JPS5952756B2 - 減圧平衡加熱乾燥機における気化水分の凝結除去装置 - Google Patents

減圧平衡加熱乾燥機における気化水分の凝結除去装置

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JPS5952756B2
JPS5952756B2 JP1164881A JP1164881A JPS5952756B2 JP S5952756 B2 JPS5952756 B2 JP S5952756B2 JP 1164881 A JP1164881 A JP 1164881A JP 1164881 A JP1164881 A JP 1164881A JP S5952756 B2 JPS5952756 B2 JP S5952756B2
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信義 久保山
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は減圧平衡加熱乾燥機における気化水分の凝結
除去装置に関する。
従来、乾燥機には種々の方式のものが知られる。
たとえば、加熱温風方式、減圧方式あるいは本出願人が
開発した減圧平衡加熱方式などが知られるが、いずれも
機室内に気化また蒸発した水分を専ら機外へ気化状態で
排出する方法を採っており、機室内において気化水分を
露結液化して水の状態で機室外へ排出する方法手段は未
だ開発されていない。
この発明は叙上の点に着目して成されたもので、本出願
人が開発した減圧平衡加熱方式による乾燥手段に加えて
、機室内の気化水分の一部を機室内で有効に露結液化さ
せて機室外へ除去することにより乾燥効率、乾燥時間を
一層向上できるようにした減圧平衡加熱乾燥機における
気化水分の凝結除去装置に係る。
以下にこの発明の一実施例を、図面と共に説明する。
まず、減圧加熱方式についてその構成と作用を述べる。
1は扉2,2を枢着して観音開き構造とした角筒状の密
閉された中空室で、上下左右の外周壁には断熱材3を被
着介在させて遮温できるようになっている。
4は中空室1の天井中央に開口した吸引口で、回転体a
が回転自在に配設しである。
そして、この回転体aは図示にあっては、電動機5によ
り回転されるプロペラファン、シロッコファンなどの回
転羽根6によって構成された所望の傾斜角度を有しかつ
、中空室1内の空気を吸引排気するように回転方向が定
められている。
そして、この回転体aの回転領域には摩擦熱発生部Aが
形成される。
7は旋回層流形成部で、昭和55年12月19日付特許
出願に示すように前記中空室1の吸引口4より下向きに
拡開させた円錐状の案内板8と、この案内板8と僅かに
離れて下方に配設される中心孔9を穿った回転自在の円
錐状の回転板10とによって構成され、前記摩擦熱発生
部Aで得られた摩擦熱を有する気流を両板8,10との
間で形成される間隙部gより遠心方向に旋回層流を発生
させることができるものである。
11は外気導入部で、外気導入管12の一端を除塵フィ
ルターなどを介して中空室1より導出させ、側端を中空
室1の中央下部に上方に向けて開口させである。
13は上向開口部14に軸15で回転自在に軸支させた
シロッコファン、16は該シロッコファン13の下方に
配設される軸15で回転自在に軸支させた補助ファンで
あって、導入される通気を拡散できる働きを奏する。
17は前記上向開口部14の外周に環状に形成した内気
導入口で外筒18によって形成しである。
19はシロッコファン13の上方で、該ファン13を包
囲するように配設した前記外筒18の内筒である。
20は外筒18と内筒19との間に形成される環状の補
助加熱通路で所望のヒータ21を設けである。
22は両筒18,19間で形成される環状の加熱導気口
、23は内筒19の上方に脚24を介して配設されるガ
イド板、25は外気導入管12に設けた開閉弁をそれぞ
れ示す。
なお、前記ヒータ21は開閉弁25の開閉と関連させて
点滅できるようにすると共に中空室1内の温度と関連さ
せて制御するものである。
さらにまた、前記外気導入管12に設けた開閉弁25は
、室内の温度または室内外の圧力差を検知して自動的に
操作して該弁25を開閉できるような自動制御弁として
も利用できる。
26は中空室1内に多段に配設した網、板などの棚で、
被乾燥物の種類、大きさに応じて上下の棚の間隔、棚の
形状を自由に変えることができ、通気乾燥効果を有効に
行わせるものである。
27はのぞき窓、28は各種計器および制御盤、29は
電動機5の支持筒で排気通路30を有し、この支持筒2
9の開口端には消音筒31を備える。
以−Lの構成を備える乾燥機本体りの作用、方法を説明
する。
まず、電動機5に通電し、回転羽根6を回転させれば、
密閉された中空室1内の空気は回転羽根6の吸引排気作
用によって、次第に排気減圧され中空室1の内外の圧力
差が次第に大きくなるが、1成る圧力差に達した時点で
略乎衡状態を維持すIる。
この略一定の平衡状態における中空室1の内外の圧力差
は、回転羽根6の回転吸引力の大きさと吸引口4と回転
羽根6との間隙の大きさなどによって定まるが、この平
衡状態は回転羽根6の回転作用が継続する限り維持され
る。
この平衡状態では回転羽根6の回転領域内にある摩擦熱
発生部Aにおいて空気の滞溜現象が生じ回転羽根6との
摩擦作用が反覆継続するので、摩擦熱が発生して次第に
その温度が上昇する。
ところで、中空室1にはその吸引口4に案内板8を円錐
状に固着し、これと平行して間隙部gを形成するように
円錐状の回転板10を設けて旋回層流形成部7を形成し
であるので、摩擦熱を有する気流はこの間隙部gを通っ
て層流状態となって下向し、同時に回転板10を回転さ
せるために旋回流となって遠心作用の下に中空室1の外
周壁に沿って急激な気流を発生させることとなる。
またこの気流は外気導入部11のシロッコファン13を
旋回させかつヒータ21の作用を受けて加熱されながら
外周方向に拡散されると共に上方に配した旋回層流形成
部7の回転板10の回転作用により中空室1内の中心部
分の気流は上昇して吸引せられる。
このように中空室1内の空気圧が回転羽根6の回転によ
る減圧作用を受けた状態において、旋回層流形成部7の
働きにより、外周より中心側に向って移行する気流の対
流1作用が生起し、中空室1内の温度を所望の設定され
た温度に急速に均一化できる。
しかも、対流する加温された気流は多段に配設された棚
26内に均一に侵入して作用し全体を減圧加熱する。
そして、好みの温度に達した後、あるいは所望時間後、
外気導入管12より開閉弁25を手動または自動で操作
して外気を導入すれば、外気は中空室1内に送給される
ところで開閉弁25が開かれると外気は外気導入管12
より吸引されて上向き開口部14において補助ファン1
6を回転させながら外方に拡散される。
この外部からの拡散された外気は、中空室1で旋回中の
内気導入口17よりシロッコファン13内に侵入した旋
回状態の加熱空気と混合し、シロッコファン13に回転
力を与えながら、しかも外方に拡散しながら補助加熱通
路20内に流入し、ヒータ21により有効に加熱される
そして、この加熱された混合空気は、加熱導気口22を
経てガイド板23の外周縁より均一に上方に吐出された
中空室1内の旋回流となって乾燥作用に関与できる。
この外気の導入は同時に中空室1内の水分を含んだ加熱
空気の排気作用を伴なわせて急速乾燥を促進する。
叙上の構成と作用を備えた乾燥機本体りに対し中空室1
内には、つぎに示す気化水分の凝結除去装置Eを具有す
る。
32は通気管で、例えば図示のように中空室1の隅角部
の−または四個所に沿って各別に縦通させる。
33は管体で、前記通気管32に間隔を置いて挿通でき
るように構成し、中空室1内の気流が上方より下方に向
けて流通できるように上部には開口部34を、下部には
透孔35を設けである。
36は管体33の外周に被着した断熱材、37は管体3
3の下部に設けた凝結水の貯槽、38は貯槽37の排水
管で、必要に応じてバルブを備えその先端は、本体りの
外部に臨まれる。
39は中空室1の隅角部に於て断面弧状に形成した覆板
を示す。
なお、前記通気管32は、下端32aを中空室1の下部
より外部に突出させて外気の冷気を吸引できるようにし
、また上端32bは中空室1の上部に沿って旋回層流形
成部7の回転板10の中心孔9の直下に臨ませて外気の
導出が円滑に行われると共に、直ちに摩擦熱発生部Aを
経て回転体aによって中空室1内の庫内温度を降下させ
ることなく排出で゛きるようにしである。
上述の乾燥機本体りの乾燥作用にあって中空室1内の気
化水分はその大部分が摩擦熱発生部Aの回転体aより外
部に排気されるが排気されない気化水分は図示のように
循環旋回しながら中空室1内を移動している。
ところで、凝結除去装置Eの通気管32は、上部が加熱
されており、かつその上端32bが旋回層流形成部7の
中心孔9に臨ませであるのでたえず吸引作用を受け、し
たがって、外気は必らず下端32aから上端32bに向
けて矢符のように移行して中空室1内の気化水分を冷却
する。
一方、気化水分は、前述したように中空室1内で循環対
流運動を呈し、管体33の開口部34より管体33内に
侵入して管33内を下降し、最後に透孔35より管33
外へ排出されるのでその間、通気管32によってたえず
冷却されることとなる。
そのため気化水分は露結して通気管32の表面に耐着し
、その表面を滑落して貯槽37内に貯溜する。
この貯槽37内の凝結水分は、排水管38により排水さ
れるが、排水操作の際図示していないが中空室1内の減
圧影響を遮断した状態で行うのが好ましい。
叙上のように中空室1内の遊離された気化水分は、通気
管32の冷却効果によってきわめて有効にしかも継続し
て凝結液化できるので、従来の乾燥効果を格段と向上で
きると共に中空室1内の乾燥温度の均一化にも役立ち、
乾燥時間の短縮化と中空室1内の被乾燥物の均一な乾燥
効果を得ることができる。
以上、この発明についての実施例を説明したが乾燥機本
体りの構成において、ことに旋回層流形成部7は備える
ことの方が好ましいが、備えることな〈実施できると共
にさらに該部7は上述の構成に何等限定されるものでな
く下側の円錐状の回転板10を固定し、上側の円錐状の
案内板8を回転させるようにしてもよく、さらに上下の
板8゜10を固定しておき、その間隙部g内に回転でき
る他の部材を介装させて旋回層流を得るようにしてもよ
い。
この旋回層流は、中空室1内の減圧度が大きい程、その
力は強く、減圧度が低下するに従って漸次と弱まること
が分っている。
また、中空室1は図示では立方体形状であるがこの形状
は何等特定されるものでなく円筒構造であっても良いこ
とは勿論である。
なお、図示のように立方体形状の場合はその四周の四隅
部に屈曲面を形成して旋回層流の流れ抵抗を逓減させる
こともある。
さらに、この発明における外気導入部11には、シロッ
コファン13、ヒーター21など幾多の機構が附設しで
あるが、これらの機構は必ずしも必要でなく省略できる
この発明によれば、叙上のように回転体の排気作用によ
る気化水分の除去と、通気管と管体とによる中空室内で
の気化水分の凝結除去との二段階作用によって、乾燥作
用を促進し、均一な温度分布が得られるなど医療用は勿
論のこと各種の乾燥機に有効に実施できる特徴を有する
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す減圧平衡加熱乾燥機
における気化水分のン疑結除去装置の一部切欠正面図、
第2図は向上外気導入部の拡大断面図、第3図は向上の
気化水分のン疑結除去装置の一例を示す拡大一部切欠断
面図である。 D・・・・・・乾燥機本体、32・・・・・・通気管、
33・・・・・・管体、35・・・・・・透孔、37・
・・・・・貯槽、38・・・・・・排水管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 密閉された中空室内の空気を、回転体の回転作用に
    より強制吸引して室外に排気させ、室内を減圧して室内
    外の圧力差を略一定の平衡状態に保つと共に、この平衡
    状態を維持しながら、前記回転体の回転作用を継続させ
    て空気との摩擦作用を促進して摩擦熱を発生させると共
    に中空室には手動または自動操作で開閉される弁を介し
    て外気を中空室内に導入させ、これにより中空室内の被
    乾擦物を乾燥するようにすると共に一端を中空室外に臨
    ませて外気を吸引する通気管を中空室内に縦通させて他
    端の開口端を前記回転体の中心位置近くに配設すると共
    にさらに通気管の外周に間隔を置いた管体を同心状に設
    けて中空室内の気化水分を該管体と通気管との間に沿っ
    て流通させ、通気管の外表面に気化水分を露結凝結させ
    て中空室外へ流出除去できる凝結除去装置を設けたこと
    を特徴とする減圧平衡加熱乾燥機における気化水分の凝
    結除去装置。
JP1164881A 1981-01-30 1981-01-30 減圧平衡加熱乾燥機における気化水分の凝結除去装置 Expired JPS5952756B2 (ja)

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JPH06115481A (ja) * 1993-01-25 1994-04-26 Mori San Tsuaa:Kk 自転車用多段スプロケット装置

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