JPS5950504B2 - ポリプロピレン射出成形時の気泡防止方法 - Google Patents
ポリプロピレン射出成形時の気泡防止方法Info
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- JPS5950504B2 JPS5950504B2 JP55057086A JP5708680A JPS5950504B2 JP S5950504 B2 JPS5950504 B2 JP S5950504B2 JP 55057086 A JP55057086 A JP 55057086A JP 5708680 A JP5708680 A JP 5708680A JP S5950504 B2 JPS5950504 B2 JP S5950504B2
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- injection molding
- polypropylene
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- parts
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/0001—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor characterised by the choice of material
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリプロピレン射出成形時の気泡防止する方
法に関するものである。
法に関するものである。
ポリプロピレンは機械的諸特性および加工性優れている
ため、射出成形品を始め広く成形材料として使用されて
いるが、最近は成形の生産性の向上を計るためにメルト
フローレイト (以下MFRと略す)の高い高流動性の
ポリプロピレンを用いる高速成形法が検討されている。
ため、射出成形品を始め広く成形材料として使用されて
いるが、最近は成形の生産性の向上を計るためにメルト
フローレイト (以下MFRと略す)の高い高流動性の
ポリプロピレンを用いる高速成形法が検討されている。
しかしながら、高流動性のポリプロピレンを用いる高速
射出成形時においては気泡が発生しやすく成形品の高品
価値が失なわれるという問題があり、その効果的な防止
方法が望まれている。
射出成形時においては気泡が発生しやすく成形品の高品
価値が失なわれるという問題があり、その効果的な防止
方法が望まれている。
本発明は、特に高流動性のポリプロピレンを用いる射出
成形時の、このような問題点を解決する目的でなされた
ものであつて、本発明の方法は、MFR20g/10分
〔ASTMD−1238L(温度230℃、荷重216
0g)で測定、以下同〕以上の結晶性ポリプロピレンま
たはその共重合体の射出成形において、該ポリプロピレ
ンまたはその共重合体の100重量部に、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミドまたはその誘導体、脂肪酸および脂肪
族炭化水素よりなる群から選ばれる少くとも1種を0.
006重量フ部以上添加することを特徴とするものであ
る。本発明に用いる結晶性ポリプロピレンまたはその共
重合体としては、MFRが20g/ 10分以上である
プロピレン単独重合体またはエチレンもしくはブテンー
1を共重合成分として0.5〜4重量%ク含有するラン
ダムまたはブロックの共重合体等である。そして、これ
らのうちでも透明性を必要とする射出成形品には、プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体にジヘンジリデンソ
ルビトール等の核剤を添加したものを用いることが好適
である。θ 本発明に用いる脂肪酸エステルとしては、
炭素数12〜18の飽和脂肪酸と炭素数3〜8の多価ア
ルコールとのエステルで、例えばグリセリン−モノ’−
ステアレート、ゾルビタン−モノ−ステアレート、ペン
タエリスリトール−ステアレート等があ5げられる。脂
肪酸アミド及びその誘導体としては、炭素数3〜30の
飽和または不飽和の脂肪酸アミドおよびその誘導体で、
例えばラウリル酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイ
ン酸アミド、エルカ酸アミド、エチレンビスステアリン
酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等があげら
れる。脂肪酸としては、炭素数12〜18の飽和または
不飽和の脂肪酸で、例えばステアリン酸、オレイン酸等
があげられる。また、脂肪族炭化水素としては、例えば
ポリエチレンワツクス、ポリプロピレンワツクス等があ
げられる。本発明において、上記の化合物の群から選ば
れる少くとも1種の添加量は、MFR2Og/10分以
上の結晶性ポリプロピレンまたはその共重合体100重
量部に対し0.06重量部以上である。
成形時の、このような問題点を解決する目的でなされた
ものであつて、本発明の方法は、MFR20g/10分
〔ASTMD−1238L(温度230℃、荷重216
0g)で測定、以下同〕以上の結晶性ポリプロピレンま
たはその共重合体の射出成形において、該ポリプロピレ
ンまたはその共重合体の100重量部に、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミドまたはその誘導体、脂肪酸および脂肪
族炭化水素よりなる群から選ばれる少くとも1種を0.
006重量フ部以上添加することを特徴とするものであ
る。本発明に用いる結晶性ポリプロピレンまたはその共
重合体としては、MFRが20g/ 10分以上である
プロピレン単独重合体またはエチレンもしくはブテンー
1を共重合成分として0.5〜4重量%ク含有するラン
ダムまたはブロックの共重合体等である。そして、これ
らのうちでも透明性を必要とする射出成形品には、プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体にジヘンジリデンソ
ルビトール等の核剤を添加したものを用いることが好適
である。θ 本発明に用いる脂肪酸エステルとしては、
炭素数12〜18の飽和脂肪酸と炭素数3〜8の多価ア
ルコールとのエステルで、例えばグリセリン−モノ’−
ステアレート、ゾルビタン−モノ−ステアレート、ペン
タエリスリトール−ステアレート等があ5げられる。脂
肪酸アミド及びその誘導体としては、炭素数3〜30の
飽和または不飽和の脂肪酸アミドおよびその誘導体で、
例えばラウリル酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイ
ン酸アミド、エルカ酸アミド、エチレンビスステアリン
酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等があげら
れる。脂肪酸としては、炭素数12〜18の飽和または
不飽和の脂肪酸で、例えばステアリン酸、オレイン酸等
があげられる。また、脂肪族炭化水素としては、例えば
ポリエチレンワツクス、ポリプロピレンワツクス等があ
げられる。本発明において、上記の化合物の群から選ば
れる少くとも1種の添加量は、MFR2Og/10分以
上の結晶性ポリプロピレンまたはその共重合体100重
量部に対し0.06重量部以上である。
しかし、添加量が0.06重量部未満では気泡防止効果
がなく、一方添加量が多過ぎるとブリード現象を起し表
面特性や透明性を悪くしたり、用途によつては食品包装
用規格等により制限される。従つて、添加量の上限は、
成形サイクル、成形品の用途によつて適宜選択する必要
があるが、一般的には0.06〜0.5重量部、好まし
くは0.1〜0.3重量部である。又、ポリプロピレン
に上記の各化合物を添加する方法は、特に限定されるも
のではなく通常の溶融混練法、例えばペンシェルミキサ
ー、リポンプレンダー等で予備混合した後、押出機で溶
融混練してペレツト状として射出成形するか、あるいは
ンペレツト状のポリプロピレンに上記の各化合物を添加
混合して射出成形する方法が適当である。
がなく、一方添加量が多過ぎるとブリード現象を起し表
面特性や透明性を悪くしたり、用途によつては食品包装
用規格等により制限される。従つて、添加量の上限は、
成形サイクル、成形品の用途によつて適宜選択する必要
があるが、一般的には0.06〜0.5重量部、好まし
くは0.1〜0.3重量部である。又、ポリプロピレン
に上記の各化合物を添加する方法は、特に限定されるも
のではなく通常の溶融混練法、例えばペンシェルミキサ
ー、リポンプレンダー等で予備混合した後、押出機で溶
融混練してペレツト状として射出成形するか、あるいは
ンペレツト状のポリプロピレンに上記の各化合物を添加
混合して射出成形する方法が適当である。
なお、上記の添加混合において必要に応じて公知の添加
剤、例えば帯電防止剤、中和剤、紫線吸収剤、造核剤、
酸化防止剤、顔料等を併用することができる。以上本発
明によれば高流動性のポリプロピレンを用いる射出成形
品の気泡を防止すると共に成形物が容易に金型から離型
するために成形加工性を向上することができる。
剤、例えば帯電防止剤、中和剤、紫線吸収剤、造核剤、
酸化防止剤、顔料等を併用することができる。以上本発
明によれば高流動性のポリプロピレンを用いる射出成形
品の気泡を防止すると共に成形物が容易に金型から離型
するために成形加工性を向上することができる。
以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例 1
MFRの異なる結晶性ポリプロピレン100重量部に対
し、(Nグリセリンモノステアレート、(B)エチレン
−ビス−ステアリン酸アミド、(C)オレイン酸アミド
、(Y))ポリプロピレンワツクス、(E)ステアリン
酸及び(F)ソルビタンーステアリン酸エステルの各化
合物を各々表−1に示す割合で添加してペンシェルミキ
サーで混合し、25mmφ押出機を用いて230℃でペ
レツト状とした。
し、(Nグリセリンモノステアレート、(B)エチレン
−ビス−ステアリン酸アミド、(C)オレイン酸アミド
、(Y))ポリプロピレンワツクス、(E)ステアリン
酸及び(F)ソルビタンーステアリン酸エステルの各化
合物を各々表−1に示す割合で添加してペンシェルミキ
サーで混合し、25mmφ押出機を用いて230℃でペ
レツト状とした。
このペレツトを8オンス射出成形機を用いて310℃の
シリンダー温度で厚さ2.5mm直径150mmの円板
状の金型を用いて、直径130mmのシヨートシヨツト
デイスクプレートを成形し、気泡の発生状況を調べた。
その結果を表−1に併記した。本発明の方法が成形時の
気泡防止に有効であることがわかる。実施例 2 グリセリンモノステアレート0.1重量部と2,6−ジ
一第三ブチル−P−クレゾール(BHT)、ステアリン
酸カルシウムおよびジラウリノレチオジプロピオネート
の各0.1重量部をMFR38.5g/10分の結晶性
ポリプロピレン100重量部に添加したほかは実施例1
(実験番号2)と同様に行なつたところ気泡の発生はみ
られなかつた。
シリンダー温度で厚さ2.5mm直径150mmの円板
状の金型を用いて、直径130mmのシヨートシヨツト
デイスクプレートを成形し、気泡の発生状況を調べた。
その結果を表−1に併記した。本発明の方法が成形時の
気泡防止に有効であることがわかる。実施例 2 グリセリンモノステアレート0.1重量部と2,6−ジ
一第三ブチル−P−クレゾール(BHT)、ステアリン
酸カルシウムおよびジラウリノレチオジプロピオネート
の各0.1重量部をMFR38.5g/10分の結晶性
ポリプロピレン100重量部に添加したほかは実施例1
(実験番号2)と同様に行なつたところ気泡の発生はみ
られなかつた。
一方この場合グリセリンモノステアレートを添加しない
で行なつたところ気泡が多量に発生した。
で行なつたところ気泡が多量に発生した。
Claims (1)
- 1 メルトフローレイト20g/10分以上の結晶性ポ
リプロピレンまたはその共重合体の射出成形において、
該結晶性ポリプロピレンまたはその共重合体の100重
量部に、脂肪酸エステル、脂肪酸アミドまたはその誘導
体、脂肪酸および脂肪族炭化水素よりなる群から選ばれ
る少くとも1種を0.06重量部以上添加することを特
徴とするポリプロピレン射出成形時の気泡防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55057086A JPS5950504B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | ポリプロピレン射出成形時の気泡防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55057086A JPS5950504B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | ポリプロピレン射出成形時の気泡防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56155730A JPS56155730A (en) | 1981-12-02 |
JPS5950504B2 true JPS5950504B2 (ja) | 1984-12-08 |
Family
ID=13045674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55057086A Expired JPS5950504B2 (ja) | 1980-05-01 | 1980-05-01 | ポリプロピレン射出成形時の気泡防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5950504B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6211749A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-20 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | プロピレン−エチレン共重合体組成物 |
GB0020080D0 (en) * | 2000-08-15 | 2000-10-04 | Borealis Tech Oy | Injection moulding |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920245A (ja) * | 1972-06-17 | 1974-02-22 | ||
JPS4953641A (ja) * | 1972-09-25 | 1974-05-24 | ||
JPS5245649A (en) * | 1975-10-06 | 1977-04-11 | Goodrich Co B F | Thermoplastic polymer blends |
JPS54149752A (en) * | 1978-05-17 | 1979-11-24 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Polyolefin resin composition for injection molding |
JPS54159454A (en) * | 1978-06-06 | 1979-12-17 | Tokuyama Soda Co Ltd | Polypropylene composition |
JPS56125441A (en) * | 1980-03-06 | 1981-10-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Resin composition for injection molding |
-
1980
- 1980-05-01 JP JP55057086A patent/JPS5950504B2/ja not_active Expired
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4920245A (ja) * | 1972-06-17 | 1974-02-22 | ||
JPS4953641A (ja) * | 1972-09-25 | 1974-05-24 | ||
JPS5245649A (en) * | 1975-10-06 | 1977-04-11 | Goodrich Co B F | Thermoplastic polymer blends |
US4036912A (en) * | 1975-10-06 | 1977-07-19 | The B. F. Goodrich Company | Thermoplastic polymer blends of EP or EPDM polymer with crystalline polypropylene |
JPS54149752A (en) * | 1978-05-17 | 1979-11-24 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Polyolefin resin composition for injection molding |
JPS54159454A (en) * | 1978-06-06 | 1979-12-17 | Tokuyama Soda Co Ltd | Polypropylene composition |
JPS56125441A (en) * | 1980-03-06 | 1981-10-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Resin composition for injection molding |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56155730A (en) | 1981-12-02 |
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