JPS595130B2 - 難燃性硬質ポリウレタンフオ−ム - Google Patents

難燃性硬質ポリウレタンフオ−ム

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JPS595130B2
JPS595130B2 JP50124593A JP12459375A JPS595130B2 JP S595130 B2 JPS595130 B2 JP S595130B2 JP 50124593 A JP50124593 A JP 50124593A JP 12459375 A JP12459375 A JP 12459375A JP S595130 B2 JPS595130 B2 JP S595130B2
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JP
Japan
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polyurethane foam
rigid polyurethane
flame
lightweight
foam
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JP50124593A
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清 安田
一雄 岡田
勝久 児玉
清博 弓削
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はケイ酸ナトリウムの軽量球体を含んでなる難燃
性ポリウレタンフォームに関し、より詳しくは、軽量球
体がケイ酸ナトリウムを主体とする粒状物を加熱膨積さ
せて得られたものであり、その60重量%以上が5〜3
0mmの直径を有するものに関する。
硬質ポリウレタンフォームはその低い熱伝導率によつて
すぐれた断熱性を発揮するが、耐火性に乏しいのが大き
な欠点である。
この硬質ポリウレタンフォームに難燃性を付与するため
に従来から種々の方法が試みられており、これらを大別
すると次の通りである。G)反応型 5 原料として分子内に燐またはハロゲン原子を付加さ
せたポリオールあるいはポリイソシアネートを用いる方
法。
同 添加型 ポリオールやジイソシアネートなどの出発原10料ある
いはプレポリマーの中にトリクレジルホスフエート(T
CP)、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート(T
DCP)、トリス(β−クロロエチル)ホスフェート(
TCEP)などの燐酸エステル系不燃可塑剤、塩素化パ
ラフ15 イン、テトラブロモエタン、テトラブロモブ
メンなどのハロゲン系不燃可塑剤、ホウ砂、水酸化アル
ミニウムなどの水化物を添加する方法。
ところで上述の方法にはいづれも次のような問題が生じ
ている。20まず0)の反応型には原料自体を調整する
のに複雑な工程を必要とするため、コスト高になる。
また架橋が通常の場合よりも弱く物性の低下が見られる
。(p)の添加型においては、これらの添加剤の使用量
に限界があるため満足のいく難燃性が得ら25れない。
多量部添加すると、難燃効果の増大に反比例して種々の
物性たとえば引張り強度、圧縮強度が低下するからであ
る。また、上述の方法のみでは、ポリウレタンフォーム
の難燃化の程度に限度があり、燃焼時の煙や30有毒ガ
スの発生は避けえない。
そこで、ポリウレタンフォームの面に不燃材を貼りつけ
る方法が考えられるが、この方法でも、火災時ポリウレ
タンフォームの燃焼の開始がやゝ遅れるのみで、ポリウ
レタンフォームの燃焼を完全に防ぐことができ35ない
。本発明者等は、上記のような事情に鑑み種々検討した
結果、ケイ酸ナトリウムを主体とする粒状物を加熱膨積
させて得られた軽量球体であつて、その60重量%以上
が5〜30mmの直径を有するものを含んでなる硬質ポ
リウレタンフォームがすぐれた耐火、断熱性と、建材と
しての強度を兼ねそなえていることを見出し、本発明を
完成するに至つた。
本発明におけるケイ酸ナトリウムは一般式〔式中、Xは
1〜4を、nは0.5〜10の数値を示す。
〕であられされるものである。このケイ酸ナトリウムに
造粒性向上、比重調節、着色、接着性付与等のために、
セルロース、木粉、紙片、ウレタンフォーム粉、ガラス
粉、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ケイ砂、バーミキ
ユライト、澱粉、石膏、セメント、炭、ベンガラ、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリル酸メチル、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、フエノール樹脂、SBR等を粒状物中に30重
量%以下、好ましくは10%以下存在させていてもよい
。ケイ酸ナトリウムを主体とする組成物から粒状物を作
るには、公知の造粒法、たとえば押出機、マルメライザ
一、高速転動式造粒機、噴霧乾燥等の方法を用いること
ができる。
また、組成物を板状に成型してこれを粉砕することによ
つても造粒することができる。このようにしてできた粒
状物は球状が望ましいが、球状でなくても次の加熱膨積
によつて球状に近いものになるので用いることができる
。粒状物の好ましい粒度は、加熱手段によつても異なる
が、通常1〜20m1Lのものが60%以上占める程度
が好ましい。本発明における粒状物中の含水率は好まし
くは10〜35重量%であり、含水率が10重量%より
少いと軽量体ができ難く、含水率が35重量%を越える
と軽量体が球状になり難く、また加熱膨積中に互にくつ
つきやすいなどの難点がある。
含水率の調節は造粒時または造粒後乾燥することによつ
て行うことができる。本発明における加熱膨積の方法と
しては、粒状物を公知の手段、たとえば熱風、直火、砂
浴、油浴、赤外線、遠赤外線、炉、誘電加熱等の加熱手
段により、通常1〜30分加熱すると発泡膨積して軽量
球体が得られる。
この場合、粒状物の内部温度が約100〜300℃に保
たれるように加熱の条件を調節すると、得られた軽量球
体を含む硬質ポリウレタンフォームの難燃性が特に優れ
たものとなる。上記の加熱膨積法のうち誘電加熱を用い
ると得られたフオームの圧縮強度が特に高い。本発明に
よる軽量球体の比重は約0.05〜0.6位で、通常表
面に皮が張つていて吸油性が小さく、強度が大である。
一方、ケイ酸ナトリウムを主体とする板状の発泡体を粉
砕して得られる粒状の軽量物の表面には皮がなく、吸油
性が大で強度に乏しい。従つて、これら両者をそれぞれ
含有する硬質ポリウレタンフォームの難燃性、強度には
大差があり、本発明の方がすぐれている。本発明におい
ては、軽量球体は更に強度や耐水性を高めるためにたと
えば膨積後150〜300℃で30分〜2時間加熱を継
続したり、たとえば塩化カルシウム水溶液などの多価金
属塩で処理したり、ポリ酢酸ビニルなどの高分子化合物
で表面を被覆してもよい。
本発明において、硬質ポリウレタンフォームに含ませる
軽量球体としては、その60重量%以上が5〜30mm
の直径を有するものであり、残りの40重量%以下は1
〜571Lmまたは30mm以上で成型物に許される最
大径までのものを用いることができる。
粒径が上述の範囲より小さいものが主であると、難燃性
硬質ポリウレタンフォームが燃焼後その形状をとどめ難
くなるほど激しく燃焼が続き、一方、粒径が上述の範囲
より大きいものが主であると、局部的に激しく難燃する
など難燃性の点で好ましくない結果となる。本発明にお
いて、この軽量球体を含んでなる難燃性硬質ポリウレタ
ンフォームを作るには、軽量球体と後述の硬質ポリウレ
タンフオーム形成用材料を混合して発泡させたり、軽量
球体で一部または全部を充填した型の中に硬質ポリウレ
タンフォーム形成用材料を注入させて成型させるなどの
方法を用いることができる。
軽量球体の使用量は、難燃性フオームの重量に対して約
80重量%から95重量%である、前に定義した粒度を
有する軽量球体をこの範囲で使用することにより難燃度
のすぐれた準不燃性のフオームが得られる。この成型時
、または成型後に少くとも一面に下記の面材をつけるこ
とによりパネルを作ることができる。面材としてぽ、た
とえば鉄板、アルミニウム箔、アルミニウム板、亜鉛鍍
金鉄板等の金属板、スレート、フレキシブルボード、パ
ーライトボード、石綿セメント板、石綿珪酸カルシウム
板、石綿セメントパーライト板、石綿セメント珪酸カル
シウム板、木毛セメント板、石膏ボード、石膏セメント
板、岩綿板、石綿紙等の無機質系板、難燃性の木質板、
FRP、アスフアルト紙等があげられる。面材の厚さは
、好ましくは0.01m77!〜25m7nで、二種以
上の材料から成つていてもよい。この面材の少なくとも
一方の外面または内面に、スプレー、ロールコーター、
フローコーター等公知の手段で、防錆塗料、難燃性塗料
、不燃性塗料、発泡性塗料等を施したものを用いてもよ
い。
本発明において用いられる硬質ポリウレタンフォームは
従来の方法すなわち原料としてポリエステル類やポリエ
ーテル類のポリオール化合物、有機ポリイソシアネート
類、触媒、整泡剤、発泡剤等を使用し、ワンシヨツト法
あるいはプレポリマ一法などに従つて製造することがで
きる。この原料ポリオール成分としては、たとえばポリ
エーテルポリオールまたはポリエステルポリオールがあ
げられる。
代表的なポリエーテルポリオールの例としては、プロピ
レングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン
、ペンタエリスリトール、α−メチルグリコシド、ソル
ビトール、シヨ糖等のポリオール類、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等
のアミノアルコール類、エチレンジアミン、1・6ヘキ
サンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラアミン、トルイレンジアミン、メチレンビスアニリ
ン等のアミン類、リン酸、ピロリン酸またはこれらの部
分エステル等のリン化合物及びこれ等の混合物にエチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等
を付加して得られるポリエーテルポリオール類があげら
れる。又、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトール、ソルビトールの様なポリオールに、
BF3等のカチオン系触媒の存在下でエピハロヒドリン
等を付加して得られる上記水酸基数範囲のハロゲン含有
ポリエーテルポリオールもポリオール成分として使うこ
とができる。又、ポリエステルポリオールの例としては
、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、ブチレングリコールなどのジオール、
フトリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリ
セリンなどのトリオール、さらにはペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等と、コハク酸、アジピン酸、マレイ
ン酸、フマル酸、フタル酸、イソフノル酸、HET酸、
無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸等との縮
合により得られる末端水酸基を有するポリエステルポリ
オール、環状ラクトン類をグリセリン、ペンタエリスリ
トール、ソルビトール等を開始剤として開環重合によつ
て得られるポリエステル等があげられる。
またトリス(ジプロピレングリコール)フオスフアイト
、トリス(ジプロピレングリコール)フオスフエートあ
るいは米国ストウフアケミカル社より市販されているフ
アイロール一6(FyrOl−6)で代表されるホスフ
オネート型ポリオール等が、さらに、臭素化ひまし油、
ハロゲン化脂肪族ポリオール等ハロゲン化ポリオール等
もポリオール成分として用いることができる。もう一つ
の原料である有機ポリイソシアネートは、1分子中に少
なくとも2個の−NCQ基(イソシアネート基)を有す
るアミン当量75〜250の化合物であり、具体的には
、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメ
タンジイソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシ
アネート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート
およびこれ等の粗成品、たとえばメケネート4040(
武田薬品工業製、クルードTDI)、デスモジユール4
4V(独、バイエル社製、クルードMDI)等があげら
れる。
これ等ポリイソシアネートは2種以上併用してもよい。
又、上記イソシアネートと種々の活性水素化合物をNC
O基過剰の状態で反応させて得られるプレポリマ一も使
用できるし、さらに部分的にアロフアネート化、トリマ
ー化した変性イソシアネート類も使うことができる。ま
た触媒としては、たとえば、トリエチルアミン、トリイ
ソプロピルアミン、N−エチルモルフオリン、ジメチル
エタノールアミン、トリエチレンジアミン、テトラメチ
ルプロパンジアミン、テトラメチルヘキサンジアミン等
のアミン系のもの、また、スタナスオクトエート、ジブ
チルチンジラウレート、フオーメートTK−R(武田薬
品製、ダイスメノキサン系)等のスズ系のものがあげら
れる。
又、整泡剤としては、シリコンL−5320(ユニオン
カーバイド社製)、シリコンF3O5、シリコンF−3
06(いずれも信越化学社製)等のオルガノシリコン重
合体が使用される。
発泡剤としては、フレオン一11、フレオン一12(デ
ユポン社製、フツソ素化炭化水素)、メチレンクロライ
ド等の低沸点化合物の他、水も使用することが可能であ
る。これ等の触媒、整泡剤、発泡剤はいずれも公知のい
かなるものをも使用することができる。また、必要に応
じて、上述の添加型の難燃剤や炭酸カルシウム、ケイ砂
、粘土類(ベントナイト、カオリン、タルク、バーミキ
ユライト等)、ケイ藻土、パーライト、膨積バーミキユ
ライト、シラスバルーン、ガラスバルーン、ガラス繊維
、岩綿、アスベスト繊維、山皮、スチールウール、合成
繊維、化学繊維、天然繊維などの増量剤、補強剤等を添
加してもよい。
この硬質ウレ汐ンフオームの密度は適宜選択すればよい
が、通常、0.015〜0.3、好ましくは0.02〜
0.2であり、難燃性硬質ポリウレタンフォームの厚み
は通常10m7!L〜200顛、好ましくは15關〜1
50mmである。
本発明の難燃性硬質ポリウレタンフォームは、火災時に
も硬質ウレタンフォームの熔融または燃焼が少く、従つ
て、有毒ガスや煙の発生が少く、火災時にもすぐれた断
熱性を示す。
また、すぐれた機械的性質も有するので建材などに利用
される。以下、実施例を揚げて本発明を具体的に説明す
*}(る。実施例 1 ケイ酸ナトリウム3号の粉末を5.5kgと50%ケイ
酸ナトリウム3号水溶液5k9とを高速転動造粒機で混
合し、1〜407nmの各種径の球体を作り、それぞれ
を2450メガヘルツの電磁波で5分間誘電加熱した。
得られた軽量球体は多孔質で比重は0.25、直径は2
〜70mmであつた。500m1L×500mm×10
0m7!Lの金型にそれぞれ直径の異る軽量球体を加え
て、次の組成の硬質ポリウレノンフオーム形成用材料を
注入発泡させた(軽量球体の含量80重量%)。
硬質ポリウレタンフォーム形成材料: アクトコール55−490100部 (武田薬品製:0H価490のポリ エーテルポリオール) シリコン整泡剤 F−305(信越 1.5部化学
製)テトラメチルヘキサンジアミン フレオンR−11 トリスクロロエチルフオスフアイト 粗製MDI(アミン当量135) 1.5部 48部 20部 130部 このようにして得られた難燃性硬質ポリウレノンフオー
ムの難燃度をJIS−A−1321によつてしらべたと
ころ、次の結果が得られた。
一方、3号ケイ曹を誘電加熱して比重0,30の軽量板
状物を作つたが、これは衝撃や曲げに対して極めてもろ
いものであつた。これを粉砕して比重0.25、直径5
〜30mmの粒状物を得て、それを用いて、土と同様に
硬質ポリウレタンフォームを作つたが、可燃性のものし
か得られなかつた。実施例 2次の配合で実施例1と同
様に粒状物を作り、誘電加熱して直径5〜30mmの軽
量球体を得て、これを用いて難燃性硬質ポリウレタンフ
ォームを作つた。
実施例 3 3号ケイ酸ナトリウム45%水溶液5kgに硬質ポリウ
レタンフォームくず2507を加えて、80〜120℃
で30分間かきまぜた後、7〜15詣の粒状にし、次に
あげる各種の方法で膨積し得られた軽量球体(直径10
〜30m77!)を用いて実施例1と同様の方法で50
0mm×5007n71L×30m77!のパネル(面
材0.6m1Lアルミニウム板)を作り、難燃度をしら
べた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケイ酸ナトリウムを主体とする粒状物を加熱膨積さ
    せて得られた軽量球体を約80〜95重量%含む硬質ポ
    リウレタンフォームであつて、その軽量球体の60重量
    %以上が5〜30mmの直径を有するものであることを
    特徴とする難燃性硬質ポリウレタンフォーム。
JP50124593A 1975-10-15 1975-10-15 難燃性硬質ポリウレタンフオ−ム Expired JPS595130B2 (ja)

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