JPS5951819B2 - フアスナチェ−ン用のスペ−ス形成兼止具取付装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は互にかみ合ったストリンガより成る連続したフ
ァスナチェーンに、務歯を取除いたスペースを形成する
と同時に務歯の列のスペースに隣接した部分に止具を取
付ける装置に関する。

このようにスペースの形成と止具の取付を同時に行うも
のとしては、米国特許第２．９７２．１５０号明細書に
開示された装置が知られている。

この装置においては、スペースを形成するため務歯の頭
部をせん断によって切取るためのスペースパンチと、止
具をチェーンのテープに打込むためのドライバパンチと
が一体となって動くようにプレスヘッドに取付られてお
り、プレスヘッドの下降によりスペースが形成され同時
に止具がテープに取付られる。

しかしながら、この装置においては、予め別の機械によ
って下部が開いた矩形状に成形された止具素材を用いる
ため工程数が多くなり、またこのように成形された個々
の止具素材を正確な向きでドライバパンチの下まで案内
する必要があるため止具素材供給の構造が複雑なものと
なっている。

このように予め成形された止具素材を用いることなく、
止具用の線材を供給しこれをパンチで適宜な長さに切断
すると同時に折曲げ止具素材に成形し、これをドライバ
パンチでテープに押込む機構も知られている。

しかし、スペースの形成と同時に当該スペースの端部に
隣接した位置に止具を取付るため、上述の機構をスペー
スパンチに近接させて設けると、種々のパンチが一箇所
に集まるため全体の機構が複雑になり、特にパンチの交
換に非常な手数を要することになる。

これらのパンチは摩耗や損傷のため及びテープの種類の
変更に合わせ容易に交換できることが要求されるもので
あり、従ってこのような要求を満足する装置の実現が望
まれてりた。

本発明は、上述の如き従来技術の問題点に鑑み、線材を
止具の素材としスペースの形成と止具の取付とを同時に
行うことが可能であり、かつパンチの取外し及び取付が
容易である装置を提供することであり、以下その実施例
を図面を参照し説明する。

初めに第１図及び第２図を参照し、本発明による装置の
全体的構成を説明する。

・１１はケーシングであり、基部１２及び基部から直立
する本体１３とを有している。

本体１３にはその下方部にそれを横断する方向にチェー
ン通路１４を有している。

ケーシング１１はチェーン通路の上方においては筒状の
フレーム部１５を形成していて、その内部にパンチホル
ダ１６が上下方向に摺動可能に収容されている。

パンチホルダ１６にはねしく図示せず）により、該ホル
ダの下面から一部が突出するようにスペースパンチ１８
が固定されている。

スペースパンチ１８は第３図に示されるように連続した
ファスナチェーン２１の一部において務歯２２の頭部を
せん断によって切取り、これによってチェーンのテープ
のビードをはさんでいる務歯の脚部が脱落することを可
能としこれによって一定長さのスペースを形成するもの
で、薄く長い形態を有している。

チェーン通路１４の下方にはスペースパンチ１８を受け
る孔を有したダイ２３が設けられている。

パンチホルダ１６は横方向に溝２４を有しており、後に
説明するように止具をテープに打込むためのドライバパ
ンチ２５の頭部２５′がこの溝内に嵌合している。

従ってパンチ２５はボルト等で固定することなくパンチ
ホルダ１６と一体に上下運動する。

さらに、ドライバパンチ２５と筒状フレーム部１５の内
壁との間にはカッティングパンチ２６が設けられており
、また該カッティングパンチには溝２９ （第３図参照
）が設けられ、ドライバパンチ２５はこの溝内に収容さ
れその中を上下方向に運動できるようになっている。

またこのカッティングパンチ２６は筒状フレーム部１５
の内壁により上下方向以外の運動を規制されこれによっ
てドライバパンチ２５の横方向の運動も規制される。

さらにカッティングパンチ２６は、ドライバパンチの頭
部２５′上面にカッティングパンチ２６の段部２６′が
係止するようになっておりそれによりカッティングパン
チ２６が下方にそれ以上下刃、ｆらないようになってい
る。

ドライバパンチ２５の下方において、止具の線材を折曲
げるためのベンダ２７がフレーム部１５に対し取付られ
ており、ドライバパンチ２５の行路内に突出する位置と
それから外れる位置との間で運動可能となっている。

ベンダ２７の先端にはアンビル部２８が形成されていて
後に説明するようにアンビル部はカッティングパンチ２
６と共に止具線材３１を下方が開いた矩形状に成形する
ためのグイとして作用する。

カッティングパンチ２６の下端部は第２図に示すように
二叉になっており該パンチの下端がベンダ２７の頂面に
干渉せずにさらに下方に進めるようになっている。

第３図に示されるように、カッティングパンチ２６の下
端の脚部の内、止具線材３１の送り方向に関して上流側
の脚部２６ａは、その外方側縁に略長三角形の刃３２を
有しており、アンビル部２８上に送られた止具線材３１
はカッティングパンチ２６の下降により切断され、両端
がとがった一定長さの止具素材３３となる。

この切断時に第４図に示されるように、止具線材３１を
案内する構造物３４がグイとして機能する。

止具線材３１の切断後さらにカッティングパンチ２６が
下降すると２つの脚部２６ａ、２６ｂは止具素材３１の
両端部をアンビル部２８の周りに折曲げ脚部の内壁とア
ンビル部の頂壁とにより形成される下端の開いた矩形状
に止具素材を成形する。

ベンダ２７及びカッティングパンチ２６には各々カム面
３５．３６が設けられており、カッティングパンチ２６
が止具の成形後さらに下降するとこれらカム面が接しベ
ンダをは゛ね３９の力に抗して押込めアンビル部がドラ
イバパンチ２５の行路から外れるようになっている。

これによって止具はカッティングパンチ２６の脚部のみ
により支持されるようになる。

カッティングパンチ２６はパンチホルダ１６に対し、一
定の位置までパンチホルダと共に下降するが、それ以上
のパンチホルダの下降には追従しないような態様で結合
される。

このためカッティングパンチ２６の上端は、ピン３７で
枢着された２つのリンク３８．４１を介してパンチホル
ダ１６から突出するブラケット４２に結合されている。

即ちカッティングパンチ２６の上端はピン３７ａにより
リンク３８の下端に枢着されリンク４１の上端はピン３
７ｂによりブラケット４２に枢着されている。

リンク３８，４１は外方に屈曲するようにピン３７ａと
ビン３フｂ間が規制されている。

すなわちカッティングパンチ２６の段部２６′をドライ
バパンチ２５の頭部２５′上面に係止させることにより
ピン３７Ｈの下限が決まりピン３７ａとピン３７ｂとの
間隔が規制されるものである。

リンク３８．４１の外方への屈曲を防止するため筒状フ
レーム部１５には案内面４３が設けられており、この面
の範囲内ではパンチホルダ１６の下降運動はそのままカ
ッティングパンチ２６に伝達される。

Ｌ字形レバー４４がフレーム部１５に揺動可能に取付ら
れており、その下端部４５が案内面４３の下方にくる位
置に向けばね４６によって押圧されている。

パンチホルダ１６が下降を続けるとリンク３８．４１は
案内面４３との係合から外れリンク３８，４１はばね４
６の力に抗し外方に屈曲してパンチホルダ１６のみが下
降することを許容する。

又リンク３８，４１が案内面から外れる位置はカッティ
ングパンチ２６の下端がチェーン２１のテープに接する
直前で選ばれ、テープを傷めることがないようにされて
いる。

またこのときは゛ね４６によってカッティングパンチに
は下方に押す力が有りしたがってテープを押圧しなから
止具の取付作業を行なう。

ピン３７，３７３．３７ｂはフレーム部１５の内壁によ
りその軸線方向の移動を阻止されているがパンチホルダ
１６をフレーム部から抜出すことによりリンク３８．４
１から外すことができ、これによって２つのパンチ２５
．２６がパンチホルダ１６がら容易に取外せる。

ケーシング１１のドライバパンチ２５の下方の部分には
、折曲げダイス部分５１が形成されていて、ドライバパ
ンチ２５により押圧されてチェーン２１のテープを貫い
た止具３３の脚部を内方に折曲げる。

またチェーン通路にはその入口部及び出口部に各々上部
チェーン案内５２．５３及び下部チェーン案内５４．５
５が設けられチェーンを案内するようになっている。

上部の案内５２はピン５６によってフレーム部１５に枢
着されており、ばね５７によって常時チェーン２１を押
圧する方向に付勢されている。

パンチホルダ１６はプレスのラム５８に接続ロッド６１
を介して接続されており、該接続ロッドはピン６２によ
ってパンチホルダ１６に結合されている。

このピン６２もピン３７，３７ａ、３７ｂと同様にパン
チホルダ１６の上部を筒状フレーム部１５より持上げる
ことにより容易にパンチホルダ１６から抜き出せ、これ
によりパンチホルダと接続ロッド６１を取外すことがで
きる。

パンチホルダ１６には内部に縦方向に孔６３が設けられ
ておりその内部を位置決め部材６４が運動し得るように
なっている。

孔６３内には横断ピン６５．６６が固定されていて、ば
ねによって下方に押圧されている位置決め部材６４に設
けたスロワ１−６７．６８内に延び、位置決め部材の運
動を規制するようになっている。

スロワｌ−６７，６８の形状は、位置決め部材６４がパ
ンチホルダ１６に相対的に上方に運動するとその下端が
第１図で見て右方に揺動する如く選ばれている。

位置決め部材６４の下端はチェーンの務歯間の小さな間
隙に入る爪部７１となっている。

第１図及び第２図において、７２はエアダクトであり、
これは加圧された空気をベンダ２７内のノズル７３を介
して放出させ、スペースパンチ１８によって切断された
務歯のくずを吹飛ばしこれらが止具線材３１の上に飛び
乗ることによって起きる止具形状不良を防いでいる。

第４図は止具線材３１の送り機構を示すもので、フレー
ム部１５から突出するブラケット７４に枢着された揺動
レバー７５を有している。

パンチホルダ１６はそれに固定されたカム部材７６を有
していて、そのカム面７７と揺動レバー７５に設けたカ
ムフォロア７８との協働作用によって、パンチホルダ１
６の下降運動の一定時期に揺動レバー７５を外方に一定
量揺動させるようになっている。

□揺動レノ伸７５はばね８１によって図で見て右方に引
かれており、従ってパンチホルダの上昇により元の位置
に戻る。

揺動レバー７５の下端部にはテーパ溝８２が設けられ、
また該テーパ溝８２が解放している側の側部にはロール
ホルダ８３が揺動可能に取付られている。

ロールホルダ８３はその下端部１対のグリップロール８
４′を有し、当該ロールをテーパ溝８２内に横断方向に
延びるようにかつロールホルダに対し限られた範囲の相
対運動が可能なように支持している。

ロールホル７８３ばばね８５によって右方に引張られて
いるが図示しないストッパにより図に示した位置に止す
るようになっている。

テーパ溝８２、ロールホルダ８３、グリップロール８４
及びばね８５と同一の構成の装置がケーシング１１側に
も設けられておりその各々の部材を同じ数字にダッシュ
を付して示しである。

パンチ、ホルダ１６が下降しこれに応じて揺動レバー７
５が外方に揺動すると、グリップロール８４は溝８２の
壁と線材３１とによりテーパの広い方に移動する方向の
力を受けるためロール８４は線材を把持することなく揺
動レバー７５の外方への揺動を許容する。

このとき線材３１はロール８４により左方向にわずかな
摩擦力を受けるが、この方向の運動はグリップロール８
４′をテーパの狭い方に移動させる向きであるため線材
はロール８４′に把持され移動しない。

パンチホルダ１６が上昇すると揺動レバー７５はばね８
１により反時計方向に揺動し、この際に前述したものと
は逆のグリップロール８４，８４’の作用によって線材
３１は揺動レバーと共に右方に進み、この間グリップロ
ール８４′はその前進を許容する。

このようにして「揺動レバー７５の揺動量に応じた量の
線材３１の送りが得られる。

線材の送り量の調整はアジャスタねじ８６によって揺動
レバーの初期位置を変えて行う。

次に、本発明による装置の動作を説明する。

チェーン２１は図示しない送り装置によってチェーン通
路１４を通して一定量づつ歩進的に送られる。

チェーンの送りが止まるとパンチホルダ１６が下降し位
置決め部材６４の爪部７１がチェーンの務歯間の間隙に
入り込む。

その後さらにパンチホルダ１６が下降すると位置決め部
材は前述の如く一定量右方に揺動し、これによって送り
装置により予め位置を割出されているチェーン２１をさ
らに正確に位置決めする。

このパンチホルダ１６の下降の間にカッティングパンチ
２６は第５Ａ図に示した位置から第５Ｂ図に示した位置
まで移動しアンビル部２８上に送られてきている線材３
１を切断しこれを下端が開いた矩形状の止具に成形する
。

さらにパンチホルダ１６が下降するとカム面３５． ３
６ （第３図）の作用でベンダ２７が引込み成形され
た止具はカッティングパンチ２６のみで支持されるよう
になる。

さらにパンチホルダ１６が下降するとカッティングパン
チ２６は、その下端がチェーン２１のテープに軽く押圧
するかあるいは触れる直前の位置において、その側部４
７とフレーム部１５の側部４８との係合により、それ以
上の下降を阻止される。

一方、ドライバパンチ２５及びスペースパンチ１８はパ
ンチホルダ１６と共に下降を続け、第５Ｃ図及び第５Ｄ
図に示すようにスペースパンチ１８は務歯の頭部を切断
しまたドライバパンチ２５はカッティングパンチ２６の
脚部２６ａ、２６ｂの内壁を案内として止具をテープに
打込み、折曲げダイス部分５１の作用によりその脚部を
折曲げ、止具をテープに固定する。

頭部を切断された務歯は第３図に示すようにその脚部が
テープのビードを締付る力を失って脱落し、務歯のない
スペースが形成される（第６図）。

この間に切断された務歯のくずはノズル７３からの空気
により吹飛ばされ次のサイクルにおいて各種パンチの運
動に干渉しない。

次いでパンチホルダ１６は持上げられ、この間にリンク
３８．４１はカム面４３との係合により伸長して、カッ
ティングパンチ２６の他のパンチに対する相対位置は初
期の状態に戻り、次いでチェーン２１が一定最速られ、
再び同じサイクルがくり返される。

上述の例においては、カッティングパンチ２６をパンチ
ホルダ１６に接続する機構としてピン３７により枢着さ
れた２つのリンク３８，４１を示したが、本発明の装置
はこのような機構に限定されるものではなく、必要なこ
とはカッティングパンチが下方への運動の一定の範囲は
パンチホルダ１６と共に下降し、その後パンチホルダに
相対的に上昇運動が可能となり、スペースパンチ１８及
びドライバパンチ２５が務歯の切断及び止具の打込みの
ためさらに下降してもチェーンのテープを損傷すること
がないようにすることである。

第７図はこのような作用を可能とする機構の変形例を示
すもので、ここで第１図に示すものと同じ要素は同じ番
号を付して示しである。

カッティングパンチ２６はほぼ自由状態にあるは゛ね９
１によってパンチホルダ１６に接続され図示の位置にと
どまるようになっている。

パンチホルダには図示しないばねにより反時計方向に付
勢されている係止部材９２が枢着されており、その先端
部に設けたピン９３が案内溝９４に嵌入することによっ
てその揺動位置が定まるようになっている。

また係止部材９２の先端部にはカッティングパンチ２６
の上端に係合し得る位置に肩部９５が設けられている。

パンチホルダ１６が下降するとそれに応じカッティング
パンチ２６も下１年する。

カッティングパンチが止具線材３１と接するとこれによ
って上向きの力を受けるが、係止部材９２の肩部９５と
カッティングパンチ２６の上端との係合によってカッテ
ィングパンチはパンチホルダ１６に相対的に上方に運動
することを阻しされ該ホルダと共に下降する。

カッティングパンチ２６の下端がチェーン２１のテープ
に接する直前で係止部材９２が左方に揺動しく第７図に
おいて鎖線で示す）肩部９５がカッティングパンチ２６
から外れるように溝の形状が定められており、従ってカ
ッティングパンチは下端がテープに接しても強い力でテ
ープを押圧することなく３の位置にとどまり、またばね
９１が圧縮されることによりパンチホルダ１６のそれ以
降の下降が許容される。

パンチホルダが上昇する際係止部材は溝９４に案内され
右方に揺動し再びその肩部９５がカッティングパンチ２
６の上端に係合し得る位置に戻る。

尚、図示しないストッパをフレーム音ｌ５１５とカッテ
ィングパンチ１６との間に設け、該パンチがチェーンの
テープに接する直前で確実に停止されそこにとどまるよ
うにしても良い。

本発明は上述したように、１つのケーシング１１の筒状
フレーム部１５内にスペースパンチ１８、ドライバパン
チ２５、及び゛カッティングパンチ２６を収容したため
コンパクトな構成とすることが可能である。

またパンチホルダ１６にのみプレスから上下運動を与え
るのみで全てのパンチの作動が得られる構成であるため
、パンチホルダ１６とプレスとの結合を解除するのみで
ケーシング１１ごと１つのユニットとしてプレスから容
易に取外すことができ、異なる種類のチェーンに合わせ
装置を交換することが非常に容易である。

さらに、筒状フレーム部１５からパンチホルダ１６を抜
出すだけで全てのパンチを該フレーム部外に露出させる
ことができパンチの交換が極めて容易に行なえるのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の１つの実施例の縦断面図；
第２図は第１図に示した装置の一部を切欠いて示す針視
図；第３図は種々のパンチの関係を示す斜視図；第４図
は第１図に示した装置の止具線材送り機構を示す側面図
；第５Ａ図から第５Ｄ図は各種のパンチの動作の説明図
；第６図はスペースを形成され止具を取付られなチェー
ンの平興図；第７図は本発明による他の実施例の縦断面
図である。 １１・・・・・・ケーシング、１５・・・・・・筒状フ
レーム部、１６・・・・・・パンチホルダ、１８・・・
・・・スペースパンチ、２１・・・・・・ファスナチェ
ーン、２５・・・・・・ドライバパンチ、２６・・・・
・・カッティングパンチ、２７・・・・・・ベンダ、２
９・・・・・・カッティングパンチの溝、３１・・・・
・・止具線材、３３・・・・・・止具、３８，４１・・
・・・・リンク、４３・・・・・・カム面、９２・・・
・・・係止部材。 １２３−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 互にかみ合った連続状のストリンガより成るファス
   ナチェーンにスペースを形成し同時に止具を取付る装置
   であり、一体に運動するスペースパンチ及びドライバパ
   ンチを有するものにおいて、筒状フレーム部を有したケ
   ーシングと；前記筒状フレーム部内に摺動可能に設けら
   れ前記スペースパンチ及びオライバパンチとを取付けら
   れているパンチホルダと；前記ドライバパンチと前記筒
   状フレーム部の内壁との間に設けられたカッティングパ
   ンチと；該ドライバパンチの運動行路に突出する位置と
   該行路から外れる後退位置との間で変位可能なように前
   記ケーシングに取付られたベンダと；該ベンダの頂部に
   止具用の線材を供給する線材送り装置と；を有し、前記
   カッティングパンチは前記線材を所定の長さに切断する
   刃をその下縁部に有しまたその下端部は前記ベンダと共
   に下端が開いた矩形状の止具を成形するよう二叉となっ
   ておりかつ前記ドライバパンチがカッティングパンチに
   相対的に移動して前記止具の頂部を押圧するようドライ
   バパンチを摺動可能に案内する溝を有しており、前記カ
   ッティングパンチとパンチホルダとは、カッティングパ
   ンチがパンチホルダと共に予め定めた位置まで下降する
   がその後はパンチホルダの下降のみを許容する機構によ
   り接続されていることを特徴とするスペース形成兼止具
   取付装置。 ２、特許請求の範囲第１項に記載の装置において、前記
   カッティングパンチとパンチホルダとを接続する機構は
   、ピンによって互いに枢着された２つのリンクより成り
   その両端をピンにより各々パンチホルダ及びカッティン
   グパンチに枢着されたリンク装置と、該リンク装置の屈
   曲をパンチホルダの下降運動の予め定めた範囲の間は阻
   止するカム面とを有していることをさらに特徴とするス
   ペース形成兼止具取付装置。 ３ 特許請求の範囲第１項（三記載の装置いおいて、前
   記カッティングパンチとパンチホルダとを接続する機構
   は、パンチホルダにピンにより枢着されカッティングパ
   ンチの一部に係合し得る肩部を有した係止部材と、係止
   部材をその肩部が前記カッティングパンチに係合する方
   向に付勢する装置と、パンチホルダの下降運動の予め定
   めた位位置において前記肩部がカッティングパンチより
   離れるように係止部材を揺動させる装置とを有している
   ことをさらに特徴とするスペース形成兼止具取付装置。 ４′特許請求の範囲第１項又は２項のいづれかに記載の
   装置において、前記ピンは前記パンチホルダを筒状フレ
   ーム部から取出すことにより取外せるようになっている
   ことをさらに特徴とするスペース形成兼止具取付装置。 ５ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい、で、前
   記ドライバパンチは前記パンチホルダに設けられた溝に
   嵌入することによってパンチホルダに対する上下方向の
   運動を制限されまた前記カッティングパンチの溝に嵌入
   することによってパンチホルダに対する横方向の運動を
   制限されることをさらに特徴とするスペース形成兼止具
   取付装置。