JPS595266B2 - 鏡餅成形容器における充填餅整形法 - Google Patents
鏡餅成形容器における充填餅整形法Info
- Publication number
- JPS595266B2 JPS595266B2 JP57062021A JP6202182A JPS595266B2 JP S595266 B2 JPS595266 B2 JP S595266B2 JP 57062021 A JP57062021 A JP 57062021A JP 6202182 A JP6202182 A JP 6202182A JP S595266 B2 JPS595266 B2 JP S595266B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mochi
- container
- kagami
- filling
- shaping method
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鏡餅形状に形成された容器内に、流動状態の
餅を充填せしめて該餅を鏡餅形状に成形固化させる際、
この容器の内壁面に空洞を設けしめないようにした鏡餅
成形容器における充填餅の整形法に関するものである。
餅を充填せしめて該餅を鏡餅形状に成形固化させる際、
この容器の内壁面に空洞を設けしめないようにした鏡餅
成形容器における充填餅の整形法に関するものである。
鏡餅の成形は熟練を要するばかりか、そのままではカビ
やヒビ割れが生じることになって長期保存に不適当であ
るため、最近ではポリエチレンのような合成樹脂製の薄
膜で鏡餅形状に形成させた容器内に流動状態の餅を充填
することにより鏡餅の成形と包装を同時にはかることが
行われているのであるが、この充填操作はよほどうまく
行なわないと内部に空気溜りによる空洞を発生させるの
であり、この空洞が容器内壁面がわに生じると商品価値
を著しく低下させることになるため、従来は内部の餅を
外部から見えないように容器を着色させたり、二段重ね
とした鏡餅の上下間に不可欠として存在する容器中間部
外周のくびれ部を際立って形成させることができないこ
とになって形の整のった鏡餅の成形に支障をもたらして
いるのである。
やヒビ割れが生じることになって長期保存に不適当であ
るため、最近ではポリエチレンのような合成樹脂製の薄
膜で鏡餅形状に形成させた容器内に流動状態の餅を充填
することにより鏡餅の成形と包装を同時にはかることが
行われているのであるが、この充填操作はよほどうまく
行なわないと内部に空気溜りによる空洞を発生させるの
であり、この空洞が容器内壁面がわに生じると商品価値
を著しく低下させることになるため、従来は内部の餅を
外部から見えないように容器を着色させたり、二段重ね
とした鏡餅の上下間に不可欠として存在する容器中間部
外周のくびれ部を際立って形成させることができないこ
とになって形の整のった鏡餅の成形に支障をもたらして
いるのである。
本発明はこのような実情に対処してなにしたもので、以
下本発明に係る整形法を工程順に示した第１図の実施例
により説明すると、１は内部に充填された餅を所望の形
状に成形固化しうる程度の強度を有するポリエチレンの
ような透明ないし半透明の合成樹脂製の薄膜により鏡餅
形状に形成された容器で、底部に設けた穴２を上向きと
なして（図イ）、該穴２よりホッパー３内の搗き上げ後
の流動状態とされている餅４を螺旋体５により送り出す
ようにして、先端をラッパ形６′に形成させた管６を介
して容器１内に注入させるのであるが、この餅の注入は
同口、ハに示すように、管６の先端を容器１内のくびれ
部１′より下方に突入させた位置より開始させて徐々に
この管を上方に引き上げるか、容器自体を管６に対し相
対的に下降させるようにすると良好に行いうるのであり
、このとき鏡餅の頂部に位置する容器の中央底部に空洞
を生せしめないよう留意して注入させるものとし、然し
て上記餅の所要量の充填が終ると、穴２を容器１より厚
みを薄くしたシール片７を融着させることにより密封さ
せるのである（図二）。
下本発明に係る整形法を工程順に示した第１図の実施例
により説明すると、１は内部に充填された餅を所望の形
状に成形固化しうる程度の強度を有するポリエチレンの
ような透明ないし半透明の合成樹脂製の薄膜により鏡餅
形状に形成された容器で、底部に設けた穴２を上向きと
なして（図イ）、該穴２よりホッパー３内の搗き上げ後
の流動状態とされている餅４を螺旋体５により送り出す
ようにして、先端をラッパ形６′に形成させた管６を介
して容器１内に注入させるのであるが、この餅の注入は
同口、ハに示すように、管６の先端を容器１内のくびれ
部１′より下方に突入させた位置より開始させて徐々に
この管を上方に引き上げるか、容器自体を管６に対し相
対的に下降させるようにすると良好に行いうるのであり
、このとき鏡餅の頂部に位置する容器の中央底部に空洞
を生せしめないよう留意して注入させるものとし、然し
て上記餅の所要量の充填が終ると、穴２を容器１より厚
みを薄くしたシール片７を融着させることにより密封さ
せるのである（図二）。
次いで図ホに示すよう、この容器１を、電動機ないしこ
れに連結した減速機における回転軸８に水平状態として
支持させた受皿９上に、上記容器１の中心を通る軸線Ｘ
を回転軸８の軸芯に一致せしめて載置し、然る後これを
適宜の速度で回転させることにより、遠心力作用でもっ
て容器１内の餅４を放射外方に流動させるようにして、
この餅を容器内壁面に密着させるのである。
れに連結した減速機における回転軸８に水平状態として
支持させた受皿９上に、上記容器１の中心を通る軸線Ｘ
を回転軸８の軸芯に一致せしめて載置し、然る後これを
適宜の速度で回転させることにより、遠心力作用でもっ
て容器１内の餅４を放射外方に流動させるようにして、
この餅を容器内壁面に密着させるのである。
このとき容器内壁面に空洞が生じていたとしても、上記
餅の流動により空洞が容器の中心近くの内部に移動して
餅内部に封じこまれることになるのである。
餅の流動により空洞が容器の中心近くの内部に移動して
餅内部に封じこまれることになるのである。
上記容器の回転速度は、毎分１８００回程度０高速回転
によるときは３秒程度で足りるが、これを７００〜１０
００回程度の速度で程度て回転させるときは１０秒以内
で目的を達しうるのであり、或は毎分１００回程程度回
転でも差支えなく、この回転速度と時間は、餅の活性度
、温度その他餅の性状によって左右されるので適宜に設
定すればよいのである。
によるときは３秒程度で足りるが、これを７００〜１０
００回程度の速度で程度て回転させるときは１０秒以内
で目的を達しうるのであり、或は毎分１００回程程度回
転でも差支えなく、この回転速度と時間は、餅の活性度
、温度その他餅の性状によって左右されるので適宜に設
定すればよいのである。
然して上記の回転時において、容器１が受皿９上で移動
したり、震動することがないよう、該容器上部を容器と
ともに回侵せるようにした枠蓋１０でもって軽く押圧さ
せるようになすとよいのであり、さらにこのような受皿
９、枠蓋１０は他の適当な箱状の枠体でもって形成して
も差支えないのである。
したり、震動することがないよう、該容器上部を容器と
ともに回侵せるようにした枠蓋１０でもって軽く押圧さ
せるようになすとよいのであり、さらにこのような受皿
９、枠蓋１０は他の適当な箱状の枠体でもって形成して
も差支えないのである。
なお、容器１は、一段の鏡餅形状であってもよく、さら
に餅を注入させる穴２を、第１図には容器底部の中心に
該底部面積に比して小さく形成したものを示したが、第
２図に示すよう底部の略全面を穴２′としてもよく、こ
の場合該容器１の底部周縁に底蓋（図示なし９融着用の
フランジ１“を形成しておくとよいのである。
に餅を注入させる穴２を、第１図には容器底部の中心に
該底部面積に比して小さく形成したものを示したが、第
２図に示すよう底部の略全面を穴２′としてもよく、こ
の場合該容器１の底部周縁に底蓋（図示なし９融着用の
フランジ１“を形成しておくとよいのである。
このように容器１内に充填させた餅４に回転による遠心
力を与えることによりこの餅の表面を容器内面に一旦耐
着させると、内部に空洞が生じているとしても再びこの
空洞が容器内壁面に移動することがないのである。
力を与えることによりこの餅の表面を容器内面に一旦耐
着させると、内部に空洞が生じているとしても再びこの
空洞が容器内壁面に移動することがないのである。
なお前記のように餅を充填させた容器は、図示しないが
、８０〜８５℃に湯温を保たせた湯槽内に３０分はど浸
して殺菌な行い、然る後乾燥させて餅の充填、成形及び
包装作業が完了するのであるが、前記の殺菌作業は蒸気
によって行ってもよく、さらにこのような殺菌は上記し
た餅充填容器の回転による整形をはかる前に行ってもよ
いのである。
、８０〜８５℃に湯温を保たせた湯槽内に３０分はど浸
して殺菌な行い、然る後乾燥させて餅の充填、成形及び
包装作業が完了するのであるが、前記の殺菌作業は蒸気
によって行ってもよく、さらにこのような殺菌は上記し
た餅充填容器の回転による整形をはかる前に行ってもよ
いのである。
以上のように本発明によるときは、鏡餅形状に形成され
た容器内に底部がわの穴より流動状態の餅を充填させて
該穴をシール片で密封し、然る後この容器を容器の中心
を通る軸線を軸芯として回転させることにより、上記容
器内の餅に遠心力を与えしめるようにしたので、容器内
に餅を注入充填させる際、たとえ容器内壁面に空気溜り
による空洞が生じたとしても、上記遠心力作用で餅が容
器内壁面に流動耐着されることになって容器内壁面に生
じることがある空洞を容器の中心に近い餅の内部に封じ
こませ得ることになるのであり、この為容器に設けられ
る鏡餅特有のくびれ部を際だたせて形成させても、内部
の餅の外形を該容器内壁面にそった良好な形体に整形さ
せることが可能となり、さらには透明性の容器を安心し
て使用することができて、この種包装鏡餅の商品価値を
高めうる効果を奏するのである。
た容器内に底部がわの穴より流動状態の餅を充填させて
該穴をシール片で密封し、然る後この容器を容器の中心
を通る軸線を軸芯として回転させることにより、上記容
器内の餅に遠心力を与えしめるようにしたので、容器内
に餅を注入充填させる際、たとえ容器内壁面に空気溜り
による空洞が生じたとしても、上記遠心力作用で餅が容
器内壁面に流動耐着されることになって容器内壁面に生
じることがある空洞を容器の中心に近い餅の内部に封じ
こませ得ることになるのであり、この為容器に設けられ
る鏡餅特有のくびれ部を際だたせて形成させても、内部
の餅の外形を該容器内壁面にそった良好な形体に整形さ
せることが可能となり、さらには透明性の容器を安心し
て使用することができて、この種包装鏡餅の商品価値を
高めうる効果を奏するのである。
第１図は本発明の実施例を工程順イ〜ホとして一部を破
断して示す側面図、第２図は容器の他の実施例を示す断
面図である。 １は容器、２は穴、４は餅、７はシール。
断して示す側面図、第２図は容器の他の実施例を示す断
面図である。 １は容器、２は穴、４は餅、７はシール。
Claims (1)
- １ 鏡餅形状に形成された容器内に、容器底部に設けた
穴より流動状態の餅を充填せしめて該穴を密封し、然か
る後上記容器の中心を通る軸線を軸芯として該容器を適
宜速度で回転させることにより、上記容器内の餅に遠心
力を与えしめることを特徴とする鏡餅成形容器における
充填餅整形法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57062021A JPS595266B2 (ja) | 1982-04-13 | 1982-04-13 | 鏡餅成形容器における充填餅整形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57062021A JPS595266B2 (ja) | 1982-04-13 | 1982-04-13 | 鏡餅成形容器における充填餅整形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58179447A JPS58179447A (ja) | 1983-10-20 |
| JPS595266B2 true JPS595266B2 (ja) | 1984-02-03 |
Family
ID=13188092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57062021A Expired JPS595266B2 (ja) | 1982-04-13 | 1982-04-13 | 鏡餅成形容器における充填餅整形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595266B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0513193Y2 (ja) * | 1989-08-17 | 1993-04-07 |
-
1982
- 1982-04-13 JP JP57062021A patent/JPS595266B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58179447A (ja) | 1983-10-20 |
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