JPS596359A - 熱交換器に用いる継目無鋼管用オ−ステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents

熱交換器に用いる継目無鋼管用オ−ステナイト系ステンレス鋼

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JPS596359A
JPS596359A JP11640782A JP11640782A JPS596359A JP S596359 A JPS596359 A JP S596359A JP 11640782 A JP11640782 A JP 11640782A JP 11640782 A JP11640782 A JP 11640782A JP S596359 A JPS596359 A JP S596359A
Authority
JP
Japan
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less
corrosion resistance
corrosion
steel
stainless steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP11640782A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadafumi Oomura
大村 禎史
Akira Yamaguchi
山口 「あ」
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Special Steel Co Ltd
Sanyo Tokushu Seiko KK
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
Sanyo Tokushu Seiko KK
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Publication date
Application filed by Sanyo Special Steel Co Ltd, Sanyo Tokushu Seiko KK filed Critical Sanyo Special Steel Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐孔食性および耐すき間腐食性に優れた熱交換
器に用いる継目無鋼管用オーステナイト系ステンレス鋼
に関する。
熱交換器に用いる継目無鋼管は塩素イオンの存在等のた
めしばしば孔食およびすきま腐食が生じ問題となり、温
度が上昇するに従ってこの傾向は大きくなる。特に海水
環境等で使用される熱交換器用継目無鋼管では、耐孔食
および耐すきま腐食性が特に強く要求される。現在この
ような用途の継目無鋼管においては、5US316系が
多く用いられているが、それちは十分要求を満たしては
いない。またCrを25チ、Niを20チまで高めたオ
ーステナイト系ステンレス鋼の規格鋼としてSUS 3
108があるが、これは一般耐食性において優れるもの
の上記用途に対しての考慮がなされていないため必ずし
も満足すべきものではない。
そこで、25%Cr、20%Niを基本組成とし、孔食
およびすきま腐食性に及ぼす各種元素の影響を検討した
結果、局部腐食に有効な元素はMoおよびNであり、ま
た有害な元素はSl、SおよびCであることを見出し、
これらを適切に制御することによシ、耐孔食および耐す
きま腐食性に対しきわめてすぐれた熱交換器に用いる継
目無鋼管用のオーステナイト系ステンレス鋼を開発した
ものである。
即ち本発明は、CO,0296以下、SiO,30%以
下、Mo 3.0%以下、Po、04%以下、So、0
1チ以下、Ni18〜22%、Cr 24〜26 %、
Mo 2.0〜3.0 ’Ir、No、2〜0.4 %
、残部鉄および不可避的不純物ニジなる熱交換器に用い
る継目無鋼管用オーステナイト系ステンレス鋼をその要
旨とする。
次に実施例および比較例によ勺本発明の詳細な説明する
。表1で示す各供試鋼において、孔食試験、すきま腐食
試験、5%硫酸腐食試験および65%硝酸腐食試験を行
なった。試験片は真空溶解炉で溶解調整し50Kf鋼塊
に鋳込んでこれをフラ、ドパ−に鍛伸して作成した。
(1)孔食試験およびすきま腐食試験 試験片を1100℃に20分保持後水冷の固溶化および
固溶化後650℃に2時間保持後空冷の鋭敏化熱処理を
施し、機械加工によ’り、30X20X3m+の形状に
した。またその表面は湿式研磨によシ仕上げた。腐食試
験液は塩酸酸性の5%F s CLs溶液を用い、比液
量は試験片表面積1d当シ25mA’とした。
試験温度は35℃および50℃とし、48時間浸漬した
後の腐食減量を測定した。孔食試験およびすきま腐食試
験とも同一の試験条件で行なったが、すきま腐食試験は
図1で示す様に試験片の両面に直径10咽のテフロンブ
ロックをデムパンドで固定し人工すきまを形成させて行
った。図2および図3に孔食試験およびすきま腐食試験
の腐食度に及ぼすStの影響を示す。Slはこれらの局
部腐食に対して有害な元素であることがわかる。その含
有量を0.3%以下まで下げると、耐孔食および耐すき
ま腐食性がきわめて良好となり、孔食試験においては全
く孔食が生じていない。一般にStはこれらの局部腐食
性に有益又は無害であるとされてきているのに対し、以
上の試験に用いた鋼においては反対の結果がでている。
この理由は明らかでないが本発明鋼の他の成分と関連し
て生じた結果と考えられる。図4および図5に孔食試験
およびすきま腐食試験の腐食度に及ばずMoの影響を、
また図6および図7にNの影響を示す。MoおよびNと
も耐孔食および耐すきま腐食性に対し有効な元素であシ
、それらの含有量の増加とともに腐食度は単調に減少す
る。Moが2チ以上かつNが0.2チ以上になると耐孔
食および耐すきま腐食性が十分確保される。表2に本発
明実施例鋼、比較例鋼および従来鋼における孔食および
すきま腐食試験の腐食度を示す。この結果から本発明実
施例鋼は比較例鋼および従来鋼よシもすぐれた耐孔食お
よび耐すきま腐食性を有していることがわかる。
(2) −5%硫酸腐食試験および65%硝酸腐食試験 表3に各供試鋼において、JISに従って行なった5%
硫酸腐食試験および65チ硝酸腐食試験の結果を示す。
なお試験片および熱処理は孔食およびすきま腐食試験と
同様のものを用いた。表3に見るとおシこれら一般耐食
性においても本発明実施例鋼は比較例鋼および従来鋼と
比べ、e1!ぼ同程度かよりすぐれている。
次に本発明における合金元素の限定理由について述べる
C:Cは耐食性に有効な元素であるcrと結合し炭化物
を形成するので耐食性全般に対し有害であシ低い方が好
ましい。表2および表3の腐食試験結果で示す様にCが
0.02%以下であれば鋭敏化の影響がほとんど生じて
おらず、またCが0.015チである実施例鋼1と0.
009チである実施例鋼2を比較した場合、両者の耐食
性はほとんど変らないことから0.02 %以下とすれ
ば十分である。
Sl:図2および図3で示す様にSiは耐食性および耐
すきま腐食性を悪化させることから低い方が好ましく、
0.3%以下にするとそれらの耐食性がきわめて良好と
なる。
Mn : Mnは製鋼時の脱酸および熱間加工性の改善
に有効であるが3.0チを越すと耐食性に悪影響を与え
るので3.0%以下とする。
P:Pは溶接性および熱間加工性を阻害する元素であ夛
0.04チ以下とする。
S:Sは耐食性全般に悪影響を及ぼし、特に孔食におい
ては、MnSがその起点となる。また熱間加工性も劣化
させることから0101チ以下とする。
Ni : Nlはオーステナイト組成を得るために必要
であシ、また耐食性および加工性を向上させる元素であ
る。本発明は25 Cr −20Nl鋼を基本成分とし
ておシ、これを逸脱しない範囲として18〜20q6に
限定した。
Cr : Orは耐食性にきわめて有効な元素であシ、
またNの溶解度を高める効果がある。本発明は25 C
r −20Nl鋼を基本成分としており、これを逸脱し
ない範囲として24〜26チに限定した。
Mo : Moは耐孔食および耐すきま腐食性にきわめ
て有効な元素であり、図4および図5で示す様に2チ以
上の含有量でそれらの耐食性が十分確保されることがわ
かる。しかし高価なものであシ、また多く含有すると熱
間加工性を悪化させることから2〜3チとする。
N:Nは耐孔食性および耐すきま腐食性を向上させる元
素でアシ、かつ強度を上昇させる。図6および図7で示
す様に0.2チ以上の添加で実質上耐孔食性および耐す
きま腐食性は改善されている。
しかし製鋼上な有量の限度があシ0.2〜0.4 %と
する。
尚、本発明鋼はNを大量に含むことから、溶接管におい
ては、種々の問題が生ずるが、継目無鋼管においてはこ
の問題は生じない。
更に、本発明鋼は特に塩素イオンによる孔食とすきま腐
食に対する抵抗性が大であるので、熱交換器に用いる継
目無鋼管として用いることによる利益は極めて犬である
【図面の簡単な説明】
第1図はすきま腐食試験の方法を示す図、第2図〜第7
図は添加元素量と腐食試験の関係を示すもので第2図は
St量と孔食試験、第3図はSl量とすきま腐食試験、
第4図はMo量と孔食試験、第5図はMo [1とすき
ま腐食試験、第6図はN量と孔食試験、第7図はN量と
すきま腐食試験のそれぞれ関係を示す図である。 1:試験片     2:テフロンブロ、り3:ゴムノ
々ンド 第1図 第2図 57含潰量(%) 第3図 Oり θ4 0.60.8 ノOツノ ノ4 ノh ノ
δ りO第4図 第5図 □□□□□□−一 O Mo1!i肩量(%) 第6図 N古酒量(%)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. C0,02%以下、SiO,3(l以下、Mn 3.0
     %以下、Po、0496以下、80.01チ以下、N
    118〜22チ、Cr24〜26%、Mo 2.0〜3
    . Oチ、N O,2〜0.4 % 、残部鉄および不
    可避的不純物よシなる熱交換器に用いる継目無鋼管用オ
    ーステナイト系ステンレス鋼。
JP11640782A 1982-07-05 1982-07-05 熱交換器に用いる継目無鋼管用オ−ステナイト系ステンレス鋼 Pending JPS596359A (ja)

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JPS596359A true JPS596359A (ja) 1984-01-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8105447B2 (en) 2005-02-02 2012-01-31 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation Austenitic stainless hot-rolled steel material with excellent corrosion resistance, proof stress, and low-temperature toughness
JP2016029213A (ja) * 2014-07-22 2016-03-03 神鋼特殊鋼管株式会社 ステンレス鋼およびステンレス鋼管

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8105447B2 (en) 2005-02-02 2012-01-31 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation Austenitic stainless hot-rolled steel material with excellent corrosion resistance, proof stress, and low-temperature toughness
US8506729B2 (en) 2005-02-02 2013-08-13 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corporation Austenite-type stainless steel hot-rolling steel material with excellent corrosion resistance, proof-stress, and low-temperature toughness and production method thereof
JP2016029213A (ja) * 2014-07-22 2016-03-03 神鋼特殊鋼管株式会社 ステンレス鋼およびステンレス鋼管

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