JPS596251B2 - 希土類元素の分離方法 - Google Patents

希土類元素の分離方法

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JPS596251B2
JPS596251B2 JP54165245A JP16524579A JPS596251B2 JP S596251 B2 JPS596251 B2 JP S596251B2 JP 54165245 A JP54165245 A JP 54165245A JP 16524579 A JP16524579 A JP 16524579A JP S596251 B2 JPS596251 B2 JP S596251B2
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初喜 鬼塚
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography

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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、錯形成剤、錯形成剤受容剤及び陽イオン交換
樹脂を用いる希土類元素の分離法の改良に関し、特に用
いる陽イオン交換樹脂に特徴を有する改良法に関する。
錯形成剤と錯形成剤受容剤(以下単に受容剤という)を
用いて希土類元素混合物の希土類元素を陽イオン交換樹
脂により置換的に展開して分離取得する方法は知られて
いる。
本発明者らは、希土類元素を高い分離効率で高純度に短
時間で分離取得する目的で、特に陽イオン交換樹脂の緒
特性と分離効率との関係を探究する為、該樹脂の諸性質
を種々に変えて広範な研究を行なった結果、陽イオン交
換樹脂の後に定義する体積空隙率が上記分離効率に対し
て、他の緒特性には見られない程に大きい第一義的関係
を有するという新知見を得、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、錯形成剤と陽イオン交換樹脂を用いる
希土類元素の分離法において、陽イオン交換樹脂として
、体積空隙率40%以上の多孔性陽イオン交換樹脂を用
いることを特徴とする希土類元素の分離方法に関するも
のである。
本発明の方法によれば、従来にない高い分離効率で高純
度の希土類元素を短時間で少ない樹脂塔内圧力損失で容
易に分離取得することができる。
次に本発明の基本的要素について記述する。
本発明において希土類元素とは、ランタニド族の元素、
即ち、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、
プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウ
ム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミニウム、エル
ビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムの15
元素にスカンジウム、イツトリウムを加えた17元素の
総称である。
本発明で用いられる好ましい錯形成剤としては、クエン
酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸等のオキシ
カルボン酸類、エチレンジアミン四酢酸、1,2−ジア
ミノシクロヘキサン四酢酸、N−ヒドロキシエチルエチ
レンジアミン三酢酸、エチレングリコール−ビス(2−
アミノエチル)エーテルN、N、N’、N’−四酢酸、
ジエチレントリアミン五酢酸、ビス(2−アミノエチル
)エーテル−N、N、N’、N’−四酢酸、ニトリロ三
酢酸、イミノニ酢酸等のアミノポリ酢酸類である。
又、置換展開塔において希土類元素から錯形成剤を受容
する錯形成剤受容剤として好ましいものは、Pb(II
)イオン、Pd (II)イオン、Ni([1)イオン
、V(IV)Oイオン、Cu (D)イオン、Hf(I
v)イオン、Zn(II)イオン、Zr(IV)イオン
、Hイオン、Ga[IDイオン、Ti(I[Dイオン、
InGII)イオン、Fe(I[Dイオン、V([)イ
オン等である。
本発明でいう多孔性陽イオン交換樹脂とは、例えばスチ
レン−ジビニルベンゼン共重合物をスルホン化して得ら
れるもので、架橋度はモノマー総量に対スるジビニルベ
ンゼン等の架橋モノマーの重量百分率によって表わされ
る。
本発明でいう体積空隙率Rvは次式(1)によって表わ
されるものである。
Pv Rvl =−X 100 (1)Pv ここで、Svは樹脂体積、Pvは樹脂内細孔体積を表わ
し、Sv 、 Pvは次の測定法によったものである。
(1)、Pvの測定: ■、水素イオン型にした陽イオン交換樹脂を水に浸漬す
る。
■、■の含水樹脂を第1段目の脱水量が一定となる遠心
力で脱水する(含水樹脂は遠心力((脱水機回転数)を
増加して行くと脱水量の積算値が一定になり、更に遠心
力を増加すると再び脱水量が増加し、又一定となるが、
この第1段目(最初)の脱水量が一定となる遠心力で脱
水するわけである。
通常500〜9000 rpmに相当する。
)。■、■の脱水後の樹脂の水を真空乾燥機で蒸発する
■、この時蒸発した水の量が細孔内水量、即ち細孔内体
積(Pv )を表わす。
(2)、Svの測定: ■、乾燥した陽イオン交換樹脂の真の体積を水分の影響
のない装置内で測定し、この真の体積に細孔内体積(P
v)を加えたものを樹脂体積(Sv)とする。
本発明の多孔性陽イオン交換樹脂は、体積空隙率40係
以上で、かつ、架橋度17以上のものである。
体積空隙率が40係以下では、陽イオン交換樹脂内の希
土類元素イオンの拡散係数の向上が少なく、十分な分離
効率が得られない。
好ましい体積空隙率の範囲は50〜90係である。
体積空隙率が50%以上では、40〜50優にくらべ分
離効率が向上する。
一方90係以上では、希土類元素イオンの吸着量が急激
に低下し、分離効率が低下する。
実用上好ましい体積空隙率の範囲は60〜80%である
体積空隙率が60係以上で最も分離効率が向上する。
一方80係以上では、樹脂がもろく、こわれ易くなり取
扱いが難かしくなってくる。
また、架橋度が17以下では再生、吸着、展開時におけ
る樹脂の膨潤収縮が大きく経時的に圧力損失が指数関数
的に増大し、工業的に使用するには困難である。
架橋度は20〜50の範囲が更に好ましい。
架橋度が20以上のものは、圧力損失の経時変化が全く
見られず、分離状態も安定している。
しかし、架橋度17〜20では、圧力損失が若干微増す
る傾向にあり、架橋度50以上では吸着量が低下し、分
離効率が低下する傾向にある。
又、本発明の多孔性陽イオン交換樹脂の有効な孔径範囲
は非常に広く、40〜10,000人が好ましい孔径範
囲である。
本発明で用いる陽イオン交換体は、ビニル基を有する単
量体からの単独、もしくは共重合体であって、単量体中
の架橋単量体重今年が17係以上である共重合体から合
成されたイオン交換体である。
この種の樹脂における好ましい樹脂の構成は、単量体構
成としてスチレン、ビニルトルエンと17%以上のジビ
ニルベンゼン等を主要成分として付加共重合で合成した
高分子架橋物をスルホン化シたもの:ハロメチルスチレ
ン、メチルビニルケトン、エポキシブタジェン、アクリ
ルアミド等の活性基を有する単量体と、17重重量年上
のジビニルベンゼン、トリアリルイソシアヌレート等の
架橋単量体を主成分とする付加重合物をスルホン化した
もの;メタクリル酸、アクリル酸及びこれらのアルキル
エステル、フェニルエステル等のエステル類等の交換基
になり得る官能基を有する単量体を主成分とじ17係以
上の架橋単量体と共重合したもの等である。
本発明に使用される陽イオン交換樹脂母体製造に使用さ
れる単量体は、スチレン、メチルスチレン、エチルスチ
レン、ビニルナフタリン、3,4.6−トリメチルスチ
レン、クロルスチレン、メトキシスチレン、N、N’−
ジメチルアミノスチレン、ニトロスチレン、クロルメチ
ルスチレン、トリフルオルスチレン、トリフルオルメチ
ルスチレン、アミノスチレン等のスチレン誘導体;ブタ
ジェン、アクリロニトリル誘導体;アクリル酸、メタク
リル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸クロロメチル等
のアクリル酸エステル、メタクリル酸シクロヘキシル、
メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メククリル酸グリ
シジル、メタクリル酸メチル等のメタクリル酸メチル、
マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル;メチルビニル
ケトン、エチルイソプロピルケトン等のビニルケトン類
;ビニリデン化合物;アクリルアミド誘導体;酢酸ビニ
ル、酪酸ビニル、カプリン酸ビニル等の脂肪酸ビニルエ
ステル;エポキシブタジェン;スチレンスルホン酸、ス
チレンスルホン酸塩、スチレンスルホン酸ブチルエステ
ル、メチルビニルスルフィド等の金儲単量体等である。
又、陽イオン交換樹脂母体の製造に用いられる架橋単量
体としては、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジ
ビニルナフタリン、ジビニルエチルベンゼン、トリビニ
ルベンゼン、ジビニルジフェニルメタン、ジビニルベン
ジル、ジビニルスルホン、ジビニルケトン、ビス(ビニ
ルピリジノエチル)エチレンジアミン、フタル酸ジアリ
ル、トリ′アリルアミン、N、N’−エチレンジアクリ
ルアミド、エチレングリコールジメタクリレート、トリ
エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメククリレート、トリメチルプD7fント
リアクリレート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリ
ルメラミン等がある。
さらに好ましい陽イオン交換体としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、エチルビニルベンゼンとジビニルベンゼ
ンを主要成分として付加共重合で合成した高分子架橋物
をスルホン化したもの;クロロメチルスチレン、メチル
エチルケトン、エポキシブタジェン、アクリルアミド等
の活性基を有する単量体と、ジビニルベンゼン、トリア
リルイソシアヌレート等の架橋単量体を主成分とする付
加共重合物をスルホン化したもの;スチレンスルホン酸
塩、スチレンスルホン酸ブチルエステル、メチルビニル
スルフィド等の交換基になり得る硫黄を有する単量体を
主成分とし、必要に応じ架橋単量体と共重合したもの;
及びそれらの反応物、フェノールスルホン酸とホルムア
ルデヒドとの縮重合体、等の陽イオン交換樹脂が挙げら
れる。
なお、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体から出発し
た樹脂の場合は特定の条件設定が特に行ない易い。
樹脂粒の合成段階ζこおいての好ましい方法の一つは懸
濁重合である。
油溶性単量体の付加重合や、重縮合を行なう場合、0/
W型の懸濁を実施することが望ましく、この場合には適
当な条件を選ぶことにより、分級操作なしに狭い粒度分
布のものが得られる。
又、水溶性単量体の付加重合や、重縮合の場合は、W2
O型の懸濁が必要であり、0/W型より技術的に困難で
あるが、懸濁水滴さえ作ることが出来れば、比較的狭い
粒度分布のものを得ることが出来る。
油溶性単量体を使用する時の懸濁液は、アラビヤゴム、
ガンボージ、ロジン、ペクチン、アルギン酸塩、トラガ
カントゴム、寒天、メチルセルローズ、デンプン、カル
ボキシメチルセルローズ、カラヤゴム、ゼラチン等の粘
質物、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドロン、カルホボール、ジアセト
オレイン等の合成高分子、マグネシウムアルミニウムシ
リケート、ベルマゲル、水加マグネシウムシリケート、
酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、タルク、硫酸
バリウム、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、無
水ケイ酸等の無機物を含むことが好ましく、又、必要に
応じて食塩等の塩、pH調整剤、乳化剤を添加するもの
も好ましい。
又、水を油に懸濁する場合は高分子懸濁剤の他に界面活
性剤の併用が好ましく、特にソルビタンエステル、ソル
ビタンエステルエーテル、脂肪酸石ケン、脂肪酸グリセ
ライド等が望ましい。
本発明に特徴的な上記多孔性陽イオン交換樹脂を用いる
希土類元素の分離工程としては、これまで用いられてい
る工程はすべて用い得るが、その1例について述べると
、 ■ 前記受容剤、例えばCu (II)イオンの塩溶液
のp)lを調整した水溶液を、前記本発明の多孔性陽イ
オン交換樹脂を充填した塔に流し、Cu (II)イオ
ンを樹脂に吸着させる。
好ましい調整pHは0.1〜6.9、特に1〜6であり
、この調整には塩酸、硫酸、硝酸、過塩素酸、臭化水素
酸、フッ化水素酸等の無機酸又はこれらの混合物が用い
られる。
■ 次に、希土類元素混合物と錯形成剤、例えはEDT
Aを含みpHを調整した水溶液が塔上より供給され、希
土類イオンが受容剤イオンと置換して、希土類元素の展
開された吸着帯を形成する。
好ましい上記pH範囲は、0.1〜6.9、特に1〜6
である。
■ 次いで、錯形成剤を溶解してpHを調整した水溶液
を塔上から流し、希土類元素の展開された吸着帯から希
土類元素を順次溶離する。
この時の好ましい調整pHは2〜13、特に3〜10で
ある。
次に実施例を示す。
実施例 I A塔として内径2.0cfrL高さ200crrLのフ
ィルター且キ力ラムに、スチレン−ジビニルベンゼン共
重合物をスルホン化して得られる多孔性陽イオン交換樹
脂で、架橋度21体積空隙率65係のものを水素イオン
型にして充填した。
塩化銅(■)2水和物5.1129/l、水素イオン0
.001 g/lに調整した水溶液を毎分500m1の
速度でN塔上部より流して、架橋度21体積空隙率65
係の多孔性陽イオン交換樹脂を水素イオン型から銅(I
f)イオン型にした。
次に塩化サマリウム(冊6水和物2.19!l/l、塩
化ネオジム(lID6水和物2.159/11塩化プラ
セオジム(II)7水和物2.249/l、エチレンジ
アミン四酢酸5.26g/l 、水素イオン0.001
g/lに調整した水溶液をA塔上部より流しA塔高さ
の50係部分を銅(n)イオン型から希土類元素イオン
型に置換した。
次にエチレンジアミン四酢酸5.26&/l、水酸化ナ
トリウム2.169/lに調整した水溶液を毎分50m
1の速度でA塔上部より流し、展開液をA塔上部より流
し、展開液をA塔下部に接続したフラクションコレクタ
ーにより分別採取して、螢光X線分析装置により希土類
元素イオン濃度を測定した。
結果は、第1図のフラクション−組成曲線・説明図に見
られるところの、サマリウム−ネオジム、ネオジム−プ
ラセオジムの各々の混合液で各々の組成が50係になる
フラクションを中心として各各のイオンの濃度が99.
9%以上になるまでのフラクションを、長さ換算した各
々の混合界面幅として第1表に示す。
比較のため、同様に同じ内径2.0CrrL高さ200
αのフィルター付きカラムに、スチレンジビニルベンゼ
ン共重合物をスルホン化して得られる多孔性陽イオン交
換樹脂で架橋度8体積空隙率15係のものを水素イオン
型にして充填し、以下上述の条件と同一条件で実験を行
なった。
この実験では、サマリウム、ネオジム、プラセオジムの
3種の希土類元素のうちその濃度が99.9%以上にな
ったものはなかったので実施例1と同じ表示はできない
ので、各々の希土類元素濃度の最高値を結果として第2
表に示す。
第2図はこの結果のフラクション−組成曲線を説明的に
示したものである。
実施例 2 内径1.0 (m高さ200cmのフィルター付きカラ
ムを3本用意して、各々のカラムにX、Y、Zの表示板
を取り付け、各々のカラムにスチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合物をスルホン化して得られた多孔性陽イオン交
換樹脂を水素イオン型にしたものを充填した。
X、Y、Zのカラムに充填した陽イオン交換樹脂の種類
は次のようなものである。
Xカラム:架橋度25体積空隙率45係 Yカラム:架橋度15体積空隙率25係 Zカラム:架橋度45体積空隙率85係 次に塩化鋼(It)2水和物3.419/11水素イオ
ンQ、012g/lに調整した水溶液を毎分125m1
.の速度で各々のカラムの上部より流して各々のカラム
に充填されている多孔性陽イオン交換樹脂を銅([1)
イオン型にした。
次に塩化ネオジム(lID6水和物2.879/l、塩
化プラセオジム(Ill)7永和物2.99 g/11
エチレンジアミン四酢酸4.689/L水素イオン0.
0129/lに調整した水溶液を各々のカラム上部から
毎分6.3mlで143分流した。
次にエチレンジアミン四酢酸4.689/l、水酸化ナ
トリウム1.92g/lに調整した水溶液を各々のカラ
ム上部から毎分6.3 mlで流し、展開液を各々のカ
ラム下部に接続したフラクションコレクターにより分別
採取して、螢光X線分析装置により分析し、純度99.
9%以上のネオジム及びプラセオジムの回収率を求めた
実施例 3〜7 内径1.0crrL、高さ200crfLのフィルター
付、ジャケット付カラムを5本用意し、ビニルトルエン
−ジビニルベンゼン共重合物をスルホン化して得られる
多孔性陽イオン交換樹脂で、架橋度が30で、体積空隙
率の異なるものを、各々のカラムに充填した。
ジャケット温度を90°Cに保ち、0.5N硫酸溶液を
各々のカラム上部より100OWLl流し、多孔性陽イ
オン交換樹脂を水素イオン型にした。
次に、塩化ネオジN冊6永和物2.87fl/l。塩化
プラセオジムQID7永和物2.99g/11エチレン
ジアミン四酢酸4.68g/l、水素イオンo、o O
1g/lに調整した水溶液を各々のカラム上部から供給
し、カラム高さの50係部分にネオジム、プラセオジム
を吸着させた。
次に、エチレンジアミン四酢酸4.68fj/l、水酸
化アンモニウム1.68g/lに調整した水溶液を各々
のカラム上部から毎分201nlで流し、展開液を各々
のカラム下部に接続したフラクションコレクターにより
分別採取して、螢光X線分析装置により分析し、純度9
9.9%以上のネオジムの回収率を求めた。
結果を第4表に示す。
実施例8,9、比較例1 内径1.0cIrL1高さ100crrLフイルター付
、ジャケット付カラムを3本用意し、スチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合物をスルホン化して得られる多孔性陽
イオン交換樹脂3種類を各々カラムに充填した。
カラム出入口に圧力計を取付け、再生、吸着、展開を1
サイクルとして分離を10サイクル繰返し行ない、カラ
ム上下の圧力差(△P)を測定した。
その結果を第5表に示す。この時の分離条件は下記の通
りであった。
再生 0.5N硫酸溶液 10100O吸着 塩
化ネオジム(lID6水和物 2.87971塩化プラ
セオジム(Ill)7永和物2.99 Vlエチレン
ジアミン四酢酸4.68 g/l水素イオンの溶液を
カラム0.001Vlの上部50係に吸着 展開 エチレンジアミン四酢酸 4.689/l水酸化
ナトリウム 1.929711カラム温度90°
C1各液の供給速度は全て60 TrLl/miyr 実施例 10.11 内径1. Otx、高さ200cIrL1フイルター付
、ジャケット付カラムを2本用意し、スチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合物をスルホン化して得られる多孔性陽
イオン交換樹脂で、架橋度30、体積空隙率70のもの
と架橋度60、体積空隙率70のものを各々のカラムに
充填した。
次に実施例3と同し条件で分離を行なった。
その結果を第6表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により得られるフラクション−組成曲線
の説明図、第2図は従来法により得られるフラクション
−組成曲線の説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 錯形成剤と陽イオン交換樹脂を用いる希土類元素の
    分離法において、陽イオン交換樹脂として、体積空隙率
    が40係以上でかつ架橋度が17以上の多孔性陽イオン
    交換樹脂を用いることを特徴とする希土類元素の分離方
    法。 2 架橋度が20以上50以下である特許請求の範囲第
    1項記載の希土類元素の分離方法。 3 体積空隙率が50〜95係である特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の希土類元素の分離方法。 4 体積空隙率が60〜so%である特許請求の範囲第
    3項記載の希土類の分離方法。
JP54165245A 1979-12-19 1979-12-19 希土類元素の分離方法 Expired JPS596251B2 (ja)

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