JPS59557B2 - 繊維用精練剤 - Google Patents

繊維用精練剤

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JPS59557B2
JPS59557B2 JP2563077A JP2563077A JPS59557B2 JP S59557 B2 JPS59557 B2 JP S59557B2 JP 2563077 A JP2563077 A JP 2563077A JP 2563077 A JP2563077 A JP 2563077A JP S59557 B2 JPS59557 B2 JP S59557B2
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scouring
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scouring agent
foaming
fiber
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JP2563077A
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貞雄 宮永
正人 鏡橋
孝平 佐久間
昌裕 内田
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Lion Corp
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Lion Corp
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【発明の詳細な説明】 本発明は、浸透力および耐アルカリ性に秀れ、起泡性に
乏しい改良された繊維用精練剤に関する。
さらに詳しく言えば、本発明は、特定割合のポリエーテ
ル硫酸塩とアニオン活性剤とある種の石けんとを包含し
、浸透性、耐アルカリ性および低起泡性が良好で特に連
続式の繊維精練法に好適な改良された繊維精練剤に関す
る。従来、繊維の漂白および染色処理に先立つて繊維の
精練工程が必要とされ、この工程において繊維の漂白お
よび染色の均一性に悪影響を及ぼす繊維中に含有される
夾雑物や付着した不純物、たとえば木綿などの天然繊維
中に含まれるろう質や脂質などの汚染物あるいは合成繊
維中に混入した有機質不純物や付着した油脂などの汚染
物を除去する。
このような繊維の精練に際して従来種々の繊維精練剤が
知られており、その代表的なものは界面活性剤である。
これら精練剤は、繊維に混入または付着した不純物や汚
染物を効率よく除去するために被処理繊維に対して充分
な浸透性を持つていなければならない0、一般に使用さ
れているアニオン活性剤や非イオン活性剤の多くは浸透
性が良好であるが、さらに効果を向上させるためにはさ
らに高度の浸透力を有する界面活性剤が必要とされる。
他方、公知の界面活性剤の多くは発泡性であり、水溶液
とした際に起泡し、この傾向はたとえばアニオン活性剤
の場合に著しい。精練浴の起泡性が大きいと作業中に種
々の障害を生じ、たとえば精練処理後の濯ぎに長時間を
要するとか、紙パルプ繊維工業においてピッチ分散剤と
して使用する場合に発泡による処理量の減少や作業時間
の延長などを起し、処理費用の増大をもたらす。精練処
理自体は回分法でも連続法でも実施可能であるが、処理
を高速で能率よく実施するため最近では連続的精練法が
主として用いられる。このような高速連続精練法では、
使用する精練剤は繊維に対する浸透性が一層秀れていな
ければならないことはいうょでもないが起泡性が極めて
低いことが必要である。この理由は、高速作業下で精練
浴が発泡し易くなり、生成した泡のため精練速度が低下
し、極端な場合は精練浴の溢出が起り、作業性の著しい
低下は免れないばかりか、前記のように水洗処理に長時
間を要する結果となる。またたとえばJ−ボツタス、パ
ープルレンジなどの連続式精練漂白機器による綿布や合
成繊維混紡綿布のサラン加工に精練剤を使用する場合に
は、この処理で使用される高濃度のアルカリ原液中に充
分な安定性を保持させながら均一に混合しなければなら
ないので高度の耐アルカリ性が精練剤に要求される。
ところが従来から知られている界面活性剤、たとえばポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル等の非イオン活性剤は浸透
力に秀れているが泡立ちが激しいものが多く、しかも高
濃度のアルカリ溶液中で安定性を欠き白濁分離する欠点
を有する。
また硫酸エステル塩、α−オレフインスルホネート、ア
ルキルベンゼンスルホネート等の公知のアニオン活性剤
は一般に起泡性が大きく連続的方法における使用には全
く不利である。また最近では低濃度で高度の浸透力を発
揮することも精練剤の重要な性質の一つであり、これは
廃水放出時に自然環境汚染を防止する上から、またこの
目的に沿つて行われなければならない汚水処理の費用を
軽減する意味からも最近特に重要である。
従来公知の界面活性剤はいずれも秀れた浸透性、耐アル
カリ性および低起泡性のバランスを欠き、低濃度におい
てこれら性質が同時に要求される最近の効率的な連続法
において充分満足できないのが現状である。
したがつて従来の精練剤の欠点を克服し、低濃度におい
てもこれらの性質が高度でしかもバランスした繊維用精
練剤の開発が当該技術分野において強く要望されていた
。本発明者らは上記の欠点を克服した新らしい型の繊維
用精練剤を開発する目的で鋭意研究を重ねた結果.意外
にもある種のポリエーテル硫酸塩、アニオン活性剤およ
び石けんを特定な割合で配合した界面活性剤組成物によ
り上記目的が達成されることを見出し、これに基づいて
本発明を完成した。
すなわち、本発明によれば(a}−般式 (式中、Xは水素原子またはSO3Mであり、Mはアル
カリ金属またはアルカノールアミン塩であり、nは20
〜90の数である)で表わされるポリエーテル硫酸塩1
5〜65重量%、(b)スルホン酸型または硫酸エステ
ル型の水浴性アニオン活性剤30〜70重量%および(
c)アルカリ金属石けんまたはアルカノールアミン石け
ん3〜15重量%からなる、特に連続的繊維精練法に好
適な繊維用精練剤が提供される。
本発明の繊維用精練剤において成州a)すなわち前記一
般式で表わされるポリエーテル硫酸塩は非オン系アニオ
ン活性剤に属し、親油性基がポリプロピレングリコール
基であるため起泡性が低い特長がある。
この成分(a)単独は繊維に対して浸透力が比較的小さ
く、耐アルカリ性が劣る欠点がある。なお、この成分(
a)の重合度が極端に低い場合および高過ぎる場合には
繊維に対する浸透性が充分ではなくなるため平均重合度
nは20〜90の範囲でなければならない。この成分(
a)の好適な例は、平均重合度nが約50のポリプロピ
レングリコールモノサルフエートソーダ塩およびジサル
フエートジソーダ塩、平均重合度nが約30のポリプロ
ピレングリコ ルモノサルフエートソーダ塩およびジサ
ルフエートジソーダ塩等が挙げられる。成分(b)すな
わちスルホン酸型または硫酸エステル型の水溶性アニオ
ン活性剤は単独では浸透力は可成良好で耐アルカリ性も
良好であるが起泡性が高い欠点がある。この成分(b)
の好適な例は、炭素鎖長がCl4〜Cl8のα−オレフ
インスルホネート、ClO−Cl5のアルキルサルフエ
ート、ポリオキシエチレンアルキルサルフエート(平均
付加モル数1〜5,C10−Cl5)、ポリオキシエチ
レンアルキルアリルサルフエート(平均付加モル数1〜
5,アルキル鎖長C6〜Cl2)およびロード油が挙げ
られる。成分(c)すなわちアルカリ金属石けんまたは
アルカノールアミン石けんは単独では耐アルカリ性に劣
り、また浸透力も弱い。
しかしながら低濃度で使用した場合、起泡力が低くしか
も他の界面活性剤の起泡性を抑制するいわゆる起泡制御
性を有する。この成分(c)は脂肪酸部分の炭素数が1
0〜20個のものが適当である。この範囲をはずれた脂
肪酸石けんは10%以下であれば許容できる。好適な成
分(c)の例としては、やし脂肪酸石けん、牛脂脂肪酸
石けん、パーム油脂肪酸石けん、ラウリンン酸石けん、
パルミチン酸石けん、ステアリン酸石けん、オレイン酸
石けんなどがある。これらは単品として使用してもよく
、また混合物として使用することもできる。これら各成
分はいずれも市販されているか、あるいはそれ自体公知
の方法により容易に製造することができる。
これらはいずれも単品として使用してもよく、また混合
物の形で使用できる。これら成分(a),(b)および
(c)はいずれもアニオン活性剤に属し、対イオンはア
ルカリ金属カチオン、アルカノールアミンのカチオン(
アルカノールアンモニウムイオン)が適している。本発
明の繊維用精練剤においては、これら三成分の使用が必
要である。
たとえば起泡性の点から見ても成分(a)と成分(b)
との組合わせだけでは起泡性が完全に低下しないので実
用上不適当であり、また成分(b)および成分(c)だ
けの組合わせにおいても起泡性が充分に低下しないので
不適当である。またこれら三成分の配合に当り、本発明
の所期の目的を達成するためには各成分の配合割合は極
めて限定的となり、この三成分組成物100重量部中成
分(a):成分(b):成分(c)の割合はそれぞれ重
量比で15〜65:30〜70:3〜15でなければな
らない。後記する実施例での比較から明らかなように、
三成分の割合がこの範囲を逸脱すると、浸透性、耐アル
カリ性および低起泡性が高度で良好なバランスを保つ精
練剤は得られない。三成分(a),(b)および(c)
の単独では浸透性、耐アルカリ性および低起泡性の少な
くとも一つが劣つているがこれを特定な割合で配合する
ことにより、これらの性質が高度に向上し、良好なバラ
ンスを保持できることは全く予測できない本発明の効果
である。
たとえば浸透力では、成分(a)と成分(b)との相乗
効果によりそれぞれ単独の場合よりも一段と秀れた向上
が達成され、また低起泡性について見ても成分(a)の
みでも、また成分(c)単独でも不充分であつたものが
三成分を特定な割合で併用することにより相乗的な効果
が達成される。本発明の繊維用精練剤には一般の繊維処
理で使用する各種の助剤、添加剤などを配合することが
できる。
たとえば本発明の精練剤をアルカリを併用する精練浴に
使用する場合、支障のない限りでこの処理に常用される
各種の添加剤、たとえば漂白剤、糊抜剤などを任意に添
加することができる。さらに支障のない限り、水溶性無
機塩、水、可溶化剤、液性向上剤等を添加することもで
きる。本発明で対象となる繊維は、天然の植物、動物繊
維だけでなく各種の合成繊維ならびにこれらの混紡品、
パルプ繊維等を包含する。次に実施例を掲げて本発明を
さらに詳細に説明する。
実施例 1 本発明の繊維精練剤が実際の高速度連続的精練法におい
て好適であることを確認するため、各種の界面活性剤水
溶液に調製し、これについて起泡力、浸透力、耐アルカ
リ性を試験し、その結果を比較した。
それぞれの性質についての測定条件および試験方法は次
の通りである。(1)浸透力 界面活性剤0.1%およびNaOH2(Ff)を含有す
る水溶液を調製し、キヤンバス沈降法により温度20℃
においても浸透力を測定した。
この結果を第1表に示す。(2)耐アルカリ性 界面活性剤0.2%およびNaOHlO%の水溶液を調
製し、25℃において水溶液の外観を肉眼により判定す
る。
この結果を同じく第1表に示す。なお表中◎印は上記水
溶液が透明であることを示し、○印は水溶液が僅かに混
濁することを示し、Δ印は水浴液の白濁を示し、×印は
界面活性剤の不溶、分離を示す。(3)起泡力 活性剤0.1(:!)の水溶液を調製し、25℃におい
てロスマイルス法により泡の高さを測定した。
この結果を同じく第1表に示す。) 第1表に示した結果から明らかなように、成分(a)+
(b)、成分(a)+(c)、成分(b)+(c)の二
成分系精練剤ならびほ本発明で特定した配合割合を逸脱
した三成分(a)+(b)+(c)の精練剤ではいずれ
も浸透力、耐アルカリ性および起泡力のいずれか一つ以
上が劣り、実際の使用に不適当であることが判る。
他方、本発明の精練剤(NOS.8〜16)の場合は三
成分の相乗効果が高度に発揮され、(1)〜(3)のい
ずれの性質においても秀れており、実際の連続的精練法
に好適であることが判る。実施例 2 実際の高速度連続的精練法における洗浄力を試験するた
め試験布として未精練未漂白綿布を使用し、各種精練剤
について下記の試験法に従つて洗浄力を測定した。
この結果を第2表に示す。洗浄力試験法界面活性剤0.
05%、NaOH2%の水溶液(常温)の浴に上記試験
布を2分間浸漬し、絞り率100%に絞る。
この絞り率100%の試験布を90℃、1時間スチーミ
ングした後、80℃の湯に約30分浸漬して水洗する。
この精練した試験布を風乾し、ソツクスレ一抽出器によ
り抽出処理を行ない次式より洗浄率を算出する。第2表
の結果から明らかなように本発明の精練剤(第1表のN
OS.9,ll,l2,l3,l5)はいずれも良好な
洗浄率を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは水素原子またはSO_3Mであり、Mはア
    ルカリ金属またはアルカノールアミン塩であり、nは2
    0〜90の数である。 )で表わされるポリエーテル硫酸塩15〜65重量%、
    (b)スルホン酸型または硫酸エステル型の水溶性アニ
    オン活性剤30〜70重量%および(c)脂肪酸部分の
    炭素数が10〜20個のアルカリ金属石けんまたはアル
    カノールアミン石けん3〜15重量%からなる繊維用精
    練剤。
JP2563077A 1977-03-09 1977-03-09 繊維用精練剤 Expired JPS59557B2 (ja)

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JP2563077A JPS59557B2 (ja) 1977-03-09 1977-03-09 繊維用精練剤

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JPS53111173A JPS53111173A (en) 1978-09-28
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