JPS5951172B2 - 周波数分割フイルタ - Google Patents

周波数分割フイルタ

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Publication number
JPS5951172B2
JPS5951172B2 JP2242877A JP2242877A JPS5951172B2 JP S5951172 B2 JPS5951172 B2 JP S5951172B2 JP 2242877 A JP2242877 A JP 2242877A JP 2242877 A JP2242877 A JP 2242877A JP S5951172 B2 JPS5951172 B2 JP S5951172B2
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JP
Japan
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frequency
output signal
low
integrator
characteristic
Prior art date
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Expired
Application number
JP2242877A
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English (en)
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JPS53107258A (en
Inventor
元一 大川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS53107258A publication Critical patent/JPS53107258A/ja
Publication of JPS5951172B2 publication Critical patent/JPS5951172B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/34Networks for connecting several sources or loads working on different frequencies or frequency bands, to a common load or source

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  • Networks Using Active Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は入力信号の周波数帯域を高域側と低域側とに分
けて取出す周波数分割フィルタに係り、特に遮断特性が
12dB/オクターブ(以下12dB10ctと記す)
の傾斜を持つ周波数分割フィルタの改良に関する。
この種の周波数分割フィルタは、従来マルチウェイ・ス
ピーカシステムのチャンネルデイバイタとして良く知ら
れている。
従来のこの種のフィルタ、特に12dB10ctの傾斜
の遮断特性を有する周波数分割フィルタは、伝達特性が
いわゆる最大平坦特性に固定されたものが一般的である
最大平坦特性とは、高域側と低域側とのクロスオーバ周
波数での利得が3dB低下する特性であり、12dB1
0ctの周波数分割フィルタの場合、次式で与えられる
但し、GH・・・高域側の伝達関数 G、・・・低域側の伝達関数 S ・・・複素角周波数 ω0・・・クロスオーバ角周波数 このような特性を有する周波数分割フィルタにおいては
、GH十GL=1を満たしていないため、総合の伝達特
性はクロスオーバ周波数付近で利得の変化を生じる。
すなわち より、クロスオーバ周波数ではω=1であるから、GH
十GL=Oとなる。
したがって、伝達特性はクロスオーバ周波数で谷を生じ
ることになり、実際にスピーカを駆動した場合、この付
近の周波数で音量の低下が起る欠点がある。
そこで、この種のフィルタでは総合の伝達特性をG、−
GLまたはGL−GHとした方か゛良いとされていた。
しかし、このようにすると高域側出力信号と低域側出力
信号との位相が逆となり、特に音楽再生の場合再生音が
不自然となる。
一方、従来の周波数分割フィルタは前述したように伝達
特性が一般に固定できるため、実際にチャンネルテ゛イ
バイタとして使用するに当り、不便が生じる。
すなわち、スピーカのチャンネルテ゛イバイタに使用す
る周波数分割フィルタとしては、伝達特性のうち、特に
クロスオーバ周波数付近の特性(これを一般に肩特性と
いう)をスピーカの特性に合せて可変し得るものが望ま
れる。
例えば通常のスピーカの周波数応答は、クロスオーバ周
波数付近で除々に下降する傾向を示すが、この場合チャ
ンネルデイバイタの高域側および低域側の各伝達特性は
最大平坦特性の場合よりも多少肩特性の上ったもの、つ
まりクロスオーバ周波数より通過帯域寄りで、特性曲線
が多少盛り上ったものの方が聴感上自然な感じを与える
場合が多い。
これとは逆に、クロスオーバ周波数付近に周波数応答の
山を持つようなスピーカの場合は、チャンネルデイバイ
タの伝達特性は最大平坦特性の場合より多少肩特性の下
ったもの、つまりクロスオーバ周波数より通過帯域寄り
で特性曲線が多少下ったものの方が自然で゛あることが
多い。
このような要求に対し、12dB10ctの割フィルタ
において、最近肩特性を変え、得るようにしたものが考
えられているが、多数の定数を同時に整する必要がある
ため、構成が複雑となり、また所望の特性を安定に得に
くい欠点を持っていた。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものでその目的は
全帯域に亘って総合利得が一定で、かつ高域側および低
域側の伝達特性がクロスオーバ周波数に対して対称形と
いう条件を満たしながら、肩特性を任意に、しかも1つ
の定数の調整のみで変え得るようにした12dB10c
tの傾斜の遮断特性を持つ周波数分割フィルタを提供す
るにある。
以下本発明を実施例に基き詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す周波数分割フィルタの
ブロック図である。
入力信号V1は加算器11の非反転入力端子に加えられ
、この加算器11の反転入力端子に加えられる低域側出
力信号vLと加えられる。
すなわち、加算器11ではvlとVt、が逆相で加算さ
れるので、出力として高域側出力信号VHが得られる。
この信号VHは第1の積分器12にも印加される。
この積分器12の出力信号は時定数回路13の非反転入
力端子に加えられるが、この時定数回路13の反転入力
端子には低域側出力信号VLが加えられている。
すなわち、時定数回路13は積分器12の出力信号と■
1とを逆相で加算した信号を時定数要素に通すように構
成されている。
但し、時定数回路13はこの場合−次の低域除去特性を
有するものとする。
この時定数回路13の出力信号は可変係数器14によっ
て任意の係数倍された後、第1の積分器12の出力信号
とともに第2の積分器15に加えられる。
この積分器15ではこれらの出力信号を同相で加算した
信号を積分し、その出力として低域側出力信号VLを取
出す。
このようにして、入力信号v1は高域側出力信号VHと
低域側出力信号V1とに分割されて取出される。
なお、第1および第2の積分器12,15はクロスオー
バ周波数(角周波数でω0とする)で利得が等しく、例
えば共に1となるように構成されており、また時定数回
路13は遮断周波数がクロスオーバ周波数と等しくなる
ように構成さている。
上記構成の周波数分割フィルタにおいて、積分器12,
15の伝達関数をωO/S、時定数回路S/ω0 13の伝達関数を1+S (7JO・、可変係数器1
4の伝達関数(係数)を1/Qとし、積分器12の出力
信号VM、可変係数器14の出力信号をVQとすると、
VH,Vt、、VM、Vqはそレソれ次式で与えられる
VH=VI−VL −−−−−
−(4)これより、高域側および低域側の伝達関数G□
、GLは次式で与えられる。
8.9式から明らかなように、G、十GL=1となる。
したがって、高域側および低域側の総合の伝達特性は従
来の周波数分割フィルタのようにクロスオーバ周波数付
近で谷を生じるようなことがなく、全帯域に亘って一定
の利得が得られる。
しかも、この場合高域側と低域側の位相を逆にする必要
もないので、音楽再生のような場合でも、再生音が不自
然とならない。
また、9式においてS/ωOをωO/Sに置換えたもの
をGLとすると となる。
したがって、高域側および低域側の伝達特性はクロスオ
ーバ周波数に対して対称形であることがわかる。
そして、上記構成によれば可変係数器14の係数1/Q
を調整するこによって高域側および低域側の伝達特性、
特に肩特性を変化させることができる。
第2図はQの値を種々変えたときの低域側の伝達特性(
周波数特性)を示したものである。
この図から明らかなように、Q=0.5の場合は通常の
フィルタと同様な肩特性をすが、Q>0.5の場合は肩
特性は盛上り、Q<0.5の場合は逆に低下する。
高域側の伝達特性については図示してないが、全く同様
にQの値に応じて肩特性が変化する。
このように、本発明によればGH十GL=1で、かつ高
域側および低域側の伝達特性がクロスオーバ周波数に対
して対称形という条件を満たしながら、肩特性を変化さ
ることができるため、使用するスピーカの特性に合った
伝達特性を得るこができ、聴感上自然な再生音を得るこ
ができる。
しかも肩特性の変化は1つの定数、すなわち可変係数器
14の係数を調整するのみで得られるので、回路構成の
複雑化を伴なうことがなく、また所望の特性が安定かつ
容易に得られる利点がある。
またクロスオーバ周波数は積分器12.15および時定
数回路13のみによって決定され、一方眉特性は可変係
数器14のみによって決定されるので、この両者は独立
に変化させることができる。
さらに本発明のフィルタは全体が負帰還系となっている
ため、歪率を最小限に抑えることができる。
第3図は本発明のより具体的な一実施例を示す図で、第
1図と対応する部分に同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
なお第3図では可変係数器14として可変減衰器を使用
しているが、可変利得増幅器を用いてもよく、要は時定
数回路13の出力信号の振幅を任意の係数倍し、かつそ
の係数を可変し得るものであれよい。
また、図中に示した各部の信号の位相関係は8.9式に
示した伝達関数が得られる範囲で種々変えることができ
る。
さらに、高域側および低域側の出力信号v)(、VLは
直接スピーカに加えてもよいが、各出力側に増幅器また
は減衰器を付加してスピーカの能率を補正するよに構成
するこも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図のフィルタの低域側の伝達特性を示す図、第3図
は本発明のより具体的な一実施例を示す回路図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 人力信号と低域側出力信号とを逆相で加算し高域側
    出力信号を得る加算器と、この加算器により得られた高
    域側出力信号を入力とする第1の積分器と、この積分器
    の出力信号と前記低域側出力信号とを逆相で加算した信
    号を入力とする一次の低域除去特性を有する時定数回路
    と、この回路の出力信号の振幅を任意の係数倍する可変
    係数器と、この係数器の出力信号と前記第1の積分器の
    出力信号とを同相で加算した信号を入力とし前記低域側
    出力信号を得る第2の積分器とを備えた周波数分割フィ
    ルタ。
JP2242877A 1977-03-02 1977-03-02 周波数分割フイルタ Expired JPS5951172B2 (ja)

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JP2242877A JPS5951172B2 (ja) 1977-03-02 1977-03-02 周波数分割フイルタ

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JPS53107258A JPS53107258A (en) 1978-09-19
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