JPS595591B2 - フルオロアルコキシフエニル − チカン ノ チツソガンユウフクソカンカゴウブツ - Google Patents

フルオロアルコキシフエニル − チカン ノ チツソガンユウフクソカンカゴウブツ

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JPS595591B2
JPS595591B2 JP5375574A JP5375574A JPS595591B2 JP S595591 B2 JPS595591 B2 JP S595591B2 JP 5375574 A JP5375574 A JP 5375574A JP 5375574 A JP5375574 A JP 5375574A JP S595591 B2 JPS595591 B2 JP S595591B2
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リー ベネフイエル ロバート
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は除草剤、植物の殺菌剤(Plantfungi
cides)および植物の成長抑制剤(Plantgr
owthregulator)として有用な新規フルオ
ロアルコキシフェニル置換の窒素含有複素環化合物の製
造方法に関する。
本発明によりえられる化合物で処理すると、植物の節間
伸長が抑制される。植物の背丈を抑制するのに有用な方
法と薬剤については、長年にわたつて多くの研究の課題
であつた。このように抑制することができるならば、多
くの場合に莫大なる経済的利益を生むことができる。ペ
ルキー国特許第714003号(1968年10月22
日公告)によれば、5−ピリミジンメタノール類の一連
の化合物は植物の殺菌剤および生長抑制剤として有用で
あることが記載されている。
クラインら(にleinetal、、Jour、Org
Chem、ι且、2623(1964))には、2−エ
トキシー3−ピラジンメタノールの合成方法についての
み記載されている。この化合物の有用性については何ら
言及されていない。ルトナーら(Rutneretal
、、Jour、Org。
Chem、28、1898(1963))によれば、ビ
ラジルメタノールの製造について記載されているが、そ
の有用性については何ら言及されていない。ハーシユベ
ルクら(Herschbergetal)JOur.H
eterOcycllcChem.2、209(196
5))によれば、2−(3・6−ジメチルピラジニル)
−フエニルカルビノールおよびその同族体の製造が記載
されている。
しかしながら、この化合物の有用性については何ら触れ
ていない。従来技術のうちでは、バン・ヘイニンゲン(
VanHeyningen)による米国特許第3396
224号(1968、8月6日公告)があげられるが、
同特許には、置換3−ピリジルメタン誘導体が植物病原
菌に対して有効であることが報告されている。
バン・ヘイニンゲンにより報告されたこの化合物は空気
感染性の菌類(AirbOrnefungi)に対して
最も大きな活性を示し、接触感染性の菌類に対しては少
しもまたは全く活性を示さず、ましてや植物の生長抑制
剤としての活性は最も低い。
本発明の目的は、新規フルオロアルコキシフエニル置換
の窒素含有複素環化合物を提供することにある。
これらの新規化合物は、植物の成長抑制剤として有効で
あることが判つた。作物用植物、観賞植物、樹木、芝生
を1エーカ一あたり、これらの新規化合物0.125〜
5ポンドの割合で処理すると、これらの植物の節間成長
が抑制される。この目的を実施するために、本発明は式
〔式中、Rは5−ピリミジニル基を表わし、R1はフエ
ニル、C1〜Cl2アルキルまたはC3〜C8シクロア
ルキル基を表わし、そしてR2はトリフルオロメトキシ
フエニル、1・l・2・2−テトラフルオロエトキシフ
エニル、ペンタフルオロエトキシフエニルまたは3・4
−(ジフルオロメチレンジオキシ)フエニル基を表わす
〕で示される新規化合物、およびその植物毒性をもたな
い酸の付加塩を提供するものである。
上記の式1において、C1〜Cl2アルキル基は枝分れ
鎖または直鎖状の飽和炭化水素の基、たとえば、メチル
、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、Sec−ブチルTert−ブチル、n−ア
ミル、イソアミル、Secーアミル、Tert−アミル
、n−ヘキシル、イソヘキシル、Sec−ヘキシル、n
−ヘブチル、イソヘプチル、Sec−ヘプチル、n−オ
クチル、イソオクチル、8eC−オクチル、n−ノニル
、イソノニル、n−デシル、イソデシル、n−ウンデシ
ル、イソウンデシル、n−ドデシル、またはイソドデシ
ル基であつてもよい。
C3〜C8シクロアルキルとは、単環性の飽和炭化水素
の基を表わし、たとえば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルシクロヘプチル、
およびシクロオクチル基が含まれる。
本発明によりえられる新規化合物は、使用されるこの化
合物の構造的な特徴が示され、且つ、公知の有機基(た
とえばアルキル、シクロアルキル、ピリミジル、および
フエニル)の存在を示す構造式によつて定義されている
が、本発明の精神からいかなる方法でもはなれることな
く、また発明の精神からはずれたり、発明の範囲から離
れるような方法でこの化合物の性質を変えることがない
ならば、このような基が1つまたはそれ以上の置換基を
もつことができるということは、熟練技術者に認められ
よう。
前記の一般式によつて示される構造をもち、前記のよう
な置換基をもつた化合物は、従つて、未置換の化合物に
相当するものとみなされる。このような置換基の中でも
、原子および基として、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、低
級アルキル、トリフルオロメチル、メトキシ、メチルメ
ルカプト、シアノ、ヒドロキシメチル、β−ヒドロキシ
エチル、アセチルまたはアセトアミド基が含まれる。前
記の式1の範囲に含まれるすべての化合物は、前記のR
2により表わされるフルオロアルコキシフエニル部分を
含有す?ことは十分に理解される。前記の式の範囲に含
まれ、且つ塩をつくるのに十分塩基性である化合物を使
つて適当な植物毒性のない酸の付加塩をつくるには、た
とえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、シユウ
酸、pトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタ
ンスルホン酸またはマレイン酸を使用することができる
適当な塩とは、塩が由来する遊離の塩基よりも実質的に
植物毒性の強くないものであることは熟練技術者に理解
されよう。前記の式で示される範囲に含まれる化合物と
して次のものがあげられるが、これらに限定するもので
はない。
α−フエニル〜α一〔p−(1・1・2・2−テトラフ
ルオロエトキシ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノー
ル、α−イソプロピル−α一〔p−(トリフルオロメト
キシ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノールα−イソ
プロピル一α−〔p−(ペンタフルォロェトキシ)フエ
ニル〕−5−ピリミジンメタノールα−イソプロピル−
α−〔p−(1 ・1・2・2−テトラフルオロエトキ
シ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノール、α−イソ
プロピル−α一〔3・4−(ジフルオロメチレンジオキ
シ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノールα一(n−
ヘキシル)−α一〔p−(1−1・2・2−テトラフル
オロエトキシ)フエニル〕5−ピリミジンメタノール、
α一(n−プロピル)−α一〔p−(トリフルオロメト
キシ)フエニル〕−5−ビリミジンメタノーノレα−ウ
ンデシル一α−〔3・4−(ジフルオロメチレンジオキ
シ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノール、α−シク
ロヘキシル−α−〔p−(1・l・2・2−テトラフル
オロエトキシ)フエニル〕−5ピリミジンメタノール、
α−シクロヘキシル−α−〔3・4−(ジフルオロメチ
レンジオキシ)フエニル)−5−ピリミジンメタノール
、α一(m−クロルフエニル)一α一〔P−(1・1・
2・2−テトラフルオロエトキシ)フエニル〕一5〜ピ
リミジンメタノール。
本発明により新規の窒素含有複素環化合物をつくるには
、出発物質としてハロ一置換ビリミジン化合物を使用す
る。
特に好ましい出発物質は5−ブロモピリミジンである。
これらの化合物はすべて、熟練技術者に知られている化
合物であり、その製造法は文献に記載されている。これ
らの個々のハロ化合物は、容易に入手することができ、
且ノつ縮合反応における反応性がすぐれているから好都
合である。
本発明による新規なピリミジン化合物を合成するには、
適当なケトン化合物(たとえばイソプロピルp−トリフ
ルオロメトキシフエニルケトン)と5−プロモビリミジ
ンとを低融点の極性有機溶媒または混合溶媒、好ましく
は等容量のテトラヒドロフランおよびエチルエーテルか
らなる溶媒の中に溶解することにより合成できる。
この溶液をー70℃に冷却し、同温度に保ちながら、ア
ルキルアルカリ金属(好ましくはn−ブチルリチウム)
のn−ヘキサン溶液を加える。この反応混合物を冷却(
−60℃〜−70℃)しながら1昼夜かくはんする。次
に、えられた反応生成物の混合物を希塩化アンモニウム
水溶液と水とで引続き洗浄し、この有機層を分取し、適
当な乾燥剤の上で乾燥する。乾燥したこの有機層を減圧
下で蒸発乾燥し、えられた残渣を、シリカゲルカラム上
でアセトン−ベンゼンの希釈剤を使用してクロマトグラ
フィに・おける。適当な溶媒(たとえば、アセトン10
容量%およびベンゼン90容量%からなる溶媒)を使用
すると所望の生成物がカラムから溶離してくる。生成物
を含む溶離液を減圧下で濃縮する。この生成物は粘性の
油状物であり、これを元素分析)核磁気共鳴(NMR)
および赤外スペクトルにより、α−イソプロピル−α−
〔p−(トリフルオロメトキシ)フエニル〕−5−ピリ
ミジンメタノールとして同定する。前記製造した化合物
の植物毒性のない酸付加塩は、充分に塩基性のこれらの
新規化合物から公知の方法により容易に製造される。
従つて、遊離の塩基をエーテルに溶解し、この溶液を冷
却し、たとえば無水の塩化水素ガスで飽和させる。置換
された化合物の塩酸付加塩が沈澱し、これをろ取し再結
晶により精製する。本発明により前記の如き新規化合物
の製造に使用するゲット中間体そのものは、式(式中、
R1およびR2は式1の場合に記載された――?―−l
−一11、1」―′旨H。
′1合物である。これらの新規ケトン化合物を製造する
には、従来技術にみられる多くの方法に従うことができ
る。
従つて、イソプロピルp−トリフルオロメトキシフエニ
ルケトンは、シエパード(SheppardlJ(]1
r.0rg.C11em.、29、1(1964))の
方法によりえられる。同じ通常法に従えば、他の関連ケ
トン類が容易に製造される。3・4−(ジフルオロメチ
レンジオキシ)フエニル部分を含むケトン化合物をえる
には、ストグリン(St屹01、JOur.Org.C
hem.、37、673(1972))の方法によつて
まず3−4一(ジフルオロメチレンジオキシ)ブロモベ
ンゼンを合成すればよい。
次に、この置換ブロモベンゼンをn−ブチルリチウムの
存在下、約−40℃でアルデヒド化合物(たとえぱイソ
ブチルアルデヒド)と反応させると、アルコーノビ中間
体であるイソプロピル3・4−(ジフルオロメチレンジ
オキシ)フエニルカルビノールがえられる。このアルコ
ール化合物を水性酢酸中で三酸化クロムにより酸化して
、イソプロピル3・4−(ジフルオロメチレンジオキシ
)フエニルケトンをつくる。別に3・4−(ジフルオv
メチレンジオキシ)フエニル置換の、アルキルまたはア
リールケトン類も同じ通常法により製造することができ
る。ペンタフルオロエトキシ一置換のフエニルアルキル
ケトン類をえるには、ベロウズら(BelOuseta
l.、J.Org.Chem.、(USSR)7、15
21(1971))の方法に従えばよい。
この方法によれば、p−プロモフエノールを四フツ化イ
オウおよびフツ化水素の存在下でトリフルオ口酢酸無水
物と反応させて、ペンタフルオロエトキシ−4−ブロモ
ベンゼンをつくる。この化合物をn−ブチルリチウムの
存在下でイソブチルアルデヒドと反応させると、アルコ
ール中間体であるイソプロビルp−(ペンタフルオロエ
トキシ)フエニルカルビノールがえられる。このアルコ
ール化合物を水性酢酸中の三酸化クロムで酸化すると、
ケトン化合物であるイソプロピルp−(ペンタフルオロ
エトキシ)フエニルケトンがえられる。1・1・2・2
−テトラフルオロエトキシ−4−ブロモベンゼン化合物
は市販されており、入手することができる。
これを使つてグリニヤール試薬をつくり、次にイソブチ
ロニトリルと反応させると、所望のケトン類の1つであ
るイソプロピルp−(1−1−2・2−テトラフルオロ
エトキシ)フエニルケトンがえられる。別のp−(1・
1・2・2−テトラフルオロエトキシ)フエニル置換の
アルキルまたはアリールケトン類も同じ常法によりえら
れる。これらの新規中間体であるケトン化合物の合成に
ついて、以下に記載する。
参考例 1 イソプロピルp−トリフルオロメトキシフエニルケトン
無水テトラヒドロフラン約800m1を溶媒として使用
して、p−プロモフエニルトリフルオロメチルエーテル
507およびマグネシウムリボン5.5yからグリニヤ
ール試薬をつくる。
こうしてえられたグリニヤール試薬に、イソブチロニト
リル15yをゆつくりと滴加する。このニトリル化合物
の添加には約1時間半かかる。この反応混合物を加熱し
て約10時間還流させ、冷却し、かくはんしながら1N
塩酸を加えてPH約3にして分解する。この水層と有機
層とを分離し、水層をすて去る。有機層と無水硫酸マグ
ネシウム上で乾燥する。次に、乾燥剤をろ去し、ろ液を
減圧下で濃縮する。この残渣を蒸留すると、ハウス・バ
キューム●プレツシヤ一(HOusevacuumpr
essure)において沸点約97−98℃を有する液
体生成物がえられる。これを赤外スペクトルによりp−
トリフルオロメトキシフエニルケトンとして同定した。
参考例 2 イソプロピルp−ペンタフルオロエトキシフエニルケト
ン4−プロモフエノールから出発して、4−ブロモペン
タフルオロエトキシベンゼンをえるためにベロウズら(
BelOusetal.、J.Org.Chem.(U
SSR)7、1521(1971))の方法に従つた。
このようにしてえられた4−ブロモペンタフルオロエト
キシベンゼン157を無水エチルエーテル200mtに
溶解した溶液に、n−ヘキサンに溶解した22%n−ブ
チルリチウム溶液を加える。
この混合物を−60℃まで冷却し、同温度を保ちながら
、この混合物に、無水エチルエーテル200m1に加え
たイソブチルアルデヒド10yの溶液をゆつくり加える
。この反応混合物を約一60℃に保ちながら、1昼夜か
くはんしてから、室温で48時間かくはんする。この反
応生成物の混合物を仕土げるために、塩化アンモニウム
水溶液を加える。この有機層を分取し、無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥する。この乾燥剤をろ去する。このろ液
を減圧下で濃縮すると、生成物約23tがえられる。こ
の生成物を赤外スペクトルによりイソプロピルp−ペン
タフルオロエトキシフエニルカルビノールとして同定し
た。こうしてえられたカルビノール化合物20yを氷酢
酸200m1中にかくはんしながら、分散させこの混合
物に、水30TfL1に溶解した三酸化クロム20?を
加える。
このとき注意深く添加し、反応温度80℃以下を保つ。
この混合物を4時間かくはんしつづける。この反応生成
物の混合物を冷却し、砕氷と50%水酸性ナトリウム水
溶液との混合物にそそぎ入れ、PH8に調整する。この
混合物を多量のエーテルで抽出し、このエーテル抽出液
を1緒にし、希薄の水酸化ナトリウム水溶液で洗浄する
。エーテル溶液を乾燥し、減圧下で濃縮する。この残渣
を、シリカカラム上で溶媒および溶離液としてベンゼン
を使用することによりクロマトグラフイ一にかけると、
生成物7rがえられ、これをNMRおよび赤外スペクト
ルによりイソプロピルp−ペンタフルオロエトキシフエ
ニルケトンとして同定した。参考例 3 3・4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フエニルイソ
プロピルケトン3・4−(メチレンジオキシ)ブロモベ
ンゼン50yおよび五塩化リン200yの混合物を約8
0℃で約4時間加熱する。
この時間が終つたら反応生成物の混合物を蒸留し、沸点
115一125℃の物質を採取した。これは重量約42
7であり、NMRスペクトルにより3・4−(ジクロロ
メチレンジオキシ)ブロモベンゼンであることが判明し
た。3・4−(ジクロロメチレンジオキシ)ブロモベン
ゼン42f7およびトリフツ化アンチモン28tの混合
物を減圧下で加熱する。
約80−82℃でこの生成物は蒸留し、生成物34yが
えられ、これを元素分析により3・4−(ジフルオロメ
チレンジオキシ)ブロモベンゼンとして同定した。3・
4−(ジフルオロメチレンジオキシ)ブロモベンゼン5
6yをテトラヒドロフラン250r11tに溶解した中
に、n−ブチルリチウムをn−ヘキサンに加えた22%
溶液110WLI,を−70℃、窒素気流中で加える。
この混合物にイソブチルアルデヒド16f7を加え、こ
の反応混合物を約−70℃で1昼夜かくはんする。この
反応生成物の混合物を仕土げるために、濃厚な塩化アン
モニウム水溶液中にかくはんしながら注ぎ入れる。この
有機層を分取し、乾燥する。この乾燥剤をろ去し、有機
溶媒を減圧下で除去する。粗製のカルビノール化合物で
ある3・4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フエニル
イソプロピルカルビノール合計27Vがえられ、それ以
上精製せずに次の工程に使用した。参考例2に記載した
のと同じ常法に従つて、カルビノール化合物277を氷
酢酸中の三酸化クロムで酸化して、3・4−(ジフルオ
ロメチレンジオキシ)フエニルイソプロピルケトン16
f7がえられ、これをNMRスペクトルで同定した。
参考例 4シクロヘキシル3・4−(ジフルオロメチレ
ンジオキシ)フエニルケトン3・4−(ジフルオロメチ
レンジオキシブロモベンゼン24tをエーテル2501
IL1に溶解した中に、マグネシウムの削りくず2.4
rを加える。
こうしてえられたグリニャール試薬に、無水エチルエー
テル50111に加えたシクロヘキシルカルボキシアル
デヒド11yを加える。この反応混合物を約2−3時間
かくはんする。この反応生成物の混合物を仕土げるため
に、これに濃厚な塩化アンモニウム水溶液を室温で加え
る。この有機層を分取し、乾燥し、乾燥剤をろ去し、減
圧下で濃縮する。えられた残渣は粗製のカルビノール化
合物であるから、これを三酸化クロムおよび氷酢酸で酸
化する。この酸化溶液を仕上げるために、砕氷および5
0%水酸化ナトリウム水溶液の混合物中に注ぎ入れる。
この混合物をエチルエーテルで抽出する。このエーテル
溶液を乾燥し、乾燥剤をろ去し、ろ液を減圧下で濃縮す
る。こうしてえられた残渣をベンゼンに溶解し、溶離液
としてベンゼンを使つたシリカゲクカラムのクロマトグ
ラフイ一にかける。シクロヘキシル3・4−(ジフルオ
ロメチレンジオキシ)フエニルケトン8tがえられ、そ
れを赤外およびNMRスペクトルにより同定した。上記
と同じ方法により、適当な出発物質を使用して、さらに
別のケトン化合物を製造した:3・4−(ジフルオロメ
チレンジオキシ)フエニルウンデシルケトン。融点:油
状。赤外スペクトルにより同定した。3−クロロ−4′
−テトラフルオロエトキシベンゾフエノン。
融点:油状。赤外スペクトルにより同定した。次のよう
な例を使用して、本発明により新規の置換された窒素含
有複素環化合物を製造するのに用いられる方法を詳細に
説明する。
しかし、本発明の精神または範囲をこれに限定するもの
と解釈すべきではなく、ここに記載の目的および趣旨の
範囲内であるならば物質および方法のいずれについても
多くの修正を施してもよいことは熟練技術者にとつては
明白であろう。例1 α−イソプロピル−α−〔p−(トリフルオロメトキシ
)フエニル〕−5−ピリミジンメタノーノレイソプロピ
ルp−トリフルオロメトキシフエニルケトン19y(0
.082モル)を、テトラヒドロフランとエチルエーテ
ルとの等容量からなる混合物250m1中に溶解した中
に、テトラヒドロフラン−エチルエーテル350m1に
加えた5−ブロモピリミジン32V(0.1モル)の溶
液を加え、この混合物を乾燥した窒素ガスの雰囲気中で
ー70℃に冷却する。
この混合物をかくはんし、乾燥した窒素気流中で約−7
0℃に保ちながら、n−ヘキサンにn−ブチルリチウム
を加えた15%溶液60aを加える。えられた反応混合
物を約−70℃で約8時間かくはんしながら保つ。この
反応生成物の混合物を室温まで媛める。塩化アンモニウ
ム水溶液を加え、水層と有機層とを分離する。この有機
層を水洗し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥する。乾燥
剤をろ去し、ろ液を減圧下で濃縮すると、油状物約33
fがえられる。この油状物をシリカゲルカラムのクロマ
トグラフイ一にかけ、所望の生成物をカラムから溶離さ
せるのに、10容量%アセトンおよび90容量%ベンゼ
ンの混合溶媒を使用する。このアセトン−ベンゼンの溶
離液を減圧下で濃縮すると、粘性の油状物約142がえ
られる。この粘性の油状物をNMRおよび赤外スペクト
ル、および元素分析によりα−イソプロピル−α一〔p
−(トリフルオロメトキシ)フエニル〕−5−ビリミジ
ンメタノールとして同定した。60MHzNMRスペク
トル: Δ−CDCl3、TMS8.95(Ellピリミジン2
−H)、8.83(Sl2ピリミジン4・6一H)、7
.60(Dl2O−フエニルH)、7.21(D,2m
−フエニルH)、4.78(SllヒドロキシH)、2
.83(マルチプレツト、1イソプロピルH)、0.9
0(d、6メチルH)。
元素分析値 Cl5Hl5F3N2O2としての 計算値:Cl57.69;Hl4.84;Nl8.97
O実測値;Cl57.42;Hl4.65;Nl9.O
lO上記と同じ常法により適当な出発物質を用いて、さ
らに次のような化合物を合成した:α−イソプロピル−
α一〔p−(1・1・2・2−テトラフルオロエトキシ
)フエニル一5−ピリミジンメタノール。
融点:暗褐色の油状。NMRスペクトルによりその構造
を同定した。60MHzNMRスペクトル: Δ−CDClぃTMS8.86(s、1ピリミジン2−
H)、8.72(Sl2ピリミジン4・6一H)、7.
49(Dl2O−フエニルH)、7.12(Dl2m−
フエニルH)、5.89(マルチプレット一tのトリフ
レット、1テトラフルオロエトキシ一H)、4.33−
5.33(Bs、1ヒドロキシH)、2.72(マルチ
プレツト、1イソプロピルH)、0.83(Dl6メチ
ルH)。
α−イソプロピル−α−〔p−(ペンタフルオロエトキ
シ)フエニル)−5−ピリミジンメタノール。
融点:油状。NMRスペクトルにより構造を同定した。
60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS8.97(Sllビリミジン、
2−H)、8.80(Sl2ピリミジン、4・6−H)
、7.58(Dl2O−フエニルH)、7.21(Dl
2m−フエニルH)、4.03(SllヒドロキシH)
、2.83(マルチプレツト、1イソプロピルH)、0
.91(Dl6メチルH)。
元素分析値Cl6Hl5F5N2O2としての 計算値:Cl53.O4;Hl4.l7;Nl7.73
O1j実測値:Cl53.25;Hl4.25;Nl8
.OO。
α一(n−プロピル)一α一〔p−(トリフルオロメト
キシ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノール。融点:
94−95℃。元素分析値およびNMRスペクトルによ
り構造を同定した。 !60MHzNMRスペ
クトル:Δ−CDCl3、TMS8.9O(Sllピリ
ミジン2−H)、8.75(Sl2ピリミジン4・6一
H)、7.53(Dl2O−フエニルH)、7.19(
Dl2m−フエニルH)、5.43(Sllヒドロキシ
1H)、2.1−2.43(マルチプレット、2プロ
ピル1−H)、1−1.67(マルチプレツト、2プロ
ピル2−H)、0.9(Tl33−プロピルH)。
元素分析値Cl5Hl5F3N2O2としての
1計算値:Cl57.69;Hl4.84
;Nl8.97O実測値;Cl57.73;Hl5,O
6;Nl8.86Oα−フエニル一α一〔p−(1・1
・2・2−テトラフルオロエトキシ)フエニル〕−5−
ピリミジンメタノール、融点:ガラス状。
元素分析値 2およびNMRスペクトルにより構造を同
定した。60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS8.77(Sllピリミジン2
−H)、2.54(S,2ピリミジン4・6一H)、6
.93−7.47(マルチプレツト、9フエ 2ニルH
)、5.94(t′sのマルチプレツトートリプレツト
、1テトラフルオロメトキシH)、5.37−6.10
(BsllヒドロキシH)。
元素分析値Cl,Hl4F4N2O2としての
3計算値:Cl62.98;Hl3.89
;Nl7.73O実測値;C、62.74;Hl3.8
3;N、7.57。
α−シクロヘキシル−α一〔p−(1・1・2・2−テ
トラフルオロエトキシ)フエニル一5−ピリミジンメタ
ノール。融点:油状。NMRスペク 5トルにより構造
を同定した。60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS9.OO(Sllピリミジン2
−H)、8.77(Sl2ピリミジン4・6−H)、7
.46(Dl2O−フエニルH)、7.16(D,.t
2m−フエニルH)、5.87(マルチプレツト一tの
トリフレツト、1テトラフルオロエトキシH)、3.0
8−3.18(DllヒドロキシH(推定))、0.6
7−2.70(マルチプレツト、11シクロへキシルH
)。
元素分析値 Cl,H2OF4N2O2としての 計算値:Cl62.98;Hl3.89;N,7.73
実測値:Cl62.74;H、3.83;Nl7.57
。α−n−ヘキシル−α−〔p−(1・1・2・2−テ
トラフルオロエトキシ)フエニル〕−5−ピリミジンメ
タノール。融点:油状。NMRスベクトルにより構造を
同定した。60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS8.88(Sllピリミジン2
−H)、8.70(Sl2ピリミジン4・6一H)、7
.49(d、20−フエニルH)、7.19(d、2m
−フエニルH)、5.97(マルチプレツト、tのトリ
フレット、1−テトラフルオロエトキシH)、4.47
−5.30(BsllヒドロキシH)、2.00−2.
53(マルチプレット、2ヘキシル1一H)、1.00
−1.63(マルチプレツト、8ヘキシル2・3・4・
5−H)、0.85(Tl3ヘキシル6−H)。
α−(m−クロロフエニル)一α一〔p−(1・1・2
・2−テトラフルオロエトキシ)フエニル〕一5−ビリ
ミジンメタノール。
融点:油状。NMRスペクトルにより構造を同定した。
60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS8.85(Sllピリミジン2
−H)、8.53(Sl2ピリミジン4・6−H)、6
,90−7.43(マルチプレツト、8フエニルH)、
5,90(マルチプレツト、tのトリフレット、1テト
ラフルオロエトキシH)、5.08一5.43(マルチ
プレツト、1ヒドロキシH)。
例2α−シクロヘキシル−α−〔3・4−(ジフルオロ
メチレンジオキシ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノ
ールシクロヘキシル3・4−(ジフルオロメチレンジオ
キシ)フエニルケトン8Vをテトラヒドロフランとエチ
ルエーテルとの等容量混合物に溶解した中に、5−ブロ
モピリミジン4.7tをテトラヒドロフラン−エチルエ
ーテル50TIIIに入れた溶液を加え、この混合物を
、乾燥した窒素気流中でー70℃に冷却する。
えられた混合物をかくはんし、乾燥した窒素ガスの雰囲
気中、約−70℃に保ちながらn−ヘキサンに加えたn
−ブチルリチウムの15%溶液13m1を加える。えら
れた反応混合物を−70℃で約8時間かくはんしながら
保つ。この反応生成物の混合物を室温まで加温する。
塩化アンモニウム水溶液を加え、水層と有機層とを分離
する。この有機層を水洗し、無水の硫酸マグネシウム上
で乾燥する。この乾燥剤をろ去し、ろ液を濃縮すると、
粗生物約7f7がえられる。この粗生物をシリカカラム
のクロマトグラフイ一にかけ、所望の生成物をカラムか
ら溶離させるために、10容量%アセトンおよび90容
量%ベンゼンの混合溶媒を使用する。この溶離液を減圧
下で濃縮すると、残渣は固体のガラス状物質(融点約6
4℃)となる。これをNMRスペクトルによりα−シク
ロヘキシル−α−〔3・4−(ジフルオロメチレンジオ
キシ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノールとして同
定した。60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS9.Ol(s、1ビリミジン2
−H)、8.79(Sl2ピリミジン4・6一H)、7
.12−7.33(マルチプレツト、20−フエニルH
)、7.01(Dllm−フエニルH)、3.56(S
llヒドロyシH)、0.70−2.65(マルチプレ
ツト、11シクロヘキシルH)。
元素分析値 Cl8H,8F2N2O2としての 計算値:Cl62.O6;Hl5.2l;Nl8.O4
実測値:Cl6l.85;Hl4.94;Nl7.8l
。上記と同じ常法により適当な出発物質を使用して、さ
らに次のような化合物を製造した:α−〔3・4−(ジ
フルオロメチレンジオキシ)フエニル〕一α−イソプロ
ピル−5−ビリミジンメタノール、融点:127℃0N
MRスペクトルおよび元素分析値から構造を同定した。
60MHzNMRスペクトル: Δ−CDCl3、TMS9.O3(Sllピリミジン2
−H)、8.83(Sl2ピリミジン4・6一H)、7
.10−7.37(マルチプレツト、20−フエニルH
)、6,99(d、1m−フエニルH)、3.55(S
,lヒドロキシH)、2.82(マルチプレツト、1イ
ソプロピルH)、0.93(Dl6メチルH)。
元素分析値 Cl,Hl4F2N2O2としての 計算値:Cl58.44;Hl4.58;Nl9.O9
O実測値:Cl58.64;H、4.36;N、9.0
90α−〔3・4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フ
エニル〕一α−ウンデシル一5−ピリミジンメタノール
融点:油状。NMRスペクトルにより構造を同定した。
60MHzNMRスベクトル: Δ−CDCl3、TMS8.88(s、1ピリミジン2
−H)、8.63(Sl2ピリミジン4・6一H)、6
,87−7.33(マルチプレツト、3−フエニルH)
、4.30(SllヒドロキシH)、1.97−2.4
7(マルチプレツト、2ウンデシル1−H)、1.02
−1.60(Bsll8ウンデシル2・10−H)、0
.87(Tl3ウンデシル11一H)。
本発明による新規フルオロアルコキシフエニル一置換し
た窒素複素環化合物は、除草剤、植物の殺菌剤、および
植物の生長抑制剤として効果的である。
従つて、式1で示される化合物400ppmを含有する
殺菌組成物を適用することにより、キユウリのうどん粉
病(POwder−Ymildew)を完全に駆逐する
ことが判明した。また、これらの新規フルオロアルコキ
シフエニル一置換窒素含有複素環化合物が、1エーカ一
あたり約0.125〜約5ポンドの割合で適当すると植
物の節間生長を抑制するのに特に有効であることも判明
した。
これらの割合では、植物に対して有害な作用もなくまた
植物を損傷することもない。もつと多量を適用すること
もできるが、経済的に見ると採用できない。この化合物
の正確な使用量は、使用する個々の化合物の作用と、処
理する個個の植物の感受性とによつていく分異なる。こ
の方法でこれらの化合物により効果のあることが判つて
いる植物の種類として、穀物用の植物観賞植物、樹木お
よび芝生がある。これらの種類の植物の個々の例として
、キユウリ、大豆、きく、小麦、からす麦、大麦、とう
もろこし、ライ麦、亜麻、ブリビト(Privet)、
稲、綿、トマトおよび芝生があげられる。これらの化合
物の作用形式をいずれかの理論と結びつけようというつ
もりはないが、これらの化合物の作用がギベレリン酸拮
抗物質としての独特の性質によると考えられる。
このために、これらの化合物のスペクトル作用領域が広
い。ギベレリン酸作用を説明する移植分析(Ex−Pl
antassays)において、この化合物を拮抗物質
として約10−5Mほどの低い水準で施す。さらに、抑
制物質およびギベレリン酸の両方共に同時に植物に適用
すると、生長抑制作用を一部分打消すことになる。抑制
剤を適用した後でギベレリン酸を適用すると、抑制され
ていた植物でも生長を刺激される。この化合物を根に適
用するとその作用は最も大きいことが観察された。
しかし別の適用方法(たとえば葉への噴霧または種子処
理)を使用してもある程度の成績がえられる。適用する
ためには、これらの化合物を従来技術の方法により調合
して注水性、噴霧濃縮物、湿りやすい粉末、または微細
な粉末とする。このような使用法のいずれにおいても、
この化合物を調合して、フルオロアルコキシフエニル一
置換の窒素複素環の他にも農業上許容しうる多数の付加
物、たとえば水、ポリヒドロキシ化合物、石油留出物、
その他の分散媒体、表面活性分散剤、乳化剤および微粉
の不活性固体のうち1種またはそれ以上を所望ならば含
有する組成物とする。
それらの組成物中における個々のフルオロアルコキシフ
エニル一置換化合物の濃度は、この組成物を適用前にさ
らに別の不活性な担体(たとえば水)で希釈して最終的
な処理組成物をつくることを明示した乳化濃縮物あるい
は湿りやすい粉末とするか、または微細な粉末として植
物に直接適用するものとするかどうかによつて異なるで
あろう。)従つて、処理組成物を調合するのに、液体ま
たは固体の濃縮物をつくつておき、後でこれを所望の使
用濃度まで希釈するのが最も都合がよい。乳化しうる液
体の濃縮物をつ・くるには、適当な水と混和しない有機
液体の中に活性成分約4.5〜約24重量%および乳化
剤を混入させればよい。このような濃縮物をさらに水で
希釈して水中油滴型乳剤状の噴霧混合物をつくつてもよ
い。このような噴霧組成物は、活性な毒薬、水と混和し
ない溶媒、乳化剤、および水からなつている。適当な乳
化剤は、非イオン性またはイオン性のもの、またはそれ
らの混合物からなつていてもよく、例としてアルキレン
オキシド類とフエノール類および有機酸との縮合生成物
、ソルビタンエステ′類のポリオキシエチレン誘導体、
複合エーテルーアル)コール類、またはスルホン酸アラ
ルキル型のイオン類があげられる。
使用することのできる水と混和しない適当な有機液体と
して芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環性炭化水素
、およびそれらの混合物(たとえば石油留出物)があげ
られる。固体の混合濃縮物をつくるには、フルオロアル
コキシフエニル一置換の窒素複素環化合物約10〜約5
0重量%を不活性な固体の微粉末の担体(たとえばペン
トナイト、漂布土、珪藻土、水和シリカ、珪藻類シリカ
(DiatOmaceOussillca)、膨脹雲母
(Expandedsilica)、タルクまたは白聖
(Chalk)の中に混入させてもよい。このような濃
縮物を所望ならば粉末組成物としてそのまま使用できる
ように調合してもよいし、または所望ならば別の不活性
な固体の担体で希釈してフルオロアルコキシフエニル一
置換化合物約0.05〜1重量%を含有する微細な粉末
をつくつてもよい。別法では、表面活性剤すなわち分散
剤および(あるいは)湿潤剤を、フルオロアルコキシフ
エニル一置換化合物と共に固体の担体中に混入させて、
濃度10〜25重量%にわたる湿りやすい粉末濃縮物を
つくり、後で水または他のヒドロキシ化した担体中にこ
れを分散させて、噴霧組成物をつくつてもよい。適当な
表面活性剤として、アリールスルホン酸とそのナトリウ
ム塩との濃縮物、リグルスルホン酸ナトリウム、スルホ
ン酸塩−オキシド縮合混合物、アルキルアリールポリエ
チルアルコール類、スルホン酸塩/非イオン性混合物、
または陰イオン性の湿潤剤があげられる。さらに、フル
オロアルコキシフエニル一置換の窒素複素環化合物を、
溶液、単なる分散物、アエロゾル調合物、および植物の
処理または土壌に対して施用するのに適するその他の溶
媒の中に混入させることができる。これらの新規化合物
の適用の割合&ζ使用する個々の化合物および処理すべ
き植物によつて異なる。
一般に、1エーカ一あたりこの化合物約0.125〜約
5ポンド好ましくは1エーカ一あたり約0.125〜約
2ポンドの範囲内で適用しなければならない。前記のよ
うに適用形式もまた作用の程度に影響があり、効果的な
量においても差が生まれるこξになる。本発明によりえ
られる新規化合物の好ましい適用方法は土中注水(80
11drench)のような方法である。別に驚くには
あたらないが、十分に成熟しきつた植物は未成熟の植物
ほどには作用を受けないことが判つた。次のような実験
によつて、これらの新規化合物の生長抑制作用を例示す
る。
実験1 次のような方法により、前記の式の範囲に含まれる多く
の代表的な化合物の生長抑制作用を試験した。
植物の生長抑制組成物をつくるには、試験化合物62.
5即をアセトンリエタノール(容量比1:1)1WL1
に溶解し、スルホン酸塩の乳化剤と非イオン性の乳化剤
との水性混合物24m1を加えて、最終的な容積25m
1且つ試験化合物の濃度2500ppmとする。
次に、この組成物を水性の混合乳化剤で係数5だけ連続
的に希釈することによつて、500および100ppm
の溶液をつくる。葉へ噴霧するには、デビルビス噴霧器
(DevllbissatOmizmlを10〜12p
siで操作する。
あふれ出すことなく可能な限り迅速に容器(POt)の
中に土中注水液を注ぎ入れる。アムソイ種(Varie
tyAmsOy)の大豆を4一インチ平方のプラスチツ
ク製容器の中にまき、芽を出したらすぐに容器1つあた
り植物1本づつにまびきする。ケンタツキ一種の芝生を
殺菌した土壌を入れた3インチ平方のプラスチツク製容
器に種をまく。プリンセス.アン(PrincessA
nn)種の菊(遺伝学的に純枠性を保つて根付いた切穂
として求めたもの)を受取る際に4インチ平方のプラス
チツク製容器に移植する。温室用標準土〔%容量のブル
ークズトン沈泥土(BrOOlcstOnsiltyl
Oam)および%容量の粒の荒い砂〕を使用する。菊の
容器中で約8〜15日間落着かせた後で処理し、大豆は
種まきして9〜11日めになつて最初の三葉が十分にの
びた時に処理し、芝生は20〜30日たつた時に処理す
る。
肥料を毎週施すには、注水ゴムホースの末端に配分器を
つけて、日常の手動散水の間に溶解性の肥料である23
−19−17ラピツドーグロ(Rapid−GrO)6
.7y/ガロンを与える。
対照標準としてα−シクロプロピル−α−(4一メトキ
シフエニル)−5−ピリミジンメタノールを使用し、こ
れを試験化合物と同じ方法および同じ割合で調合し、適
用する。各々の種の未処理の植物6本またはそれ以上を
対照的標準とした。芝生は、処理する1日前と処理後約
1週間めに再び高さ半インチに刈り込む。芝生および菊
については処理後25日めに観測し、大豆の場合は生育
条件によつて異なるが処理後15〜25日めに(天気が
くもつている間は、大豆はのびすぎるから、早めに読み
とらねばならない)観測する。
前記のように調合した試験薬品を、葉への噴霧および土
中注水の両方の方法により、各々の適用形式について3
種づつの割合でアムソイ大豆、プリンセス・アン菊およ
びケンタツキ一芝生に施す。
未処理の対照標準2本づつの組を使用した。処理済の植
物の生長を対照標準と比べ、抑制の程度を示すのに、次
のような意味をもつ数値のついた系を用いた。+3=明
らかな促進 +2=ゆるやかな促進 +1=わずかな促進 0=効果なし −1=わずかな抑制 一2=ゆるやかな抑制 一3=強い抑制 試験化合物夫々で処理した植物2本づつの組からえられ
た結果の平均を次の表に示す。
第1表には土中注水処理の結果を記載し、第2表にぱ葉
への噴霧処理の結果を記す。両方の表において、第1欄
は試験化合物、第2欄には1エーカ一あたりのポンド数
(第1表)および百万部あたりの部数(Ppm.、第2
表)で表わした適用率を記し、第3、4および5欄には
試験植物と観察されたその生長抑制の程度を記す。植物
の生長抑制剤としてのこれらの化合物の作用は、処理す
べき植物、および生長抑制組成物を適用するための方法
が噴霧によるか注水によるかによつて異なり、さらには
すべての化合物がどの適用方法によつても有効であるわ
けではないということは予想されなかったわけではない
実験2 フイールド実験を行った。
大豆(Corsoy種)をα−シクロプロピル−α−(
p−メトキシフェニル)−5−ピリミジンメタノール(
化合物1)、α−イソプロピル−α−〔p−(トリフル
オロメトキシ)フエニル〕−5−ピリミジンメタノール
(化合物2)およびα−イソプロピル−α−(α・α・
α−トリフルオロ−p−トリル)−5−ピリミジンメタ
ノール(化合物3)で、各種施用割合で処理した。施用
は葉への噴霧(FS)、植え付け前配合(PPI)、地
表近くへの注入(SSI)またはうね中への噴霧(IF
S)により行なった。第3表に結果を無処理対照と比較
した抑制%として示す。第3表に示されているフイール
ド実験結果は化合物2のα−イソプロピル−α−〔p−
(トリフルオロメトキシ)フエニル〕−5−ピリミジン
メタノールが、0.25、0.5および1.01b/エ
ーカ一の施用割合で植付け前配合形式で施用すると、α
−シクロプロピル−α−(p−メトキシフエニル)−5
−ピリミジンメタノールに比較して植物生長抑制剤とし
て活性であることを示している。
化合物2または従来技術の化合物に比較して、葉への噴
霧による施用した場合も植物生長抑制剤として活性であ
る。さらにヰたーイk会?2け備魂祈くに注入して適用
した場合に0.5および1.0T0/エーカ一の施用割
合で植物生長抑制剤として一層活性であり、またうね中
注入施用の場合も0.25および1.01b/エーカ一
の施用割合で一層活性である。実験3 下表に列挙した化合物の植物生長調節作用性について次
の実験を行なつた。
試験化合物を調合し、大豆、菊および芝生に葉への噴霧
、土中注水および地表施用粒により施用した。
各施用形式について2〜3の施用割合を用いた。それぞ
れの場合について無処理対照を用℃た。処理した植物の
生長を対照と比較してその退制度を記録した。第4表は
葉への噴霧による施月試験の結果を示し、第5表は土中
注水による場くの結果を示す。実験1と同じ意味をもつ
評価値冫用いた。* 第6表は地表施用粒の施用方法で
試験した結果を示し、結果は対照と比較した抑制%で示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン置換ピリミジンを、低融点の極性有機溶媒
    または溶媒の混合物の存在下に冷却条件下で、式▲数式
    、化学式、表等があります▼ で示されるケトン化合物およびアルキルアルカリ金属と
    反応させることを特徴とする式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ 〔各式中、Rは5−ピリミジニルを表わし、R^1はフ
    ェニル、C_1〜C_1_2アルキルまたはC_3−C
    _8シクロアルキルを表わし、R^2はトリフルオロメ
    トキシフェニル、1・1・2・2−テトラフルオロエト
    キシフェニル、ペンタフルオロエトキシフェニルまたは
    3・4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フェニルを表
    わす〕で示される化合物およびその植物毒性のない酸付
    加塩の製造方法。
JP5375574A 1974-05-14 1974-05-14 フルオロアルコキシフエニル − チカン ノ チツソガンユウフクソカンカゴウブツ Expired JPS595591B2 (ja)

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