JPS596061B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPS596061B2
JPS596061B2 JP1927379A JP1927379A JPS596061B2 JP S596061 B2 JPS596061 B2 JP S596061B2 JP 1927379 A JP1927379 A JP 1927379A JP 1927379 A JP1927379 A JP 1927379A JP S596061 B2 JPS596061 B2 JP S596061B2
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film
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oxidation
semiconductor device
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正 平尾
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は集積回路のように素子間を分離酸化膜で分離
する構造を有する半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
一般に集積回路は、一枚の半導体基板上に複数の回路素
子が互いに電気的に絶縁分離して形成されている。
この分離方法としては、高集積化および各種寄生容量の
低減による高速化が可能であることから分離酸化膜を形
成する方法が近年多く用いられる。第1図a−fはこの
ような従来の半導体装置の製造方法による各工程におけ
る半導体装置の断面図である。
半導体装置としてはnpnトランジスタを素子とするバ
イポーラ形集積回路を用いている。まず、p形シリコン
からなる半導体基板1の表面上に埋込み層2を互いに分
離して複数個形成し、さらにこの表面に全面的にn形の
エピタキシャル層3を所定厚さに形成し、このエピタキ
シャル層3の表面上にシリコン酸化膜10を形成し、こ
のシリコン酸化膜10表面上にはさらに耐酸化性膜とし
てのシリコン窒化膜20を形成する。次いでシリコン窒
化膜20の表面上にレジスト30を形成し、さらにこの
レジスト30を選択的に工、ツチング除去して所定パタ
ーンに形成した後、レジスト30をマスクとしてシリコ
ン窒化膜20を選択的にエッチング除去する。第1図a
はこの状態を示J す。次に、エッチングによりパター
ン形成されたシリコン窒化膜20をマスクとしてシリコ
ン酸化膜10を選択的にエッチング除去する。
しかる後、ウェットエッチング法においては、シリコン
酸化; 膜10およびシリコン窒化膜20をマスクとし
てまたドライエッチング法においてはレジスト30をマ
スクとして、エピタキシャル層3を選択的に所定の深さ
だけエツチング除去する。第1図bはこの状態を示す。
なお、各工程のエツチングは周知のドライエツチング法
またはウエツトエツチング法によつて行なわれる。次に
、シリコン窒化膜20をマスクとして分離酸化膜11を
形成する。
第1図cはこの状態を示す。このとき、エピタキシヤル
層3の厚さが例えば1.8μmとすると、エツチング除
去されたエピタキシヤル層の深さを1.1μm程度とし
て分離酸化膜11は1.6μm程度に厚く形成されるた
めコレクタ埋込み層2まで達する。この結果、コレクタ
埋込み層2は互いに絶縁分離される。次に、シリコン窒
化膜20を除去した後に、レジスト31を表面に形成し
てからこれを選択的にエツチング除去し、しかる後レジ
スト31をマスクとしてボロンなどのP形不純物をイオ
ン注入してエピタキシヤル層3の一部にベース層4を形
成する。
第1図dはこの状態を示す。次に、レジスト31を全部
除去した後、レジスト32を表面に形成してからこれを
選択的にエツチング除去し、しかる後レジスト32をマ
スクとしてシリコン酸化膜10を選択的に除去する。
そしてさらに、このレジスト32をマスクとしてリンや
ヒ素などのn+形不純物をイオン注入し、ベース層4の
一部にエミツタ層5、エピタキシヤル層3の一部にコレ
クタ電極取出し層6をそれぞれ形成する。第1図eはこ
の状態を示す。次に、シリコン酸化膜10を選択的にエ
ツチング除去してベース層4の一部の位置にベース電極
取出し口10aを形成する。
分離酸化膜11によつて囲まれ他の素子と絶縁分離され
たNpnトランジスタが形成される。第1図fはこの状
態を示す。しかしながら、このような従来の方法で製造
された集積回路は、第1図fに示すようにエミツタ層5
が分離酸化膜11に接するウオールドエミツタ構造とな
つているため、トランジスタとしてコレクターエミツタ
間がリークするという問題がある。第2図は集積回路に
構成した一般的なトランジスタの断面図である。
図において、第1図に対する相当部分には同番号を付し
てある。ここに示した分離酸化膜11の厚さt、及びエ
ミツタ層5のエツジと分離酸化膜11との間の距離wは
、トランジスタのコレクターエミツタ間のリーク発生率
およびエミツタ増幅率HFEと大きな相関関係がある。
第3図は厚さtをパラメータとした距離wとトランジス
タを100個並列に並べた場合の前記リーク発生率の関
係を示すグラフ、第4図は同じく厚さtをパラメータと
した距離wとエミツノ増幅率の関係を示すグラフである
第3図において、特性aはt=1.6μm1特性bはt
=1.2μmの場合を示す。ここで、距離wが小さい程
、また厚さtが厚い程分離酸化膜の歪に起因してリーク
発生率が大きくなることがわかる。また、第4図におい
て、同じく特性aはt=1.6μm1特性bはt=1.
2μmの場合を示す。ここで、距離wが小さくなる程、
また厚さtが厚くなる程エミツタ増幅率は低下してくる
ことがわかる。したがつて、分離酸化膜11の厚さtが
1.6μm程度に厚いと距離wは5μm以上必要となる
また、分離酸化膜11の厚さtが1.2μm程度に薄い
と距離wは2μmでよくなる。第5図は距離wが5μm
の場合のトランジスタの平面図、第6図は距離wが2μ
mの場合の平面図である。
各図において、第2図と同等部分には同番号を付してあ
る。第5図においては、ベース層4の面積は18X14
=252μイ、トランジスタ面積は34X22=748
μイである。また、第6図においては、ベース層4の面
積は15X8=120μイ、トランジスタ面積は28X
16=44.8μmlである。したがつて、距離wを2
μmにすれば5μmの場合に比して、ベース層の面積は
48%に、トランジスタ面積は60%にそれぞれ減少す
ることになる。しかしながら、第1図cにて説明したよ
うに、分離酸化膜はコレクタ埋込み層に達するまで形成
する必要があるので所定の厚さより薄くすることはでき
ない。
またエピタキシャル層を薄くすれば分離酸化膜も薄くで
きるが、エピタキシヤル層を薄くするとコレクターベー
ス間、さらには、コレクターエミツタ間の耐圧特性が低
下してしまう。このように従来の半導体装置の製造方法
においては、どうしてもエミツタ層のエツジと分離酸化
膜との間の距離を小さくできず、したがつて集積度を高
くすることが難しいという欠点があつた。この発明はこ
のような従来の欠点を解消するためになされたもので、
その目的とするところは、半導体素子機能の特性を劣化
することなく、素子面積を小さく(2て、集積密度を向
上できるような半導体装置の製造方法を提供することに
ある。以下、この発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。第7図はこの発明に係る半導体装置の製造、方法の
一実施例による各工程における半導体装置の断面図であ
る。
エピタキシヤル層3の表面土にシリコン酸化膜10を形
成し、このシリコン酸化膜10表面上には耐酸化性膜と
してのシリコン窒化膜20を形成し、さらにその上にシ
リコン酸化膜13を形成する。次いでシリコン酸化膜1
3の表面土にレジスト30を形成し、さらにこのレジス
ト30を選択的にエツチング除去して所定パターンに形
成した後、レジスト30をマスクとしてシリコン酸化膜
13を選択的にエツチング除去する。第7図aはこの状
態を示す。次に、エツチングによりパターン形成された
シリコン酸化膜13をマスクとしてシリコン窒化膜20
を選択的にエツチング除去し、ついでこのシリコン窒化
膜20をマスクとしてシリコン酸化膜10を選択的にエ
ツチング除去し、さらにこのシリコン酸化膜10をマス
クとしてエピタキシャル層3を選択的に所定の深さだけ
エツチングした所が第7図bである。
さらに、レジスト30をマスクとしてさらにシリコン酸
化膜エツチをおこないシリコン酸化膜10,13をサイ
ドエツチする。
第7図Cはこの状態を示す。次に、レジスト30を全部
除去した後、ウエツトエツチによりシリコン窒化膜20
をサイドエツチした所が第7図dである。つぎにシリコ
ン酸化膜13を完全に除去した所が第7図eである。次
に、酸化性雰囲気中でこのウエハを熱処理し、シリコン
窒化膜20をマスクとして選択酸化させて分離酸化膜1
1を形成する。
このとき、分離酸化膜11は素子間の分離を行なうため
コレクタ埋込み層2に達するまで深く形成される。第7
図fはこの状態を示す。分離酸化膜11の端部の酸化膜
12は、シリコン酸化膜10によつてこの部分のエピタ
キシヤル層3がエツチング除去されていないため、基板
表面上に突出して形成される。そして酸化膜12の約5
5%の面積は基板表面上に形成されることになり、また
厚さも分離酸化膜11の厚さを1.6μmとすると0.
8μm程度あり、この部分からのコレクターエミッタ間
リークを減少できる。これ以降は従来と同様に第1図a
−fの工程を経てNpn型トランジスタが形成される。
この結果、分離酸化膜はコレクタ埋込み層まで達する部
分とその周辺部のエミツタ領域を囲む酸化膜の部分とで
二段構造となり、しかもこのエミツタ領域を囲む厚い酸
化膜の基板表面下の部分の厚さを分離酸化膜の厚さの4
5%程度に薄く得られるため、コレクターエミツタ間の
リーク発生率を減少させ、またエミツタ増幅率を低下さ
せることなく、エミツタ層のエツジと分離酸化膜の間の
距離を小さくすることができる。
したがって、同じ分離酸化膜の幅寸法に対して、エビタ
キシヤル層を薄くして耐圧性をさげることなく、トラン
ジスタ面積を小さくすることが可能となり、これによつ
て集積密度を大きく向上できる。またベース面積も小さ
くすることができるため、コレクターベース間の容量を
低下できトランジスタの周波数特性が著しくよくなる。
以上の実施例では可墳型トランジスタについて説明した
がPnp型でも同様に適用でき、さらに集積回路のほか
にも単体素子にも適用できる。
このようにこの発明に係る半導体装置の製造方法による
と、分離酸化膜を二段構造にすることにより、エミッタ
層と分離酸化膜との間の距離を小さくすることができる
ため、集積密度が高くなりかつ周波数特性が向上するな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の半導体装置の製造方法による各工程にお
ける半導体装置の断面図、第2図は一般のトランジスタ
の断面図、第3図は距離wとりーク発生率の関係を示す
グラフ、第4図は距離wとエミツタ増幅率の関係を示す
グラフ、第5図は距離wが5μmの場合のトランジスタ
の平面図、第6図は距離wが2μmの場合のトランジス
タの平面図、第7図はこの発明に係る半導体装置の製造
方法の一実施例による各工程における半導体装置の断面
図である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 1・・・・・・半導体基板、2・・・・・・コレクタ埋
込み層、3・・・・・・エピタキシャル層、4・・・・
・・ベース層、5・・・・・・エミツタ層、6・・・・
・・コレクタ電極取出し層、10・・・・・・シリコン
酸化膜、11・・・・・・分離酸化膜、12・・・・・
・第1の酸化膜、13・・・・・・第2の酸化膜、20
・・・・・・シリコン窒化膜、30,3132・・・・
・・レジスト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 半導体基板の表面に第1の酸化膜を形成し、この第
    1の酸化膜の上に耐酸化性膜を形成し、さらにこの耐酸
    化性膜の上に第2の酸化膜を形成し、次いで、パターン
    が形成されたレジスト膜をマスクとして前記第2の酸化
    膜を選択的にエッチング除去し、前記第2の酸化膜をマ
    スクとして前記耐酸化性膜を選択的にエッチング除去し
    、前記耐酸化性膜をマスクとして前記第1の酸化膜を選
    択的にエッチング除去し、前記第1の酸化膜をマスクと
    して前記半導体基板を選択的にエッチング除去し、さら
    に、前記レジスト膜を利用して前記第1の酸化膜と第2
    の酸化膜をサイドエッチングした後前記レジスト膜を除
    去し、次いで前記酸化膜を利用して、前記耐酸化性膜を
    サイドエッチングした後前記第2の酸化膜を除去し、前
    記耐酸化性膜をマスクとして選択酸化し前記半導体基板
    のエッチング除去した部分とエッチング除去されないが
    前記耐酸化性膜が除去された半導体基板部分とに二段構
    造の分離酸化膜を形成する各工程を順次行なうことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。 2 半導体基板は埋込み半導体領域を有し、分離酸化膜
    をこの埋込み半導体領域に接する深さまで形成すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体装置の
    製造方法。
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JPS58184739A (ja) * 1982-04-22 1983-10-28 Nec Corp 半導体装置の製造方法

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