JPS5953015B2 - 澱粉系添加剤 - Google Patents
澱粉系添加剤Info
- Publication number
- JPS5953015B2 JPS5953015B2 JP52110824A JP11082477A JPS5953015B2 JP S5953015 B2 JPS5953015 B2 JP S5953015B2 JP 52110824 A JP52110824 A JP 52110824A JP 11082477 A JP11082477 A JP 11082477A JP S5953015 B2 JPS5953015 B2 JP S5953015B2
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- Japan
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- starch
- additive
- film
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- product
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- Cereal-Derived Products (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は澱粉系添加剤、更に詳しくは外観に優れた結晶
様澱粉系添加剤に関する。
様澱粉系添加剤に関する。
本発明に係る添加剤は増量剤、味覚調整剤等として、特
に粉状、粒状、結晶状食品、薬品等に好適に利用するこ
とができる。
に粉状、粒状、結晶状食品、薬品等に好適に利用するこ
とができる。
従来、例えばグルタミン酸ナトリウム等のアミノ酸系調
味料、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム等
の核酸系調味料などの固型調味料、就中結晶状調味料等
への味覚調整剤、増量剤としてグルコース、乳糖、砂糖
等の少糖類、食塩等の無機塩が使用されて来た。
味料、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム等
の核酸系調味料などの固型調味料、就中結晶状調味料等
への味覚調整剤、増量剤としてグルコース、乳糖、砂糖
等の少糖類、食塩等の無機塩が使用されて来た。
しかしながら、これらの添加剤では味覚に大いに影響を
及ぼすこと、又糖類を使用した場合にはアミノ酸との褐
変反応が起り、製品の外観を損う等の欠点があった。
及ぼすこと、又糖類を使用した場合にはアミノ酸との褐
変反応が起り、製品の外観を損う等の欠点があった。
又、粉末ジュース、乳児用ミルク、クリーミーパウダー
等のその他の食品、或いは薬品等にあっては増量剤とし
て澱粉末が使用されて来たが必ずしも外観の優れたもの
とはいえなかった。
等のその他の食品、或いは薬品等にあっては増量剤とし
て澱粉末が使用されて来たが必ずしも外観の優れたもの
とはいえなかった。
そこで本発明者らは上記の如き欠点のない添加剤を開発
すべく鋭意研究を行った結果、DE(Dextrose
Equivalent) 2乃至10のテ゛キスト
リンをフィルム乾燥後破砕して得た製品は、光沢を有し
た結晶様であり、適度の比容を有し、しかも無味にして
吸湿性、固結性に乏しい性質を有し、各種固型(粉末状
、粒状、結晶状)製品、特に結晶状製品の添加剤として
優れていることを認め、本発明を完成した。
すべく鋭意研究を行った結果、DE(Dextrose
Equivalent) 2乃至10のテ゛キスト
リンをフィルム乾燥後破砕して得た製品は、光沢を有し
た結晶様であり、適度の比容を有し、しかも無味にして
吸湿性、固結性に乏しい性質を有し、各種固型(粉末状
、粒状、結晶状)製品、特に結晶状製品の添加剤として
優れていることを認め、本発明を完成した。
本発明に係る添加剤は上述した通りの性質を有するもの
であるから、具体的にはアミノ酸系調味料、アミノ酸系
ケミカルダイエツト等の結晶状アミノ酸系製品への利用
が最も効果的である。
であるから、具体的にはアミノ酸系調味料、アミノ酸系
ケミカルダイエツト等の結晶状アミノ酸系製品への利用
が最も効果的である。
本発明に係る添加剤は極めて容易に製造することが出来
る。
る。
即ち、各種澱粉を酸或いはアミラーゼ等により軽度に加
水分解したデキストリン水溶液をフィルム乾燥した後破
砕する事により得ることができる。
水分解したデキストリン水溶液をフィルム乾燥した後破
砕する事により得ることができる。
原料澱粉としては特に限定はなく、小麦澱粉、とうもろ
こし澱粉等の穀類澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉等の地下
澱粉等いかなる澱粉でも使用することが出来る。
こし澱粉等の穀類澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉等の地下
澱粉等いかなる澱粉でも使用することが出来る。
又、加水分解の程度はDEとして2〜10が好適であっ
て、10より大であれば得られた添加剤自身が甘味を持
つと同時に、褐変、吸湿性、固結性の点でも好ましくな
い。
て、10より大であれば得られた添加剤自身が甘味を持
つと同時に、褐変、吸湿性、固結性の点でも好ましくな
い。
又、DEが2より小さい原料では外観の優れた、即ち光
沢のある結晶様製品は得られない。
沢のある結晶様製品は得られない。
デキストリン水溶液のフィルム乾燥は常法のフィルム化
技術により行えばよく、例えば濃度30g/di〜80
g /di、好ましくは50g /di〜70g /d
iのデキストリン水溶液を適当な板上に塗布し、或いは
適当な容器に流し込み、次いで水分5%以下になる様乾
燥することにより達成することができる。
技術により行えばよく、例えば濃度30g/di〜80
g /di、好ましくは50g /di〜70g /d
iのデキストリン水溶液を適当な板上に塗布し、或いは
適当な容器に流し込み、次いで水分5%以下になる様乾
燥することにより達成することができる。
塗布の厚みは用途によりその最適値は異るが、通常乾燥
フィルムの厚みが5mm以下になる様に調節される。
フィルムの厚みが5mm以下になる様に調節される。
又、乾燥方法には制限はないが、急激な乾燥、例えばア
ルコールを使用しての急激な脱水乾燥は製品の外観を損
い好ましくない。
ルコールを使用しての急激な脱水乾燥は製品の外観を損
い好ましくない。
斯くして得られたフィルムは次いで用途に応じ破砕する
のであるが、通常の粉砕機にて十分行うことが出来る。
のであるが、通常の粉砕機にて十分行うことが出来る。
上記した通り、破砕の程度は用途により異るが、例えば
アミノ酸系調味料、アミノ酸ケミカルダイエツト、粉末
ジュース等では25〜150メツシユ、乳児用ミルク、
クリーミーパウダー等にあっては100〜150メツシ
ユ等であって、いずれの場合にあっても通常25〜15
0メツシユの範囲内で゛ある。
アミノ酸系調味料、アミノ酸ケミカルダイエツト、粉末
ジュース等では25〜150メツシユ、乳児用ミルク、
クリーミーパウダー等にあっては100〜150メツシ
ユ等であって、いずれの場合にあっても通常25〜15
0メツシユの範囲内で゛ある。
以上の説明にて明らかな通り、本発明は極めて優れた性
質を有する澱粉系添加剤を提供するものであって、各種
製品へ応用することができる。
質を有する澱粉系添加剤を提供するものであって、各種
製品へ応用することができる。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例 1
さつまいも澱粉500gに水21を加え澱粉スラリーを
得たのちNaOHにてpHを6.8に調製した。
得たのちNaOHにてpHを6.8に調製した。
これに液化酵素(クライスターゼ20、大和化成■製)
を対澱粉g当す20unit添加し、常法に従い加熱液
化を行わせ、DE5 (Dextrose Equiv
alent)付近まで酵素反応を進め120℃−15分
で酵素反応を停止させた。
を対澱粉g当す20unit添加し、常法に従い加熱液
化を行わせ、DE5 (Dextrose Equiv
alent)付近まで酵素反応を進め120℃−15分
で酵素反応を停止させた。
次いで液化液をセライト濾過及び活性炭処理し、不溶物
、色素類を完全に除去し、無色透明な約35g /di
のテ゛キストリン液を得た。
、色素類を完全に除去し、無色透明な約35g /di
のテ゛キストリン液を得た。
次ぎにこの液化液100m1を70g /di迄濃縮後
、あらかじめ剥離剤を塗布した縦20cm、横30cm
のステンレス製バットに流し込み、55°〜65℃で4
〜5時間水分5%以下になる迄真空乾燥を行い乾燥フィ
ルムを調製した。
、あらかじめ剥離剤を塗布した縦20cm、横30cm
のステンレス製バットに流し込み、55°〜65℃で4
〜5時間水分5%以下になる迄真空乾燥を行い乾燥フィ
ルムを調製した。
このフィルムを粗砕、篩分し25〜50メツシュ区分を
集めたところ光沢のある結晶様の澱粉系添加剤が50g
得られた。
集めたところ光沢のある結晶様の澱粉系添加剤が50g
得られた。
本品の特徴は無味無臭で、白色透明、光沢のある結晶様
で見掛は比容は約1.4cc/grで通常のデキストリ
ン(白色粉末、見掛は比容2.4cc/gr) と比
して性状は異なったものであった。
で見掛は比容は約1.4cc/grで通常のデキストリ
ン(白色粉末、見掛は比容2.4cc/gr) と比
して性状は異なったものであった。
又、本品を結晶グルタミン酸ソーダの添加剤として使用
したところ、製品の味覚にも影響を与えず、かつ外観的
にも光沢があり異和感は全く感じられなかった。
したところ、製品の味覚にも影響を与えず、かつ外観的
にも光沢があり異和感は全く感じられなかった。
実施例 2
市販デキストリン(パインデツクス#1、松谷化学■製
、DE=7〜8)100gに水75m1加え溶解させ、
次いで減圧下で気泡を脱気した後、離形紙をひいたタテ
15cmヨコ20cmの容器に均一に流し込み、65℃
で水分5%以下になる迄真空乾燥を行った。
、DE=7〜8)100gに水75m1加え溶解させ、
次いで減圧下で気泡を脱気した後、離形紙をひいたタテ
15cmヨコ20cmの容器に均一に流し込み、65℃
で水分5%以下になる迄真空乾燥を行った。
得られた薄膜フィルムを粉砕機にて粉砕し50〜100
メツシユ区分を集めたところ、外観上光沢のある結晶様
添加剤が得られた。
メツシユ区分を集めたところ、外観上光沢のある結晶様
添加剤が得られた。
これをクリーミーパウダーに添加したところ外観上光沢
を有し、いわゆる粉っぽい感じは与えなかった。
を有し、いわゆる粉っぽい感じは与えなかった。
Claims (1)
- I DE2乃至10のデ゛キストリンフイルムを破砕
してなる澱粉系添加剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52110824A JPS5953015B2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | 澱粉系添加剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52110824A JPS5953015B2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | 澱粉系添加剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5444057A JPS5444057A (en) | 1979-04-07 |
JPS5953015B2 true JPS5953015B2 (ja) | 1984-12-22 |
Family
ID=14545580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52110824A Expired JPS5953015B2 (ja) | 1977-09-14 | 1977-09-14 | 澱粉系添加剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5953015B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0580217B2 (ja) * | 1985-06-04 | 1993-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
-
1977
- 1977-09-14 JP JP52110824A patent/JPS5953015B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0580217B2 (ja) * | 1985-06-04 | 1993-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5444057A (en) | 1979-04-07 |
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