JPS61110092A - 使用済核燃料貯蔵キャスクの閉鎖装置 - Google Patents

使用済核燃料貯蔵キャスクの閉鎖装置

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JPS61110092A
JPS61110092A JP60246091A JP24609185A JPS61110092A JP S61110092 A JPS61110092 A JP S61110092A JP 60246091 A JP60246091 A JP 60246091A JP 24609185 A JP24609185 A JP 24609185A JP S61110092 A JPS61110092 A JP S61110092A
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F9/00Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
    • G21F9/28Treating solids
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21FPROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
    • G21F5/00Transportable or portable shielded containers
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  • Closures For Containers (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、原子炉から取り出した使用済核燃料の長期貯
蔵技術に関し、特にキャスクの開発、試験及び公開実験
時には使用済核燃料貯蔵キャスクに着脱自在に取り付け
ることができ、開発、試験及び公開実験後においてはキ
ャスクを永久的に封止して長期貯蔵のために閉鎖できる
閉鎖装置に関する。
この種のキャスクに課せられる要求はかなり厳しい。キ
ャスクは長期にわたる貯蔵期間中、化学的攻撃を受けな
いものである必要がある。更に、長期間の貯蔵中及びキ
ャスクが手荒く取り扱われ落下環の事故に遭遇する可能
性がある運搬中においても僅かな破損をも生じないよう
、充分な機械的な頑丈さを持たなければならない。更に
、キャスクは、使用済の燃料から発生する熱を周囲環境
に伝え、しかも使用済燃料から発生する放射能を遮蔽し
なければならない。ジルコニウム製のハウジングの劣化
を避けるために、燃料棒の温度は、許容最高温度、たと
えば375°以下に保たねばならない。キャスク内部の
かごの配置は、考えられる様々な条件下で使用済燃料を
機械的に支持するとともに、使用済燃料から発生する熱
をキャスク壁部に伝える配置でなければならない。また
、水を抜き取る前にキャスクの内部で連鎖反応が持続し
ないよう、連鎖反応を確実に断ち切る手段を設けなけれ
ばならない。このような要求によりキャスクに厳しい条
件が課され、キャスクは完全に信頼性のある貯蔵機能を
発揮するものでなければならない。
上記の諸条件を考えると、キャスクの商業的生産ができ
るまでには、多様な開発・試験及び改善が必要なことは
驚くにあたらない。
たとえば、放射能レベルまたは温度についての計算を経
験的に確認し、あるいは新しいかご配置を実際に試験す
ることが望ましい。同様に、一定期間貯蔵した後にキャ
スクの内部状態を点検し、あるいは異なる貯蔵条件下(
即ち、そのままの状態の燃料集合体または固めた燃料の
形)でのキャスクの作動特性の試験を行なうことが望ま
れることもある。即ち、キャスクの開発、試験及び公開
実験中はキャスク内部へ接近できるようキャスクを着脱
自在の閉鎖状態で封止しておくのが望ましいことが明ら
かである。しかし、上記の種々の試験及び改善の目的は
、使用済燃料を長期間貯蔵するために永久的に密封する
ことができるキャスクを開発することである。更に、実
験に使用される閉鎖装置を用いてキャスクの試験を行な
うことが望ましい。
従って、本発明の目的は、キャスクの開発、試験及び公
開実験中は着脱自在に嵌合することができ、使用済核燃
料の長期貯蔵のためにキャスクを使用するときにはキャ
スクまたは閉鎖装置を設計し直すことなく永久的に嵌合
させることができる閉鎖装置を提供することである。
上記の目的に鑑み、本発明は第一の段及び第二の段を設
けた口部区域を持つキャスクの基体部材を一時的に密封
しかつ前記キャスクの基体部材を永久的に密封するため
の閉鎖装置であって、前記第一段の上に載置する形状の
第一周縁区域と第二周縁区域とを持つ第一カバーと、前
記第一周縁区域と前記第一段の中間部に配設されて前記
キャスクの基体部材を少なくとも一時的に密封する機械
的密封部を形成する第一密封リングと、第一エツジ及び
第二エツジを持つ全体として帯状の湾曲リングとを有し
、前記第一エツジは前記第一カバーの第二周縁区域に密
封固定され、前記第二エツジは前記キャスクの基体部材
を永久的に密封する場合にのみ前記キャスクの基体部材
に密封固定され、更に、前記第二段の上に載置される形
状の周縁区域を持つ第二カバーと、前記第二カバーの周
縁区域と前記第二段との中間部に配設されて前記キャス
クの基体部材を少なくとも一時的に密封するもう1つの
機械的密封部を形成する第二密封リングとを含むことを
特徴とする閉鎖装置を提供せんとするものである。
第一カバーが放射能を充分に減衰させて、作業者が短時
間キャスクにアクセスできる程度にする。キャスクの口
部区域にあるみぞに複数の剪断キーが挿入され、第二カ
バーが取り付けられる前にキャスクがプールから持ち上
げられる際に第一カバーの位置がずれないように確保す
る。キャスクを永久的に封止するときには、剪断キーを
次々に取り外し、第一カバーの周縁部にひさし形の溶接
シールを施す。キャスクの据え付けが永久据え付けであ
るか、一時的な据え付けであるかを問わず、第一カバー
の上方に第二カバーをボルトで取り付ける。キャスクを
永久的に封止するときには、第二カバーの周縁部にひさ
し形の溶接シールを設ける。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を
説明する。以下の好ましい実施例は例示を目的とするも
のであり、本発明を限定するものではない。
第1図に核燃料を原子炉に供給する代表的な核燃料集合
体20を示す。核燃料集合体20は、下部ノズル22と
上部ノズル24とを有し、これらのノズルの間に複数の
細長い燃料棒26が配設されている。各燃料棒は、市販
されている「ジルカロイ−4」、 (Zircalloy−4)等のジルコニウム合金製の
円筒形ハウジングを含み、U−235を濃縮した核分裂
可能な燃料ベレットが円筒形ハウジングに充填されてい
る。燃料棒26の集合体の内部のノズル22とノズル2
4との中間部には、移動自在に取り付けられた制alp
I!(図示せず)及び測定機器(図示せず)を収納する
複数の管状ガイド(図示せず)が設けられている。管状
ガイドの両端部はノズル22及び24に取り付けられて
、燃料棒26に対する骨組み状の支持部を形成している
が、燃料棒26はノズル22及び24に永続的に取り付
けられてはいない。支持格子2°8は複数の孔部を持ち
、複数の燃料棒及び管状のガイドが上記複数の孔部を貫
通して、これらの要素が一体に束ねられる。加圧木型原
子炉用の商用燃料集合体は、設計に応じて、179本乃
至264木の燃料棒を含む。代表的な燃料集合体の長さ
は約4.1m、幅は約19.7cmであり、重さは約5
85gである。正確な寸法は燃料集合体の設計ごとに異
なるものであることは容易に理解できるものと思う。
加圧木型原子炉中で約3年間使用すると、燃料集合体2
0の濃縮U−235が破損する。更に、燃料棒26の内
部には、半減期の異なる種々の核分裂生成物が存在する
。燃料集合体20を原子炉から取り出したときには、上
記の核分裂生成物が強い放射能及び熱を発生するので、
燃料集合体を硼酸塩含有水溶液を入れたプールに移して
短時間貯蔵する。この目的に用いるプールを第2図に参
照符号30で示す。
代表的なブール30の深さは12.2メートルである。
ブール30の底部に位置する多数の使用済燃料ラック3
2には、燃料集合体20を鉛直向きに収納する貯蔵スロ
ット34が設けられている。ブール30の底部にはキャ
スクパッド36がある。
燃料集合体20がブール30の内部で貯蔵されている間
に、燃料棒26の内部の使用済燃料の組成が変化する。
半減期の短い同位元素類は崩壊して、比較的半減期の長
い核分裂生成物の割合が増える。従って、燃料集合体2
oから発生する放射能レベル及び熱はある期間比較的迅
速に減少して、最終的には熱及び放射能が極めて緩慢に
減少する状態に達する。しかしながら、このように熱及
び放射能が低レベルになった状態でも、燃料棒26は無
期限の将来期間中、確実に周囲環境から隔離されなけれ
ばならない。
乾式貯蔵キャスクは、使用済核燃料を長期間貯蔵するた
めの容器の一例である。おそらくはブール30中に10
年間程度貯蔵した後に核燃料集合体20から発生する熱
が所定のレベル、たとえば各集合体から発生する熱が0
.5乃至1.0キロワツトに低下した後、開口したキャ
スクをバッド36に降下させる。一般に、キャスクはバ
スケット構造体を持ち、使用済燃料を受容する鉛直向き
の貯蔵スロットのマトリックスが上記バスケット構造体
によって形成される。遠隔操作により、使用済燃料(燃
料集合体20の形であってもよく、貯蔵密度を増すため
に燃料集合体から取り出した燃料棒26を収納した統合
キャスクの形であってもよい)をキャスクのバスケット
構造体に穆し、キャスクを密封し、水抜きをし、ガスを
満たす。次いで、キャスクをブールから取り出し、地上
の貯蔵区域に移送して、長期間貯蔵する。
まず、第3図を参照して説明を始めると、キャスクの基
体部材38は円筒形キャビティ40を有し、円筒形キャ
ビティ40は床42から段つき口部区域44に延びてい
る。使用時には、キャビティ40には通常、バスケット
構造体(図示せず)が収納され、バスケット構造体によ
り、使用済燃料は貯蔵スロット内部に支持され、使用済
燃料から発生する熱は基体部材38の壁部46に伝えら
れる。バスケット構造体の貯蔵スロット軸は基体部材3
8の軸と平行であり、口部区域44付近でスロットが開
口していて、燃料集合体26または統合キャニスタに収
納された燃料を受は入れる。
第3図を参照して更に説明を続けると、キャスクの基体
部材38は、厚さが約25cmあり周囲環境をガンマ線
から保護する炭素鋼部分48を有する。たとえば部分4
8をターンテーブル上に載置して回転させ、ステンレス
鋼溶接棒を用いて部分48の内面に沿って連続した螺線
状に溶接を行うことにより、部分48の内面にステンレ
ス鋼被覆50を付着させて、ステンレス鋼の表面で部分
48の内面を完全に覆い、部分48が化学的に腐食され
ないように保護する。部分48は厚さ約7.0cmの中
性子吸収物質層52で囲繞されており、中性子吸収物質
として樹脂を用いることができる。中性子吸収物質52
の周囲には、ステンレス鋼製の外層54があり、キャス
クを周、囲環境から保護している。部分48には複数の
鋳鉄製フィン56が溶接されていて、これらの冷却フィ
ンは中性子吸収物[52及び外層54を貫通して延びて
いる。これらのフィンを除いた基体部材38の高さは約
4.8メートル、外径は約2.5メ一トル程度にするの
が一般的である。使用済燃料を充填すると、基体の重さ
は10万キログラムを越える。取り扱いを容易にするた
めに、基体38にトラニオン(図示せず)を設けること
もできる。
次に、第4図に示すように、段つきの口部区域44は、
基体部材38がキャスクパッド36の上に配置されたと
きに(第2図参照)水平に配向される第一環状段区域5
8と、部材38がバッド36の上に配置されたときに水
平に配向される第二環状段区域62を提供する環状みぞ
60と、段区域62の間の環状みぞ64とを有する。突
起部60の周囲にはねじつき孔部66が設けられている
。ステンレス鋼層50は、みぞ64に向けて上方に延び
、厚さが増した区域68で終端している。
部分48に凹部(符号はつけていない)を設けておき、
ステンレス棒を用いて上記の螺線状溶接を行なう際に凹
部に余分のステンレス鋼を充填することにより、厚さの
増した終端区域を設けることができる。区域58及び6
2は機械加工を施して円滑で平らな面にしである。
第4図を参照して、続けて説明すると、閉鎖装置70が
段つき孔部区域44と共働して、一時的にまたは永久的
に基体部材38を密封し、完成したキャスクを提供する
。閉鎖装置70は、はぼ円形で厚さ約10cmのステン
レス鋼製の第一カバー72を有する。第一カバー72の
底面には環状みぞ74があり、上面には環状凹部76が
設けられている。みぞ74に収納されカバー72の自重
によって第一区域58に押圧された0リング78によっ
て第一の機械的密封がなされる。区域58に切り込んだ
みぞに収納されたOリングもしくは区域58及びカバー
72に互いに隣接させて設けた浅いみぞによって第一の
機械的密封を行なうこともでき、あるいは全くみぞを設
けることなく第一の機械的密封を行なうこともできるこ
とは明らかである。しかしながら1.みぞ74の内部に
0リング78を永久的に嵌め込んでおいて、第一カバー
72を単一のユニットとして運搬し取り付けるのが好ま
しい。
次に第4図及び第5図を参照して説明すると、第一カバ
ー72は、ステンレス鋼製の環状ひさし部材80を有す
る。部材80は、たとえばステンレス鋼チューブから成
る輪の外側部分を切り落とすことにより、製造できる。
ひさし部材80の底部エツジ82は、溶接部がカバ一部
材72の周縁部を取囲んで延びるよう第一カバー72の
区域84に溶接され、ひさし部材80の中間部分86が
凹部76の内部に入り込む。このようにすれば、ひさし
部材80をカバー72と別にして輸送し取り付ける必要
がなくなる。
キャスクの基体部材38をキャスクパッド36まで下降
させて基体部材に使用済燃料を充填した後に、水面下で
第一カバー72を取り付ける。充填作業終了後に、遠隔
操作により、第一カバー72の周縁部が基体部材38の
区域58上に乗る位置まで、第一カバー72を下降させ
る。0リング78にかかる重量によって機械的に密封さ
れるけれども、キャスクの基体部材38を動かす前に、
落下事故その他の遇発事故時に第一カバー72の位置ず
れが起こらないように、遠隔操作により剪断キー88及
び90(第6A図及び第6B図参照)をみぞ64に挿入
する。キー88及び90を取り付けた後、水抜き部(図
示せず)を介してキャスクの基体部材78の内部の水を
除去し、ガスを注入する。注入するガスはヘリウム等の
不活性ガスが好ましいが、他のガス類や空気等を用いる
こともできる。第一カバー78を取り付け、キャスクの
基体部材38の内部の水をガスで置換した後、部材38
をブール30(第2図参照)から持ち上げる。第一カバ
ー72により放射能は充分に減少し、作業員は制限時間
内であれば口部区域44にアクセスできる。
次に′fS6A図及び第6B図に示すように、剪断キー
88は、挿入部分92と隆起部分94とを含み、平行な
側部96及び98でく区切られている。剪断キー90は
、挿入部分100と隆起部分102とから成り、角度の
ついた側部104及び106の境界を持つ。
剪断キーを製造するには、ステンレス鋼を機械的加工し
て隆起部分94及び102の厚さと同じ厚さの円板をつ
くり、円板の周縁内側の厚さを減少させて挿入部分92
及び100の厚さと同じにした後、円板中央の円形領域
を切り落として大きなワッシャーに似た環状の構造体を
つくる。次いで、この環状構造体を複数の区画に切り分
けて、個々の剪断キー88及び90をつくる。
第一カバー72を取り付は剪断キー88及び90によっ
て固定した後の基体部分38を第7図に示す、キー88
とキー9oとが交互にカバー72の周縁部に挿入されて
いることに注意されたい。キー88の両側部とキー90
の両側部の形状が異なる理由は、これらのキーをみぞ6
4に挿入しみぞ64から取り出すことを可能にするため
である。上記の環状構造体を半径方向に沿フて切断して
複数の剪断キーをつくり、全部のキーを同じ形にすると
、キーをみぞ64に挿入して完全な360度のリングを
形成できないことは明らかである。しかしながら、剪断
キー88の両側部が平行であるから、これらのキー88
をみぞ64の所定位置に滑り込ませあるいはみぞ64か
ら取り出して隣りの剪断キー9oを操作することは容易
にできる。しかしながら、側部96が側部98と平行で
あることは必須要件ではな(、側部96と側部98とが
隆起部分94よりも端部108に近い位置にある頂点に
向かうよう傾斜した形であってもキー88を取り出すこ
とができる。これに対して、剪断キー90の両側部10
4及び106には、端部110よりも隆起部分102に
近い位置にある頂部に向かう傾斜がつけられている。
第4図及び第5図に戻)て説明すると、キャスクの基体
部分38を一時的に密封するときには、ひさし部材80
の上部エツジ112を区域68に溶接しないで、第一カ
バー72を取り付けておく。即ち、一時的密封のために
は、エツジ112は第4図に示したように基体部材38
には溶接されておらず、永久的に接続されてはいない状
態で車に凹部76の上部に位置させである。しかしなが
らキャスクの密封を永久的なもとにするときには、剪断
キー88及び90を次々に取除き、ひさし部材80の各
区画を露出させて、作業可能になったエツジ112の部
分を区域68と溶接する。露出された一区画の溶接終了
後、剪断キーを再び挿入し、次の区画の剪断キーを取り
出して溶接を行う。エツジ112が連続的にキャスクの
基体部材38に溶接されるまで、上記の操作を続ける。
部材80が第一カバー70に溶接されるから、上記のよ
うにしてエツジ112を溶接すれば永久的な密封部がで
きることは明らかである。更に、部材80のエツジ82
とエツジ112の間には、ある程度の可撓性があるので
、温度変化に応じて一次カバー72はキャスクの基体部
材38に対して膨張自在であることは明らかである。
即ち、部材80は溶接密封部に過度のひずみを与えるこ
となく、カバー72の口部区域44に対する僅かな変位
に適応できる。
第4図を参照して説明を続けると、閉鎖装置70は、厚
さ約15cmの炭素鋼製でほぼ円板形の第二カバー11
4を有する。カバー114は、周縁部に間隔をあけて設
けた複数の孔部115と、環状みぞ116及び118と
、中央突起部120とを有する。第二カバー114は、
ひさし部材80が溶接されて永久的に密封されている状
態または溶接による永久的な密封のない状態の何れの場
合にも、複数のボルト122により基体部分38に固定
される。突起部120は、小さな間隙124によフて第
一カバー72から隔てられており、このため膨張に差異
があっても問題はないが、落下事故により第一カバーが
急激に揺れた場合にはもう一つの機械的な支持部となる
。突起部120は、また、剪断キー88及び90が位置
ずれを起こさないよう確保する役割りを果たす。
みぞ118の内部に配設された0リング126により、
第二の機械的密封がなされる。
キャスクを永久的に密封するときには、ポルト122を
挿入する前に下部エツジ130及び上部エツジ132を
持つひさし部材128をみぞ116の内部に入れ、エツ
ジ130及び132をそれぞれ基体部材38及び第二カ
バー114に溶接する。ひさし部材80の場合と同様に
、ひさし部材128の溶接は全周について行なう。ひさ
し部材128は、温度の変化に起因する膨張の差異を許
容するばかりでなく、複数のボルト122を取り付ける
際に孔部115とねじつき孔部66の位置合わせのため
に、第二カバー114の位置を少々調節できるようにす
るものである。
閉鎖装置が一時的または永久的に取り付けられた後に、
ステンレス鋼製の層138に包まれた中性子吸収物質の
コア136を持つキャップ134を基体部材38に取り
付ける。
上述の説明から明らかなように、本発明による閉鎖装置
は、キャスクが再び開かれる場合に短時間使用するため
の機械的密封部を各々が有する冗長性を備えたカバーを
提供するものである。特にキャスクがヘリウムで満たさ
れている場合には、機械的密封部は長期間にわたって有
効なことが証明されていないので、各機械的密封部は長
期貯蔵時に使用するための溶接バック・アップ密封部を
持つ。溶接密封部には、各カバーの少々の動きを許容す
るひさし部材が使用されている。第一カバーは水面下で
取り付けられて固定され、キャスクの基体部材が水中か
ら持ち上げられた後に、第二遮蔽部材を取り付ける前に
溶接封止される。閉鎖状態の機械的密封はキャスクの開
発・試験及び改良時には充分なものであり、閉鎖装置ま
たはキャスクの基体部材の口部区域の何れも再加工を施
すことなく溶接封止を行なフてキャスクを長期貯蔵に適
したものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、代表的な燃料集合体の斜視図である。 第2図は、使用済燃料集合体を短期間貯蔵するためのプ
ールの上面図である。 第3図は、段つき口部区域を、持つキャスク基体部材の
断面図である。 第4図は、本発明に係る閉鎖装置を取り付けた口部区域
の一部分の断面図である。 第5図は、本発明の閉鎖装置の第一カバー及び第二カバ
ーの永久的な封止のために使用するひさし部材の一部分
の断面図である。 第6A図及び第6B図は、第二カバーを取り付ける前に
第一カバーの位置ずれを起こさないよう確保するために
、キャスク基体部材の口部領域のみぞに挿入されている
剪断キーの斜視図である。 第7図は、第一カバーが取り付けられて剪断キーによっ
て所定位置に係止され後におけるキャスク基体部材の上
面図である。 38・・・・基体部材 44・・・・口部区域 58・・・・第一環状段区域(第一段)62・・・・第
二環状段区域(第二段)72・・・・第一カバー 78・・・・0リング 80・・・・ひさし部材(帯状湾曲リング)82・・・
・底部エツジ(第一エツジ)112・・上部エツジ(第
二エッジ) 114・・第二カバー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第一の段及び第二の段を設けた口部区域を持つキャ
    スクの基体部材を一時的に密封しかつ前記キャスクの基
    体部材を永久的に密封するための閉鎖装置であって、前
    記第一段の上に載置する形状の第一周縁区域と第二周縁
    区域とを持つ第一カバーと、前記第一周縁区域と前記第
    一段の中間部に配設されて前記キャスクの基体部材を少
    なくとも一時的に密封する機械的密封部を形成する第一
    密封リングと、第一エッジ及び第二エッジを持つ全体と
    して帯状の湾曲リングとを有し、前記第一エッジは前記
    第一カバーの第二周縁区域に密封固定され、前記第二エ
    ッジは前記キャスクの基体部材を永久的に密封する場合
    にのみ前記キャスクの基体部材に密封固定され、更に、
    前記第二段の上に載置される形状の周縁区域を持つ第二
    カバーと、前記第二カバーの周縁区域と前記第二段との
    中間部に配設されて前記キャスクの基体部材を少なくと
    も一時的に密封するもう1つの機械的密封部を形成する
    第二密封リングとを含むことを特徴とする閉鎖装置。 2、前記カバーと前記キャスクの基体部材との間で永久
    的な溶接密封部を形成するためのみぞを前記キャスクの
    基体部材とともに形成する凹部が前記第二カバーに設け
    られていることをと特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の閉鎖装置。 3、第一エッジ及び第二エッジを持つ全体として帯状の
    もう1つの部材が前記みぞの内部に配設されていて、全
    体として帯状のもう一つの部材の第一エッジ及び第二エ
    ッジがそれぞれ前記キャスクの基体部材及び第二カバー
    に密封固定されることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の閉鎖装置。 4、前記口部区域の前記第一段と前記第二段の中間部に
    みぞが設けられており、前記第一カバーを固定する手段
    が前記みぞに挿入できる形状の複数の第一剪断キー及び
    第二剪断キーから成り、前記第一剪断キーは平行な両側
    部を持ち、前記第二剪断キーは角度のついた両側部を持
    つことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項また
    は第3項に記載の閉鎖装置。 5、前記第二カバーが中央突起部を有し、 前記中央突起部は小さな間隙により前記第一カバーから
    離れており、前記中央突起部によって前記剪断キーは前
    記第一段と前記第二段の中間部にあるみぞから抜け出さ
    ないように防止されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第24項の何れかに記載の閉鎖装置。 6、内部に中性子吸収物質のあるキャップが前記口部区
    域並びに前記第一カバー、及び前記第二カバーを覆うよ
    うに配設されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第5項の何れかに記載の閉鎖装置。
JP60246091A 1984-10-31 1985-10-31 使用済核燃料貯蔵キャスクの閉鎖装置 Granted JPS61110092A (ja)

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US666944 1984-10-31

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