質
は、従来の親水性徴lI貸子のみを原料とした多孔1体
の焼成物のそれとl」異なつグζものになる。
本発明の多孔質体は、耐火性及び面1熱件の断熱拐や、
吸)音削、触媒及び触媒担体なととして有用であり、殊
に、その細孔容積が大きいこと、就中、全細孔容積のう
ち、#[1]孔直径200〜/100Aのイ11孔容積
の占める割合が極めて大きいことから、重質炭化水素類
の水素化処理用触妹の相体として好適である。なお、こ
の場合の重質炭化水素類とは、原油、常圧蒸留残渣油、
減圧蒸留残渣油゛、タールサンド又にオイルサントがら
抽出し/こ重I尚油、石炭液化油、石炭又は褐炭から誘
導さA′7だピッチj:”(rなどの高沸点の炭化水素
が包含さλLる、。
従来、無機)14粒子を反相、とし/ζイj11々の多
孔質体が知られており、神々の分野に利用されているが
、従来のものはいずれも、金属酸r1ツ物や、金属水酸
化物のような親水性物質のみを原れ1としているために
、変化させる物性範囲には制限があり、細孔直径が比較
的大きくて、しがも細孔分布の/ヤープな製品を省lる
ことか難し7いというl1li題があった。
本発明の多孔質体は、前記し7たようなfII来のもの
とは異なり、親水性と親油+1−を示す2 、l1li
の;1jjl:沢微粒子の混合物を原料と1〜で650
 ’Cjン、1−の高を晶焼成により形成されたもので
、Mil+孔直径40(→)\以下の細孔容積0.6〜
1.0 cc/7 & U 比表:(It J、+’j
 ) (、) 0〜40 On+”、/gを有し、かつ
特別の酸強度をイ1することを特徴とする。
本発明の多孔質体についてさらに詳述すれ(σj1、本
発明の多孔質体は、前記したように特異な細孔構造を有
することを特徴とする。即ち、公知の無槻多孔質体にお
いては、活性アルミナに見られるように、比表面積が大
きいものは、逆に、IMH孔容積は比較的小さく、比表
面積と細孔容積の両方共に大きなものは皆無である。と
ころが、本発明の多孔質体の場合は、細孔直径4ooX
以下の、♀111孔容積が06〜]、Qcc/gという
恰めて大きい値を示すにもかかわらず、通常、100〜
joo=″/βという大きい比表面積をイjする。従っ
て、本発明の多孔44体は吸着剤や、触媒あるいは1触
媒相体として極めて何件しい性状をイイする。丑だ、従
来公知のアルミナ、シリカ、シリカルアルミナなとの耐
火性金属酸化物からなる多孔質体の場合、多孔質体に含
寸れる全細孔容積のαち、細孔直径200〜400Aを
有する細孔容積の占める割合は小さく、その割合Q′ユ
高高々5チ その割合(450係以上であり、細孔直径200〜40
0j\の範囲に極めてシャープな細孔貴書分布を有する
。−・股に、全細孔容積のうち直径<ooX以上を持つ
ものの割合が大きくなると、多孔質体の圧縮強度が低下
するようになるが、本発明の多孔質体の場合は、直径4
00Å以上の細孔容積の割合は、:30%以下、通常O
〜15係であり、本発明の多孔質体は、圧縮強度の点で
もすぐれたものである。
さらに、従来のアルミナ、シリカ、シリカ−アルCC/
78度であるが、これに対し、本発明の成形′体の場合
、200〜400A以下の細孔直i1を持っ細孔容積は
Q、5cc/i以」二、殊に0.6〜1.(l cc 
/jjという大きなものである。
前記のように、本発明の多孔質体は、従来の耐火性金属
酸化物から構成されるものに比べて、特異な細孔構造を
有することを何機とし、そしてこのよ′うな特異な細孔
構造のために、断熱利や吸着剤ψ、しても有利に適用す
ることができるが、特に有利には、重質炭化水素類の水
素化処理用触媒あるいはその担体として適用するのが好
ましい。即ち、重質炭化水素類には、アスファルテンや
プレアスファルテンなどの巨大分子が多量含まれている
が、このような重質炭化水素類を水素化処理する場合、
適用する触媒の細孔直径が小さずぎると、これらの巨大
分子は細孔内部に拡散しにくいために水素化反応を受け
にくく、低分子化されにくくなるという問題が起る上、
巨大分子に含量れるV。
N l 、 J)” 6 、1.+ 1などの可溶性金
属類が/ll1li操細孔の人口付近で水素化分解を受
け、その際に生成した金属硫化物などの生成物か細孔入
口を閉塞して触媒を急速に劣化させるという問題か生じ
る。一方、触媒の細孔直径が必要以上に大きくなると、
触媒の比表面積が低下して触媒活性が低くなると共に、
一般に炭素質の析出による触媒劣化を受けやすくなる。
従って、石油系及び石炭系の両者を含めて、重質炭化水
素類を水素化処理する場合、適用する触媒の細孔直径に
は最適範囲があり、一般的には、約200〜400Aの
範囲にあることが好ましいとされているが、本発明の多
孔質体は、このような重質炭化水素類の水素化処理用触
媒としての要件を満たすものであシ、このような目的の
触媒及び触媒担体として極めて好都合のものである。
本発明の多孔質体においては、その多孔質体表面の化学
的性状は、未焼成物とは全く異なったものである。例え
ば、多孔質体が疎水住処3]Hされたシリカ微粒子と疎
水化処理されていない親水性の活性アルミナ微粒子との
混合物からなる場合、その多孔質体U:、両者の単なる
混合物が示すのと同様のアルミナに起因する弱い固体酸
性しか示さないのに対し、この本発明の多孔%体は、疎
水化処理されたシリカ微粒子が焼成により親水f1のシ
リカに変換されるため、親水性のシリカと親水性のアル
ミナの相互作用により、アルミナ、1:りも強い固体酸
性を示すようになる。しかしながら、この場合の固体酸
性は、親水性のシリカと親水性のアルミナとの混合物を
高温焼成して得られる通常のアルミナ・ シリカ(その
固体酸強度pKaは通常−80である)よりも弱いとい
う特徴を有する。
本発明者は、疎水化処理されたシリカ微粒子と疎水化処
理されていない親水性のアルミナ微粒子との混合物の焼
成体において、高温焼成したものの物性及びその炭化水
素類の水素化処理触媒としての触媒活性を′4−巾々検
討したところ、650 ”C以上、殊に700℃以上の
温度で焼成したものは、意外にも、400〜600″C
程度の通常の焼成温度で焼成して得られたものに比して
、固体酸強度pKaは小さく、酸強度指示薬であるニド
0/フエニルアミンによって赤色に着色しく1”Ka約
−21以下)、カルコンでは着色しない(PKa約−5
6以上)範囲にあり、炭化水素類の水素化処理触媒とし
ては、特異な効果、即ち、沸点350℃以下の留分、殊
に沸点225〜350″Cの灯・軽油留分の収率を選択
的に高めるという効果を奏することを見出した。アルミ
ナ、シリカに関し、このような特異な表面同体酸性を示
すものは従来知られていない。
本発明の多孔質体において、Al2O3としてのアルミ
ナ含量は10〜90重量係であり、残部は実質的にシリ
カから構成されるが、好ましくはアルミナ20〜60重
量係含有するものである。多孔質体中に含まれるシリカ
の混合比率が小さくなる程、先に述べたような細孔構造
の特め性や表面の化学的性状の特異性などが希薄になる
。一方、シリカの混合比率が大きくなると、多孔質体中
の各微粒子相互間の結合力か弱くなり、多孔a体の機械
的強度が低1ニーするようになる。従って、多孔質体中
に含−まれるシリカとアルミナの混合割合は、所望する
多孔質体の1′−ト状及びその使用目的に応じて適当に
定められるか、機械的強度が充分大きく、かつ比表面積
及び細孔容積が充分大きい多孔質体を所望する場合には
、ノリ力の混合割合は、殊に40〜80重[6%の範囲
にするのがよい。
本発明において、多孔質体反相とL5て用いる親水性ア
ルミナ又はアルミナ先、駆体微粒子及び親油性シリカ微
粒子の平均粒子直径は05μ以下、好−ましくば02μ
以下であり、小さい程々r寸しいが、実際には製造上か
ら限度があり、その−ト限U通常・001μ程度である
。親水性アルミナ微粒:r−及び親油性シリカ微粒子の
直径は、多孔1g4■体の細孔構造及び機械的強度に大
きく影響するので、これらのことを考えると、前記範囲
に定めるのが好ましい。
粒子直径が前記範囲より大きな親油性シリカ微粒子を用
いても多孔質体をイ↓)ることかできるが、2字のよう
な多孔質体は、親油性シリカ微粒子の幼果が小さいため
に、細孔容積や機械的強度なとの点で劣つ/ζものにな
り、実用性のあるものではない。なお、本発明でいう親
水性アルミナ微粒子及び親油性シリカ微粒子の直径とけ
、適切な分散方法で各粒子に分割可能ないわゆる1次粒
子の直径である。従来、超微粒子として一般に用いられ
ているものは、粒子直径100〜500Aを有するが、
このような超微粒子は極めて凝集しやすいために直径0
1〜0.31t程度の2次粒子を形成している。
本発明においては、このような1次粒子が凝集したもの
においても、その2次粒子直径が05μ以下であれは好
まし2く使用することができる。
本発明で原料として用いる親油性シリカ微粒子は、通常
のシリカ微粒子を疎水化処理したものであるが、このよ
うな疎水化処理は当業者には熟知されており、従来公知
の方法に従い、疎水基(親油基)を持つfヒ金物を粒子
に対して物理的又は化学的に結合させることによって得
ることができる。
例えば、通常のシリカ微粒子を、“アルコール、フェノ
ール、ケトン、有機酸無水物、ジアゾメタン、アリール
ハロシラン、アリールハロシラン、アルキル金属、アリ
ール金属、ハロゲン化炭化水素、オレフィンなどの疎水
化剤を用いて処、F−里し、その表面に疎水基を結合さ
せる。この場合、この処理を高温高圧下で行い、疎水化
剤の臨界U度、圧力下で製品から疎水化剤を分離すると
、表面積が大きく、粒子径の小さい疎水化製品を得るこ
ともできる。寸だ、どの疎水住処1ψは、慣用の撥水剤
を用いて行うこともできる。
なお、本発明で用いる親油性シリカ微粒子においていう
親油性(父LL疎水性)と&J、水にょっ−Cは湿潤さ
れず、微粒子を水と混合1(1メ拌した時に、微粒子が
水相から容易に層分離されるr散粒イ表面の性質をいう
本発明の多孔質体原月として用いる親水性アルミナ又は
アルミナ先、駆体微粒子の平均1α径は、前記親油性シ
リカ微粒子の場合と同様に、05μ以下、好ましくは0
2μ以下である。この場合の親水性アルミナ又はアルミ
ナ先駆体としては、その微粒子又は/及びこれらの微粒
子を液状媒体に懸濁せしめたヒドロシル、コロイドなど
が用いられる。また、アルミナ先、駆体としては、水酸
化物、炭酸塩、塩化物、硫化物、硫酸塩、硝酸塩、ケイ
酸塩、燐酸塩、硫化物々どが含斗れる。
本発明の多孔質体は、粉状又は成形体の形で取扱われ、
殊に、成形体として有利に取扱われるが、成形体を得る
には、親油性シリカ微粒子と親水性アルミナ又はアルミ
ナ先1駆体微粒子を液状混合用媒体の存在下で均一に混
合して得られた混合物を所要の形状に成形した後、得ら
れた成形体を乾燥又は(及び)焼成し、て成形体中に含
まれる液状混合用媒体を除去する。
液状混合用媒体は、親油性シリカ微粒子と親水性アルミ
ナ又はアルミナ先、常体微粒子の均一混合を容易にする
ために用いられ、一般的には、親油性シリカ微粒子を少
なくとも湿潤させることのできる水溶性液体が用いられ
る。このような液体としては、例えば、アルコール類、
ケトン類、エーテル類、エステル類、ジオキサン類、ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコールなどの液
状含酸素有機化合物が挙げられる。本発明の場合、この
液状混合用媒体は、成形後に口、成形体から除去される
ので、沸点が300″C以下、好ましくは150°C以
下の液体を用いるのがよい。本発明で用いることのでき
る好廿しい液状混合用媒体の具体例ヲ示”’J−7!:
、メタノール、エタノール、グロパノール、ブタノール
、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルエーテノペ
酢酸メチル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン
及びそれらの混合物、あるいはそれらと水との混合物な
どが挙げられる。本発明において、混合用媒体としては
、水を用いることも可能であるが、水を単独で使用する
場合は、親油性シリカ微粒子と親水性アルミナ又はアル
ミナ先7駆体微粒子との均一混合が困難である上に、得
られる成形体の細孔容積は著しく大きくなるものの、細
孔直径4ooX以上の巨大細孔の含有率も大きくなる傾
向を示し、成形体の機械的強度が不十分になるという問
題もある。従って、本発明においては、混合用媒体とし
ては、水の単独使用ζd余り好ましいものではなく、前
記した如き液状含酸素イ1機化合物と混合した形で用い
るのが好ましい。液状混合用媒体の使用量は特に制約さ
れず、親油性シリカ微粒子と親水性アルミナ又はアルミ
ナ先駆体微粒子の均一混合を容易に達成し得る範囲で選
ばれるが、成形時における混合物中の液体分は、成形の
容易さ及び成形体の機械的強度の点から適当範囲に調整
することが必要で、一般的には、無水酸化物の形で表わ
した混合物に対し、150〜400重量%の割合である
本発明において、親油性シリカ微粒子と親水性アルミナ
又はアルミナ先、駆体微粒子を混合媒体の存在下で均一
混合させる場合、あらかじめ一方の成分を混合媒体に溶
解又は分散させておき、これに対し、他方の成分を添加
混合するのがよい。殊に、親水性アルミナ又はアルミナ
先駆体微粒子を水又は水に有機化合物を溶解させて形成
した水性媚体に分散させておき、これに水溶性イj機化
合物の液体で表面を湿潤させた親油性微粒子を添加混合
するのがよい。
成形工程においては、成形材料は、適当な形状、例えば
球状、板状、ペレット状、円柱状などに成形される。成
形工程から得られた成形体C;シ、乾燥及び/又は焼成
されるが、この場合、焼成温度は、通常、650℃以上
、殊に700〜1000”Cの範囲にする。焼成C黒度
が1200℃以−ヒになると、焼結が起るようにな□る
ので好ましくない。
本発明の多孔質体に)いてrJ′、神々の変更が口」能
であり、例えば、本発明の多イレ1」体Q」1、]11
r質炭化水素の水素住処E!I!用触媒担体として」:
り何重しいものにするために、ホージャサイト型ゼオラ
イトの骨格アルミニウムを脱離すること(でよってイ(
)られる5102/Al2O3のモル比の増加されたゼ
オライトを含有させることが好ましい。この場合の添加
ル比の高められたボージャサイトゼオライトに関−して
は、特公昭57−40880号公報に詳述されている。
本発明の場合、このゼオライトの添加量は5〜40重M
%の範囲にするのがよい。
前記したシリカ・アルミナ多孔質体あるいはこの多孔質
体に前記ボージャサイトゼオライトを添加した本発明の
シリカ、アルミナ多孔質体を担体として用いて重質炭化
水素の水素化処理用触媒を製造するには、常法によって
、水素化活性金属成分をそれらの多孔質体の成形体に担
持させた構造のものとすればよい。この場合、水素化活
性金属成分としては、通常用いられているもの、例えは
、周期律表第■b、Jib、■■a、Va、VIa及び
X1ll族の中から選ばれた少なくとも1種の金属が採
用される。殊に、MO及び■′の中から選ばれた少なく
とも1種の金属成分と、N1、CO及びCa中から選ば
れた少なくとも1種の金属成分との組合せが用いられる
。これらの水素化活性金属成分の担持量は、触媒中、通
常、金属として、01〜20重量係、特に、05〜10
重量係程度である。成形体に対する触媒活性金属の担持
方法は従来公知の方法が任意に採用でき、例えば、成形
工程以前の原料混合物に添加した後、成形、乾燥、焼成
を行ってもよく、成形体の焼成物に添加してもよい。
前記したような水素化活性金属成分を添加した多孔質体
は、改質炭化水素の水素化処理用触媒として適用され、
例えは、重質油、アスファルト、タール、石炭及び石炭
からnh 存されたピッチ類などに対する、水素化分解
、水素化膜メタル、あるいは水素化アスファルテン分+
111rなどの水素化処理用触媒として有利に用いられ
る。この場合の水素化処即条「1:は、通常採用されて
いる条件であり、例えば、水素圧30 kg/ an”
以上、反応温度350〜490”Cである。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お、実施例において用いられる係及びppmは特記され
ない限り重量基糸である3、実施例 疎水性超微粉シリカとアルミナからなる成形体を得るた
めに、疎水性シリカとして、市販の一次粒子直径が20
0A、 13E’J”法比表面積が120 m”、/9
なる微1粉シリカ粒子の表面をメチル化剤で処理して得
られた炭素を約11%含む微粉末を用い、またアルミナ
原料として、アルミナを10グ含む市販のコロイダルア
ルミナゾル中の水をイソプロパツールで置換して得られ
たゾルを用いて、以下に示すように両者を混合し、成形
した。
先ず、疎水性シリカ粉末に約等末量のインプロパツール
を加えて、家庭用ミギザーで急速混合し、イソプロパツ
ールによってその粒子表面を湿潤せしめた。次にこのイ
ソプロパツールで湿潤せしめた疎水性シリカ粉末に、シ
リカ:アルミナ重量比が7:3及び1:1となるように
、コロイダルアルミナゾルを加えて混合せしめた後、押
出成形機を用いて充分に混練し、疎水性シリカ粉末とア
ルミナヒドロシルを充分均一に混合した。充分に混練・
混合した疎水性ソリ力とアルミナゾルの混合物はバサパ
ザした粉末状を示した。次にこの混合物を成形物の直径
が約1.8mmの円柱となるように押出成形した後、1
20℃にて2時間乾燥した。この乾燥物を750℃で3
時間焼成したものの主要性状を後記光−1に示す。この
表から、本発明によるシリカ・アルミナの細孔容積のう
ち直径200〜4、0 OAの大細孔に占められる比率
が大きいこと並びに固体酸強度分布がPKa値で−2,
1〜−5,60範囲であることが3忍められよう。
実施例3 実施例1において、アルミナd」11として、アルミナ
ヒドロシルをpH9〜10、温度70〜90℃にて充分
熟成して得られたベーマイトアルミナゾルを月」い、シ
リカ30重−畢″係、アルミナ70 屯+ii: %と
からなるアルミナ、/リカゲルを同じようにして18n
lnLの円柱に成形した。これを700−Cにて焼成し
7たものの主要な性状を表−1に示す。これよりっ′ル
ミナ源を変えることによって比表1711情が犬きく、
かつ細孔容積の直径が35〜+ (+ OAなるアルミ
ナ。
シリカが得られることが認められよう。
実施例・1〜5 SiO2/ A−、d203 モル比が4.6 jz 
ル市販)Na−YQI4ゼオライト粉末を塩化アンモニ
ウム水溶液にてイオン交換し、イオン交換率9862%
のNH4−Y型ゼオライトを作った。これを120℃に
て乾燥した後、E I) i” A (エチレンジアミ
ンテトラ酢酸)を用いてゼオライト中のアルミニウムを
選択的に溶解、抽出して脱アルミニウム処理した。得ら
れた脱アルミニウムY型ゼオライトの5102/A12
0Aモル比は84、又水銀圧入法による直径35A以上
の細孔容積は0.42 QC/iであった。この脱アル
ミニウム型Y型セオライト微粉末を、実施例2及び3に
おけるインプロパツールでt4換せしめたアルミナヒド
ロシルと撥水性シリカとの混合工程にて、これらの無定
形アルミナ・シリカ無水物に対して25重量係となるよ
うに加えて同様に成形した。これを、乾燥後800″C
にて充分に焼成したものの主要性状を表−JK示す。
表   −1 × 指示薬としては二トロジフェニルアミントカルコン
を用いた。
実施例6〜8 実施例2〜4で得られた成形体に公知の浸漬法によって
NiOが2,7係、MoO2が14%陰まれるように担
持した。金属酸化物を担持した触媒を最終的に700℃
にて焼成したものの物性は担体よりも細孔容積及び比表
面積が10〜15%低下することが認められた。
この触媒を用いて減圧軽油と減圧残渣から得ら表  −
2(原料油性状) また、水素化分解条件は下記のとおりである。
水素圧   :140kg/cTL2 L’nsv        ]、、0  /Hr1−1
z/ O1l比:  3,000反応源度  “  4
15℃ 反応開始後500時間後に得られたガス収率と生成油性
状を表−3に示す。
比較例1〜3 を同一反応条件下で水素化分解した。その結果を;−表
−4に示す。
×1 メチルレッドを指示薬とし7て用いた。
×2 アントラキノンを指示薬として用いた。
なお、上記比較例3の担体は比較例2のアルミナ・シリ
カに対して実施例4と同じ脱アルミニウムゼオライトを
25重量係加えて得られたものである。表−5に生成油
の主要性状のガス収率を示す。
表−3と表−5を比較することにJ、 C1本発明の多
孔質体を用いた触媒υ:、畢l′↓油から1350°C
以下の留分を選択的に与える水勢化分IQ’(用触媒と
して極めて有効であることがわかる。
特許出願人  千代1(,1化工建設株式会社代理人弁
理士  池 浦 敏 明 手 続 補 正 書(方式) 昭オ(157年′役に月 7 日 / 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1 事件の表示 昭オI]57年 特許願第17ヂ/り夕号2 発明の名
称  シリカ、アルミナ多孔質体3 補正をする者 事件との関係  特gLf出願人 住 所 神奈川県横低市鶴見区鶴見中央二丁目12番1
号氏 名 (328)千代田化工建設株式会社代表者玉
置正和 4代理人−i−151 5補正命令の日刊   自 発 ii −

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミナ】0〜90重量%を含み、残部が実質的
    にシリカからなる焼成体がらなり、該焼成体は焼成温度
    650℃以上の高温焼成により得られたものであり、細
    孔直径400A以下の細孔容積06〜1、OO,C/、
    9及び比表面積100〜400 m、’jjを有し、か
    つ固体酸強度が二)oジフェニルアミンにより赤色に着
    色し、カルコンでは着色しないことを特徴とするシリカ
    、アルミナ多孔91体。
  2. (2)アルミナ10〜90重量係を含み、残部が実質的
    にシリカからなる焼成体からなり、該焼成体は焼成温度
    650℃以上の高温焼成により得られたものであり、細
    孔直径4ooi以下の細孔容;1jit0.6〜1、□
    cc/!!及び比表面積3. OO〜400 nX/&
    を有し、かつ同体酸強度が二)oジフェニルアミンによ
    り赤色に着色し、カルコ/では着色しないシリカ・アル
    ミナ多孔質体に対し、水素化活性金属成分を担持させた
    ことを特徴とするシリカ・アルミナ多孔質体。
  3. (3)アルミナ10〜90重量%を含み、残部が実質的
    に7リカからなる焼成体からな一す、該焼成体は焼成温
    度650℃以上の高温焼成により得られたものであり、
    細孔直径−!OOA以下のt(It孔容積06〜・10
    CC/g及び比表面積100〜40 (l ml gを
    有し、かつ固体噌強度がニトロジフェニルアミンにより
    赤色に着色し、カルコンでは着色しないシリカ・アルミ
    ナ多孔質体に対し、ホージャサイトl上オシイトの骨格
    アルミニウムを脱離することにより得られる5102/
    Al2O3のモル比の増加されたゼオライトを5〜40
    重量%含有させたことを特徴とするシリかアルミナ多孔
    質体。
  4. (4)アルミナ10〜90重量%を含み、残部が実質的
    にシリカからなる焼成体からなり、該焼成体は焼成温度
    650℃以上の高温焼成により得られたものであり、細
    孔直径400A以下の細孔容積06〜1、、OCC/j
    l及び比表面積100〜400 ml gを有し、かつ
    固体酸強度がニトロジフェニルアミンにヨ9赤色にノ1
    ゛j色′し、カルコンではA’、’f色[7/、−い/
    リカ・アルミナ多孔’cj体に対し、ポー・/ヤーリイ
    l−z+IB+セメライトの骨格アルミニウムを脱力1
    1することにより得られる5102/Ae、07.のモ
    ル比の増加2\れたセオライi・を5−40重量%含イ
    ]さ−しトると共に、さらに水7素化活性金!用成分を
    相’Aさせたこと全特徴とする7リカ、アルミナ多孔+
    llj体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126549A (ja) * 1986-11-17 1988-05-30 Mitsui Petrochem Ind Ltd アルミナ系触媒およびその調製方法
JPH06313765A (ja) * 1993-04-23 1994-11-08 Boehringer Mannheim Gmbh 液体サンプルに含有される化合物の分析システム
WO1999019061A1 (fr) * 1997-10-14 1999-04-22 Japan Energy Corporation Catalyseur d'hydrotraitement pour huile lourde, support de catalyseur et procede de preparation de ce catalyseur
JP2002519056A (ja) * 1998-07-06 2002-07-02 ダブリュー・アール・グレース・アンド・カンパニー−コーン バイオレメディエーション用の非マクロポーラス型無機支持体
JP2009267338A (ja) * 2007-09-28 2009-11-12 Nippon Chemicon Corp 電極体および電気二重層キャパシタ

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