JP2002191621A - 歯科用の材料を調量して供給するための注入器 - Google Patents

歯科用の材料を調量して供給するための注入器

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JP2002191621A JP2001371172A JP2001371172A JP2002191621A JP 2002191621 A JP2002191621 A JP 2002191621A JP 2001371172 A JP2001371172 A JP 2001371172A JP 2001371172 A JP2001371172 A JP 2001371172A JP 2002191621 A JP2002191621 A JP 2002191621A
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アルバッハ アンドレイ
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    • A—HUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動状の及び／又は高粘性の材料を供給する
ための注入器であって、吐出ノズルを有する注入管と、
該注入管内に配置された材料容器と、吐出ノズルとは反
対側の、注入管の端部に配置された握り部材と、該握り
部材を貫通して注入管内に侵入運動する注入ピストンと
を有している形式のものを改良して、強い圧力を加えた
場合でも確実に作動するような、改善された注入器を提
供する。 【解決手段】 握り部材８がねじ山１２を用いて注入管
１に配置されており、材料容器５が閉じた外周面を有し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動状の及び／又
は高粘性の材料若しくは物質を供給するための注入器で
あって、吐出ノズルを有する注入管と、該注入管内に配
置された材料容器と、吐出ノズルとは反対側の、注入管
の端部に配置された握り部材と、該握り部材を貫通して
注入管内に侵入運動する注入ピストンとを有している形
式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の注入器は、ヨーロッパ
特許公開第２２５２６５号明細書により公知である。こ
の公知の刊行物によれば、ペースト状の製品を注入する
ための注入器について開示されており、この注入器にお
いては、シリンダ内にサンプリング管が配置されてい
て、このサンプリング管は、その外周面の大部分に亘っ
て延びるスリットを有しており、このスリットによって
材料が混合プレートから掻き取られて、シリンダ内にも
たらされるようになっている。この材料は、滑動可能な
ピストンを用いてシリンダの先端によって押され、それ
によって処理位置で注入されるようになっている。
【０００３】ペースト状の材料を供給するための、別の
注入器は、ドイツ連邦共和国特許第２１１０４６３号明
細書又はドイツ連邦共和国特許公開第３４２８０３１号
明細書により公知である。これらの刊行物によれば、歯
科用の材料（デンタル材料；Ｄｅｎｔａｌｍａｔｅｒｉ
ｌａ）を供給するための注入器が公知であって、この場
合、強い圧力を加えると、吐出ノズルが注入器から引き
剥がされるか又は注入対自体が破壊する危険がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、強い圧力を加えた場合でも確実に作動するような、
改善された注入器を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、握り部材がねじ山を用いて注入管に配置さ
れており、材料容器が閉じた外周面を有している。これ
によって、吐出ノズルが破壊するか又は注入管の部分が
破壊することなしに、力が注入ピストンから最適に、注
入器内に配置された物質に伝達される。壁圧を２重にす
ることによって、注入器の形状安定性並びに耐久性が改
善される。
【０００６】
【発明の効果】特に、材料容器の一方の端部が吐出ノズ
ルに配置されており、一方の端部とは反対側の他方の端
部内に、両端部間で可動な栓が配置されていて、注入器
内に侵入運動可能な、注入ピストンの端部が栓に当接す
るように構成されていれば有利である。これによって、
力は栓によって、注入ピストンから、注入器内に配置さ
れた材料に伝達される。栓を、これが材料容器の壁部を
気密にシールしながら閉鎖するように構成することは、
簡単な形式で可能である。この気密なシールを、注入ピ
ストン自体によって保証する必要はないので、このシー
ルは簡単かつ安価に構成することができる。
【０００７】さらにまた、材料容器の外周面が形状安定
的（ｆｏｒｍｓｔａｂｉｌ）であって、この場合、材料
容器の両端部が開放して構成されていれば、有利であ
る。
【０００８】本発明の別の有利な実施態様によれば、材
料容器がフレキシブルな材料例えばプラスチックシート
より形成されていて、その握り部材に向けられた端部
に、注入管内で可動な栓が配置されており、注入器内に
侵入運動可能な端部が栓に当接するように構成されてい
る。圧力を注入ピストンからフレキシブルな材料に直接
伝達することも勿論可能である。この場合、注入ピスト
ンは適当な形式で、注入管の壁部をシールするように構
成する必要がある。
【０００９】有利には、材料容器の外径は、注入管の内
径とほぼ同じ大きさであるので、２つの管は互いにでき
るだけ僅かな遊びを保って当接し合っていて、互いに補
強されている。注入器は例えばプラスチックより形成さ
れている。
【００１０】注入器対と吐出ノズルとが一体的に構成さ
れていれば有利である。このために、２つの部分は例え
ば射出成形によって１回の作業工程で製造することがで
きる。吐出ノズルと、一般的に圧力が加えられた場合に
強く負荷される注入管との間の結合部は、注入器が管か
ら引き剥がされることなしに、運転中に生じる高い圧力
を受容する位置にある。
【００１１】本発明はまた、歯科用の材料若しくは物質
を収容及び供給するための、前記注入器の使用法に関す
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下には、図面を用いて本発明の
１実施例が説明されている。図面には、本発明による注
射器の分解図（図１）と、組み立てられた状態（図２）
とがそれぞれ断面して示されている。
【００１３】注入管１と吐出ノズル２とが、例えば射出
成形によって１回の作業段階で形成されることによっ
て、注入器の注入管１に吐出ノズル２が一体的に配置さ
れている。吐出ノズル２は吐出開口３を有しており、こ
の吐出開口３の大きさは可変であって、材料の流動性若
しくは粘性に適合させられており、この適合は射出成形
中に行われる。
【００１４】吐出開口３はキャップ４によって閉鎖され
る。材料容器５内には、まず栓６が挿入されてストッパ
７に当たるまで押し込まれる。次いで歯科用の物質若し
くは材料が材料容器５内に充てんされ、この材料が注入
管１内に押しやられる。注入管１はその一端部でねじ山
１２を有していて、このねじ山１２に握り部材８がねじ
被せられる。材料容器５は、注入管１の円筒形の内室よ
りもやや（数十分の１ミリメートル）長いので、その一
端部は、その長い分だけ注入管１から突き出る。握る部
材８をねじ被せる際に注入管１は、材料容器５の端面側
に向かって押しつけられ、それによって材料容器５は、
注入管１と吐出ノズル２との結合箇所におけるストッパ
ショルダ９に堅固に押しつけられる。これによって、材
料が材料容器５から、材料容器５と注入管１との間に場
合によっては存在する中間室内に押しやられることはな
い。
【００１５】握り部材８内に形成されたねじ山付き孔１
０を通って、注入ピストン１１は、その端面が栓６に当
接するまで、材料容器５内にねじ込まれる。歯科用の材
料を注入器から押し出す際には、キャップ４が外され
て、注入ピストン１１が材料容器内にさらにねじ込まれ
るので、栓６によって歯科用の材料は吐出開口３から押
し出される。注入ピストン１１はねじ山に沿って、材料
容器５内の栓６の位置に関する方向付けを行うための、
ひいては注入器の押出し程度に関する方向付けを行うた
めのマーキングを有している。栓６自体は、注入ピスト
ン１１に直接一体成形されていてもよい。この場合に
は、材料容器５のストッパ７は省略される。
【００１６】この注入器のすべての部分は、形状安定的
な（形状の安定した、若しくは頑丈な）プラスチックよ
り形成されているが、例えば金属より製造されていても
よい。
【００１７】本発明の別の実施例によれば、材料容器５
がフレキシブルな材料、例えばシートバッグ（Ｆｏｌｉ
ｅｎｂｅｕｔｅｌ）より形成することができる。この場
合、栓６は材料容器５を注入管１内に挿入した後で、注
入管１内に形状接続式（形状による束縛；ｆｏｒｍｓｃ
ｈｌｕｅｓｓｉｇ）に位置決めされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の１実施例による注入器の断面した分解
図である。
【図２】図１に示した注入器を組み立てた状態の断面図
である。
【符号の説明】
１ 注入管、 ２ 吐出ノズル、 ３ 吐出開口、 ４
キャップ、 ５ 材料容器、 ６ 栓、 ７ ストッ
パ、 ８ 握り部材、 ９ ストッパショルダ、 １０
握り部材、 １１ 注入ピストン、 １２ ねじ山
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレイ アルバッハ ドイツ連邦共和国 ヴェアハイム アム フェルトライン ７ Ｆターム(参考） 4C052 AA06 AA17 HH08 HH10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 流動状の及び／又は高粘性の材料を供給
    するための注入器であって、吐出ノズルを有する注入管
    と、該注入管内に配置された材料容器と、吐出ノズルと
    は反対側の、注入管の端部に配置された握り部材と、該
    握り部材を貫通して注入管内に侵入運動する注入ピスト
    ンとを有している形式のものにおいて、 握り部材（８）がねじ山（１２）を用いて注入管（１）
    に配置されており、材料容器（５）が閉じた外周面を有
    していることを特徴とする、歯科用の材料を調量して供
    給するための注入器。
  2. 【請求項２】 材料容器（５）の一方の端部が吐出ノズ
    ル（２）に配置されており、一方の端部とは反対側の他
    方の端部内に、両端部間で可動な栓（６）が配置されて
    いて、注入器内に侵入運動可能な、注入ピストン（１
    １）の端部が栓（６）に当接するように構成されてい
    る、請求項１記載の注入器。
  3. 【請求項３】 材料容器（５）の外周面が形状安定的で
    ある、請求項２記載の注入器。
  4. 【請求項４】 材料容器（５）の両端部が開放して構成
    されている、請求項３記載の注入器。
  5. 【請求項５】 材料容器（５）がフレキシブルな材料よ
    り形成されていて、その握り部材（８）に向けられた端
    部に、注入管（１）内で可動な栓（６）が配置されてお
    り、注入器内に侵入運動可能な端部が栓（６）に当接す
    るように構成されている、請求項１記載の注入器。
  6. 【請求項６】 材料容器（５）の外径が、注入管（１）
    の内径とほぼ同じ大きさである、請求項１から５までの
    いずれか１項記載の注入器。
  7. 【請求項７】 注入管（１）と吐出ノズル（２）とが一
    体的に構成されている、請求項１から６までのいずれか
    １項記載の注入器。
  8. 【請求項８】 請求項１から７までのいずれか１項記載
    の注入器を歯科用の材料を供給するために使用すること
    を特徴とする、注射器の使用法。
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