JPS595709B2 - 導電性床材とその製造方法 - Google Patents

導電性床材とその製造方法

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JPS595709B2
JPS595709B2 JP56138857A JP13885781A JPS595709B2 JP S595709 B2 JPS595709 B2 JP S595709B2 JP 56138857 A JP56138857 A JP 56138857A JP 13885781 A JP13885781 A JP 13885781A JP S595709 B2 JPS595709 B2 JP S595709B2
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JP
Japan
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colored
synthetic resin
highly conductive
thermoplastic synthetic
pellets
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Expired
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JP56138857A
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JPS5839453A (ja
Inventor
哲彦 北村
英俊 谷村
毅 西川
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Maruyama Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Maruyama Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導電性床材とその製造方法の改良に関するも
のである。
従来から導電性床材は、例えば病院、特に手術室等の他
に電算機室、微粉体物質取扱所、可燃性溶剤取扱室等の
床に発生する静電気による障害(爆発の惹起、塵埃の付
着等)を避けたい場所に使用せられ、その要求される静
電気帯電防止性能として、床の電気抵抗値が106Ω〜
103Ωの範囲になることが必要とされている。
而して既存のこの種床材は殆んど高導電性のカーボンブ
ラックをゴム又は合成樹脂に混合或いは分散混在成形し
て所定の導電性床材としたものであり、これらのものは
、床材としての性能を付与する関係上、ゴム又は合成樹
脂中に高導電性カーボンブラックを全面に混合或いは分
散、混在させて成形するので、その導電性を確保するた
め、多量の高導電性カーボンブラックの添加を必要とし
、従つてコスト高を招くと共に、外観上は全面に黒灰色
又は黒色を主体とした雲流れ模様等を呈したものとなり
、その導電性はともかくとして、床材としての装飾的価
値が全くないものであつた。又、この点を考慮、して床
面に装飾的価値を与えるために、床面に流動状の導電性
物質を幾層にも塗付した後、その表面に型紙を用いて定
形模様を施して装飾性を保有させた導電性床材も開発さ
れているが、このものは施工に多くの手間と熟練を必要
とする等の欠点があつた。本発明はこのような従来の欠
点を解消して、静・電気除去のための所定の帯電防止性
能を有し、しかも美麗な装飾的外観を具備した導電性床
材と、これを容易に安価に製造するための方法を提供す
るものである。
次に本発明の一実施例について説明する。
先ず、第1表の配合Aによる物質を混練加熱して押し出
してペレタイザ一により5mm角のポリ塩化ビニル組成
物よりなる緑色ペレツトを製造し、これを配合Bにより
調整した高導電性カーボンブラツク組成物溶液(黒色)
の中に浸漬して、その表層に高導電性カーボンブラツク
組成物被膜を形成し、これを低温加熱して溶剤を揮散乾
燥させて約0.2關厚程度の被膜とし、このようにして
表層に高導電性カーボンブラツク組成物被膜を形成した
緑色のポリ塩化ビニル樹脂組成物のペレツトaを多数個
、1200!Tm×900龍の縦型角プレスの熱板上に
約3.51!tト一4.0朋の厚さになるように平坦に
並列させて集積し、20k9/dの圧力で、170℃の
温度で10分間、加熱加圧したのち20℃まで冷却して
、一体となつたシート状物1を得た。
なお、この際ペレツトa相互の融着とシートの厚みを勘
案して、プレスの上下熱盤間に適宜のライナーを用いて
行つた。このようにして製作したシート状物1の表面部
位は、加熱、加圧により第2図に示すように、ペレツト
aの高導電性カーボンブラツク組成物被膜層3及び緑色
ポリ塩化ビニル樹脂組成物2が溶融して流れ、平板化し
て、黒色主体の緑色が混在した乱れ模様を呈した。
次にこのシート状物1の表面層を研磨布を用いて約0.
5朋均一に研削して第3図及び第4図に示すような、緑
色のポリ塩化ビニル組成物の層2を地色として、これに
黒色の細線で亀甲状に連結した・・ニカム状の美麗な色
彩模様の外観を現出させた。次にこれを裁断して3.0
顛厚×305tt11×305朋の角タイル状の高導電
性床材4を作成した。このものの電気抵抗値を測定した
結果は、表面固有抵抗104Ω、体積固有抵抗104Ω
儂で、導電性床材として完全なものであつた。
なお、上記実施例においては、着色熱可塑性合9成樹脂
組成物の表面に高導電性物質の被膜を形成する方法とし
て、高導電性カーボンブラツク組成物溶液の中に緑色の
着色ペレツトを浸漬したが、この外に着色熱可塑性合成
樹脂組成物ペレツトと同質の熱可塑性合成樹脂粉末と、
高導電性カーボ5ンブラツク粉末を適宜の割合でブレン
ドしたものの中へ着色熱可塑性合成樹脂組成物ペレツト
を適温に加熱して投入し、撹拌して、その表面に高導電
性被膜を付着させる等の方法を用いてもよい。
又、表面層に高導電性被膜を形成した着色熱可塑性合成
樹脂組成物ペレツトを集積して加熱加圧することによジ
形成されるシート状物は、その加熱加圧条件の選択によ
り、或の程度の変形はあるが、ペレツトの構成と形状を
維持して、相互に融着一体化して形成されるものである
が、この場合その表面部位が加熱加圧時にプレス機の上
下の熱盤に直接接触することと、シート状物の内部構造
形成に必要な加熱加圧時間の負荷によつて、表面部位に
存在するペレツトの構成形状が一部流れて平坦な黒色模
様を主体とした乱れ模様を呈する。従つて、この表面部
位を研削して内部を露出させると、前記実施例に卦ける
ような模様構造を現出して、全体として連結した導電層
を有する美麗な彩色ハニカム模様状の外観を呈するシー
ト状物が得られるのである。シート状物の両表面部位の
状態の層厚は極く薄いものであ虱しかも床敷材として使
用する場合には片面のみの研削でよいので研削に要する
手間も少くて済む。なお、上記のような模様の現出方法
としては、この外に、当初より2枚分の厚みのシート状
物を作成し、これを樹脂層の厚みの中央においてスリツ
トして2分割する方法もある。
本発明の導電性床材の主体をなす熱可塑性合成樹脂組成
物としては、ポリ塩化ビニル樹脂組成物が適しているが
、床材として使用実績のある外の熱可塑性合成樹脂組成
物を用いてもよい。
又、着色熱可塑性合成樹脂組成物ペレツトの表面を被覆
する高導電性物質としては、高導電性カーボンブラツク
が適しているが、例えば前記実施例における配合BVC
示すような組成物自体の導電性能としてその電気抵抗値
が102Ω臥下のものを選択しなければならない。
この数値を土廻るものでは、最終的に導電性床材として
、前記のような所定範囲の帯電防止性能を発揮させるこ
とが困難である。高導電性カーボンブラツクの必要量は
、前記の実施例に示すものを基準として、熱可塑性合成
樹脂100重量部に対して、高導電性カーボンブラツク
30重量部〜100重量部の範囲で調整したものを0.
5皺〜0.1mm厚の範囲で被膜化するのが好適である
。なお、高導電性物質としては、カーボンブラツクの外
、適当な導電性と類形の選択により、金属粉等の同様な
性能を有する物質を用いることもできる。又、着色熱可
塑性合成樹脂組成物の色彩は任意に選択することができ
、単一色のみならず、色彩の異る数色のペレツトを製造
してこれを交配して成形することにより、さらに変化と
色彩感に富んだ床材を得ることができる。
本発明の床材の製造方法は、前記実施例に示す工程を基
準として、公知の加工装置を用いて実施することができ
るが、表面層に高導電性物質被膜を形成した着色熱可塑
性合成樹脂組成物ペレツトを多数並列集積し、加熱加圧
して成形する際、成形されたシート状物の構造が、或る
程度変形していても、ペレツトの構成、形状が損われな
いで、相互に融着一体化している構造に成形するために
、加工条件を最初から意図して適切に実施する必要があ
る。
上述のように本発明は、表面に高導電性物質の被膜層を
形成した着色熱可塑注合成樹脂組成物よりなる多数のペ
レツトを、加熱加圧により融着一体化してなるシート状
物の少なくとも片面に、着色熱可塑性合成樹脂組成物の
色層を地色として、高導電性物質の色層が細線で亀甲状
に連結された彩色ハニカム模様を現出させた導電性床材
とその製造方法に係るものであるから、導電性床材とし
て所定の静電気帯電防止性能を有すると共に、色彩感豊
かにして美麗なハニカム模様を現出して装飾性に富んだ
導電性床材を得ることができ、さらに次のような各種の
特長を有するものである。
1)高導電性カーボンブラツク等所望の静電気帯電防止
性能を与えるために用いられる物質の使用量が僅少で目
的が達せられるのでコストダウンができる。
2)高導電性物質が全面に細線で上下左右に連結されて
ハニカム状に形成されているので、何れの部位において
も均等な導電性を保持させることができる。
3)又、このように形成されているので、床敷として使
用して経時的に表面が摩耗しても、導電性の維持に変化
がなく、常に色彩感のあるハニカム模様が現出されて、
恒久的に使用できる。
4)本発明の床材の製造方法は、その意図と手順は新規
であるが、その実施に当つては、公知の一般的な装置を
用いて安定した製造が可能であり、容易且つ安価に製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はペレツト
の一部切欠斜視図、第2図はシート状物の斜視図、第3
図はシート状物の表面を研削した床材の斜視図、第4図
はその一部拡大断面図である。 1・・・・・・シート状物、2・・・・・・ポリ塩化ビ
ニル樹脂組成物層、3・・・・・・高導電性カーボンブ
ラツク組成物層、4・・・・・・高導電性床材、a・・
・・・・ペレツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に高導電性物質の被膜層を形成した着色熱可塑
    性合成樹脂組成物よりなる多数のペレットを、加熱加工
    により融着一体化してなるシート状物の少なくとも片面
    に、着色熱可塑性合成樹脂組成物の色層を地色として高
    導電性物質の色層が細線で亀甲状に連結された彩色ハニ
    カム模様を現出させてなることを特徴とする導電性床材
    。 2 適宜配合の着色熱可塑性合成樹脂組成物を加熱混練
    して適宜大きさのペレットを製造し、該ペレットの表面
    に適量の熱可塑性合成樹脂を配合してなる高導電性物質
    を被覆し、次いで該ペレットを多数並列して適宜厚さに
    平坦に集積し、これを加熱加圧して相互に融着一体化し
    てシート状物を作成し、次に該シート状物の少なくとも
    片面を研削して、その表面に着色熱可塑性合成樹脂組成
    物の色層を地色として高導電性物質の色層が細線で亀甲
    状に連結した彩色ハニカム模様を現出させることを特徴
    とする導電性床材の製造方法。
JP56138857A 1981-09-02 1981-09-02 導電性床材とその製造方法 Expired JPS595709B2 (ja)

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