JPS5956521A - 耐へたり性に優れたばね用鋼線の製造法 - Google Patents
耐へたり性に優れたばね用鋼線の製造法Info
- Publication number
- JPS5956521A JPS5956521A JP16904782A JP16904782A JPS5956521A JP S5956521 A JPS5956521 A JP S5956521A JP 16904782 A JP16904782 A JP 16904782A JP 16904782 A JP16904782 A JP 16904782A JP S5956521 A JPS5956521 A JP S5956521A
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- Japan
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- spring
- tempering
- rod
- wire
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/06—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)技術分野
本発明は自動車用懸架ばね等に用いられる耐へたり性の
優れたばね用鋼線の製造法に関するものである。
優れたばね用鋼線の製造法に関するものである。
(ロ)技術の背景
自動車用懸架ばね用鋼線には耐へたり性、レラフセーシ
ョン値等が問題にされる。こ\で[へたり」とはコイル
ばねが使用中に永久変形を起し、その自由高さが変化す
る現象である。
ョン値等が問題にされる。こ\で[へたり」とはコイル
ばねが使用中に永久変形を起し、その自由高さが変化す
る現象である。
従来、この様なはね用鋼線にはJIS6〜7及びSAE
9254等の鋼種の鋼線が使用されているが省エネル
ギーのための車輌の軽量化が要求されており、その1つ
として耐へたり性の優れたはね用鋼線が要望されている
。即ち、耐へたり性の優れたばね用鋼線が開発出来れば
、設計応力を更に」二げることが可能になりその結果コ
イルばねの軽量化をNlることが出来る。
9254等の鋼種の鋼線が使用されているが省エネル
ギーのための車輌の軽量化が要求されており、その1つ
として耐へたり性の優れたはね用鋼線が要望されている
。即ち、耐へたり性の優れたばね用鋼線が開発出来れば
、設計応力を更に」二げることが可能になりその結果コ
イルばねの軽量化をNlることが出来る。
この耐へたり性の向]、のために従来柱々の熱処理によ
る高強度化が試みられているが、むやみに強度を高くす
ると高強度化のために逆に伸び′や絞り等の靭性が不足
するという問題がある。又高強度化ににり鋼線表面の微
細な庇や内部欠陥に対する感受性が高くなり、はね加工
中や使用中に折損し易い等信頼性に欠けるという実用」
二の問題があった。
る高強度化が試みられているが、むやみに強度を高くす
ると高強度化のために逆に伸び′や絞り等の靭性が不足
するという問題がある。又高強度化ににり鋼線表面の微
細な庇や内部欠陥に対する感受性が高くなり、はね加工
中や使用中に折損し易い等信頼性に欠けるという実用」
二の問題があった。
本発明者らは、強度を」二げることなく耐へたり性に優
れたばね用鋼線を得る目的で種々検討を行った結果、そ
の目的を達することに成功したものである。
れたばね用鋼線を得る目的で種々検討を行った結果、そ
の目的を達することに成功したものである。
(ハ)発明の開示
本発明の特徴は、焼入れを行った後にダイスやローラダ
イス等による10%以−にの減面率の塑性加圧による歪
みをイ・jLi、 Llつつ焼戻し処理を行うことから
成る酎へたり性の優れたばね用鋼線の製造法である。
イス等による10%以−にの減面率の塑性加圧による歪
みをイ・jLi、 Llつつ焼戻し処理を行うことから
成る酎へたり性の優れたばね用鋼線の製造法である。
本発明のばね用鋼線は次のようにして製造される。第1
図はその工程を示す模式図である。ザブライ1から供給
された線祠2は送り用ピンチローラ−6で矢印方向に送
られ、矯正機4てはゾ直線状に矯正された後、第2の送
りピンチローラ5て加熱装置6に送られる。こ〜て線祠
は当該鋼重の鋼f1)によって定まる焼入温度に加熱さ
れ、冷却槽7て冷却されて焼入れ処理が完了する。
図はその工程を示す模式図である。ザブライ1から供給
された線祠2は送り用ピンチローラ−6で矢印方向に送
られ、矯正機4てはゾ直線状に矯正された後、第2の送
りピンチローラ5て加熱装置6に送られる。こ〜て線祠
は当該鋼重の鋼f1)によって定まる焼入温度に加熱さ
れ、冷却槽7て冷却されて焼入れ処理が完了する。
しかる後第ろの送り用ピンチローラ8によって鋼線はた
5゛ちに加熱装置10に送られ所要の強度になるように
焼戻温度に加熱される。本発明の特徴はこの加熱装置1
0による加熱中に加工装置ダイス又はローラダイスによ
る11によって加工しつつ焼戻しを行い、その後直ちに
冷却槽12によって常温まで冷却され、送り用ピンチロ
ーラ1ろによって巻取り機14に巻き取られる。このよ
うに口て製造された鋼線15は耐へたり性が著しく向上
したばね用鋼線であることが判明した。1・、記におい
て加熱装置6及び10は加熱速度を犬とする必要がある
場合には1ケ又は複数の誘導加熱コイルを設けても良く
、また本願発明の特徴である焼戻加工装置9の加り装置
はダイス又はローラダイスでηi1.l線に10%以」
二の減面率の塑性加]−を:jえるものである。
5゛ちに加熱装置10に送られ所要の強度になるように
焼戻温度に加熱される。本発明の特徴はこの加熱装置1
0による加熱中に加工装置ダイス又はローラダイスによ
る11によって加工しつつ焼戻しを行い、その後直ちに
冷却槽12によって常温まで冷却され、送り用ピンチロ
ーラ1ろによって巻取り機14に巻き取られる。このよ
うに口て製造された鋼線15は耐へたり性が著しく向上
したばね用鋼線であることが判明した。1・、記におい
て加熱装置6及び10は加熱速度を犬とする必要がある
場合には1ケ又は複数の誘導加熱コイルを設けても良く
、また本願発明の特徴である焼戻加工装置9の加り装置
はダイス又はローラダイスでηi1.l線に10%以」
二の減面率の塑性加]−を:jえるものである。
こNて加Tノj法及び加圧ボによっては当該鋼線に加「
硬化が生じ強度が著しく大となるので、鋼種、加重方法
及び加1−量によって所定の強度が得られるように熱延
11j条件を適当に決めなければならない。
硬化が生じ強度が著しく大となるので、鋼種、加重方法
及び加1−量によって所定の強度が得られるように熱延
11j条件を適当に決めなければならない。
−1・、記、焼戻、加工装置9は第1図では加熱装置の
後にダイス11があるが、加熱−加1−−加熱がてきる
ように配列しても構わない。叉ダイス又はローラダイス
の減面率は実用的にはろO%程度以−1で行われるのが
良い。
後にダイス11があるが、加熱−加1−−加熱がてきる
ように配列しても構わない。叉ダイス又はローラダイス
の減面率は実用的にはろO%程度以−1で行われるのが
良い。
次に実施例によって説明する。
に)発明を実施するための最良の形態
実施例
供試料として5AE9254 (C: os6wt%、
S、:1ろ7wt%、Mn : 0.7 w t%、C
r:0.59WL%)を用い、加工装置11として伸線
ダイスを用い種々の減面率を伴う塑性加]二歪み与えな
がら焼戻処理を行った。この時の焼入れ温度は950〜
100で、焼戻温度は400〜470’c、また1il
i線の減面率は5%、10%、15%、20%であり、
加工後の線径はいずれも95闘φ、加工後の鋼線の引張
強度は全て185 Kg/−になるように加熱温度を調
整した。この様にして製造した鋼線からコイルばねに加
圧しτ静的試験により耐へたり試験を行った。比較のた
めに、95闘φの5AE9254及びS [J 117
の通常の焼入れ、焼戻し処理(加」二無し)を行い引張
強度185Kq/−になるようにした鋼線で同し諸元の
コイルばねを作製した。
S、:1ろ7wt%、Mn : 0.7 w t%、C
r:0.59WL%)を用い、加工装置11として伸線
ダイスを用い種々の減面率を伴う塑性加]二歪み与えな
がら焼戻処理を行った。この時の焼入れ温度は950〜
100で、焼戻温度は400〜470’c、また1il
i線の減面率は5%、10%、15%、20%であり、
加工後の線径はいずれも95闘φ、加工後の鋼線の引張
強度は全て185 Kg/−になるように加熱温度を調
整した。この様にして製造した鋼線からコイルばねに加
圧しτ静的試験により耐へたり試験を行った。比較のた
めに、95闘φの5AE9254及びS [J 117
の通常の焼入れ、焼戻し処理(加」二無し)を行い引張
強度185Kq/−になるようにした鋼線で同し諸元の
コイルばねを作製した。
フィルばねの諸元は次の通りである。
線 径 : 95朋φ
コイル平均径 : 60朋φ
自 由 高 さ : 260門有動巻数
: 、!1.25 総 巻 数 : 625 これを用いて応力120 K9/−でセソチングを施し
た後、試験応力が115 K’A/mlrとなるように
一定荷重を1001Llj間連続的に負荷し、常温にお
けるへたり試験を行った結果を第2図に示す。
: 、!1.25 総 巻 数 : 625 これを用いて応力120 K9/−でセソチングを施し
た後、試験応力が115 K’A/mlrとなるように
一定荷重を1001Llj間連続的に負荷し、常温にお
けるへたり試験を行った結果を第2図に示す。
第2図は横軸に加]″の減面率、縦軸に残留剪断歪を示
している。これによれば同し引張強度であっても減面率
が10%以1−になると残留剪断歪が著しく小さくなり
、耐へたり性が11′弔上することがわかる。
している。これによれば同し引張強度であっても減面率
が10%以1−になると残留剪断歪が著しく小さくなり
、耐へたり性が11′弔上することがわかる。
以−1−の実施例からも明らかな如く、本発明において
焼入れ処理の後、ダイスやローラダイス等により10%
以」−の減面率を与える塑性加工歪みを焼戻と同時、又
は焼戻直後に行うことにより強度を高くすることなく、
又オイルテンパー線の従来の製造法に適用される高価な
腸殊金属を用いることなく耐へたり性はね用銅製を製造
することができる。この本発明品の鋼線は冷間加−]、
型自動車用懸架ばねに用いることによって軽・量化に役
立つことがわかった。
焼入れ処理の後、ダイスやローラダイス等により10%
以」−の減面率を与える塑性加工歪みを焼戻と同時、又
は焼戻直後に行うことにより強度を高くすることなく、
又オイルテンパー線の従来の製造法に適用される高価な
腸殊金属を用いることなく耐へたり性はね用銅製を製造
することができる。この本発明品の鋼線は冷間加−]、
型自動車用懸架ばねに用いることによって軽・量化に役
立つことがわかった。
第1図は本発明の詳細な説明する工程の模式図、第2図
は本発明の効果を示す図である。 1:サプライ 2:線利、ろ、5.8.1ろ:送り用ピンチロール4:
矯正機、6.10:加熱装置、7.12:冷却槽11
:加工装置、10:焼戻し加工装置、14:巻取機15
:本発明鋼線
は本発明の効果を示す図である。 1:サプライ 2:線利、ろ、5.8.1ろ:送り用ピンチロール4:
矯正機、6.10:加熱装置、7.12:冷却槽11
:加工装置、10:焼戻し加工装置、14:巻取機15
:本発明鋼線
Claims (1)
- (1)ばね用鋼線の製造法において、焼入れ処理の後、
ダイスまたはローラダイス等により10%以]二の減面
率を伴う塑性加工を加え歪みを与えつつ焼戻しを行うこ
とを特徴とする耐−\たり性に優れたばね用鋼線の製造
法。 (2、特許請求の範囲第(1)項の製造法において、鋼
線が冷間成型自動車用懸架ばね用であることを特徴とす
る耐へたり性に優れたばね用鋼線の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16904782A JPS5956521A (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | 耐へたり性に優れたばね用鋼線の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16904782A JPS5956521A (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | 耐へたり性に優れたばね用鋼線の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5956521A true JPS5956521A (ja) | 1984-04-02 |
JPS6232249B2 JPS6232249B2 (ja) | 1987-07-14 |
Family
ID=15879333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16904782A Granted JPS5956521A (ja) | 1982-09-27 | 1982-09-27 | 耐へたり性に優れたばね用鋼線の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5956521A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5324891A (en) * | 1976-08-20 | 1978-03-08 | Eisai Co Ltd | Circuit and apparatus for inspective selection |
-
1982
- 1982-09-27 JP JP16904782A patent/JPS5956521A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5324891A (en) * | 1976-08-20 | 1978-03-08 | Eisai Co Ltd | Circuit and apparatus for inspective selection |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6232249B2 (ja) | 1987-07-14 |
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