JPS60212241A - 無再生系クロマト分離法 - Google Patents

無再生系クロマト分離法

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JPS60212241A
JPS60212241A JP59067462A JP6746284A JPS60212241A JP S60212241 A JPS60212241 A JP S60212241A JP 59067462 A JP59067462 A JP 59067462A JP 6746284 A JP6746284 A JP 6746284A JP S60212241 A JPS60212241 A JP S60212241A
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JP
Japan
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adsorption
ion exchange
acceptor
ion
amount
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JP59067462A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Iriyama
恭彦 入山
Akira Ichii
一井 朗
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、錯形成剤とイオン交換塔を用いて、混合元素
全クロマト分離する方法において、特にイオン交換塔の
操作性および使用効率を大巾に改良したクロマト分離方
法に関する。
従来から、混合元素を純粋な形で分離取得する最も有力
な方法の一つとして、イオン交換塔を用い、受容剤、錯
形成剤を用いて混合元素を吸着展開させてクロマト的に
分離する方法がある。
この方法の操作手順は、最初にイオン交換塔に受容剤溶
液を流してイオン交換体を受容剤型としく再生操作)、
次に、混合元素溶液を流して混合元素をイオン交換体に
吸着させ(吸着操作)、次に、錯形成剤を流して溶離を
行い、混合元素全分離するものである。
この方法は、吸着長に対し1〜10倍程度の展開長を保
てば、極めて高純度の元素を分離できる反面、吸着長に
対する展開長の比(展開長/吸着長比)が1倍以下にな
ると分離が悪化し、高純度の元素分離が困難となる。こ
のため、高純度の元素を分離するには、展開長/吸着長
比の厳格な制御が必要である。展開長/吸着長比のII
I御は、通常、受容剤量と吸着量を調節することにより
行うが、吸着量を変化させようとした場合には、それに
伴って受容剤量も変化させなければならず、したがって
、展開長/吸着量の制御が容易でなかった。なおかつ、
受容剤形成→混合元素吸着→錯形成剤による溶離という
操作が複雑であり、これに伴って設備も複雑化するとい
う欠点があった。
本発明者らは、錯形成剤とイオン交換塔を用いる元素の
クロマト分離法において、展開長/吸着長比の制御をよ
り容易にすることでイオン交換塔の操作の部属化および
分離の安定化を行す、また、そrLとともにイオン交換
塔の使用効率を改良することを目的に鋭意研究した結果
、混合元素溶液にあらかじめ受容剤溶液を添加すると、
再生と吸着が同時に進行することを発見し、本発明をな
すに到った。
すなわち、本発明は、錯形成剤とイオン交換塔を用いる
元素のクロマト分離法において、受容剤を含有する混合
元素溶液をイオン交換塔に充填されたイオン交換体に通
液することを特徴とする元素の分m法であり、特に陽イ
オン交換体を用りた希土類元素の分離にすぐれた効果を
発揮する方法である。
本法の効果として、混合元素溶液への受容剤添加量が一
定であれば、吸着量を変化させても、展開長/吸着長比
が一定となることがあげられる。
すなわち、一旦、目的の展開長/吸着長比となるように
、混合元素溶液への受容剤添加量を定めれば、任意の吸
着量で一定の展開長/吸着長比が得られ、従来の厳格な
再生量訃よび吸着量調節による展開長/吸着長比の制御
に比して、著しく制御が容易となシ、安定した分離が行
えるようになった。この方法は、分離が困難で展開長/
吸着長比を厳格に制御しなければならないような元素群
である希土類元素の分離に特に有効である。
また、本発明により、再生工程と吸着工程の同時進行が
可能となったため、従来法の再生操作を省略でき、イオ
ン交換塔の使用効率が大巾に改良されるはかカでなく、
操作および設備の簡素化ができ、したがって、工業的に
も極めて簡単な装置で行えるようになった。
さらには、陽イオン交換体を用いて、混合金属元素の分
離を行う場合、従来法では、吸着液中の金属元素が加水
分解により水酸化物を形成し、沈殿することがあるとい
う欠点があったのに対し、本発明の方法では、受容剤を
H+とじた場合、混合金属元素溶液に酸を添加するため
に、溶液のpHが低下し、水酸化物の沈殿が生成しにく
く、吸着液が長期的に安定であるという効果がある。希
土類元素溶液は、pH2〜7以上の領域で水酸化物を生
成するので、希土類混合元素吸着液は低pHはどよい。
したがって、本発明の方法は、希土類元素を分離するの
に最適である。
以下に本発明の構成を詳細に説明する。
本発明で用いられるクロマト的展開操作は、次のステッ
プからなる。
(1)塔にイオン交換体を充填する。
(2)受容剤溶液を含有する混合元素溶液全供給して再
生と吸着を同時に行い、混合元素の吸着帯を形成する。
(3)錯形成剤を含む溶液を供給して、塔の下部より流
出する溶液(以下、溶出液という)をフラクションに分
けて分取する。
上記(2)の操作では、通常混合元素の吸着帯を10〜
100チ吸着させるが、特に分離の困難なものに対して
は30〜50%が好ましい。本法では、吸着液中への受
容剤溶液添加量が一定であれば、吸着量が変動しても、
展開長/#&着長比は一定となる。したがって、目的の
展開長/吸着長比となるように吸着液中への受容剤添加
量を定めておけば、吸着量の多少にかかわらず、目的の
展開長/吸着長比が得られる。ただし、この関係が保た
れるのは、再生率がtoof6に達するまでの吸着(受
容剤を含有する)液量範囲内である。
受容剤添加後の吸着液は、当該吸着液が加水分解して沈
殿を生じることがなく、かつイオン交換体への吸着力全
有し、分離を行うために十分な再生が行われるように調
整することが望ましく、例えば、陽イオン交換樹脂を用
いn+−+受容剤とした場合には、好ましい吸着液中の
H+濃度は0.01M/を以上、よシ好ましいH+濃度
は0,1M/l〜5M/lである。
本発明に使用する受容剤は、陰イオン交換体の場合は、
I”’、C6H,0−1H8O,−、NO3−5Br−
1CN−5H801、NO,−1Ct−1)ICO,−
5H,PO47、HCOO−2CHscoo−1OH−
、F−等であり、陽イオン交換体の場合は、Ll。
H”、Na+、NI(、+、K+、Pb+、Ag+、U
O:+ 、y1g!+、znt+、CO”、Cut+、
Cd”+、Mn”、Be!+、Caz+、Br4+、P
bt+、Bal+、Cr”+等である。これらのうち、
分離したい元素よりも大きな錯形成力を有するものを受
容剤とする。、また、受容剤は樹脂に対する吸着選択性
が小さいものが好ましく、シたがって、1価あるいは2
価イオンが好ましbo 吸油液に添加する受容剤量は、少量でも分離は可能であ
るが、良好な分離を行うためには、吸着液中の混合元素
の全濃度の1/10以上の濃度となるように受容剤を添
加するのが好ましい。
本発明における混合元素とは、イオンの状態を有するも
のであれはよく、陽イオンの場合は陽イオン交換体、隘
イオンの場合は隘イオン体を用いて分離することができ
る。
以F、分離が最も困難といわれでいる希土類元素の分離
法を1例として、本発明を説明する。
本発明において希土類元素とは、ランタニド族の元素、
すなわち、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジ
ム、プロメチウム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリ
ニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エ
ルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムの1
5元素にスカンジウム、イツトリウムを加えた17元素
の総称である。
本発明に用いる希土類元素の塩類混合溶液の塩類は、c
z−、so4”、N0l−1cto3−等の単一または
混合塩類であシ、希土類塩としたとき可溶な塩であれば
全て使用できる。
受容剤としては、希土類元素よりも錯形成力が大きいH
+が好ましい。特に再生量が大きいときに効果が大きく
なる。
本発明において、錯形成剤としては、一般的なりエン酸
、酒石酸、シュウ酸塩、酢酸塩、塩酸、硫酸、ポリカル
ボン酸、ロダン塩、シアン化物、アンモニア等が使用さ
れるが、例として、希土類元素の場合は、有効な配位を
する化合物として、例えば、エチレンジアミン四酢酸(
EDTA )、1.2−ジアミノシクロヘキサン四酢M
(DCTA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン
四酢酸、エチレンクリコール−ビス(2−アミノエチル
)ニーデル−N 、 N 、 N’、 N’−四酢酸、
ジエチレントリアミン五酢酸、ビス(2−アミノエチル
)エーテル−N 、 N 、 N’、N’−四酢酸、ニ
トリロ三酢酸、イミノ二酢酸等のアミノポリ酢酸類、ク
エン酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、71石酸等の
オキシカルボン酸類が挙げられる。
展開に使用する錯形成剤溶液のpHは、当該錯形成剤か
希土類元素と接触した場合に、希土類元素イオンが加水
分解して沈殿を生じることがなく、かつ錯形成剤との間
で錯形成が進行し、陽イオン交換体への吸着力が低下す
るようなpHに調整することが必要であり、一般には錯
形成剤のyf4離が進行しているよりなpHK調整する
ことが好ましい。
例えは、El)TAを錯形成剤として使用した場合には
pH4〜11、より好ましくはpH5〜8とする。
本発明會笑施するのに好ましい県度は一11Jl、’〜
150Cの間で、各々の場合に適した温度を選定できる
。さらに好ましくは10C〜120Cである。例えば受
容剤として% H”’を使用し、錯形成剤としてEDT
A、 DCTAを使用した場合は、好ましくは70〜1
50Cs よシ好ましくは85〜120Cの温度であり
、受容剤としてFe(IIDイオンを使用し、錯形成剤
としてEDTAを使用しfc場合は、10〜60Cの範
囲が好lしい。
本発明に用いる陰イ万ン父象体としては、イオノ父換丞
として=βX○、=P■、=β等を有するもので必り、
例えば、スチレンとジビニルベンゼンの共京台ビーズ紮
、htct5等のLewis酸触媒金用いてクロルメチ
ルエーテルでクロルメチル化し、さらに、三級アミンと
反応させることにより得ることができる。あるいはアク
リIしばエテルとジビニルベンゼンの共重合ビーズiN
、N−ジメチルアミンプロピルアミンのようなポリアミ
ンと反応させ、アマイド結付によジアミノ基を導入する
Cとができる。またはm−フェニレンジアミンとホルマ
リン”tRd合したものや、ポリエチレンイミンとエピ
クロルヒドリンの反応物等も用りることができる。
一方、本発明に用いる陽イオン交換体としては、第1に
、ビニル基含有する単量体からの単独もしくは共重合体
であって、単量体中の架橋単量体重量慢が4%以上であ
る共重合体から合成されたイオン父換体である。この種
の樹脂における好ましい樹脂の構成は、単量体構成とし
てスチレン、ビニルトルエンとジビニルベンゼン等を主
要成分トして付加共重合で合成した高分子架橋物をスル
ホン化したもの;ハロメチルスチレン、メチルビニルケ
トン、エポキシブタジェン、アクリルアミド等の活性基
を有する単量体とジビニルベンゼン、トリアリルイソシ
アヌレート等の架橋単量体を主成分とする付加重合物r
スルホン化したもの;ビニルスルポン酸ソーダ、メタク
リル酸、アクリル酸およびこれらのアルキルエステル、
フェニルエステル等のエステル類等の交換基になシ得る
官能基を有する単量体と架橋単量体と共重合したもの等
である。
本発明に使用される陽イオン交換樹脂母体製造に使用さ
れる単量体は、スチレン、メチルスチレン、エチルスチ
レン、ビニルナフタリン、5,4.6− ) IJ メ
チルスチレン、クロルスチレン、メトキシスチレン、N
、N−ジメチルアミノスチレン、ニトロスチレン、クロ
ルメチルスチレン、トリフルオルスチレン、トリフルオ
ルメチルスチレン、アミノスチレン等のスチレン誘導体
;ブタジェン、アクリロニトリル誘導体;アクリル酸、
メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸クロロメ
チル等のアクリル酸エステル、メタクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル
酸グリシジル、メタクリル酸メチル等ノメタクリル酸エ
ステル、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル;メチ
ルビニルケトン、エチルイソプロピルケトン等のビニル
ケトン類;ビニリデン化合物;アクリルアミド誘導体:
酢酸ビニル、酪酸ビニル、カプリン酸ビニル等の脂肪酸
ビニルエステル;エポキシブタジェン;ビニルスルホン
酸エチルエステル、ビニルスルホン酸フェニルエステル
、スチレンスルホン酸、スチレンスルホン酸塩、スチレ
ンスルホン酸ブチルエステル、メチルビニルスルフィド
等の合価単量体等である。
また、陽イオン交換樹脂母体の製造に用いられる架橋単
量体としては、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、
ジビニルナフタリン、ジビニルエチルベンゼン、トリビ
ニルベンゼン、ジビニルジフェニルメタンζジビニルベ
ンジル、ジビニルスルホン、ジビニルケトン、ビス(ビ
ニルピリジノエチル)エチレンジアミン、フタル酸ジア
リル、トリアリルアミン、N、N’−エチレンジアクリ
ルアミド、エチレングリコールジメタクリレート、トリ
エチレングリコールジメタクリレート、トリメチルプロ
パントリアクリレート、トリメチルプロパントリアクリ
レート、トリアリルイソシアヌレート、ジアリルメラミ
ン等がある。
さらに好ましい陽イオン交換体としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、エチルビニルベンゼンとジビニルベンゼ
ンを主要成分として付加共重合で合成した高分子架橋物
をスルホン化したもの;クロロメチルスチレン、メチル
エチルケトン、エポキシブタジェン、アクリルアミド等
の活性基金有する単量体と、ジビニルベンゼン、トリア
リルイソシアヌレート等の架橋単量体を主成分とする付
加共重合物をスルホン化したもの;ビニルスルホン酸フ
ェニルエステル、スチレンスルホン酸塩、スチレンスル
ホン酸ブチルエステル、メチルビニルスルフィド等の交
換基になシ得る硫黄會有する単量体を主成分とし、必要
に応じ架橋単量体と共重合したもの;およびそれらの反
応物、フェノールスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮
重合体等の陽イオン交換樹脂が挙げられる。
なお、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体から出発し
た樹脂の場合は、特定の条件設定が特に行ないやすい。
樹脂粒の合成段階においての好ましい方法の−りは懸濁
重合である。油溶性単量体の付加重合や重縮合を行う場
合、o / w 屋の懸濁を実施することが望ましく、
この場合には、適当な条件を選ぶことによシ、分級操作
なしに、狭い粒度分布のものが得られる。また、水溶性
単量体の付加重合や重縮合の場合は、W2O型の懸濁が
必要であり、0/W型より技術的に困難であるが、懸濁
水滴さえ作ることができれば、比較的狭す粒度分布のも
の上寿るこさができる。
油溶性単量体を使用する時の懸濁液は、アラビヤゴム、
ガンポージ、ロジン、ペクチン、アルギン酸塩、トラガ
カントゴム、寒天、メチルセルローズ、デンプン、カル
ボキシメチルセルローズ、カラヤゴム、ゼラチン等の粘
質物、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、カルホボール、ジアセトオ
レイン等の合成高分子、マクネシクムアルミニウムシリ
ケート、ベルマグル、水加マグネシウムシリケート、酸
化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、メルク、硫酸バ
リウム、す4酸カ−ルツウーム、氷−化1−″′ アルミニウム、無水ケイ酸等の無機物が好ましく、また
必要に応じて、食塩等の塩、pH調整剤、乳化剤を添加
するものも好ましい。
また、水を油に懸濁する場合は、高分子懸濁剤の他に界
面活性剤の併用が好ましく、特に、ソルビタンエステル
、ノルビタンエステルエーテル、脂肪酸石ケン、脂肪酸
グリセライド等が望ましい。
第2に、有機担体上に、イオン交換能を有する物質を持
つイオン交換体である。有機担体としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、スチレン−ジビニ
ルベンゼン共重合体等の高分子担体が使用され、それに
、吸着、反応、グラフト重合等で、陽イオン交換能を有
する物質を持たせたもの、もしくは有様担体の表面に反
応によって陽イオン父換基を持たせる方法で望ましい物
質が得られる。例えば、スチレン−ジビニルベンゼン共
重合体音、スルホン化して得られる陽イオン交換体が望
ましいものとして挙げられる。
第3に、無機担体上にイオン交換能を有する物質を持つ
イオン交換体である。この無機担体としては、カーボン
、シリカゲル、ゼオライト、活性白土、ガラスピーズ等
が好ましく、これに1吸着、反応、グラフト重合等で、
陽イオン交換能を有する物質を持たせたものである。こ
のような無機担体のイオン交換体は、分析化学の1階殊
分野で多く使用さizている。また、特開昭50−52
085号公報に開示されたガラスピーズを担体とするイ
オン交換体、および跋公報中に記載された公知の担体系
イオン交換体、特願昭50−102102号明細書に開
示されたシリカゲルを担体としたイオン交換体、および
その中に記載された公知の担体系イオン交換体が有利に
用いられる。
これらの陽イオン交換体のうちで、希土類元累の分離に
好ましいものは、スルホン基を有するものであり、分離
性能が被れているので、本発りJの効果が大きい。さら
に好ましい陽イオン交換体は、体積空隙率が0.5以上
0.88以下のものである。
0.5以下では、拡散係数が低下し分離効率が悪くなり
、0.8B以上では、吸着量が急に低下し分離が悪くな
る。
本発明でbう体積空隙率Rvとは、次式によって表わさ
れる。
Rv((5)=−X100 Sv ここで、Svは樹脂体積、Pvは樹脂的細孔体積を表わ
し、Sv、 Pvは次の測定法によったものである。
fl) pvの測定: ■水素イオン型にし次陽イオン交換樹脂を水に浸漬する
■■の含水樹脂を第1段目の脱水量が一定となる遠心力
で脱水する〔含水樹脂は遠心力(脱水機回転数)を増加
して行くと脱水量の積算値が一定Kfxす、さらに遠心
力を増加すると再び脱水量が増加し、また一定となるが
、この第1段目(最初)の脱水量が一定となる遠心力で
脱水するわけである。通常500〜9000 rpmに
相当する)。
■■の脱水後の樹脂の水を真空乾燥機で蒸発する。
■この時蒸発した水の量が細孔内水量、すなわち細孔内
体積(PV)?表わす。
(2) Svの測定: (り乾燥した陽イオン交換樹脂の真の体積全水分の影響
のない装置内で測定し、この真の体積罠細孔内体積(p
v )を加えたものを樹脂体積(Sv)とする。
次に実施例および比較例を示す。
実施例 イオン交換塔として、内径’cr71%長さ3mのフィ
ルター付カラムに、スチレン−ジビニルベンゼン共重合
物をスルホン化して得られた陽イオン交換樹脂(体積空
隙率0.7、平均粒径1o Ol1m )を充填し、塔
全体(i795cに保持した。
(溶液A) 次に、溶液A中に、受容剤としてV1酸を添加し、水素
イオン濃度を0.5t/lに調整した(この溶液を溶液
Bとする)。樹脂をすべてアンモニウムイオン型圧した
後、溶液Bを塔上部よシ、毎分15m/!の速度で流し
て吸着させた。次に、EDTAl 4.6 y/l (
s omM/l)、NH4OH18,4!/l(175
mM/l)に調整した水溶液(展開溶離液−溶液Cとす
る)を毎分15m/の速度で流して、溶出液を塔下部に
接続したフラクションコレクターより分別採取し友。な
お、溶液Bの吸着量は、■180ゴ、■230ゴ、■2
80−の3通りで行った。
分別採取した各フラクション中の希土類元素の濃度を螢
光X線分析装置により測定した。
それぞれの吸着量の、@着長/樹、脂長比および99%
以上の純度を有する各元素の収率を第1表に示す。
第 1 表 第1表に示すように、吸着量を変化させて4吸着長/樹
脂長比は一定であり、分離に対する制御が容易である。
また、第1表■(吸着量230m1 )の場合、単位時
間当りの処理量は11.8mM/hrで、生産量(≧9
9%)は11.0 mM/hrであった。また、溶液B
のpHは0.5であり、常温で1か月装置しても、水酸
化物の沈eは生じなかった。
比較例 4m 脂’&すべてアンモニウムイオン型にした。次に
、0.5Nの硫酸を塔上部より、毎分15ゴの速度で2
40 rN流して再生を行った後、溶液Aを吸渚させた
。次に、実施例1と同様の溶離操作を行い、浴出液を採
取した。なお、溶液Aの吸着量は、■2SOme、■2
80 mlの2:ll!lりで行った。結果を第2表に
示す。
第2表 第2表■(吸着量250rd)の場合、単位時間当りの
処理量はI Q、2mM/hrで、生産量(≧99チ)
は9.55 mM/hrであった。実施例1と比較して
、再生操作が多い分だけ、単位時間当りの処理量、生産
量ともに低下した。また、第2表■に示すとおり、吸着
量i280rntにすると、吸着量/樹脂長比が犬きく
なり、99%以上の純度品収率が、第1表■よりも低下
した。第2表■の場合、吸着量/111脂長比を45%
まで下げるには、再生量を増す必要があり、実施例1と
比して、吸着量/樹脂長比の制御が著しくはん雑となる
また、溶液AのpHは2であり、常温で1日放置すると
、水酸化物の沈殿が生じた。このように、実施例1に比
して、吸着液の安定性に欠けていた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 錯形成剤とイオン交換塔を用いる元素のクロマ
    ト分離法において、受容剤を含有する混合元素溶液全イ
    オン交換塔に充填されたイオン交換体に通液することを
    特徴とする元素のクロマト分離法。
  2. (2)元素が希土類元素である特許請求の範囲第1項記
    載の分離法。
  3. (3) イオン変換体が陽イオン交換体である特許請求
    の範囲第1項記載の分離法。
  4. (4)受容剤がH+である特許請求の範囲第1項記載の
    分離法。
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