JPS595143Y2 - 消音管 - Google Patents
消音管Info
- Publication number
- JPS595143Y2 JPS595143Y2 JP16673478U JP16673478U JPS595143Y2 JP S595143 Y2 JPS595143 Y2 JP S595143Y2 JP 16673478 U JP16673478 U JP 16673478U JP 16673478 U JP16673478 U JP 16673478U JP S595143 Y2 JPS595143 Y2 JP S595143Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- inner tube
- diameter hole
- muffling
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車等の消音系に組み込まれる消音管に関
する。
する。
一般に自動車の消音系１は第１図に示すように、エキゾ
ーストマニホールドから出た排気ガスを、フロントチュ
ーブ２を通ってブリマフラー３に導びき、ここにおいて
消音した後にリアーチューブ４によってメインマフラー
５に流入させ、ここにおいて再度消音した後にテールチ
ューブ６から大気中に排出するようにしている。
ーストマニホールドから出た排気ガスを、フロントチュ
ーブ２を通ってブリマフラー３に導びき、ここにおいて
消音した後にリアーチューブ４によってメインマフラー
５に流入させ、ここにおいて再度消音した後にテールチ
ューブ６から大気中に排出するようにしている。
しかしながら、このフロントチューブ２、リアーチュー
ブ４は単に排気ガスを輸送するのみであり、はとんど消
音機能を発揮するものではなく、消音系としては別途消
音機能を発揮するものすなわちメインマフラー５あるい
はブリマフラー３を設けなければならない。
ブ４は単に排気ガスを輸送するのみであり、はとんど消
音機能を発揮するものではなく、消音系としては別途消
音機能を発揮するものすなわちメインマフラー５あるい
はブリマフラー３を設けなければならない。
本考案は、かかる消音管を改良し、単に輸送のための管
としてでなくこの管に消音機能をも発揮させるようにし
たものであり、外管の内周壁に外周面が密着するように
多孔付内管を外管内に挿入することにより、本来の消音
機能を発揮するものであるブリマフラー及びメインマフ
ラーの負荷を軽減するかあるいはこれを全く不要とし、
配管に際しての煩られしさ例えばフロントチューブある
いはりアーチューブ自体の長さ設定、形状設定あるいは
ねじり等に対する強度対策等の配慮を軽減するとともに
消音機能の向上を企図した消音管を提供することを目的
とする。
としてでなくこの管に消音機能をも発揮させるようにし
たものであり、外管の内周壁に外周面が密着するように
多孔付内管を外管内に挿入することにより、本来の消音
機能を発揮するものであるブリマフラー及びメインマフ
ラーの負荷を軽減するかあるいはこれを全く不要とし、
配管に際しての煩られしさ例えばフロントチューブある
いはりアーチューブ自体の長さ設定、形状設定あるいは
ねじり等に対する強度対策等の配慮を軽減するとともに
消音機能の向上を企図した消音管を提供することを目的
とする。
以下、本考案に係る消音管を図面につき説明する。
第２図は本考案に係る消音管の縦断面図を示すものであ
り、この消音管１０は第１図のフロントチューブ若しく
はリアーチューブのいずれか一方蓋しくは両方を構成す
るものであり、外管１１の内周壁１２に外周面１３が密
着するように多孔付内管１４を外管１１内に挿入したも
のである。
り、この消音管１０は第１図のフロントチューブ若しく
はリアーチューブのいずれか一方蓋しくは両方を構成す
るものであり、外管１１の内周壁１２に外周面１３が密
着するように多孔付内管１４を外管１１内に挿入したも
のである。
この多孔付内管１４は二重管構造を有し、第１内管１５
は外管１１の内周壁１２に外周面が密着しかつ大径孔１
６が開設されたものであり、第２内管１７はこの第１内
管１５の内周壁１８に外周面が密着し、かつ前記大径孔
１６と連通した小径孔１９が開設されたものである。
は外管１１の内周壁１２に外周面が密着しかつ大径孔１
６が開設されたものであり、第２内管１７はこの第１内
管１５の内周壁１８に外周面が密着し、かつ前記大径孔
１６と連通した小径孔１９が開設されたものである。
すなわち、この第２内管１７の小径孔１９より伝播した
音は外管１１の内周壁１２と大径孔１６とによって仕切
られた室２０が共鳴室となるため、ここにおいて消音さ
れるようになっている。
音は外管１１の内周壁１２と大径孔１６とによって仕切
られた室２０が共鳴室となるため、ここにおいて消音さ
れるようになっている。
したがって、この消音管１０内は多数の共鳴室が形成さ
れることになり、高い消音効果を発揮することになる。
れることになり、高い消音効果を発揮することになる。
外管１１の口径：３０〜５００ｍｍ
各多孔付内管１４の肉厚：０．５〜３ｍｍ大径孔１６の
口径：３〜１０ｍｍ 小径孔１９の口径：２〜５ｍｍ のものを用いて消音実験を行なった結果、全周波数にお
いて特に１０００ Ｈｚ以上の高周波の消音を行うこと
ができた。
口径：３〜１０ｍｍ 小径孔１９の口径：２〜５ｍｍ のものを用いて消音実験を行なった結果、全周波数にお
いて特に１０００ Ｈｚ以上の高周波の消音を行うこと
ができた。
なお、本考案は上述した実施例に何ら限定されるもので
はなく、この多孔付内管１４は二重構造のみに限らず多
重管構造であってもよく、また大径孔１６と小径孔１９
とは必ずしも全部のものが連通している必要もない。
はなく、この多孔付内管１４は二重構造のみに限らず多
重管構造であってもよく、また大径孔１６と小径孔１９
とは必ずしも全部のものが連通している必要もない。
さらに多孔付内管１４は通常の管径を有するものでは外
管１１に外周面全体が完全に密着していることが排気ガ
スの背圧を高めないためにも望ましいが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、大径の排気管の場合、前述
の共鳴室を大きくするためこの内管１４を湾曲若しくは
変形し、両管が部分的に密着している場合であってもよ
い。
管１１に外周面全体が完全に密着していることが排気ガ
スの背圧を高めないためにも望ましいが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、大径の排気管の場合、前述
の共鳴室を大きくするためこの内管１４を湾曲若しくは
変形し、両管が部分的に密着している場合であってもよ
い。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、フロ
ントチューブ若しくはリアーチューブ等の内部に多孔付
内管を挿入したため、この外管の内周壁と、前記内管の
孔とにより仕切られた空間が恰も共鳴室を設けたものと
同様の消音機能を発揮し、しかもこの内管の存在により
管内騒音が外管より外部に漏れることも少なくなり、さ
らにはこの管全体の強度も向上することになる。
ントチューブ若しくはリアーチューブ等の内部に多孔付
内管を挿入したため、この外管の内周壁と、前記内管の
孔とにより仕切られた空間が恰も共鳴室を設けたものと
同様の消音機能を発揮し、しかもこの内管の存在により
管内騒音が外管より外部に漏れることも少なくなり、さ
らにはこの管全体の強度も向上することになる。
また、この内管を多重管構造にすれば外管より外部に漏
れる音はさらに少なくなり、さらにこの内管を大径孔が
開設された第１内管と、この第１内管の内周壁に外周面
が密着し、かつ大径孔と連通した小径孔が開設された第
２内管とから構成すれば、前述した共鳴効果は顕著とな
り、大きな消音効果を期待でき、特にこのように消音効
果が大きければ簡便な消音系で足りる装置の場合メイン
マフラーあるいはブリマフラー等を廃することもでき、
この場合は配管に対する煩られしさを解消することがで
きるという優れた効果を奏することになる。
れる音はさらに少なくなり、さらにこの内管を大径孔が
開設された第１内管と、この第１内管の内周壁に外周面
が密着し、かつ大径孔と連通した小径孔が開設された第
２内管とから構成すれば、前述した共鳴効果は顕著とな
り、大きな消音効果を期待でき、特にこのように消音効
果が大きければ簡便な消音系で足りる装置の場合メイン
マフラーあるいはブリマフラー等を廃することもでき、
この場合は配管に対する煩られしさを解消することがで
きるという優れた効果を奏することになる。
第１図は一般的な自動車の消音系を示す斜視図、第２図
は本考案に係る消音管の一実施例を示す縦断面図、第３
図は第２図のＡ部拡大図である。 １０・・・・・・消音管、１１・・・・・・外管、１２
・・・・・・内周壁、１３・・・・・・外周面、１４・
・・・・・多孔付内管、１５・・・・・・第１内管、１
６・・・・・・大径孔、１７・・・・・・第２内管、１
９・・・・・・小径孔、２０・・・・・・共鳴室。
は本考案に係る消音管の一実施例を示す縦断面図、第３
図は第２図のＡ部拡大図である。 １０・・・・・・消音管、１１・・・・・・外管、１２
・・・・・・内周壁、１３・・・・・・外周面、１４・
・・・・・多孔付内管、１５・・・・・・第１内管、１
６・・・・・・大径孔、１７・・・・・・第２内管、１
９・・・・・・小径孔、２０・・・・・・共鳴室。
Claims (1)
- 第１内管と当該第１内管の内周面に密着嵌合した第２内
管とよりなる内管の外周面に外管を密着嵌合して排気ガ
スを大気中に案内する消音管を構成し、前記第２内管に
小径孔を開設すると共に、前記小径孔より径が大きく前
記小径孔と連通した共鳴室となる大径孔を前記第１内管
に形成してなる消音管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16673478U JPS595143Y2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | 消音管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16673478U JPS595143Y2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | 消音管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5583518U JPS5583518U (ja) | 1980-06-09 |
| JPS595143Y2 true JPS595143Y2 (ja) | 1984-02-16 |
Family
ID=29166308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16673478U Expired JPS595143Y2 (ja) | 1978-12-05 | 1978-12-05 | 消音管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595143Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-05 JP JP16673478U patent/JPS595143Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5583518U (ja) | 1980-06-09 |
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