JPS5951512B2 - 土木工事用材料 - Google Patents
土木工事用材料Info
- Publication number
- JPS5951512B2 JPS5951512B2 JP4933681A JP4933681A JPS5951512B2 JP S5951512 B2 JPS5951512 B2 JP S5951512B2 JP 4933681 A JP4933681 A JP 4933681A JP 4933681 A JP4933681 A JP 4933681A JP S5951512 B2 JPS5951512 B2 JP S5951512B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfur
- civil engineering
- weight
- iron sulfide
- blast furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/36—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing sulfur, sulfides or selenium
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Ceramic Engineering (AREA)
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は土木工事用材料に関するものである。
詳しくいえば本発明は、水を透過させない土木工事用材
料に関するものである。
料に関するものである。
他の観点から観れば本発明は、施工に際して水を必要と
しない速硬性の土木工事用材料に関するものである。
しない速硬性の土木工事用材料に関するものである。
(先行技術)
加熱して融解されたイオウに硫化鉄の粉末を混入して、
120°〜150℃の温度で混融した固結材、および前
記固結材に砂または砂利等の骨材を加えて混練してなる
固結材が特公昭53−29172号公報に記載されてい
る。
120°〜150℃の温度で混融した固結材、および前
記固結材に砂または砂利等の骨材を加えて混練してなる
固結材が特公昭53−29172号公報に記載されてい
る。
この公知の固結材は、約15分間で十分な強度を発現す
ること、および通常のコンクリ−I・の約2倍の圧縮強
さを有するという点ですぐれたものである。
ること、および通常のコンクリ−I・の約2倍の圧縮強
さを有するという点ですぐれたものである。
しかしながら上記の先行発明においては、砂や砂利など
を骨材とするものであるところ、近年にいたって河用砂
などの良質の天然砂は採取規制の強化にともなって品不
足となり、その結果として上記の先行発明における固結
材の価格が高騰したので、実用に供することが困難にな
って来た。
を骨材とするものであるところ、近年にいたって河用砂
などの良質の天然砂は採取規制の強化にともなって品不
足となり、その結果として上記の先行発明における固結
材の価格が高騰したので、実用に供することが困難にな
って来た。
また価格高騰を回避するために良質の天然砂の使用量を
減少すれば、上記の先行発明の固結材の強度や耐久性が
低下したり、鉄筋の発請を誘発したりする欠点を露呈し
ている。
減少すれば、上記の先行発明の固結材の強度や耐久性が
低下したり、鉄筋の発請を誘発したりする欠点を露呈し
ている。
(発明の目的)
上記の技術の現状に照らして、本発明は砂や砂利を使用
しない土木工事用材料の開発を目的とするものである。
しない土木工事用材料の開発を目的とするものである。
本発明の他の目的は、製鉄所において副生する高炉スラ
グを有効に利用する技術を開発することである。
グを有効に利用する技術を開発することである。
本発明のさらに他の目的は、特公昭53−29172号
公報に記載された固結材よりも強度の強い土木工事用材
料を開発することである。
公報に記載された固結材よりも強度の強い土木工事用材
料を開発することである。
(発明の構成)
本発明者らは、イオウ1重量部に対して硫化鉄精鉱約2
重量部および高炉スラグ約1.3重量部を混合して加熱
し、イオウを融解させた後に混合物をかきまぜて均一に
混和し、ついで常温まで冷却することによって得られる
均一混合物によって本発明の目的を達成できることを創
案した。
重量部および高炉スラグ約1.3重量部を混合して加熱
し、イオウを融解させた後に混合物をかきまぜて均一に
混和し、ついで常温まで冷却することによって得られる
均一混合物によって本発明の目的を達成できることを創
案した。
本発明の構成の細目を以下に詳説する。
(イオウ)
本発明においては、元素の状態にあるイオウは、その出
所の如何にかかわらず、また製法の如何にかかわらずす
べて使用することができる。
所の如何にかかわらず、また製法の如何にかかわらずす
べて使用することができる。
近年は石油の脱硫処理によ−って多量のイオウが回収さ
れるから、そのようなイオウを使用すれば好都合である
。
れるから、そのようなイオウを使用すれば好都合である
。
(高炉スラグ)
イオウの1重量部に対して高炉スラグを0.3重量部よ
り少量の割合で使用すれば、得られる土木工事用材料の
密度が大きく、圧縮強さも大きくなるが、高炉スラグを
3重量部より多い割合で使用すると、得られる土木工事
用材料の密度が小さくなり、圧縮強さが弱くなる。
り少量の割合で使用すれば、得られる土木工事用材料の
密度が大きく、圧縮強さも大きくなるが、高炉スラグを
3重量部より多い割合で使用すると、得られる土木工事
用材料の密度が小さくなり、圧縮強さが弱くなる。
(硫化鉄精鉱)
本発明においては、市販の硫化鉄精鉱をそのままのは状
態で使用する。
態で使用する。
イオウの1重量部に対して硫化鉄精鉱が0.5重量部よ
りも少ない場合には、得られる土木工事用材料の圧縮強
さが弱くなり、硫化鉄精鉱が5重量部よりも多い場合に
は、得られる土木工事用材料の圧縮強さは強くなる。
りも少ない場合には、得られる土木工事用材料の圧縮強
さが弱くなり、硫化鉄精鉱が5重量部よりも多い場合に
は、得られる土木工事用材料の圧縮強さは強くなる。
(製造方法)
本発明の土木工事用材料は下記の方法によって製造する
事ができる。
事ができる。
1 硫黄を容器に入れて加熱し融解させる(95゜〜1
20℃程度で融解する)。
20℃程度で融解する)。
別の容器に硫化鉄精鉱と高炉スラグを入れ、融解した硫
黄と同程度の温度まで加熱する。
黄と同程度の温度まで加熱する。
所望の温度に達した硫化鉄精鉱とスラグに融解硫黄を混
入し、粘性液状物質になるまでかきまぜた後に常温まで
冷却して固化する。
入し、粘性液状物質になるまでかきまぜた後に常温まで
冷却して固化する。
2 硫黄と硫化鉄精鉱とスラグを常温で混合し、この混
合物を容器中で加熱して粘性液状物質になるまでかきま
ぜた後に常温まで冷却して固化させる。
合物を容器中で加熱して粘性液状物質になるまでかきま
ぜた後に常温まで冷却して固化させる。
3 上記いずれの方法による場合でも攪拌しながら冷却
する事により、粒状の材料を得る事が出来る。
する事により、粒状の材料を得る事が出来る。
4 上記の製造方法を実施する際に使用する容器として
は鉄製の開放容器たとえばタンクミキサーまたはドラム
ミキサーを使用する事ができる。
は鉄製の開放容器たとえばタンクミキサーまたはドラム
ミキサーを使用する事ができる。
上記1の製造方法において予熱した硫化鉄精鉱と高炉ス
ラグを融解硫黄と混合する理由は、融解硫黄より低温の
硫化鉄精鉱および高炉スラグを添加すれば、硫黄の温度
が低下して固化するおそれがあるからである。
ラグを融解硫黄と混合する理由は、融解硫黄より低温の
硫化鉄精鉱および高炉スラグを添加すれば、硫黄の温度
が低下して固化するおそれがあるからである。
融解硫黄と硫化鉄精鉱と高炉スラグを混融する時の温度
は、有炎熱源(たとえばガスバーナ)を使用する時には
硫黄に引火する事を回避するため最高限度を120℃程
度とする事が好ましいが無炎熱源(たとえば熱風・蒸気
)を使用する時には硫黄に引火するおそれが少ないから
500℃程度まで上昇させてもよい。
は、有炎熱源(たとえばガスバーナ)を使用する時には
硫黄に引火する事を回避するため最高限度を120℃程
度とする事が好ましいが無炎熱源(たとえば熱風・蒸気
)を使用する時には硫黄に引火するおそれが少ないから
500℃程度まで上昇させてもよい。
(性質)
本発明の土木工事用材料の性質は、下記のとおりである
。
。
(1)圧縮強さが大きい。
圧縮強さは原料の配合比に応じて異なるが、例えば約5
30kg/Cm2の圧縮強度を示す。
30kg/Cm2の圧縮強度を示す。
(2)施工してから固化するまでに要する時間は、わず
か15分ないし20分程度である。
か15分ないし20分程度である。
(3)透過させない。
(4)いったん固化した土木工事用材料を再度加熱して
粘性液状とした後、ふたたび常温まで冷却すると、圧縮
強度がいっそう強くなる。
粘性液状とした後、ふたたび常温まで冷却すると、圧縮
強度がいっそう強くなる。
(用途)
本発明の土木工事用材料はその特性からみて下記の用途
に適するものである。
に適するものである。
■ 型枠に流し込み
ダム工事・港湾工事・トンネル工事・下水道のヒユーム
管の壁面。
管の壁面。
2 粘性液状物質になる事により現場にて吹き付は工事
も出来る。
も出来る。
3 強度を必要とする基礎・基盤
滑走路・機械設置基盤・ビル工事の基礎パイル等。
4 緊急を要する工事。
(施工方法)
本発明の土木工事用材料は120℃程度の温度に加熱す
れば流動性を帯びるから、下記の施工方法が採用できる
。
れば流動性を帯びるから、下記の施工方法が採用できる
。
1 吹きつけ機器により吹きつけ工事
2 型枠に流し込み表面を平にならし放冷すれば15分
ないし20分程度の時間で冷却し固化する。
ないし20分程度の時間で冷却し固化する。
固化したならば所望に応じて型枠を除去する。
(発明の効果)
本発明の効果は下記のとおりである。
1 熱を利用する産業界の余剰熱で材料ができる。
2 固結したものを再利用できる。
315分〜20分程度で固化するので作業能率がよくな
る。
る。
4 水を吸収しない。
5 圧縮強度が非常に大きい。
6 産業界の副産物を原料として利用出来る(強度に多
少の変化あり)。
少の変化あり)。
7 粘性液状物質のため作業がしやすい。
8 水を必要としない。
(製造方法の実施例)
直径約50cmで深さ約60cmの円筒形鉄製容器に1
.800gの硫黄(出光石油株式会社製の粒状品)を入
れ、容器の下からガスバーナーで加熱して融解させた。
.800gの硫黄(出光石油株式会社製の粒状品)を入
れ、容器の下からガスバーナーで加熱して融解させた。
別に前記と同形同質の容器に高炉スラグ(高炉スラグ粗
骨材1505、粒径の範囲15〜5mm:新日本製株式
会社製) 2.400gと硫化鉄精鉱(粒径約0.05
mm、同和鉱業株式会社製)3゜600gを入れ同様に
加熱して硫黄とほぼ同程度となった時に、この混合物に
融解硫黄を添加してかきまぜる。
骨材1505、粒径の範囲15〜5mm:新日本製株式
会社製) 2.400gと硫化鉄精鉱(粒径約0.05
mm、同和鉱業株式会社製)3゜600gを入れ同様に
加熱して硫黄とほぼ同程度となった時に、この混合物に
融解硫黄を添加してかきまぜる。
容器内の3者の混合物が均一な粘性液状物質となった時
に加熱を止め、放冷する事により固体とする。
に加熱を止め、放冷する事により固体とする。
この方法で、同じ組成で4cmX4cm X 16cm
の大きさの試料3個を作成した。
の大きさの試料3個を作成した。
社団法人日本道路建設業協会道路試験場においてこの3
個の試料を試験した結果は、第1表のとおりである。
個の試料を試験した結果は、第1表のとおりである。
又かきまぜながら放冷する事により粒状の固体を得た。
粒状の固体は材料となり貯蔵して置き、使用に際してこ
れを加熱溶融せしめて使用することも可能である事が判
り、現場での原料調合を省略することか゛出来る事によ
り使用が一層容易である。
れを加熱溶融せしめて使用することも可能である事が判
り、現場での原料調合を省略することか゛出来る事によ
り使用が一層容易である。
Claims (1)
- 1 イオウの1重量部に対して硫化鉄精鉱の約2重量部
および高炉スラグの約1.3重量部を混合して加熱し、
イオイを融解させた後に混合物をかきまぜて均一に混和
し、ついで常温まで冷却することを特徴とする方法によ
って製造される土木工事用材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4933681A JPS5951512B2 (ja) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | 土木工事用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4933681A JPS5951512B2 (ja) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | 土木工事用材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57166356A JPS57166356A (en) | 1982-10-13 |
JPS5951512B2 true JPS5951512B2 (ja) | 1984-12-14 |
Family
ID=12828145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4933681A Expired JPS5951512B2 (ja) | 1981-04-03 | 1981-04-03 | 土木工事用材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951512B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221215Y2 (ja) * | 1982-12-21 | 1987-05-29 |
-
1981
- 1981-04-03 JP JP4933681A patent/JPS5951512B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221215Y2 (ja) * | 1982-12-21 | 1987-05-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57166356A (en) | 1982-10-13 |
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