JP2507920Y2 - ノズルの構造 - Google Patents

ノズルの構造

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JP2507920Y2
JP2507920Y2 JP4315990U JP4315990U JP2507920Y2 JP 2507920 Y2 JP2507920 Y2 JP 2507920Y2 JP 4315990 U JP4315990 U JP 4315990U JP 4315990 U JP4315990 U JP 4315990U JP 2507920 Y2 JP2507920 Y2 JP 2507920Y2
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剛 石川
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三井鉱山株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガス、粉粒体等の流体を大量に且つ急速
に流通させて分散噴流させるノズルの構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来この種のノズルとしては、ノズル主管側壁の噴流
口より高圧ガス等の制御流体を噴流し、該主管壁面に沿
って壁付着流を起し、コアンダ効果によってガス、粉粒
体等の主流体を吸引して、ノズル先端より噴出させるよ
うに構成されているものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このノズルは主流体がノズル主管の壁
面を高速で流れるが、軸芯部は低速となり、空胴化現象
を生じ、吸引力が低下する。この現象はノズル主管が大
径となる程主流体の流量低下が著しいと共に、ノズル先
端より噴出の際の気流分散力が弱く、主流体の均一な拡
散が得られない等の問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
これを達成する手段として、この考案は、主流体の供
給路に対峙連設するノズル主管の端部に、制御流体供給
部に連通する噴流口を開口し、該噴流口を環状の細隙に
形成すると共に、該噴流口から主管内壁に亘る壁面をコ
アンダ効果を生じる弯曲壁面に形成し、該弯曲壁面に対
面する主管の軸芯部に流線形状の中子を備えたものであ
る。
〔実施例〕
この考案の構成を図面に示す実施例について以下詳細
に説明する。
第1図および第2図はこの考案の第1実施例であっ
て、ノズル主管1の上流端部分をジャケット3で覆うよ
うにネジ4によって、後記する細隙eの間隔を調節可能
に結合すると共に、ジャケット3にガス、粉粒体等の主
流体Bの供給路管体9を上記ノズル主管1の上流側に連
結する。ジャケット3には環状空間部5が形成され、こ
れに連通するように制御流体である高圧ガスAの供給管
8が取付けられている。又ジャケット3には上記環状空
間部5に通ずる突出端部6とノズル主管1との間に制御
流体噴流口7を開口する。この噴流口7は環状の細隙e
に形成されており、該噴流口7からノズル主管1の内壁
に亘る壁面をコアンダ効果を生ずるように滑らかな弯曲
壁面2に形成され、下流に向って大径になるように拡張
されている。さらにノズル主管1の軸芯部には該弯曲壁
面2と対面するようにリブ10によって支持され、下流側
に向って大径となる流線形状の中子11が取付けられてい
る。
この様に構成されているので、高圧ガスAを供給管8
から供給すると、該高圧ガスAは環状空間部5を介して
制御流体噴流口7の細隙eよりノズル主管1内に噴出す
る。その際噴流口7からノズル主管1の内壁面は弯壁面
2に形成されているので、高圧ガスAは該弯曲壁面2に
沿って壁付着流となって音速近い速度でノズル主管1の
内部に流入する。それによってこの部分はコアンダ効果
による負圧を生じるため、供給路管体9の主流体Bが吸
引される。この吸引される主流体Bは上記コアンダ効果
により弯曲壁面2に沿って高速で流れると共に、軸芯部
で起り易い非常に遅い流れの空胴化現象も、中子11によ
って防止され、軸方向の吸引力が増加し、主流体Bの流
量が増大する。又これと相俟ってこの部分での気流の分
散力が増大して、主流体Bを均一に拡散させることがで
きる。
第3図はこの考案の第2実施例であって、ノズル主管
1の内壁面を円錐状に絞り、これに伴なって中子11も下
流側を小径状の流線形状に形成したもので、その他の構
成は第1実施例と同様に構成されている。
これによる主流体B、制御流体Aの作用は第1実施例
のものと同様である。
〔考案の効果〕
以上、各種実施例について詳細したように、この考案
は、主流体の流量を制御流体で制御できる上、主流体は
ノズル主管の弯曲壁面によるコアンダ効果と、中子の存
在によって、ノズル主管内に極低速の空胴化現象を生ず
ることなく高速流で大量に流入し、これと相俟って気流
の分散力を増大し、均一に拡散して主流体を噴出させる
ことができる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の縦断側面図、第2図は
第1図I−I線に沿った断面図、第3図はこの考案の第
2実施例の縦断側面図を示す。 1……ノズル主管 2……弯曲壁面 3……ジャケット 5……環状空間部 7……制御流体噴流口 8……供給管 9……供給路管体 A……制御流体 B……主流体 e……細隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主流体の供給路に対峙連設するノズル主管
    の端部に、制御流体供給部に連通する噴流口を開口し、
    該噴流口を環状の細隙に形成すると共に、該噴流口から
    主管内壁に亘る壁面をコアンダ効果を生ずる弯曲壁面に
    形成し、該弯曲壁面に対面する主管の軸芯部に流線形状
    の中子を備えたことを特徴とするノズルの構造。
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JPS60222591A (ja) * 1984-04-20 1985-11-07 Matsushita Seiko Co Ltd 軸流送風機の起動負荷軽減装置

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