JPS595201Y2 - 小形油圧装置 - Google Patents

小形油圧装置

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Publication number
JPS595201Y2
JPS595201Y2 JP17428278U JP17428278U JPS595201Y2 JP S595201 Y2 JPS595201 Y2 JP S595201Y2 JP 17428278 U JP17428278 U JP 17428278U JP 17428278 U JP17428278 U JP 17428278U JP S595201 Y2 JPS595201 Y2 JP S595201Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pump
passage
tank
hydraulic
Prior art date
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Expired
Application number
JP17428278U
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English (en)
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JPS5592901U (ja
Inventor
隆夫 森井
隆幸 平尾
Original Assignee
油研工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、タンク内に戻り油が静穏に戻され、かつ加
工が容易にして自在な油の戻り通路をもつ小形油圧装置
に関する。
基板に油圧ポンプ、作動油タンク等を設けてなる小形油
圧装置においては、戻り油は基板外周から内部に穿設し
て作動油タンク内に開口させた戻り油路を経て該タンク
内に流入させているが、一般にはその開口部はタンク油
面下にくるように構成している。
したがって、戻り油路内の流速が遅い場合には油面下で
ポンプボディに衝突しても該ボディ面又は該タンク内面
に沿って流下するから油面の波立ちは少なくて大気捲き
込み等の支障現象は起らないが、流速の増大につれて噴
流になった戻り油は激しくボディ面又はタンク内面に衝
突して油面の油が攪拌され、飛び散り、さらには大気を
捲き込んで泡立ち現象が起り、そのためにポンプ破損お
よび騒音発生の不具合が生じる。
これに対して種々の対策が案出されているが、例えば戻
り油の通路の開口部を唯単に油面下の深部に導いて噴出
させてもタンク容量が少量に限定されているため顕著な
効果が得られず、また流出する油を傾斜壁面に沿導して
油面まで流下させてタンク内での油の飛散、泡立ち等の
防止を行なうもので、流速の大きいときには通路の開口
部から油面に至るまでに空気の接触がある限り空気を捲
き込むおそれが充分にある上に、傾斜壁面を流下する油
と停滞しているタンク内の油とが油面上で衝突して波立
ちが起って泡立ち現象が生じる可能性がある。
また、外部との戻り油の接続ポートをタンク油面上にし
か設置できない場合には一般的に配管で該油面下に導入
するか、あるいは基板にきり穴、中子による鋳抜き穴等
を設けて行なうことになるが、容積の制約から油の通路
の断面積を自由に大きく形成できないために、通路から
の油の流出方向によってはタンク内壁面との衝突から油
面上の波立ちが避けられない。
この考案は、上述したような現状から、戻り油の通路の
開口部をあくまでも油面下に設けるとともに、該開口部
近傍における戻り油の流速が減少するように戻り通路を
拡大し、さらに戻り油の流れがタンク内壁面とポンプボ
テ゛イ外面間で反射して対向し合う流れとなりこれによ
り流速を減衰するように戻り通路の開口部を位置させる
ことで従来技術の欠点を除いた小形油圧装置を提供する
ことを目的としている。
すなわち本考案の小形油圧装置においては、油圧ポンプ
と作動油タンクを装着する基板に穿設した上記ポンプか
らの油の戻り油路を、前記ポンプのボディ外周の両側の
基板壁に形成させた溝および鉄製を被うポンプ端カバー
からなる通路に接続させるとともに、前記溝による通路
の断面積を前記戻り油路の断面積より大にし、さらに上
記通路の両側開口端をポンプボディ両側部にてタンク油
面下に位置させたものである。
つぎに、この考案の実施例を図面によって説明すれば、
第1および2図において、1は油圧ポンプ、作動油タン
ク等を設ける基板、2は前記基板に設けた戻り油路、3
は前記戻り油路からの作動油をタンク内の油面下に導く
ために前記基板に設けた溝であって基板と一体構造のポ
ンプボディ10の外周と基板壁11で形成されていてそ
の通路断面積は前記戻り油路の断面積より大にしである
また4はポンプ端カバーで前記溝を閉鎖して作動油を前
記油面下に導く通路を形成させるために前記基板壁を覆
っている。
5はタンクカバーで基板1に取付ボルト14で装着され
ていて作動油7を収容する作動油タンクを構成してエア
ブリーザ6を備えており、また8はポンプ内蔵品、9は
プレートで前記ポンプボディおよびポンプカバーとで油
圧ポンプを構成している。
アクチュエータからの戻り油は、戻り油路2を経て溝3
に流入するが、鉄製による通路は前記戻り油路よりも通
路断面積を大に形成しているので、油の流速は減速され
て油面下に導入され、さらに該戻り油はポンプボディ1
0で部分されて溝3の両開口部がら油面下に流出して基
板下部12に衝突し、その反射流が互いにポンプボディ
下部13でぶつがり合うがら、流速エネルギはさらに減
衰する。
したがって、この考案によれば、タンク内の作動油の大
気捲き込みがなくなって油の白濁が起ることがなくなる
とともに、キャビテーション、騒音発生を防止でき、ま
た油の沸き立ちによるエアブリーザ等の開口部分がらの
外部漏れが起るおそれが全くなくなり、さらに上述の効
果のためにタンク容量が小さくても大流量を流せるので
油圧装置としての小形化が実現でき、さらにまたポンプ
カバーを利用して溝を閉鎖することで戻り油を油面下に
導入する通路を構成させているから、きり穴、中子によ
る鋳抜き穴等基板の加工上の困難がなくて容易にしかも
自在に戻り通路の断面積を大きく形成でき、したがって
工数が低減できて原価が安くなるなど、この考案の実益
には大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す縦断側面図、第2図
は、前面のX−X切断面図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・戻り油路、3・・
・・・・溝、4・・・・・・ポンプカバー、9・・・・
・・プレート、10・・・・・・ポンプボディ、11・
・・・・・基板壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧ポンプと作動油タンクを装着する基板に穿設した上
    記ポンプからの油の戻り油路を、前記ポンプのボディ外
    周の両側の基板壁に形成させた溝および該溝を被うポン
    プ端カバーからなる通路に接続させるとともに、前記溝
    による通路の断面積を前記戻り油路の断面積より大にし
    、さらに上記通路の両側開口端をポンプボディ両側部に
    てタンク油面下に位置させたことを特徴とする小形油圧
    装置。
JP17428278U 1978-12-21 1978-12-21 小形油圧装置 Expired JPS595201Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17428278U JPS595201Y2 (ja) 1978-12-21 1978-12-21 小形油圧装置

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JP17428278U JPS595201Y2 (ja) 1978-12-21 1978-12-21 小形油圧装置

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Publication Number Publication Date
JPS5592901U JPS5592901U (ja) 1980-06-27
JPS595201Y2 true JPS595201Y2 (ja) 1984-02-16

Family

ID=29180751

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JP17428278U Expired JPS595201Y2 (ja) 1978-12-21 1978-12-21 小形油圧装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58151727U (ja) * 1982-04-07 1983-10-11 マツダ株式会社 弾性体ブツシユ

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Publication number Publication date
JPS5592901U (ja) 1980-06-27

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