JPS5952A - 歯科用組成物の分与装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯科用組成物を計量的に分与するための片手
で操作される分与装置を提供することにある。

歯科治療において、義歯を工場で製造したり、臨床的に
保存処置する場合、ゾラスチツ゛クス組成物が特に用い
られる。この組成物は最初はペースト状で、成形可能で
あるが、後には光重合によって硬化し、最終的に成形さ
れる。

これらの組成物は通常はメーカーから錫容器に入れて供
給され、その容器からプラン又はへらによって適用され
る。尚早な光合成を防止するには組成物を取出すごとに
直ちに貯蔵容器をシールし、組成物が周囲光から保護さ
れるようにする必要がある。′しかし経験上から、特に
大きな義歯を加工する義歯工場の場合にはこれは行われ
ないことがわかっている。その理由は、適用工具を頻繁
に休める必要があシ、労働量が増大するためである。

また自然の歯の色合いをできるだけ正確に出すために、
数種の異なる色彩の組合物について作業を行うことが普
通である。この場合に、別々の組成物の成る量を同一の
適用工具によって次々に慣用されるよ、うに取出した場
合、色彩の異なる組成物が次々に繰越されて相互に混合
されるという不所望の事態が発生する。実際には回避不
可能な上述した表面重合だけで々く、この色汚染も、組
成物を尚早に使用不可能にする。

本発明の目的、は、少数の廉価な部材から製造され、容
易に操作でき、歯科用組成物特に光重合可能な組成物が
正確に計量された量ずつ片手で分与され、処置すべき個
所に直接に適用されるようにした、歯科用組成物の分与
装置を提供することにある。

この目的のために、本発明により、 （（イ）分与開口を備えたケーシングと、（ロ）歯科用
組成物を収容するスペースを上記分与開口と共に形成す
る、上記ケーシング中において可動のプランジャーと、 ０）　該プランジャーに作用し、上記ケーシングに関し
軸方向に可動な、ねじ軸と、 （ロ）上記ケーシングに接合され、上記ねじ軸を前進さ
せるために上記ねじ軸に対し相対的に回動可能であシ、
上記ケーシング、プランジャー及びねじ軸と共に１つの
組立体を形成するナツトと、（ホ）　別部材として形成
した操作部材とを有し、該操作部材は、上記ねじ軸が該
操作部劇に対して相対的に回動不可能に、しかし軸方向
には可動に支持され、上記ナツトは上記操作部材に対し
相対的に軸方向に移動不可能に固定されるように、上記
組立体を受けいれる受けいれ手段を備えている、歯科用
組成物を計量的に分与するための分与装置が提供される
。

歯科用組成物はこのようにして、シランジャーと分力装
置との間にあるケーシングの部分中に収容され、プラン
ジャーは、回動可能なナツトと係合するねじ軸によって
移動するようになっている。

このようにして形成された組立体は、操作部材の受は中
に挿入される。操作部材の受けの設計は、ねじ軸が回１
％能に、しかし軸方向には可動に支持され、ナツトは操
作部材に対して相対的に回動可能に、しかし操作部材に
対して移動不可能となるように行われる。

本発明のとの構成によれば、歯科用組成物は、ケーシン
グめ排出開口のところにおいてのみ曝露される、この分
与開口は、細密に計量し処置すべき小さな表面に選択的
に分与するという理由のために既に相応の小さい直径を
備えている。そのため光重合はせいぜい分与開口中に曝
露された小表面において生ずるに過ぎない。また薄い層
の場合には酸素の存在により光重合が禁止されるため、
分与開口のところの組成物はそれほど硬化せず、どんな
場合にも容易に移動可能であり、また分与可能である。

本発明による分与装置は、片手で簡単に操作できる。こ
れは装置全体を操作部材のところで把持でき、操作部材
に対しナツトを相対的に回動させるだけでよく、その場
合に操作部材とナツトとの相対位置が操作中質らないた
めである。

ケーシング、プランジャー、ねじ軸及びナツトによって
形成される組立体と操作部材とを別体として形成したの
で、組成物が使い尽された場合に、少数の簡単な部品の
みから成る上記組立体全体を廃棄し、組成物を新しく充
てんした組立体を操作部材中に挿入することが可能にな
る。また上述した別体の構成は次の点からも有利である
。即ち通常は多数（例えば５０個）の異々つだ色合いの
歯科用組成物が用意され、歯科医師又は歯科技術者は、
そのうちのわずか数種類（典型的には３種類）を各々の
義歯について必要とするに過ぎないため、相応の少数の
操作部材のみを使用可能としておき、それらの操作部材
中に必要な組成物収納組立体を挿入するだけでよい。

本発明の分与装置によって、慣用の錫容器を用いり場合
にブラシのために起こる複数の組成物の繰越しと相互汚
染の問題が回避される。

１イツ特許第２７４１１８５号明細書には上述した形式
の分与装置が開示されているが、この装置は、別種の歯
科用組成物、特にアマルガムについて使用されるもので
ある。この従来の分与装置は、必要な部材数が多いため
、製造コストが高くなり、取扱いも面倒である。片手で
操作するには、ねじ軸の後部端に直接増付けたー・ンド
ルとケーシング自体とを不餡に保つと共に、・・ンドル
とケーシングとの間においてケーシングの後部端に支持
したナツトを回動させることが必要である。実際に回転
運動を得るために利用可能な指は親指だけであり、この
親指は圧力を加える働きをするだけであるため、分与装
置を横にシフトさせる傾向をもち、それによって分与開
口が処置個所から離脱し易くなる。この操作中に手と分
与開口との距離は絶えず変化するため、操作者は分与開
口の位置に注意を奪われる結果、製造中の義歯に集中で
きなくなる。

更に、親指の付は根のふくらんだ部分上にのせたー・ン
ドルと人さし指と中指との間に保持されたケーシングと
の間の距離は、分与操作中に絶えず変化するので、プラ
ンジャーの全行程は、分与装置の案内及び操作が実際に
比較的容易にできる。

手の２つの極限位置の間の距離に゛制限される。それと
同時に、手の位置の所要の連続した変化によって実質的
な圧力がねじ軸に加えられるので、ねじのピッチが粗い
と、ナツトを意図的に回動させていないのにプランジャ
ーが前進する結果となる。

本発明の好ましい実施態様によれば、操作部材は、ケー
シング、ねじ軸、プランジャー及びナツトにより形成さ
れた組立体の軸方向に対して傾斜した・・ンドルを有し
、必要ならば、受けと−・ンドルとの間の角度を変化さ
せるための継手を有している。これによシ生理学的に最
も好都合な形状が得られ、使用者の手に分与装置を充分
に適合させることができる。

本発明の別の好ましい実施態様によれば、受けは実質的
にＵ字形で、２個のブラケットを有し、一方のブラケッ
トは、ねじ軸の両側の扁平面と係合する平行面を備えた
スロットを有し、他方のブラケットは、ナツトを回動可
能に支持するための実質的に円形の開口を有し、この開
口には、上記スロットと実質的に平行に延びる外方に開
放した部分が形成されている。そのため、ケーシングと
ねじ軸とプランジャー及びナツトによって形成された組
立体を容易に交換できる。

本発明の別の有利な実施態様に従って、上記開放部分が
円珍開口の１８０°より大きい円弧区分を残し、円形開
口と開放部分とが弾性アームにより限定されるようにす
ると、簡単カスナツプ係合が実現される。

本発明の別の有利な実施態様によれば、ナツトはケーシ
ングに、軸方向にも回転方向にも固定され、ナツトはケ
ーシングが受けいれ手段に直接係合することによって、
受けいれ手段に対し相対的に保持される。その場合、好
ましくは、軸方向と直角の運動によってケーシングにナ
ツトを固定することにより、回転及び軸方向の変位に対
し固定されたナツトとケーシングとの間の特に簡単な連
結が得られるようにする。

本発明の別の好ましい実施態様によれば、ナツトとねじ
軸とのねじは左ねじとする。このようにすると、装置が
操作者の右手により操作される場合特に有利なことがわ
かっている。

本発明の別の好ましい実施態様によれば、ケーシングは
、分与開口を画定するｐ斗状のノズルを有し、分与開口
のところのノズルの最小内径は約１．０８よシも小さく
、好ましくは０．３〜０．８鴫とする。この場合、処置
域の視野が妨げられｋい。

それと同時に、分与装置を置いた場合、ケーシング中に
収容された組成物の最小面積が光に曝露される。

組成物を臨床的に適用する場合には、交換可能な前方部
分をノズルに配設すると特に有利である。

本発明の更に別の有利な実施態様によれば、受けは、ね
じ軸を囲むスリーブであり、このスリーブノ前方端はケ
ーシングと回動自在に係合し、ケーシングは、回転及び
変位に対し固定されるようにナツトを保持している。ケ
ーシングはそのほかにねじ軸を軸方向に案内する。スリ
ーブは、−・ン１ごルも備えた操作部材の一部分である
。この設計のため、装置全体は操作部材の内部において
２つの部分に分解され、これらの部分は組立ての際に相
互に対し相対的に固定される。歯科用組成物を収容した
組立体と・・ンドルとが簡単に分離されるだけでなく、
これら２つの部分の接合部は摩耗を受は難く、いかなる
場合にもこの摩耗が分与装置の操作性を徒下させること
はない。

本発明の荊の好ましい実施態様によれば、・・ンドルは
胴部を含み、この胴部はスリーブを部分的に囲み、スリ
ーブは胴部にスナップ係合によシ結合されるようになっ
ている。これによシ上述した２つの部分が特に容易に分
離される。

本発明の別の利点は、回動子ロＩ能に固定されたねじ軸
の軸方向案内が良好に行われることにある。

これは歯科用組成物を収容しているケーシングの長さが
大きいほど、従ってねじ軸の全行程が大きいほど重要℃
ある。

本発明の、９＋１の有利な実施態様によれば、ねじ軸は
、レベル指示器としその別の機能も有するため、使用者
は、その時々の使用可能な歯科用組成物の量を知ること
ができる。

次に図面に示した本発明の実施例について更に詳述する
。

第１図に示す分与装＃は、はＰｇＵ字形の受け１１を備
えた操作部材１ｏを有し、受け１１の２個のプラタン）
１２．１３は叉状に形成されている。

はぼ円筒状のケーシング１４、ナツト１５及びねじ軸１
６から成る組立体は受け１１中に収納される。ケーシン
グ１４の先端は沖斗状ノズル１７の形であシ、ノズル１
７の分与開口はキャップ１８により閉ざすことができる
。ケーシング１４は、その長さの大部分に亘り長手方向
に延びる溝形の形状を備えている。

受け１】のブラケット１２はスロット１９を有し、スロ
ット１９はねじ軸１６の両側の扁平面２゜に平行側面に
よシ係合し、ねじ軸１６が回転については固定されなが
ら軸方向には自由に移動し得るようになっている。

他方では、受け１１のブラケット１３は、切欠部分２２
により外方に開放した形状の円形開口２１を有している
。円形開口２１は、外側ケーシング１４の壁後部に形成
した環状溝２３（第２図参照）と係合し、ケーシング１
４をナツト１５と共に、これらの部材が回動し且つ長手
方向に移動することができるように支持している。ナツ
ト１５は側面に凹み２４を有し、ケーシング１４め後部
端に」 形成したフフンジ２５（第２図参照）に横方向に係合す
ることにより、軸方向に固定的にケーシング１４土に櫓
付けられている。フランジ２５０ノツチ中に突入してい
る内側突起２６（第２図参照）によってナツト１５とケ
ーシング１４とが相互に回動不可能に連結される。組立
て状態においてナツト１５がケーシング１４から横方向
にすべり落ちることは、ナツト１５の端面の中央部に形
成した雌ねじ孔２７にねじ軸１６が通されることによっ
て阻止される。

ブラケット１３の開口２１のうちの、切欠部分２２によ
って残された部分は、１８ｏ０よシも少し大きな円弧に
亘り延長している。また開口２１及び切欠部分２２によ
多形成されたブラケット１３０２個の叉状アームは、弾
性を有し、環状溝２３０回りのスナップ係合によシヶー
シング１４をナツト１５と共に横方向に挿入することを
許容するので、操作部材１０からケーシング１４が自動
的に外れることが防止される。このように横方向から挿
入する間に、ねじ軸１６がスロット１９中に収納される
。この挿入を容易にするために、スロット１９と切欠部
分２２との縁端はベベル状に形成されている。

第２図に示すように、ねじ軸１６の前方端は、ケーシン
グ１４中において回動なプランジャー２８と係合してい
る。光重合可能な分与すべき歯科用組成物は、プランジ
ャー２８と、キャップ１８により閉ざされた分与開口２
９との間に収容されている。第２図においてプシンジャ
ー２８は、完全に前進した位置において図示され、この
位置ではケーシング１４は可能な限り空らにされており
、ケーシング１４を廃棄し組成物を満たした別のケーシ
ングを第１図に示す操作部材１０１Ｃ挿入することがで
きる。基本的には、ナツト１５及びねじ軸１６は、いか
なる時においても組成物３０と接触していないので、こ
れらを空らになったケーシング１４から除去し、再使用
することができる。

しかしナツト１５及びねじ軸１６は、ケーシング１４、
プランジャー２８及びキャップ１８と同様に、廉価なプ
ラスチック材料から製造できるため、使用可能な組成物
３０が分与された後に、第２図に示す全部の組立体を廃
棄した方がよシ経済的と思われる。ノズル１７中に残留
する組成物の量を最小にするために、プランジャー２８
の端面は円錐形状になっており、その近接角は、プラン
ジャー２８が前進する際に組成物がその後方に入りこま
ないようにする要件のため制限される。

上述した光重合可能な組成物３０と共に分与装置を使用
する場合には、ケーシング１４とナツト１５及びキャッ
プ１８は、不透明材料製とする。

またノズル１７の前方端の少し後方にある分与開口２９
の最小直径は可及的に小さい値に選定する。

典型的にはこの直径は約］、Ｏｍｍより小さく、好まし
くは０．３〜０．８能とする。分与開口２９の幅を可及
的に小さくすることは、非常に細密に計量された組成物
を分与する点だけでなく、キャップ１８を取外した際に
曝露される組成物３０の表面積を最小にして組成物３０
の尚早な硬化を防止する点においても有用である。

使用時において、第１図に示す分与装置は、操作部材１
０の−・ンＰル３１が親指の付は根のふくらんだ部分に
係合して例えば中指、薬指及び小指により囲まれるよう
に、右手によって把持される。

その場合に延長部３２は親指と人さし指との間に係合す
る。これによシ分与装置は右手により堅固に把持され、
少くとも親指と人さし指とは自由に動くことができる。

ケーシング１４をその溝形部分を介し親指と人さし指と
により回動させると、回転に対して固定されたねじ軸１
６は、前進し、プランジャー２８をケーシング１４の内
部において前方に押出すため、組成物３０け分与開口２
９から排出される。

上述した右手の位置においては、親指を上方に、またそ
れ以外の指を下方に動かしてケーシングを回動させるこ
とが一層容易なため、ケーシング１４及びナツト１５の
この回動方向においてねじ軸１６の前進が生ずるように
、ナツト１５及びねじ軸１６のねじを左ねじとする。

第１図に示すように、ハンドル３１は、ケーシング１４
、ナツト１５及びねじ軸１６に゛より限定される軸方向
−に対して成る角度に延長（ている。

操作の目的にとって好都合な角度は一例として約７０°
である。手の異なる大きさ及び位置に適合するように、
（第１図に破線で示した）継手３３をハンドル３１と受
け１１との間に配してもよい。

ノズル１７は上述したように、ケーシング１４と一体に
成形されているｎ第２図に破線で示した別の変形に従っ
て、ノズル１７のチップ３４（７）後部端にねじ部分３
５を形成し、このねじ部分３５をノズル１７の前方部分
の対向個所に形成した対応のねじ部分と係合させてもよ
い。歯科用組成物３０を患者の口腔内にそのま１分与す
る歯科治療に分与装置を使爪する場合には、ノズル１７
のチップ３４にこのように互換性をもたせることが有利
である。

第３図に示す分与装置において、操作部材４０は、２個
の分離自在に結合された構成部分、即ち歯科用組成物３
０を収容した組立体を受けいれるスリーブ４１とノ・ン
ドル６１とを備えている。スリーブ４１は、第４図に示
すように実質的に円筒状であシ、その外面上の、はぼ直
径上において水平に対向する位置に、２個の凹み４２を
有し、これらの凹みに−・ンドル６１が２個の図示しな
い相補形状の突起を介してスナップ係合することにより
、−・ンドル６１とスリーブ４・１とが相互に対し回動
不可能に連結されると共に、変位に対しても固定される
。上記突起は−・ンドル６１の上部の部分円筒状胴部４
３の外側端に配設してあり、胴部４３の内径はスリーブ
４１の外径に対応している。

第３図の実施例において、ナツト４５は、ケーシング４
４の後方端に配した上向きに開口するスロットに挿入さ
れ、ケーシング４４に関して相対的に回動しないように
、底部ラグ５６により固定されている。

ナツト４５に係合するねじ軸４６はその前方端に小径の
丸味状延長部分４３を一体的に有し５この延長部分は、
シランジャー５８の後面に形成した凹所４８に差込まれ
るようになっている。凹所４８は、やはり後部側に開口
した環状凹所５９により囲１れ、この凹所５９は封止リ
ンク６２．６３に弾性を付人するので、封止リング６２
．６３によりプラン）ヤー５８の全行程に亘りきつい係
合が保証される。この差込み連結のため、ねじ軸４６は
プランジャー５８によって軸方向に中心位置にて案内さ
れる。これはプランジャー５８がケージ奉 ング４４の前方端の近傍にある場合に電食である。。

この位置は第３図に１ａ鎖線により図示されている。

ねじ軸４６の後部端には、下方に突出する突起５０が一
体に形成されており、突起５０は、スリーブ４１の臼側
底部壁と一体に形成したガイル−ル４９のノツチに嵌合
している。やはりねじ軸４６の後部端に配設した、上向
きに突出する指状部分５１は、スリーブ４１の上部壁に
形成した軸方向スロット５２中に延長している。ガイド
レール４９中に突入している突起５０と軸方向スロット
５２中において可動の指状部分５１とは、ねじ軸４６が
スリーブ４ｉＫ従って−・ンドル６１に対し回動一体化
されるように、ねじ軸４６を案内する。

軸方向スロット５２を経て目視される指状部分５１の外
面は、レベル指示器として役立ち、軸方向スロット５２
の近傍のスリーブ４１の外面には、適当な目盛を形成す
ることができる。

ラグ５４は指状部分５１の両側の側面に一体的に形成し
てあシ、これらのラグ５４の上面はスリーブ４１の内側
壁に対応する円弧状になっているため、径方向上方に向
うねじ軸４６の撓みが防止される。下方への撓みはねじ
軸４６又は少くとも突部５０を担持し−たその後方部分
がガイドレール４９の上部縁に沿って移動することによ
り防止される。そのためプランジャー５８により案内さ
れるねじ軸４６の前方端と同様にその後方端が常に軸方
向の中心位置において確実に案内される。そのためねじ
軸４６の全行程を通じてナツト４５に対する相対的回動
が起らないため、分与製鎖はどんな位置においてもスム
ースに移動する。

スリーブ４１の前方端の内方に突出する環状フランジ５
５は、ケーシング４４の後方端の近傍に形成した環状溝
５３に係合しているため、ケーシング４４はスリーブ４
１に対し回動することはできるが、軸芳向運動に対して
は固定されている。

第３．４図に示した実施例の作用は、上述した実施例の
作用と同様である。右利きの使用者による操作が容易に
行われるように、ナツト４５及びねじ軸４６は左ねじと
し、この方向のケーシング４４及びナツト４５の回動に
対してねじ軸４６の前進が生ずるようにする。

シランジャー５８を完全に前進させた時には、ケーシン
グ４４はその限度まで空らになっておシ、ねじ軸４６及
、びスリーブ４１と共に廃棄される。

基本的には、スリーブ４１、ねじ軸４６及びナツト４５
は、いかなる時にも歯科用組成物３０と接触しないので
、再使用可能である。しかしこれらの部材は、ケーシン
グ４４、プランジャー５８及びキャップ１８と同様に、
廉価なプラスチックス材料から出来ているため、使用可
能な歯科用組成物３０を分与した後、・・ンドル６１か
。ら分離可能な全部の組立体を廃棄した方が一層経済的
である。

ケーシング４４、プランジャー５８、ナツト４５、ねじ
軸４６及びス１ｊ−ブ４１から成る組立体の取付けは、
通常は歯科用組成物３０のメーカーによって行われる。

組成物３０が満たされ、プランジャー５８によって閉ざ
されたケーシング４４は、ナツト４５中に最初に押込ま
れる。次に５プランジヤー５８に形成した凹所４８に延
長部分４７が係合するまで、ナツト４５を介してねじ軸
４６を回動させることにより、ねじ軸４６を挿入する。

次に環状フランジ５５が環状溝５３に係止されるまでス
リーブ４１の前方端をケーシング４４の後方端に押込む
。ねじ軸４６の後方端に形成した指状部分５１が軸方向
スロット５２に入るようにスリーブ４１−・のねじ軸４
６の挿入を容易にするように、ガイドレール４９は、ス
リーブ４１の前方端から成る距離に終端し、内側に傾斜
する勾配５７をもって開始される。指状部分５１は組立
て状態では、軸方向スロット５２の後方端の、第３図の
実線位置にある。

スリーブ４１の後方端に挿入したマーカーキャップ６０
は七の色彩又は他の標識によって、ケーシング４４に、
収容された歯科組成物の特徴を表示する。

ケーシング４４の前方端の構造は、第１、第２図に示し
たケーシング１４のそれと同様であり、ここでは説明し
ない。

上述した分与装置は、特に歯科用組成物に適用されるが
、その他の組成物の分与に用いても差支えない、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による分与装置の斜視図、
第２しは第１図の分与装置のうちケーシング、ナツト、
ねじ軸及びプランジャーから成る組立体を示す縦断面図
、第３図は第２実施例による分与装置を示す縦断面図、
第４図は第３図の１−１線に沿った横断面図である。 符号の説明 １０．４０・・・・・・操作部材、１２．１３・・・・
・・ブラケット（受けいれ手段）、１４．４４・・・・
・・ケーシング、轡、４５・・・・・・ナツト、１６．
４６・・・・・・ねシ軸、２８．５８・・・・・・シラ
ンジャー、２９・・・・・・分与開口、３０・・・・・
・歯科用組成物、４１・・・・・・ス１１−ブ（受けい
れ手段）。 特許量ａ人　　ニー・ニス・ペー・ニー・ファブＩノー
り・ファーマッオイテイツヒエル・プレパラーテ・ゲー
・第１頁の続き 優先権主張　ｑ？　１９８２年１１月４日［相］西ドイ
ツ（Ｄ　Ｅ　）ＱＩ’　Ｐ　３２４０７８５．８■発　
明　者　アルキサンプル・ニューマイステル ドイツ連邦共和国ミュンヘン１９ デー８０００フオン・ゴエベル・プ ラツツ８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）（イ）分与開口を備えたケーシングと、（ロ）歯科
   用組成物を収容するスペースを上記分与開口と共に形成
   する、上記ケーシング中において可動のプランジャーと
   、 （・ウ　　該シランジャーに作用し、上記ケーシングに
   関し軸方向に可動な、ねじ軸と、 に）上記ケーシングに接合され、上記ねじ軸を前進させ
   るために上記ねじ軸に対し相対的に回動可能であシ、上
   記ケーシング、プランジャー及びねじ軸と昔に１つの組
   立体を形成するナツト　と　、 （ホ）　別部材として形成した操作部材と、を有し、該
   操作部材は、上記ねじ軸が該操作部材に対して相対的に
   回動不可能に、しかし軸方向には可動に支持され、上記
   ナツトは上記操作部材に対し相対的に軸方向に移動不可
   能に固定されるよｔうに、上記組立体を受けいれる受け
   い九手段を備えている、歯科用組成物を計量的に分与す
   るだめの分与装置。 ２）上記組立体の軸方向に対して傾斜させたハンドルを
   上記操作部材が有する特許請求の範囲第１項記載の分与
   装置。 ３）上記骨けいれ手段とハンドルとの間の角度を変える
   ための継手を操作部材が有する特許請求の範囲第１項記
   載の分与装置。 ４）上記骨けいれ手段が大体Ｕ字形で、２個のブラケッ
   トを含み、該ブラケットの一方は、上記ねじ軸の両側の
   扁平面と係合することにより上記ねじ軸を軸方向に案内
   するための第１開口を有し、上記ブラケットの他方は上
   記ナツトを回動可能に支持するための第２開口を有する
   特許請求の範囲第１項記載の分与装置。 ５）上記第１開口は上記ねじ軸の両側の上記扁平面と係
   合するための平行側面を備えたスロットであシ、上記第
   ２開口は大体円珍文あ■ξ上記不ロツ１．トと平行な外
   方に開口する部分を有する特許請求の範囲第４項記載の
   分与装置。 ６）上記開放した部分は、上記第２開口の１８０゜よシ
   大きな円弧を残し、上記第２開口と上記開放した部分と
   は、上記ブラケットの他方を形成する弾性アームにより
   形成された特許請求の範囲第５項記載の分与装置。 ７）上記ナツトが上記ケーシングに軸方向及び回転方向
   に固定され、上記ナツトは、上記ケーシングが上記骨け
   いれ手段中に直接係合することにより上記骨けいれ手段
   に対し相対的に保持される特許請求の範囲第１項記載の
   分与装置。 ８）上記軸方向に対する横断方向においての運動により
   上記ナツトを上記ケーシングに固定するようにした特許
   請求の範囲第７項記載の分与装置。 ９）上記ナラ）７１４びねじ軸に左ねじを形成した特許
   請求の範囲第１項記載の分与装置。 １０）上記ケーシングが、上記分与開口を画定する炉斗
   状の開口を限定し、上記分与開口の領域においての上記
   ノズルの最小内径は約１．０門よりも小さくシ１、好ま
   しくは０．３〜０．８胴とした特許請求の範囲第１項記
   載の分与装置。 １１）上記ノズルの前方部分を交換可能とした特許請求
   の範囲第１０項記載の分与装置。 １２）上記骨けいれ手段が、上記ねじ軸を囲むスリーブ
   であシ、該スリーブの前方端は上記ケーシングと回動可
   能に係合する形状を有し、上記ケーシングは、上記ナツ
   トを回動及び移動に対し一固定されるように保持し、上
   記ケーシングは更に上記ねし軸を軸方向に案内する手段
   を備えている特許請求の範囲第１項記載の分与装置。 １３）上記操作手段が上記スリーブに取外し可能に連結
   されたハンドルを有する特許請求の範囲第１２項記載の
   分与装置。 １４）上記ハンドルが上記スリーブを部分的に包囲し、
   上記スリーブは回動及び移動に対し固定されるように胴
   部にスナップ係合される特許請求の範囲第１３項記載の
   分与装置。 １５）上記案内手段が、上記スリーブの内側壁に形成し
   た、軸方向に延長するガイドレールを含み、上記ガイド
   レールは上記ねじ軸の突起又は溝と共働する特許請求の
   範囲第１２項記載の分与装置。 １６）上記ねじ軸が径方向に撓まないように上記ガイド
   レールに対向する場所において案内される特許請求の範
   囲第１５項記載の分与装置。 １７）上記ねじ軸が上記スリーブと共働して、上記ケー
   シング中に収容された歯科用組成物のレベルを指示する
   手段を形成する特許請求の範囲第１２項記載の分与装置
   。 １８）レベルｈ水手段が、上記ねし軸の後方端に配され
   た指状部分を含み、該指状部分は上記スリーブに形成し
   た軸方向スロットを経て目視されるようにした特許請求
   の範囲第１７項記載の分与装置。 １９）上記軸方向スロットと指状部分とが共働して上記
   ねじ軸を軸方向に案内する特許請求の範囲第１８項記載
   の分与装置。 ２０）上記ガイドレールが上記スリーブの前方端の後方
   の成る距離において、外方から内方に立上るランプをも
   って開始される特許請求の範囲第１５項記載の分与装置
   。 ２１）上記ケーシング及びスリーブが実質的に円筒形の
   形状をもち、同一の外径を有する特許請求の範囲第１２
   項記載の分与装置。 ２２）上記ねし軸の前方端が差込み連結によシ上８己プ
   ランジャーに連結されるようにした特許請求の範囲第１
   項記載の分与装置。