JPS5951104B2 - マイカシ−トあるいはマイカテ−プの製造方法 - Google Patents

マイカシ−トあるいはマイカテ−プの製造方法

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Publication number
JPS5951104B2
JPS5951104B2 JP57009661A JP966182A JPS5951104B2 JP S5951104 B2 JPS5951104 B2 JP S5951104B2 JP 57009661 A JP57009661 A JP 57009661A JP 966182 A JP966182 A JP 966182A JP S5951104 B2 JPS5951104 B2 JP S5951104B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mica
varnish
tape
sheet
manufacturing
Prior art date
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Expired
Application number
JP57009661A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS581927A (ja
Inventor
久安 三井
庄司 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Nippon Rika Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Nippon Rika Kogyosho Co Ltd
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Rika Kogyosho Co Ltd, Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Nippon Rika Kogyosho Co Ltd
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Publication of JPS581927A publication Critical patent/JPS581927A/ja
Publication of JPS5951104B2 publication Critical patent/JPS5951104B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気的特性に優れたマイカシートあるいはマイ
カテープを簡単且つ安価に製造し得る方法に関するもの
である。
マイカシートあるいはマイカテープの製造において、近
年特性上および公害対策上から溶剤を使わないいわゆる
無溶剤ワニスを使用する必要が高まつている。
ところで従来マイカシートあるいはマイカテープを得る
には、一般に低粘度の無溶剤ワニスあるいは加熱して粘
度を低下させた状態の無溶剤ワニスを補強材に塗布し集
成マイカを重ねて加熱し、ワニスの粘度を低下させて集
成マイカ中にワニスを含浸させた後、ワニスを反応させ
てBステージ化することによりマイカシートあるいはマ
イカテープを製造するようにしたり、あるいは集成マイ
カと補強材を少量の接着剤で貼り合せた後、はく離紙を
入れた状態でテープ状に切断し、これに常圧あるいは減
圧下で無溶剤ワニスを含浸させてマイカテープを製造す
るようにしている。この場合、無溶剤ワニスを減圧下で
集成マイカ中に含浸させると、集成マイカ中に微少なボ
ードを残さないので電気的特性は常圧下で含浸させた場
合よりも優れたものとなる。しかし前者の製造方法にお
いては、広幅、例えばlm幅の集成マイカにワニスを含
浸させることはほとんど不可能で実用性に乏しい。
また後者の製造方法にあつては集成マイカをテープ状に
切断してから減圧下でワニスを含浸するため、完全に含
浸でき、ボードの少ない電気的に優れたマイカテープを
製造することができるが、人手を多く必要とするばかり
でなくBステージ化する場合にワニスが流出しやすいな
どの欠点がある。本発明は上記のような欠点を除去する
ためになされたもので、電気的特性に優れたマイカシー
トをあるいはマイカテープを簡単且つ安価に製造できる
マイカシートあるいはマイカテープの製造方法を提供す
ることを目的とする。
以下本発明によるマイカシートあるいはマイカテープの
製造方法について説明する。
まず転写ロール、ドクターナイフなど適当な方法で粘着
防止用はく離紙にワニスを塗布してワニス膜を形成し、
その上に繊維質の補強材および集成マイカを重ね合せて
加熱する。この場合、補強材および集成マイカを重ね合
せるにあたつては補強材の上に集成マイカを重ね合せた
方が好ましいが、これとは逆に集成マイカの上に補強材
を重ね合せるようにしてもよい。かくすれば、ワニスの
粘度が低下してワニスが集成マイカおよび補強材に浸透
する。その時、補強材の下面ははく離紙によつて塞がれ
るが、集成マイカの上面は外気にさらされた状態にある
ので、はく離紙に塗布されたワニスは集成マイカ中に円
滑に均一に浸透して行く。したがつて、集成マイカ中に
気泡が残るようなことがなく、絶縁特性の優れた広幅の
集成マイカを作ることができる。更に集成マイカと補強
材とが一体となると同時に乾燥されてべとつきのないプ
リプレグマイカシートあるいはこれを適当な幅寸法に切
断すればプリプレグテープが得られる。はく離紙は、シ
ートやテープを回転電機のコイル導体等に巻付けるとき
には取除く。本発明において、ワニスとしては無溶剤ワ
ニスが望ましいが、場合によつては少量の溶剤を含んだ
ワニスを使用してもよい。
以下本発明の一実施例について述べる。
エピコート828(シエル化学社製エポキシ樹脂商品名
)100重量部に硬化剤として三弗化ホウ素、モノエチ
ルアミン錯塩を1〜3.5重量部混着し、約70℃に加
熱して完全に三弗化ホウ素モノエチルアミン錯塩を樹脂
中に溶解させ無溶剤ワニスを作る。
これを直ちに真空度5mmHgで約30分間脱泡する。
このワニスを60℃に保つた状態で常法の転写ロール法
によりはく離紙のバーナシート(藤森工業商標)上に1
65g/M2塗布する。次に該ワニスの上に20g/M
2のガラス織布および145g/M2の焼成集成マイカ
シートを重ねた後、75℃〜130℃の乾燥器中を通す
ことにより、ワニスをガラス織布および焼成集成マイカ
シート中に完全に浸透させ、一体のプリプレグマイカシ
ートを得た。このようにして得られたマイカシートは粘
着性が少なく、柔軟性に富んでおり、厚さは約0.21
mmであつた。これを25mm巾に切断してマイカテー
プを作り、導体に1/2重巻11回巻いて、20〜30
kg/Cm・の圧力で゛170℃1時間ブレスモールド
した後、さらに150℃で15時間硬化を行なつて13
kV級の絶縁線輪を作つた。本発明方法による絶縁線輪
Aの特性を同一の材料を用いて従来の溶剤を用いて作つ
たマイカテープを使つて同一の方法により作つた絶縁線
輪Bの特性と比較すると、次表に示すような結果が得ら
れた。
この結果からも明らかなように本発明方法によ,れば、
電気特性、特に絶縁破壊電圧に優れたものになる。
なお、本実施例においては完全無溶剤のワニスを用いた
が、三弗化ホウ素モノエチルアミンをエポキシ樹脂に溶
かすために三弗化ホウ素モノエチルアミンを同量のメチ
ルエチルケトンで溶解させた後、エピコート828と混
合させた少量の溶剤を含んだワニスを使つた場合でもほ
ぼ同等の特性の絶縁線輪が得られた。
以上述べたように本発明によれば、電気的特性に優れた
マイカシートあるいはマイカテープを簡単且つ安価に得
られる製造方法が提供できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 はく離紙上にワニス膜を形成し、その上に繊維質の
    補強材および集成マイカを重ね合せて加熱することによ
    り前記ワニスの粘度を低下させてそのワニスを前記補強
    材および集成マイカ中に浸透させることを特徴とするマ
    イカシートあるいはマイカテープの製造方法。
JP57009661A 1982-01-25 1982-01-25 マイカシ−トあるいはマイカテ−プの製造方法 Expired JPS5951104B2 (ja)

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JPS581927A JPS581927A (ja) 1983-01-07
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JPS59190131U (ja) * 1983-06-03 1984-12-17 杉野 恵二郎 紅茶用サイフオン
WO2016200512A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-15 E I Du Pont De Nemours And Company Method of wrapping mica paper on an electrical conductor and mica paper tape suitable for same

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JPS581927A (ja) 1983-01-07

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