JPS5952998B2 - 燃料棒 - Google Patents
燃料棒Info
- Publication number
- JPS5952998B2 JPS5952998B2 JP53031720A JP3172078A JPS5952998B2 JP S5952998 B2 JPS5952998 B2 JP S5952998B2 JP 53031720 A JP53031720 A JP 53031720A JP 3172078 A JP3172078 A JP 3172078A JP S5952998 B2 JPS5952998 B2 JP S5952998B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moisture absorbing
- fuel rod
- getter
- spring
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子炉に使用する燃料棒に係り、特に水分吸収
ゲッターの改良に関する。
ゲッターの改良に関する。
燃料棒は第１図に示すように、細長い被覆管１内に多数
の燃料ペレット２を積層充填した後、上下の開口端を端
栓３，４で密封して構成する。
の燃料ペレット２を積層充填した後、上下の開口端を端
栓３，４で密封して構成する。
積層充填した燃料ペレット２の最上面と端栓３の間には
核分裂により燃料ペレット２から放出された核分裂生成
物を貯蔵するプレナム５が形成される。
核分裂により燃料ペレット２から放出された核分裂生成
物を貯蔵するプレナム５が形成される。
プレナム５内にはスプリング６を設けて前記燃料・ペレ
ットが動揺するのを防止している。
ットが動揺するのを防止している。
燃料棒は燃料ペレット２内の核分裂により多量の熱を発
生する。
生する。
この発熱に伴なって、燃料ペレット２は水分、水素ガス
、核分裂生成物を放出する。
、核分裂生成物を放出する。
これらの水分、水素ガス、核分裂生成物を吸収するため
にプレナム５内には水分吸収ゲッター７が設けられてい
る。
にプレナム５内には水分吸収ゲッター７が設けられてい
る。
第２図は従来の水分吸収ゲッターを示す縦断面図である
。
。
従来の水分吸収ゲッターは円筒管１０内にジルコニウム
合金チップ１１を充填し、円筒管１０の上端には網目の
上蓋１２が溶接され、水分吸収ゲッタ−７内部への水分
および水素ガス等の流入路となる。
合金チップ１１を充填し、円筒管１０の上端には網目の
上蓋１２が溶接され、水分吸収ゲッタ−７内部への水分
および水素ガス等の流入路となる。
円筒管１０の下端には板を成形加工した下蓋１３が溶接
されて、ジルコニウム合金チップ１１を円筒管１０内部
に保持する。
されて、ジルコニウム合金チップ１１を円筒管１０内部
に保持する。
上述のように構成された水分吸収ゲッター７は上蓋１２
を上方にして第１図に示すスプリング６内部に挿入され
、スプリング６の平面に研摩された下端に熱遮蔽となる
ウェーバ８が溶接される。
を上方にして第１図に示すスプリング６内部に挿入され
、スプリング６の平面に研摩された下端に熱遮蔽となる
ウェーバ８が溶接される。
水分吸収ゲッター７を挿入したスプリング６はコイル端
部形状が丸フック９となる方が上部になるよう燃料棒が
組立てられる。
部形状が丸フック９となる方が上部になるよう燃料棒が
組立てられる。
上述のような従来の燃料棒組立方法では、下記の問題が
発生する危険性がある。
発生する危険性がある。
スプリング６内に挿入する際の水分吸収ゲッター７の上
下の判別は円筒管１０の両端に溶接した上蓋１２、下蓋
１３の種類により行われるが、この判別は人間によって
行われ、外観上（構造上）その判別の誤りが生じる危険
性がある。
下の判別は円筒管１０の両端に溶接した上蓋１２、下蓋
１３の種類により行われるが、この判別は人間によって
行われ、外観上（構造上）その判別の誤りが生じる危険
性がある。
この判別を誤ると、従来の水分吸収ゲッター７の構造で
は上下逆方向の挿入も可能であるため、燃料棒内に上下
逆に組込まれることになる。
は上下逆方向の挿入も可能であるため、燃料棒内に上下
逆に組込まれることになる。
また燃料棒内への水分吸収ゲッター７組込み後Ｘ−線検
査が行われ、水分吸収ゲッター７の有無の確認は完全に
行われるが、上下の確認は困難である。
査が行われ、水分吸収ゲッター７の有無の確認は完全に
行われるが、上下の確認は困難である。
上蓋１２が下方に位置するように、水分吸収ゲッター７
が燃料棒内に組立てられた場合、原子炉運転時の水力振
動等により、ジルコニウム合金チップ１１が円筒管１０
より外部に出る危険性がある。
が燃料棒内に組立てられた場合、原子炉運転時の水力振
動等により、ジルコニウム合金チップ１１が円筒管１０
より外部に出る危険性がある。
外部に出たジルコニウム合金チップ１１は水分等を吸収
し、被覆管１内面に付着する。
し、被覆管１内面に付着する。
このようになると、被覆管１のジルコニウムと水素が反
詑し水素化物を作り、非常に脆くなる。
詑し水素化物を作り、非常に脆くなる。
これが、更に進行すると被覆管１を貫通する穴に成長し
、１・わゆる局部水素化による燃料棒の破損につなガる
。
、１・わゆる局部水素化による燃料棒の破損につなガる
。
さらに、水分吸収ゲッター７の円筒管１０久外部に出た
ジルコニウム合金チップ１１が多量に被覆管１とペレッ
ト２の間隙に付着したような暇合にはペレツ１へ２の熱
膨張に伴なって、この部分では被覆管１に局部的に大き
な応力集中を与えることになる。
ジルコニウム合金チップ１１が多量に被覆管１とペレッ
ト２の間隙に付着したような暇合にはペレツ１へ２の熱
膨張に伴なって、この部分では被覆管１に局部的に大き
な応力集中を与えることになる。
本発明は上述の事情を考慮してなされたち久で、水分吸
収ゲッター７をスプリングに組込む際に構造的に水分吸
収ゲッターの上下逆方向の挿入を不可能とし、燃料棒内
に上下逆に組み込まれることによる燃料棒への悪影響発
生の危険を防ぐことを目的としている。
収ゲッター７をスプリングに組込む際に構造的に水分吸
収ゲッターの上下逆方向の挿入を不可能とし、燃料棒内
に上下逆に組み込まれることによる燃料棒への悪影響発
生の危険を防ぐことを目的としている。
以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
本発明の水分吸収ゲッター７は第３図に示すように、下
蓋１３とウェーハ８とが一枚の板から成形加工され一体
構造をなして構成される下蓋遮蔽体１５により円筒管１
０の内部に充填されたジルコニウム合金チップ１１を保
持している。
蓋１３とウェーハ８とが一枚の板から成形加工され一体
構造をなして構成される下蓋遮蔽体１５により円筒管１
０の内部に充填されたジルコニウム合金チップ１１を保
持している。
ウェーハ８はスプリング６に溶接される。
円筒管１０、ジルコニウム合金チップ１１．および上蓋
１２は従来の水分吸収ゲッターと全く同じ構造組合せで
ある。
１２は従来の水分吸収ゲッターと全く同じ構造組合せで
ある。
また、本発明の水分吸収ゲッター７の下蓋遮蔽体１５の
高さＡは、 Ａ＝ （従来の下蓋高さ）＋（従来のウェーハ肉厚） であり、原子炉運転中の燃料棒内での温度的条件は従来
と全く同じである。
高さＡは、 Ａ＝ （従来の下蓋高さ）＋（従来のウェーハ肉厚） であり、原子炉運転中の燃料棒内での温度的条件は従来
と全く同じである。
本発明の水分吸収ゲッター７の下蓋遮蔽体１５の最大外
径Ｂ、円筒管１０の外径Ｃとスプリング６の内径りの関
係は、 Ｂ＞Ｄ＞Ｃ である。
径Ｂ、円筒管１０の外径Ｃとスプリング６の内径りの関
係は、 Ｂ＞Ｄ＞Ｃ である。
従って、水分吸収ゲッター７を上蓋１２の方からスプリ
ング６内に挿入することは可能であるが、下蓋遮蔽体１
５の方から挿入することは寸法取り合い上手可能である
。
ング６内に挿入することは可能であるが、下蓋遮蔽体１
５の方から挿入することは寸法取り合い上手可能である
。
すなわち、本発明の水分吸収ゲッター７を挿入したスプ
リング６を燃料棒に組み込んだ場合、必ず下蓋遮蔽体１
５が下方に位置する。
リング６を燃料棒に組み込んだ場合、必ず下蓋遮蔽体１
５が下方に位置する。
以上説明したように、本発明の燃料棒では、水分吸収ゲ
ッター７が上下逆になることは構造的に不可能であり、
ジルコニウムチップ１１が円筒管１０の外部に出ること
に起因して発生する被覆管１の局部水素化および応力集
中等による破損の危険性はなくなる。
ッター７が上下逆になることは構造的に不可能であり、
ジルコニウムチップ１１が円筒管１０の外部に出ること
に起因して発生する被覆管１の局部水素化および応力集
中等による破損の危険性はなくなる。
第１図は一般の燃料棒の構成を示す縦断面図、第２図は
従来の燃料棒の水分吸収ゲッターを示す縦断面図、第３
図は本発明の燃料棒の一実施例の水分吸収ゲッターを示
す縦断面図である。 ６・・・・・・スプリング、７・・・・・・水分吸収ゲ
ッター、８・・・・・・ウェーハ、１０・・・・・・円
筒管、１１・・・・・・ジルコニウム合金チップ、１３
・・・・・・下蓋、１５・・・・・・下蓋遮蔽体。
従来の燃料棒の水分吸収ゲッターを示す縦断面図、第３
図は本発明の燃料棒の一実施例の水分吸収ゲッターを示
す縦断面図である。 ６・・・・・・スプリング、７・・・・・・水分吸収ゲ
ッター、８・・・・・・ウェーハ、１０・・・・・・円
筒管、１１・・・・・・ジルコニウム合金チップ、１３
・・・・・・下蓋、１５・・・・・・下蓋遮蔽体。
Claims (1)
- １ 被覆管内に積層状に充填される複数の燃料ペレット
と、前記燃料ペレット最上面に設けられるウェーバに溶
接されたスプリングと、前記スプリング内に挿入される
水分吸収ゲッターと、前記被覆管の上下開口部を閉塞す
る端栓から構成される燃料棒において、前記水分吸収ゲ
ッターの下蓋と前記ウェーバを一枚の板から成形し一体
構造にすることを特徴とする燃料棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53031720A JPS5952998B2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | 燃料棒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53031720A JPS5952998B2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | 燃料棒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54124185A JPS54124185A (en) | 1979-09-26 |
| JPS5952998B2 true JPS5952998B2 (ja) | 1984-12-22 |
Family
ID=12338876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53031720A Expired JPS5952998B2 (ja) | 1978-03-22 | 1978-03-22 | 燃料棒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5952998B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62110449U (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6038689A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-02-28 | 日本ニユクリア・フユエル株式会社 | 原子炉用核燃料要素 |
| SE505273C2 (sv) * | 1993-04-23 | 1997-07-28 | Studsvik Nuclear Ab | Kärnbränsleelement innefattande upplösbar kropp av neutronabsorberande material samt kärnreaktor innefattande sådana kärnbränsleelement |
-
1978
- 1978-03-22 JP JP53031720A patent/JPS5952998B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62110449U (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54124185A (en) | 1979-09-26 |
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