JPS595209Y2 - 渦巻型流体素子 - Google Patents

渦巻型流体素子

Info

Publication number
JPS595209Y2
JPS595209Y2 JP10023980U JP10023980U JPS595209Y2 JP S595209 Y2 JPS595209 Y2 JP S595209Y2 JP 10023980 U JP10023980 U JP 10023980U JP 10023980 U JP10023980 U JP 10023980U JP S595209 Y2 JPS595209 Y2 JP S595209Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
vortex chamber
nozzle
vortex
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10023980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5625804U (ja
Inventor
賢 西城
豊 高橋
基之 名和
耕一郎 白垣
Original Assignee
松下電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP10023980U priority Critical patent/JPS595209Y2/ja
Publication of JPS5625804U publication Critical patent/JPS5625804U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595209Y2 publication Critical patent/JPS595209Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は満室にできる渦流の強さによって出力を制御す
るようにした渦巻型流体素子に関するものである。
一般に渦巻型流体素子にあってその最大の欠点としては
制御流体をいくら導入しても出力流体が零にならないこ
とがあげられる。
このため渦巻型流体素子(以下素子と呼ぶ)を例えば弁
として利用する場合、出力流体が零にならないまでもで
きるだけ小さな値にすることが要求される。
この場合、入力ノズルおよび出力口を小さくすれば確か
に出力流体が少なくなるが、反面制御流が導入されてい
ない場合の出力流量が低下して弁として利用することに
障害となる。
本考案の目的は、制御流が入らない場合は比較的大きな
出力流量を流すことができ、しかもこの特性を保持した
まま制御流が入った場合の出力流量を従来よりも小さな
値にすることが可能な渦巻型流体素子を提供することに
ある。
以下その実施例を添附図面とともに説明する。
第1,2図において、1は底面中心部に出力口2を形成
した円形の満室、3はこの渦室1の外周部に連設した入
力ノズル、4は入力口、5は上記入力ノズル3と直交す
るごとく形成した制御ノズルである。
また入力ノズル3と渦室1の連通部側側には上記渦室1
側へ広がるようなテーパ面6,7が設けである。
上記渦室1、入力ノズル3および制御ノズル5などは素
子本体8の一面に凹設してあり、ビス9を介して設けた
蓋板10で外部と遮断しである。
11、12.13は上記出力口2、入力口4、制御ノズ
ル5に連設した各接続筒である。
上記構成において、今、入力口4に供給された流体は入
力ノズル3により加速され噴流となって渦室1から出力
口2に流出する。
制御ノズル5に流体がない場合、上記噴流は渦室1内を
直進し、出力口2よりスムーズに流出するため、素子の
流体抵抗は小さなもので、供給流量は大きな値になって
いる。
以下供給圧力は常に一定に保持されているものとして説
明を進める。
すなわち流体抵抗が大きくなれば供給流量は小さくなり
、反対の場合は大きくなる。
次に制御ノズル5に制御流が入った場合、入力ノズル3
よりの噴流は上記制御流との衝突で干渉領域14から左
に向って偏向を起す。
偏向した噴流は渦室1内で渦流となり出力口2から流出
するが、この渦流の作用によって干渉領域14と出力口
2の間に大きな圧力差が生ずる。
この圧力差によって素子の流体抵抗は大きくなり出力流
量は大巾に低下する。
すなわち、制御流がない場合、流体抵抗は小さく弁が開
放された状態を作り、制御流があると流体抵抗が大きく
なって弁が閉じた状態を作り出すものである。
ところで、第3図aは従来の素子の形状であり入力ノズ
ル3の端部15,16は直角に近い状態にされている。
このため、噴流Aは制御流Bの作用でその端部15,1
6より偏向されるだけであまり大きな値とならない。
偏向が小さいと渦室1内での渦流も弱く大きな圧力差を
作り出すことができない。
その理由は渦流による圧力差は噴流の渦室に対する線方
向速度により決定されたためであり、偏向が小さいとこ
の接線方向速度がベクトル的に減少するからである。
第3図すは入力ノズル3の左側部にテーパ面17を形成
した場合であるが噴流Aの偏向は第3図aに比較して大
きくなる。
その理由は、テーパ面17に噴流の付着力が発生するた
めである。
しがし右端部15が直角となっているため、噴流Aの付
着力がこの端部15側にも大きく働きテーパ面17側の
付着力を弱めてしまうため、噴流Aはあまり偏向が大き
くならない。
ところが入力ノズル3の両端部をテーパ面6゜7とした
場合はこのテーパ面7側の付着力はテーパ面6よりも大
きくなり噴流Aは大きく偏向する。
すなわち第3図aでの端部15への噴流付着が第1図と
第3図Cではテーパ面6となっているため、大きくなら
ず十分にテーパ面7側に付着力が働くためである。
第4図において、各渦流素子特性を示す。
X軸は制御流量、Y軸は出力流量、aは第3図aに示し
た素子の特性、bは第3図すに示した素子の特性、そし
てCが本考案素子の特性である。
これによればCの場合が一番最小出力流量Qsが小さく
素子の弁作用が最大であることを示している。
入力ノズルの先端をテーパ状に設定することにより制御
流がない場合は従来の素子同様噴流Aの直進性が確保で
き、さらに制御流が入った場合、テーパ面の付着効果が
加味されるため噴流Aの偏向を従来になく大きくとれ、
その結果、大きな素子形状変化を施すことなく制御流が
入った場合の素子出力流量を低減させることが可能とな
り、従来にない大きな流量変化を作り出すことができる
ようになった。
そのため素子を弁として使用できる範囲も広がり非常に
有用な渦巻型流体素子を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部欠截平面図、第2
図は側面図、第3図に動作説明図、第4図は特性比較図
である。 1・・・・・・渦室、2・・・・・・出力口、3・・・
・・・入力ノズル、5・・・・・・制御ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に出力口を有する渦室と、この満室の外周部に連
    設し、かつ入力口からの流体を上記出力口に向は方向規
    制する入力ノズルと、この入力ノズルから噴出される流
    体を、その渦室への出口近傍において、上記渦室内で渦
    流とする制御流体を噴出する制御ノズルとよりなり、上
    記入力ノズルの渦室側先端の両側面を渦室側に広がるよ
    うなテーパ状に設定した渦巻型流体素子。
JP10023980U 1980-07-15 1980-07-15 渦巻型流体素子 Expired JPS595209Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023980U JPS595209Y2 (ja) 1980-07-15 1980-07-15 渦巻型流体素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10023980U JPS595209Y2 (ja) 1980-07-15 1980-07-15 渦巻型流体素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5625804U JPS5625804U (ja) 1981-03-10
JPS595209Y2 true JPS595209Y2 (ja) 1984-02-16

Family

ID=29332970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10023980U Expired JPS595209Y2 (ja) 1980-07-15 1980-07-15 渦巻型流体素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595209Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113329B2 (ja) * 1986-12-15 1995-12-06 三井造船株式会社 ガスタ−ビン
JPH0349862A (ja) * 1989-07-13 1991-03-04 Noritake Co Ltd 角鋼片の研削機とその研削方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5625804U (ja) 1981-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0024670B1 (en) A self-regulating constant output nozzle for a supply line
US4789104A (en) High pressure coaxial flow nozzles
JPS595209Y2 (ja) 渦巻型流体素子
US3503410A (en) Fluid amplifier
US2320050A (en) Deflector ring
JP2868970B2 (ja) 整流装置
JPS5865905A (ja) 蒸気タ−ビンの制御弁
JPH083775Y2 (ja) 流量制御弁
US2735444A (en) Uiiilcu ouiics jt
JPS6124780Y2 (ja)
JPS6221185Y2 (ja)
CN114198505A (zh) 截止阀
JPH0212359Y2 (ja)
JPS5865904A (ja) 蒸気タ−ビンの制御弁
JPH0339643Y2 (ja)
JP2507920Y2 (ja) ノズルの構造
JPH01158856U (ja)
JPH09137485A (ja) 節水栓
JP2925058B2 (ja) フルイディック流量計
JPH0325501Y2 (ja)
JP2508985Y2 (ja) フルイディック流量計
JP2934138B2 (ja) フルイディック流量計
JPH077679Y2 (ja) 圧力調整装置
JPH10240351A (ja) 流量制御弁
JPS5968875U (ja) 直動形圧力設定式逆止弁