JPS59502131A - 組換えdna誘導型梅毒トレポネ−マ抗原 - Google Patents

組換えdna誘導型梅毒トレポネ−マ抗原

Info

Publication number
JPS59502131A
JPS59502131A JP84500174A JP50017484A JPS59502131A JP S59502131 A JPS59502131 A JP S59502131A JP 84500174 A JP84500174 A JP 84500174A JP 50017484 A JP50017484 A JP 50017484A JP S59502131 A JPS59502131 A JP S59502131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treponema pallidum
antigen
dna
antibodies against
bacteriophage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP84500174A
Other languages
English (en)
Inventor
ロベツト・マイケル・エイ
Original Assignee
ザ リ−ジエンツ オブ ユニバ−シテイ オブ カリフオルニア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ リ−ジエンツ オブ ユニバ−シテイ オブ カリフオルニア filed Critical ザ リ−ジエンツ オブ ユニバ−シテイ オブ カリフオルニア
Publication of JPS59502131A publication Critical patent/JPS59502131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/569Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses
    • G01N33/571Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for microorganisms, e.g. protozoa, bacteria, viruses for venereal disease, e.g. syphilis, gonorrhoea
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/20Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Spirochaetales (O), e.g. Treponema, Leptospira
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 組換えDNA誘導型梅毒トレポネーマ抗関連出願 本出願は、1982年11月12日出願の米国特許出願番号第06/441,3 91号の一部改良に係るものであり1本明細書によって請求される共通の主題に ついて、優先権主張するものである。
発明の背景 本発明は、概して云えば、梅毒トレポネーマに対応してつくられた抗体と反応し うる抗原を産生ずることに関する。
特に、本発明は、遺伝子工学的に処理された微生物によって、前記抗原をつくる ことに係るものである。
梅毒トレポネーマは、よく知られた梅毒作因である。梅毒は、ペニシリンによっ て、早期に有効治療がなしうるにも拘わらず、世界的に深刻な罹病率を示し続け ている。
梅毒トレポネーマに関する研究は、微生物、人工培養基の中、もしくはそれによ って培養することが難しいため、非常に限られてきた。
この微生物は、兎の來丸で増殖はされるが、運動性の激しい形での大量の梅毒ト レポネーマの精製は、今もって確立されていない。従って、精製されたトレポネ ーマ抗原は、梅毒の生物学、発病学、血清診断法、および免疫の分野での実験研 究用として、簡単に入手できないのが実情である。
梅毒の罹病率が高い大きな理由は、梅毒を検出するための適切な血清診断試験法 でないことである。現行の血清診断試験法は、梅毒トレポネーマの感染に呼応し 、宿主によって発現される抗体を検出するようになっている。
この試験法には、2つの種類がある。その一つは、非トレポネーマ、即ちスクリ ーニング試験法であり、もう−っは、確証的トレポネーマ試験法である。
梅毒に対する現行のスクリーニング試験法、及び確証試験法は、いくつかの理由 で欠点がある。
例えば、ベネリール・ディシーズ・リサーチ・ラボラトリ−(Venereal  Disease Re5each Laboratory、以下VDRLと略 す)式試験法は、梅毒に対するスクリーニング試験法として、よく使われている 。
VDRL式試験法は、2乃至10%の割合で、プラスの方に誤った値が出る。こ のプラス誤差のほかに、VDRL式試験法は、早発性梅毒に対しては、約30% の誤判断をくだす。この試験法は、晩発性梅毒になると、1/3近いマイナス誤 差が出る。梅毒の発見が遅れると、生命体に危険を及ぼしかねないので、このこ とは、特に重要である。
VDRL式試験法のようなスクリーニング試験法によると、高い率のプラス誤差 が生ずるため、VDRL式によって、プラスに出た結果を確認する目的で、費用 の掛かる確証試験を行なう必要がある。
梅毒蛍光抗体吸着(Fluorescent Treponemal Anti −bodyAdsorption、以下FTA−ADSと略す)式試験法が、確 証試験として、広く用いられている。PTA−ADS式試験法は、費用の面から 、V D RL式試験法で、一部プラスに出たものに限り、確認のため使用され る。
仮りに、PTA−ADS式試験法が安く上がったとしても、まだ4%近いプラス 誤差を与えるので、スクリーニング試験として、的確なものであるとは云えない 。また、FTA、−ADS式試験法の解釈には、主観が入り、しかも、「ボーダ ーライン」とか「1+」と云った用語で表現するため、結果が複雑になる。
ハンフ(Hanff)等〔ハンフ、ピー−エイ(Hanff、 P、A、)−テ ィー・イー・フエーニガー(T、 E、 Fenniger)、ジェイ・エヌ・ ミラー(J、N0M1ller)、およびエム・エイ・ロベット(M、 A、  Lovett)が、[人の梅毒における梅毒トレポネーマ・ポリペプチドに対す る液素性免疫反応(Humoral ImmuneResponse in H uman 5yphilis to Po1ypeptides ofTrep onema pallidum)、 1982年、J、 Immunol、Vo l、 129. No。
3〕が発表しているように、感染した宿主における梅毒トレポネーマ抗体の存在 を決定するのに特に用いられる方法は、抗体と反応し、しかも、宿主における抗 体の存在を同定するべく使用される、梅毒トレポネーマから得られたトレポネー マ抗原を調製することを目的としている。この文献の内容は、不明a書の参考資 料となるものである。
現在、このようなトレポネーマ抗原を産生しうる方法は、既に述べた如く、兎の 來丸で、梅毒トレポネーマを増殖し、それに引き続いて、抗原の精製を行なうも のに限られている。
前述したことから明らかなように、兎の來丸での抗原育生に依存せず、大量の精 製されたトレポネーマ抗原を産生しうる新規な方法の提供が強く望まれるところ である。
このような抗原は、梅毒トレポネーマの生物学的発病学、及び免疫性の実験的研 究において使用できる。更に、トレポネーマ抗原は、特に梅毒の血清診断法に使 用でき、しかも、梅毒に対するワクチンの構築に可能性をはらんでいる。
発明の要約 本発明によれば、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を、組換えD NA法によってつくることが可能となる。組換えDNA法を用いることによって 、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる大量の精製された抗原がつくられ ると、梅毒の血清診断法や、梅毒トレポネーマの生物学への実験的研究に使用で き、また、個体に、梅毒トレポネーマに対する免疫を付与しうるワクチンとして も使用できる。
組換えDNA法により、梅毒トレポネーマ反応性抗原を産生できると、兎の來丸 より育生・分離される梅毒トレポネーマから得られた抗原を精製するための、従 来の面倒な方法を改良することが可能となる。
大雑把に云って、本発明は、梅毒トレポネーマDNAのクローニング断片を、適 当なベクターに入れ、かつ、クローン・ベクターを適当な宿主で増殖していく。
スクリーニング試験法は、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を暗 号化しているこれらのクローンを同定するべく行なわれる。所望の抗原を暗号化 しているクローンを取り出し、更に、従来の方法によって増殖する。
本発明では、特に、ランダムに切断された梅毒トレポネーマDNA断片を、バク テリオファージ・ベクターであるCharon 30の適当に切断されたDNA と結合し、かつ、バクテリオファージ・クローンを形成するべく、発育可能なC haron 30粒子の中ヘパッケージすることを特徴としている。
大腸菌(Escherichia calコ)を感染させるべく使用すると、こ れらのクローンは、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を含んでい るプラグを産生ずる。
反応性プラグは、梅毒トレポネーマに対する抗体を含んでいることが解かってい る血清によるスクリーニングによって同定される。
所望の反応性抗原を暗号化しているバクテリオファージ・クローンを、反応性プ ラグから精製し、かつ同定した。Tρ3Aとして同定されたバクテリオファージ ・クローンは、ポリペプチド抗原を暗号化している代表的なバクテリオファージ ・クローンであることが分かった。ポリペブチ1へ抗原を暗号化しているクロー ンを産生でき、かつ、異常なポリペプチド抗原を暗号化していたクローンも産生 されていた。
この異常なポリペプチド抗原は、炭水化物と極めて共通した性質を示し、また、 梅毒トレポネーマに対する抗体を有する梅毒血清と特定的に反応する。これらの 異常抗原を暗号化しているクローンのうち、好適なバクテリオファージ・クロー ンを分離し、精製し、Tp4Dとして確認した。
バクテリオファージ・クローンは、市販の培地では、維持することも、増殖する ことも難しいので、 Tp3AバクテリオファージおよびTI)4Dバクテリオ フアージを、プラスミドの中へサブクローンし、かつ、従来の方法で大腸菌に組 305として同定され、Tp4Dからサブクローンされたプラスミドについては 、PAW329として同定された。pAW305およびpAIi1329双方の プラスミドは、アメリカン・タイプ・カルチャー9コレクシヨン(Americ an Type Cu1ture Co11ec−tion)によって保管され 、それぞ九、ATCCNo、 39237およびATCCNo、 39238の 番号が付されている。
組換えプラスミドによって、本発明による梅毒トレポネーマに対する抗体と反応 しうる抗原を産生ずるための、便利で選択的な方法が可能である。
本発明による梅毒トレポネーマDNA誘導型抗原は、′梅毒の血清診断法におい て、幅広い用途を備えている。トレ7?!5BrJH9−50ZL31 (5) ポネーマ抗原は、抗原によるビーズ外皮を含むいろいろな形状で使用でき、かつ 、凝集反応、ラジオイムノアッセイ。
および酵素連鎖式免疫吸着アッセイ(enzyme likedimmunos orbent assay、以下、E L I S Aと略す)による測定が行 なわれる。
本発明に従って、単独か、若しくは組合わせて誘導されるトレポネーマ抗原の幾 つかを用いると、IgM若しくはIgG梅毒抗体に関して、最も感度のよい血清 診断法が可能となる。
更に、本発明により誘導されるトレポネーマ抗原は、個体に梅毒トレポレーマ感 染に対する免疫を付与しうるワクチンとして使用できる。
トレポネーマ抗原は、個体に梅毒に対する皮下免疫を与えるべく、単独か、若し くはフロイント(Freundi)の完全アジュバント(adjuvant)と 組合わせて使用できる。
本発明について、これまで述べてきた特徴、およびその他の特徴、並びに利点は 、以下の詳細な説明によって、一層よく理解でき明白になるであろう。
図面の簡単な説明 第1図は、好適なCharon 30クローン(Tp4D)、およびそのサブク ローンP、AW329のDNAマツプを示す。いずれも、炭水化物に共通した性 質を示す異常蛋白質抗原を暗号化している。
第2図は、蛋白質抗原を暗号化している、好適な3つのCharon 30クロ ーン(Tp3A、 TplCおよびTp2D)のDNAマツプを示す。
本発明の詳細な明 本発明は、基本的に、クローンをつくるため、梅毒トレポネーマDNAの断片を 、適当なベクターに挿入するという従来の組換えDNA技術を用いている。
このクローンは、適当な宿主の中で増殖される。トレポネーマ抗原を暗号化して いるクローンは、梅毒トレポネーマに対する抗体を含む血清によるスクリーニン グによって同定される。トレポネーマ抗原を産生ずるものとして同定されたクロ ーンは1分離され1次に、トレポネーマ抗原を産生ずるため増殖される。
このトレポネーマ抗原は、分子量をもとに精製され、しかも梅毒トレポネーマと の反応、及びそれに対する抗体の同定を行なう血清診断法、即ち実験的手法に用 いられ、かつ梅毒に対する免疫をもたらすワクチンとして使用できる。
トレポネーマ抗原を産生ずるものとして同定されたクローンから得られたDNA は、適当なプラスミド、即ちベクターの中にサブクローンされ、かつ、従来の組 替えDNA技術によって適当な宿主の中で増殖される。勿論、梅毒トレポネーマ DNA断片は、バクテリオファージの中への初期クローニングの代わり、従来の 技術によって、プラスミド、ニスミドまたは他の適当なベクターへ直接クローン できる。
次に、プラスミド若しくは他のベクターは、クローンを暗号化しているトレポネ ーマ抗原を見つけるために行なわれるスクリーニングによって、適当な宿主の中 で育生される。「プラス」のバクテリオファージ・クローンを同定し、次に、抗 原の産生を遅らせるため、この同定されたバクテリオファージを、プラスミドの 中へサブクローニングする本発明による方法が好ましい。
梅毒トレポネーマDNAは、公知技術のいずれかによって調製できる。梅毒トレ ポネーマDNAは、公知の技術によって、兎の阜丸から採取し、精製したものが 好ましい。
梅毒トレポネーマDNAを断片に切断するには、多くの異なる制限酵素が用いら れる。
制限酵素ニスエイニー3エイアイ(Sau 3AI)、および同じ型の制限酵素 を用いるのが好ましい。梅毒トレポネーマDNAを消化するのに用いられる制限 酵素として、Sau 3A■を使用することが、特に好ましい。
切断された梅毒トレポネーマ断片を、パッケージするのに使用される適当なベク ターには、プラスミド、ニスミド、バクテリオファージM13およびバクテリオ ファージ、ラムダがある。バクテリオファージ・ラムダを使用するのが好ましい 理由は、宿主と安定的に会合して存在する必要のあるクローン抗原を排除するこ とによって、トレポネーマ抗原を産生じているクローンを同定するのに使用され る特定のj5法に偏りを与えないからである。
カロン(Charon)30は、本発明において使用しうる特に好適なバクテリ オファージ・ラムダである。Charon 30は、よく知られ、しかも、容易 に入手しうるバクテリオ・ファージ・ラムダである。
梅毒トレポネーマDNA断片を、Charon 30の中ヘパッケージするには 、公知の組換えDNA技術のいずれかによればよい。
Charon 30から得られるDNAを、制限酵素ビーエイエム エイチアイ (Bam )II)、若しくは同じ適当な制限酵素によって切断するのがよい。
異質の中央Charon 30 D N A断片を、物理的に取り除き、続いて 、補足的Charon 30DNA端部の梅毒トレポネーマDNA断片への結紮 を行なう。
結果として生ずる組換えDNAは、好適なCharon 30クローンについて 、第1図および第2図で示されているように、Charon 30 D N A の補足腕相互の間に挿入されている中央梅毒トレポネーマ断片を含んでいる。
本発明により産生されるCharon 30クローンは、あらゆる適当な宿主の 中で増殖される。好適な宿主は、大腸菌(Echerichia coli)で ある。
以上述べたようにして調製された各種のCharon 30クローンは、大腸菌 の内部で増殖され、かつ、その結果生ずるプラグ(Plaque)は、公知のプ ラス血清による所望の抗原活性を得るためにスクリーニングされる。
梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を産生ずるものとして同定され たCharon 30クーロンは、血清診断法などで使用できる抗原を産生ずる べく、更に増殖される。
前述の組換えDNA手法によって誘導されたトレポネーマ抗原は、抗原によるピ ース外皮、並びに、凝集反応、標識免疫検定(ラジオイムノアッセイ)およびE  L I S Aの測定を含む各種の形式で行なわれる血清診断法に用いること ができる。しかし、これらに限定されるものではない。
いくつかのトレポネーマ抗原を、単独が或いは絹み合わせて用いると、IgM梅 毒抗体、若しくはIgG梅毒抗体の最適な比感応血清診断法を行なうことができ る。
先に述べた組換えDNA法により誘導されたトレポネーマ抗原は、個体に、梅毒 トレポネーマ感染に対する免疫を与えるワクチンとしても使用できる。1−レボ ネーマ抗原は、単独で、或いは、個体に梅毒トレポネーマ感染に対する皮下免疫 を与えるために、フロインディ (Freundi) (7) 完全アジュバン トを含む様々なアジュバント(これに限定されるものではない。)と組み合わせ て用いることができる。
以下、Charon 30クローン、Charon 30により増殖されたプラ スミド若しくはそれによりサブクローンされたプラスミド、およびそれらの抗原 産生物につき、実施例によって詳細に説明する。
梅毒トレポネーマ、即ちニコルス(Nichols)菌株を、20匹の兎の李丸 中で発育させ、燐酸緩衝セーラインに浸漬し、更に、ハンプ(Hanff)等が 行なった前述の方法(文献名は既出)による2つの示差遠心分歴によって、来光 からトリボネーマを、兎の組織から精製した。この梅毒トリポネーマを、pH7 ,8のトリス塩酸5oIDM、NaC110mM、エチレンジアミン四酢酸(以 後、EDTAと略す。)1mM。
0.2%サーコシル(Sarcosyl)、および、プロティナーゼ(Prot einase) K 200 μg / m Qから成る溶液0.5m Qの中 に懸濁し、室温で一晩ふ卵させて、高分子量のDNAを得た。
溶解性トリボネーマを、緩衝液(pH7,8のトリス塩酸50mM、 NaC1 10mMを含む)によって飽和した1x、/)L/を用いて2回抽出し、更に、 エチルエーテルを用いて、2回抽出を行なった。CsC1濃度勾配による沈降平 衡によって、DNAを精製した。カットオフ式ピペットの先端を用いて、管の頂 部から留分を集め、レーン状の0.6%アガローズ(agarose)ゲルでD NAをモニターした。
勾配の中層から採取された留分には、50kbp(キロベース対)より大きいD NAが含まれていた。これらの留分をプールし、pH7,8のトリス塩酸10m M、NaC110mM、およびEDTA1mM43対して、透析を行なった。
クローニングのため、2つの3μgの試料を、リム(Rimm)等〔リム、ディ ー・エル(Rimm、 D、l4.)、ディー・ホーネス(D、Horness ) +ジエイ1クセラ(、J+Kucera) およびエフ・アール・ブラット ナー(F、 R,Blal、tner) 。
rBam HIのクローニング部位による大腸菌ファージ・う15ダcharo nベクターの構成J (Construction of coljphage lamda charon vectors with Bam HI clo ning 5ites)、1980年、Gene、 12 : p 301−3 09:lが発表しているように、ランダムに切断された重複型断片を産生するべ く + Sau 3A工〔ニュー・イングランド・バイオラプス(NetiEn gland13io1abs) ]を用い部分消化を行なった。
0.3ユニツトのSau 3AIを用いて、一方の試料をカットし、16℃で3 0分間かけて、0.15ユニソ1−により、他方の試料をカットした。緩衝液を 飽和したフェノールによる抽出によって消化を止め、引き続いて、エチルエーテ ルにより2回抽出を行なった。
試料を結合し、Sau 3AIの消化により、0.7%アガローズゲルで大きさ を揃えた。消化は、40及至2 kbpの範囲であった。エタノールによる沈殿 によってDNAを濃縮した。
エフ・ブラットナ−(F、 Blattner) (文献名は既出)による方法 によって得られたバクテリオファージCharon 30を育生し、次に、ウォ ルフィールド(Walfield)等〔ウォルフィールド、エイ・エム(Wal fj、e]d、 A、M、 )、ニー・ストープ(U、 5torb)、イー・ セルシング(E、 Selsing)、およびエイチ・ゼントグラフ(H,Ze ntgraf)、[電子鏡検法およびクローンDNAの制限マツピングによる異 なる再配列骨M腫免疫グロブリン・カッパー遺伝子の比較二″対立形質排除”に 対する意味J (Comparison of Different Re−a rranged im+nunoglobulin Kappa Genes  of a Myeloma byElectror+m1croscopy a nd Re5triction Mapping of C1onedDNA  : Implications for “A11elic Exclusio n”) 、1980年、Nucl、 Ac1ds Res、 8 : p468 9−47073が既に発表している方法に基づき、DNAを調製した。
Charon 30 D N Aを、Bam HI にニュー・イングランド・ バイオラプス)によって消化し、異質な中央Bam HI断片を、ニューウェル (Newall)等〔ニューウェル、エヌ(NewellyN)、ジェイ・イー ・リチャーズ(J、 E、 Richards)、ビー・ダブリュー・タッカ− (P、IJ、Tucker)、および二フ・アール・グラフトナー(F、 R, Blattner)、「マウスの重鎖式免疫グロブリンに関するJ遺伝子J ( J genes for heavychain immunoglobuli ns of mouse)、1980年、5cience。
209、 pH28〜1132]が発表している方法に基づき、cos部位のア ニール処理(cos 5ite annealing)、およびNaC1濃度勾 配による沈降により、ファージDNAの外側の腕から物理的に取り除いた。
2.0μgのアニールされたCharon 30の外側Bam HI断片を、D NA濃度100μg/mQにおいて、10ユニツト(二ニー・イングランド・バ イオラプス)のT4DNAリガーゼを有する酵素発生的補足端部によって、1. 2μgの梅毒トリボネーマDNAのSau 3AI部分消化部に結紮させ、組換 えゲノムを形成した6 キメラDNAをインビトロ(in vitro)にパッケージし、エヌゼッドシ ー(N、ZC)アガーの入った1501mlペトリ皿の大腸菌に802で、平板 培養し、グラフトナー(Blattner)等〔ブラットナー、エフ・アール( Blattner。
F、 R,)、エイ・イー・ブレチル(A、 E、 Blechl)、ケイ・デ ニストンートンプソン(K、 Denniston −Thompson)、エ イチ・イー・フェイバー(H,E、 Faber) 、ジェイ・イー・リチャー ズ(J、 E、 Richards)、ジェイ・エル・スライトム(J。
L、 Slightom)、ピー・ダブリュー・タッカ−cp、 w。
Tucker)、およびオー・スミシース(0,Sm1thies)、「クロー ン他人胎児グロビン及びマウスa−型グロビンDNA:調製及びショットガン収 集のスクリーニングJ (Cloninghuman fetal globi n and mouse a −type globin D N A :Pr eparation and screening of shotgun c ollections+)、1978年、5cience、 202 : p1 279〜1284)が発表している方法に基づき、−晩ふ卵した。強度を大きく するため、頂部の柔かいアガーには、アガロースを用いた。
約150のプラク形成ユニットが培養された。梅毒トリポネーマ抗原を得るため 、その場所のラジオイムノアッセイによって、これらのプラクをスクリーンした 。
スクリーニングは、トウビン(Towbin)等〔エイチ・トウビン(H,To wbin)、ティー・ステへリン(T、 5taehelin)。
およびジェイ・ゴートン(J、 Gordon) 、 1979年、Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 U、 S、 A、 76、 p4350] によって発表されている変法によって実施した。
ニトロセルローズ・ディスクを、ファージ・プラグの上に置き、10乃至20分 間、ディスクに蛋白質を吸収させた。芝の不溶解性大腸菌からは、殆んど蛋白質 が吸収されなかった。
次に、ニトロセルロース・フィルターを、pH7,5のトリス塩酸50mM、  NaC1150mM、および0.15%アジ化ナトリウム(TSA−5パーセン トOA)の入った5%オバルブミン中に、10分間浸漬した。
プラグ・プロットを、人の第2期梅毒血清か、TSA−1パーセントOAで、1  : 300に希釈された正常の人血清のいずれかの中で一晩ふ卵し、洗浄し、 125工がラベルされた黄色葡萄球菌(Staphylococcus aur eus)蛋白質Aに曝し1次に、洗浄を行なった。
前記の文献においてトウビン(Towbin)等が発表している方法によって、 オートラジオグラフを作成した。
第2期の梅毒血清に対し強い反応を示したTp3aプラグを選び、更に実験を行 なった。このプラグから得られたファージを希釈し、大腸菌シーエスエイチ・( C5H)18で、再び平板培養した。
異なる3つの第2期梅毒血清を用いてスクリーンしたところ、すべてのプラグは 放射性を示し、一方、クローニング・ベクター、即ちCharon 30の制御 プラクは全くと云っていい位反応を示さなかった。第2期の梅毒血清は、Tp3 aプラクと強い反応を示したが、梅毒を持たない個体から得られた血清は、Tp 3aプラグと何等反応を示さない。
Tp3aのポリペプチド・トレポネーマ抗原に対し、前記文献に記載のトウビン 等による、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS) −ポリアクリルアミド・ゲルを 用いた電気泳動法によって、全溶解性蛋白質のニトロセルローズ°フィルターに 対する電気泳動移動量を測定し、抗原の分子量を決定した。
Tp3aは、それぞれ、46,000.43,000.38,000.24 、 000.23.000.20,000、および18,500の分子量を有し、し かも、梅毒血清と特異的に反応する、はっきり識別しつる少なくとも7つのポリ ペプチドを暗号化していることが分かった。
これらの抗原が持つ分子量は、梅毒トレポネーマの持つ抗原蛋白質の分子量に対 応している。同じか、若しくはそれより大きい量のCharon 30溶解性蛋 白質は、梅毒血清と反応しない。
Tp3aから分離されたDNAの特徴は、制限エンドヌクレアーゼ分析によって 示された。バクテリオファージTp3aは、梅毒トレポネーマDNAの16kb Pインサートを持っている。梅毒トレポネーマ抗原の全分子量は、クローンDN Aのこの16kbpインサートの暗号容量以内が適当である。
クローンTp3aの梅毒トレポネーマDNAの制限エンドヌクレアーゼ・マツプ の一部を、第2図に示しである。
16kbpインサートは、Xで示されているインサート−ベクター接続部におい て、Sau 3AI部位若しくはBam HI部位によって境界線がつれられて いる。左方の外側Eco RT部位は、Charon 30の長いBam HI 腕にのっており、がっ、右方の最外部のBgl U部位は、Charon 30 の短かい腕にのっている。
本願の発明者が、最初に調製した梅毒トレポネーマは、兎の来光から採られたも のであることからして、兎DNAの汚染連鎖をクローンしていたということはあ り得ないものと考えられる。
しかし、 Tp3a DNAのトレポネーマ・オリジンは、人の梅毒血清との、 その産生物の抗原性を基準にしてつくられた。第2期梅毒血清は、正常な兎の来 光組織、及び正常な兎の血清の蛋白斑と反応しないので、これらの血清は、トレ ポネーマ抗原の検出に対し特異的であった。更にTp3a抗原を産生ずる2つの 付加クローンは、前述したようにして調製した500のクローンを順次スクリー ニングする間に同定された。
従って、全部で、750のクローンから同一のDNA連鎖を持つ3つの分離体を 得ることができ、かつ、DNAがクローンされた微生物のゲノムの大きさは、1 08乃至10gダルトンの原始核範囲を示している〔エル・クラーク(I、。
C1arke)およびジェイ・カーボン(J、 Carbon)、1976年。
Ce1l 9. p91)。
実施例2: 梅毒トレポネーマDNA断片を、Charon 30バクテリオフアージにパッ ケージし、かつ、実施例1で説明した方法に基づき、大腸菌に802にて平板培 養した。
凡そ500のプラグが得られた。結紮されたCharon 30の腕自体をパッ ケージすることにより形成されるプラグのバックグラウンド濃度は、事実上Oで あったことがら、各プラグは、梅毒トレポネーマDNAのクローンを表わしてい た。
プラグから得られた蛋白質を、前と同じようにプロットして、ニトロセルローズ ・ディスクの上に移した。この操作によって、ニトロセルローズ・フィルターの 上にプラグの抗原像をつくった。
第2期梅毒から得られた抗血清と、黄色葡萄球菌から得られた125■がラベル された蛋白質Aとを有する梅毒トレポネーマに対して抗原的であったプラグに関 し、フィルターをスクリーンした。
米国のファーマシア・ファイン・ケミカル(PharmaciaFine Ch emical)社製の蛋白質Aを、マーチャロニス、ジェイ・ジェイ(Marc halonis、 J、 J、) (マーチャロニス、ジェィ・ジェイ(Mar chalonis、 J、 J、)、[免疫グロブリン及びその他の蛋白質のヨ ウ素化追跡のための酵素法J (Anenzymic method for  trace 1odination ofimmunoglobulins a nd other proteins)、1969年、Biochem+J、1 1.3 : p299〜305〕が発表している方法に基づき、ラクトペルオキ シダーゼ(lactoperoxidase)反応により、アメルシャム(Am ersham)社製の125工でラベルした。
希釈物は、反応性プラグの寒天プラグ(agar plug)がらつくり、かつ 、2次スクリーニングのため、ファージを、大腸菌C3H18(リム、ディー・ エル(Rimm、 D、 L、)、ディー・ホーネス(D、 Harness) 、ジェイ・クセラ(J。
Kdcera)、およびエフ・アール・プラグトナー(F、 R。
Blattner)、 rBaIIIHIクローニング・サイトを有する] リ ファージλCharon仲介物の構造J (Constructjon ofc oliphage lambda Charon vectors with  Bam HI cloningsjtes)、1980年、Gene、 12  : p301−309]で、平板培養した。
1次スクリーニングのオー1−ラジオグラムをとった。信、号に標識をつけた。
中でもより強い信号を、クローンTplC。
Tp3C,TplD、 Tp2D、 Tp3D、 Tp4D、 Tp5D、 T p6DおよびTpl、Eとして区別した。標識化信号のすべてを、はっきり識別 でき、しかもよく分離されたプラグに従って並べることができた。これらの組換 えクローンは、梅毒トレポネーマに特異的な抗原をつくっていた。
初期の結果を確かめ、かつ、クローンの純度を確実にするため、前述の同定され たプラクの2次スクリーニングを行なった。
2次スクリーニングを行なうため、組換え物を、大腸菌C3H18の上で再平板 培養することによって、これらのクローンのそわぞれをプラグ精製した。2次ス クリーニングから得られた平板上のプラグは、どれも、梅毒血清と、125■て ラベルした蛋白質Aとの反応に対して、オー1〜ラジオグラム上でプラス信号を 表示した。
2次スクリーニングに対する信号の強さは、1次スクリーニングについて観測さ れたそ九よりも概ね強かった。これは、 Charon 30誘導紺換え物が、 1次選択に対して要求された非制限に802菌株(hsr−、hsm−)のプラ クより、大腸菌C3H18(hsr+、 hsm”)の方が大きいプラクを形成 したためであった。2次スクリーニング信号の相対的強度は、最初に観測された 相対的強度の大きさに対応していた。
前述の同定された各クローンの抗原性は、特徴的である。
Charon 30プラクの対照、および実施例1で既に説明したクローンであ るTp3Aのプラクを、本実施例において調製したクローンとともに実験した。
人の梅毒血清の組換えプラクとの反応は、特異的であり、かつ大腸菌、即ちCh aron 30の蛋白質に対して向けられる抗体を表わしていないことは明白で ある。
実施例2の組換え物を、前述の文献において、ウォルフイールド、エイ・エム( Walfield、 A、 M、)等が発表している方法に基づき、大腸菌D  P 50/sup Fを用いて、肉汁中で育生した。
細胞及び残渣を遠心分離機にかげた。特に、梅毒血清と反応性しうるクローンの ポリペプチド産生物の特徴を明らかにするため、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリ アクリルアミド−ゲル(sodium dodecyl sulfate−po lyacrylamidegels、以後、5DS−PAGEと略す)によって 溶解したクローンのポリペプチドを、電気泳動にかけるべく、ニトロセルローズ ・シートに移し、抗原蛋白質のパン下に対するこれらの電気泳動移動量、即ちプ ロットを調べた。
5DS−PAGEによる電気泳動によって分析するため、トウビン(Towbi n)等〔トウビン、エイチ(Towbin、 H,)、ティー・ステへリン(T 、 5taehelin) 、およびジェイ・ゴートン(J、 Gordon) 、[ポリアクリルアミド・ゲルがら得られた蛋白質のニトロセルロース・シート に対する電気泳動プロットと応用例J (Electrophoretic t ransfer ofproteins from polyacrylami de gels to n1troce11.ulosesheets : P rocedure and some applications) 、197 9年、Proc、 Natl、 Acad、 5cj−、USA、 76 :  p4350〜4354)が発表している方法に基づき、溶解質を、2%のドデシ ル硫酸ナトリウム(以下SDSと略す)、5%のメルカプトエタノール、10% のグリセロールおよびブロモフェノールブルーを含む2容積中で、沈殿によって 20層に濃縮し、ゲルの上に載せる前に5分間煮沸した。
2mflに濃縮した溶解質を、21]ll]のくぼみに詰、め、40田0に濃縮 した溶解質を、118mmのくぼみに入れた。真正の梅毒トレポネーマ抗原を含 んでいるレーンに、2%のSDS、5%のメルカプトエタノールおよび10%の グリセロールを含んだ溶液中に懸濁し、かつ煮沸したlX109の微生物を負荷 した。
米国のファーマシア・ファイン・ケミカルス(PharmaciaFine C hemicals) +若しくはベセスダ・リサーチ・ラボラトリーズ(Bet hesda Re5earch Laboratories)から入手した分子 量マーカーを同じように処理した。前述の文献において、ハンフ(Hanff) 等が発表している方法に基づき、試料を、8乃至20%の5DS−PAGEの中 を通した。
195mAで1/2時間、移動を行なわせ、引き続いて、50mAで一晩移動さ せたほかは、前述のハンフ(Hanff)等が行なった方法に基づき、電気泳動 にかけるべく、蛋白質をニトロセルローズ・シート[孔の大きさ=0.2ミクロ ン、サートリウス(Sartorius) ] ヘ移した。
一つの血清で調べる際には、電気泳動プロットは、全体を残し、また、個々の血 清で調べるためには、それを、6乃至8mのストリップにカットした。全体のプ ロット及びストリップを、1 : 100に希釈された血清によって調べ、人の 血清は、前述のハンフ(Hanff)・等の行なった方法に基づいて評価し、か つ取得した二兎の免疫血清は、実験的梅毒が治癒して1−年経った兎から集めた 。
血清には、ポリアクリルアミドに結合された大腸菌の超音波処理された溶解質を 、予め吸着させておいた[キャレル、ニス(CarreL S、)およびニス・ バランダン(S。
Barandu口)、「ポリアクリルアミド・ゲルを含有する蛋白質:高容量の 免疫吸着剤としてのその用途J (Protein−containing p olyacrylamjde gels : Their use asimm unoadsorbenむ of hj、gh capacity) + 19 71年、Immunochem4stry、 8 : p39 413)。
クローンTp2Dおよび丁P1.Eのa相溶解質に対する電気泳動プロットのオ ートラジオグラムを作成した。これらの電気泳動プロットを大腸菌溶解性蛋白質 が予め吸着されて更に、クローン溶解質の各電気泳動レーンは、梅毒トレポネー マの方へ伸び、かつ、既に述べたように、全梅毒トレポネーマの典型的な抗原パ ターンを示していた〔ハンフ。
ピー・エイ(Hanff、 P、 A、) 、ティー・イー・フエーニガ−(T 、 E、 Fehni、ger) 、ジエイ・エヌ・ミラー(J、 N。
Miller) 、およびエム・エイ・ロベット(M、 A、 Lovett) 、「梅毒トレポネーマのポリペプチドに対する人の梅毒における体液免疫応答J  (Humoral immune response in humansy philis to polypeptides of Treponema  pallidum)、1982年、 J、Immunol、Vol、129.  No、3]。
プロットは、クローンTP 2Dが、16,000乃至20,000ダルトンの 一群の抗原バンドをつくり、また、より高い分子量においては、約43,000 ダルトンの群をつくっており、しかも、TPIEが64,000ダルトンと、  40,000ダルトンの9反応性の強い少なくとも2つの抗原をつくっているこ とを示していた。
異なる段階の梅毒から得られた血清スペクトルを用い、クローン溶解質を分析す ることによって、これら2つのクローンにより示される抗原について、更に詳細 な分析を行なった。
実験は並行させ、一方のストリップを未吸着の血清でふ卵し、かつ、他方のスト リップを、大腸菌の溶解性蛋白質が予め吸着された同じ血清で、ふ卵するように して行なった。
大腸菌およびバクテリオファージ・ラムダ蛋白質は、大部分が、組換えファージ 溶解質である。人の血清は、大腸菌蛋白質に対する抗体を含んでおり、しかも、 既に述べた大腸菌免疫吸着剤を用いて、吸着させることができる。
吸着処理を行なうと、大腸菌およびバクテリオファージ・ラムダ蛋白質による妨 害が少なくなって、電気泳動の結果を良くすることが分かった。
免疫兎から得られた血清、3人の第2期梅毒患者から得られた血清、並びに潜伏 初期における患者から得られた血清を用いて、ストリップを調べた。第1期患者 、潜伏後期の梅毒患者、並びに後期梅毒患者から得られた血清は、反応が弱いか 、または殆んど反応を示さなかった。
このことは、これらの段階の患者から得られる血清に関して通常見られるトレポ ネーマの低反応性と一致している。
正常な人の血清に対しては全く反応しなかった。
従って、溶解質が、アメリカ性病研究所(VDRL)式試験法で生物学的プラス 誤差を与えた血清と、何ら特定の抗原性を示さなかったことは注目しこ値する。
梅毒1〜レポネーマーCharon 30キメラの蛋白質ブロク1〜を調へてい た際に、クローンは、何層かのグループに分けられることが明白になった。その 一つの組が、クローンTp3A。
TρICおよびTp2Dである。
Tp3A、 TptcおよびTp2Dの3つのクローンは、それぞれ、46.0 00ダルトン、37,000ダルトン程度、および23,000乃至18.00 0ダルトンの抗原群による特徴的抗原「指紋」をつくっている。このプロットは 、第2期梅毒患者の未吸着血清によって調べたので、Charon 30溶解性 蛋白質の制御剤が入れられた。結果は、3つのクローンが、梅毒トレポネーマの ゲノムの中で重複しているDNA断片を含んでいることを示している。
これらのクローンの共通のDNA連鎖を識別するため、3つの組換えDNAの制 限エンドヌクレアーゼの部位マツプをつくった。マツピングした結果を第2図に 示す。
マツプは、太線で示されている約9 kbpの領域において、3つのクローンが 重複連鎖を表わしている様子を示している。従って、DNAのこの共通領域は、 3つのクローンによって表わされている抗原を暗号化している梅毒トレポネーマ ・ゲノムのセグメン1−を含んでいる。
結論として、第2図に示されている共通の領域の大部分を含んでいる、Tp2D の6.2 kbpのtlind III断片を、プラスミドpBR322の中へ サブクローンすることにより、がっ、大腸菌に変えられる際、組換えプラスミド がトレポネーマ抗原を暗号化したことを決めることによって、確認できた。
第2図は、連鎖が、両方の可能な方向において、ジクテリオファージ・ベクター に挿入された様子を示す。
クローンTρ2Dを、別の2つのクローンのものであったバクテリオファージB am HIの腕に対し対向する方向に挿入した。DNAの挿入方向は、梅毒トレ ポネーマ抗原に対する遺伝子の表現に悪影響を及ぼすとは考えられない。
このことは、トレポネーマ抗原を暗号化している構造遺伝子が、それら自身のプ ロモータ一連鎖とともにクローン化されたことを大いに示唆している。クローン Tp3AおよびTp2D両方の挿入DNAは、共通の連鎖を越えて右方へ伸びか っ、反応することができない。これによって、これらの挿入DNAの一つ若しく は両方が、梅毒トレポネーマDNAの少なくとも2つのより小さく、かつ無関係 な5au3AI断片のインビトロ(in vjtro)組換えにより形成された ものであることが解かる。
Tp3A クローンは、pBR322プラスミドに入れてサブクローンされ、か つ、大腸菌の中で増殖した。
サブクローニングは、クローンTap3AのHind丁II消化型DNAを、H ind IIIで切断するとともに、1:2のモル比で、アルカリンホスファタ ーゼ(alka]、1nsphosphatase)で処理されたpBR322 に対して結紮し、大腸菌RRIの中で変化させ、アムピシリン耐性で、かつテト ラサイクリン感受性の形質転換子を選び、同じ場所のコロニーのレプリカを溶解 し〔エーリッヒ、エイチ・エイ(Erlich、 l(、A、)、ニス・エヌ・ コーエン(S、 N、 Cohen)、およびエイチ・オー・ノクデヴイット( H,0,McDevitt)、「クローンDNAフラグメントから翻訳された産 生物を検出するための高感度ラジオイムノアッセイJ (A sensitiv eradioimmunoassay for detectilng pro ducts translatedfrom cloned DNA frag ments)、1978年、Ce1L 13 : p631〜689〕、更に、 梅毒トレポネーマ抗原の存在をスクリーニングし、かつ、既に述べたトレポネー マ抗原をスクリーニングすることによって行った〔アルカリンホスファターゼは 、ボーリンガ−・マンハイム(Boehringer Mannheim)社か ら入手し、また、HIND IIIは、二ニー・イングランド・バイオラプス( New England Biolabs)社から入手した〕。
サブクローンされたプラスミドは、Tp3A型クローンによって産生された抗原 と同一の抗原を暗号化する。Tp3Aのサブクローン・プラスミドは、pAW  305として確認された。
このプラスミドは、アメリカ合衆国メリーランド州208520ックヴイルパー クローンドライブ1230に所在のアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクシ ョン(AmericanType Cu1ture Co11ectj、or+ 、以下、ATCCと略す)に現在保管されており、A T CCNo、 392 37の名称がつけられている。
Tp4Dとして区別されたCharon 30クローンは、Tp3A型クローン より約100倍の反応性を有する、特に反応性に富んだプラグを産生じた。
T p 4 Dによって暗号化されたトレポネーマ抗原は、炭水化物にますます 共通した性質を示す異常な蛋白質であった。
T p 4 D抗原は、プロテアーゼ処理に耐えることができ、可成り高い等電 点を示し、かつ、炭水化物に対して選択的であると思われる染料により染色さ力 、る。
これらの性質から結論できることは、基本的に、TI)4D抗原はムコ多糖類で あった。しかし、更に分析すると、この異常なTP4D抗原は、大部分が天然の 蛋白質であるが、推定的に、抗原組成物の2乃至3%は、標準的な性質をもった 中性糖と、多分、より異常な性質をもった幾つかの炭水化物とから成っているこ とを示している。
Tp4Dによって産生されたトレポネーマ抗原は、アセトンとの沈殿により溶解 質を10倍に濃縮して、Tp4Dクローンの溶解質から精製し、引き続いて、セ ファクリル(Sephacryl) S −200カラムを用いてクロマトグラ フにかけた。プロティナーゼKによる処理を行なった。
S−200クロマトグラフイーの結果から得られたTp4D抗原の推定的大きさ は、150,000の分子量を持つ蛋白質の大きさに相当する。過ヨウ素酸銀( Periodate−silver)による5DS−PAGEの染色により、T p4D抗原は、分子量約180,000乃至200 、000の分子であること が確認された。プロティアーゼにで処理を行なうと、Tp4D抗原の大きさが、 分子量90,000のものに減少する、このことについては、後で詳しく説明す る。
TP3Aクローンに関し既に述べた如く、Tp4D Charon 30クロー ンは、pBR322の中へサブクローンし、かつ大腸菌の中で増殖した。Tp4 Dのサブクローン・プラスミドは、pAW327として確認された。PAW 3 27を更に、制限エンドヌクレアーゼHind IIIおよびEco RIを用 いて消化させ、かつ、T4DNA リガーゼと自己結紮させることによってサブ クローンし、また、結紮されたDNAを使用し、大腸菌RRIを変えた。
分離され、かつpAll 330によって代表される1組の抗原クローンは、ト レポネーマD)NAの3.2kbのEco RI/ HindIII断片のみを 含み、しかも、pi 327と同量の抗原を産生じた。
pAw 330は又、それが別のPAW 327サブクローン中に見出される際 、梅毒トレポネーマ抗原の合成を命令しない0.6 kbのHind III  / Bam HI断片を含んでいた。
別のサブクローンpAw 329が分離された。これは、明らかに複製遺伝子を 持っているpAυ329サブクローン・プラスミドは、pAW 327を、 H indIII / Eco RIによる2重消化、並びに、自己結紮によってつ くられ、また、トレポネーマDNAの1.8kb Hind III / Ec o RIを含んでいる。
pAJI 329は、Tp4D抗原をつくるのに優れており、その産生能力は、 pAW 327が産生ずる抗原の量の10倍以上である。PAW329サブクロ ーンも又、前出のATC,Cにおいて、ATCCNo、 39238の番号で保 管されている。
サブクローンされたプラスミドによって産生されたTp4D抗原を、エタノール による分別沈殿と、75%エタノールではなくて、40%エタノールにおけるT P4D抗原の溶解度を利用して精製し、引き続いて、プロティアーゼKによる処 理と、セタヴアロン(cetavalon )による沈殿を行なった。
過ヨウ素酸銀により染色されたゲルを、濃度計によって調べたところ、産生物の 純度は、99%以上であった〔ツァイ、シー・エム(Tsai、 C0M、)お よびフラッシュ、シー・イー(Frasch、 C,E、) 、 1982年、 Analyt Biochem 119 :115〕。
コオマシー・ブルー(Coomassie blue)による染色法は、85% の純度を示した。主として天然の蛋白質であるが、クローンされたTp4D抗原 は、驚くほど親水性に富み、40%エタノールに完全に溶解する。
更に精製を行ない、かつ、3.5乃至10のpH勾配を用い、フラットベッド式 の等重合わせを行なって、Tp4D抗原の等電点を決定した。そのpHは、4. 6乃至4.8の間であった。
以上述べたように、Tp4D抗原の分子量は、約180,000である。プロテ ィアーゼKにより処理すると、Tρ4D抗原の大きさは、0.l5DS中で、9 6時間60℃に保っても、プロティアーゼKにより蛋白質分解されない分子量9 0,000の形のものに低下する。プロティアーゼKによる処理を行なったにも 拘わらず、Tp4D抗原の抗原性は全く落ちていない。
プロティナーゼKにより処理されたTρ4D抗原は、熱に対して不安定で、かつ 還元剤を用いずに5分間煮沸すると、分子量14 、000乃至19,000の 形に変化する。
この分子量14,000乃至19,000のものは、も早や、梅毒血清と反応せ ず、しかも、更にプロテアーゼ(protease)による分解を受け易くなる 。
梅毒トレポネーマのネイティブ(native)抗原、及びクローン抗原の両方 を評価するために用いられる標準的方法では、分析の前に煮沸段階があるため、 最初の頃は、梅毒トレポネーマのTp4D抗原遺伝子産生物を同定しようとして も、うまく出来なかった。それは、Tp4D抗原が、分子量14.000乃至1 9,000のサブユニットの多量体会合物であり、かつその合成が、Tρ4Dサ ブクローン・プラスミドに含まれている1、8 kbのトレポネーマDNA断片 によって決められることによると信じられる。
TP4Dのクローン抗原は、簡単に銀染料だけで染色できるが、前出の文献にお いて、ツアイ(Tsai)およびプラッシュ(Frasch)がリポ多糖類に関 し記載しているように、染色は従来の過ヨウ素酸塩の前処理によって、数層に増 えている。
コオマッシー・ブルー(Coomassie blue)を用いて、簡単に染色 できる。ルテニウム赤、トルイジン青および過ヨウ素酸シッフ(periodi c−acid 5chiff、以下PASと略す)も又、Tp4D抗原を染色で きる。ルテニウム赤による染色は、水溶性のルテニウム赤が、ニトロセルローズ ではなくポリアクリルアミドに非常に良く結合することから、ニトロセルローズ の上で行なった。ニトロセルローズを用いると、P A Sによる染色も簡単に できる。ニトロセルローズでのシッフの試薬による発色は、専ら過ヨウ素塩によ る前処理に左右さ九、かつ、水洗が簡単にでき、しかも、低いバックグラウンド で行なうことができる。
Tp4Dクローン抗原は、あらゆる期の病人から得られる人の梅毒患者の血清と 反応する一方、偽陽性および正常な人の血清とは反応しない。プロティナーゼに で処理したTP4Dクローン抗原も、処理しなかったものも、第2期梅毒の患者 から得られた血清とは反応する。
プロティアーゼKにより処理すると、TP4D抗原の分子量は、近似的に半分に なる。しかし、この処理をしても、抗原性の損失は全く見られない。Tp4Dク ローン抗原は、潜伏初期の梅毒をもっている患者から得られた血清と強く反応し 、かつ、同じ条件のもとで、未感染の人から得られた血清とは反応しない。
TP4Dクローン抗原は又は、超音波処理された梅毒トレポネーマにより免疫に なった兎から得られた血清とは反応するが、対照の兎から得られた血清とは反応 しない。熱に不安定なプロティアーゼにで処理されたTρ4D抗原を煮沸すると 、最早や人の梅毒患者の血清とは反応しない分子量14.000乃至19,00 0のものに変化する。
運動性があり、かつ激しい梅毒トレポネーマを、既に述べた如く兎の李丸から精 製し、かつアリコートを一70℃で凍結した。超音波処理直後、デオキシリボヌ クレアーゼ(DNase)、リボヌクレアーゼ(RNase)及びプロティアー ゼKにより処理をし、更に、電気泳動にかけ、ゲルを過ヨウ素酸銀を用いて染色 した。
梅毒トレポネーマは、TP4Dクローン抗原の大きさに匹敵する大きさをもった 抗プロティアーゼに分子を有している。
非病原性のティー・ファージデンテイス(T、 phagedentis)[ラ イチル・トレポネーム(Reiter Treponeme)]は、このような 分子を含んでいないが、梅毒トレポネーマと異なり。
大きさの類似性により、また、前出の文献において、ツアイ(Tsaj)および フラッシュ(Frasch)が発表しているグラム陰性リボ多糖類(LPS)に 対する染色性によって判断できるように、滑らかなリポ多糖類(LPS)物質を 持っていると児なされる。
ニトロセルローズに移すと、梅毒トレポネーマ分子は、Tp4Dクローン抗原と 同じく、第2期梅毒血清によって免疫学的に検出さ九る。梅毒患者の血清は、テ ィー・ファージデンティスの抗プロテアーゼ成分とは反応しない。
既に述べた如く、クローン抗原に対する血清学的反応のパターンは、真正の梅毒 1〜レポネーマ抗原に対する反応に似ている。潜伏初期および第2期の、血清学 的に最も反応的な梅毒段階から得られた抗血清、および兎における実験的梅毒が 、クローン抗原と最もよく反応した。また、クローン溶解物における抗原バンド は、梅毒トレポネーマの抗原指紋に見られるのと同じ電気泳動的移動度のバンド と概ね関連している。
トレポネーマーファージ組換え物、およびサブクローン・プラスミドによって合 成された抗原に関する上記の特性と同定が示すように、このようなりローンは、 あらゆる段階の梅毒に対し、各種公知の血清診断試験法に採用しうる様々な抗原 を提供することができる。
組換えクローンは、体液系及び細胞系双方の免疫原性に関する系統的研究のため の純粋抗原の源にすることができる。更に、このクローンおよびそれらの純粋抗 原産生物は、微生物に基礎生物学、例えば、微細構造、生理学、および遺伝学の 解明に大賢役立つものとなる筈である。
クローンから産生された抗原産生物は、個体を梅毒トレポネーマの感染から守る 免疫ワクチンとして用いられる。
例えば、T’p4Dクローン抗原の免疫原性は、既に確立されている。プロテイ ナーゼKによる処理と、セタヴアロン(cetaval、on)沈澱によって精 製した、凡そ200μgと800μgのTp4D抗原を、フロインディ(Fre undi)の完全アジュバントと一緒に用い、2匹の感熱した雄の兎に皮下免疫 性を与えた。免疫ができて2週間後、各兎から採血した。
各兎は、人の潜伏初期の梅毒において検出されたものと、見分けのつかない程度 の抗体を発見した。これらの兎から採られた免疫前の血清は、Tp4Dクローン 抗原と何ら反応を示さなかった。
同様に、Tp4Dクローン抗原による免疫は、激しいインビトロ(in vit ro)梅毒トレポネーマを不動化しうる兎の血清活性を誘発する。
2匹の兎には、プロテイナーゼKにより処理されたTp4D抗原による1回の注 射で、免疫が与えられた。兎から、3週間、8週間、10週問および12週間ご とに採血した。
血清は、Tp4D抗原と強く反応した。免疫前の血清は、ベネリール・ディシー ズ・リサーチ・ラボラトリ−(VenerealDesease Re5ear ch Laboratory、 V D RL )の抗体と、山羊杭先蛍光抱合 体を、2次抗体ならびに市販されている梅毒トレポネーマのスライド標本〔ベッ クマン(Beckman))として使用しているフルオレラセン1〜・トレポネ ーマル・アンチゲン(Fluorescent Trepor+Cmal An tigen、FTA)の抗体を欠いていた。
補足的かつ従属的不動化活性は、−回免疫が与えられてから、8週経過した第1 の兎に存在したが、これに対して、第2の兎は、10週後の採血物に、不動化活 性を示した。
免疫前の血清、および他の経時点で採られた血清は、不動化活性に対して陰性で あった。Tp4D抗原により不動化抗体が誘発されるということは、抗原が、梅 毒トレポネーマの上に表面的位置分担を持っているものと考えられる。
以上述べた実施例は、大きさが約1.8kbでかつ3.4 kbより大きくない 梅毒トレポネーマDNAセグメントの大腸菌におけるクローニングが、予想外に 、炭水化物と関連する性質を示す蛋白質分子の産生を決定すけていることを示し ている。
このTP4Dクローン抗原分子が、]組のトレポネーマ抗原を表わしており、か つ、熱不安定的性質により、これまで5DS−PAGEによって確定されなかっ たものと信する。
この約1.8 kbの断片が不足しているクローン・プラスミドは、悉く、この Tp4D抗原の産生を示さない。梅毒トレポネーマDNAの約1..8 kb断 片は、凡そ18,000乃至22、oooの分子量を持つペプチドだけを暗号化 しているので、このTp4D抗原が、これらの小さい単量的サブユニットの・  多量体会合となり、疎水的相互作用により結合されて゛いるものと確信する。
Tp4D抗原分子は、感トリプシン結合を持っているが、プロテアーゼに、プロ ナーゼ(Pronasa)、パパイン(Papain)のようなプロテアーゼに よっては、それ以上分解されず、しかも、キモトリプシン(chymortry psin )によっては、全く分解°されない。プロテアーゼ処理によると、抗 原性に大きな損失があるか否かについては、確証はない。
以上、好適実施例を挙げて本発明を説明してきたが、当業者なら、それが好適な ものに限られていること、また、本発明の目的の範囲内であれば、更に、変形し たり、他に適用しうるちのであることに思い至る筈である。従って、本発明は、 この明細書において説明した特定の実施例に制約されるものではない。
I−−一 国際調査報告 lnmna+1onalAoalieallanNa、PCT/US83101 7181nl#1M1o61IIIAoDli7A116fiN6. PCT/ US831017+8第1頁の続き ■In、t、 C1,3識別記号 庁内整理番号(C12P 21100 CI2 R1/19 ) (C12N 1/20 C12R1/19 ) (C12N 7100 C12R1/91 ) (C12N 15100 C12R1/19 )

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を産生ずるための方法で あって、 バクテリオファージ・ベクターのDNAを切断し、第1のDNA断片を産生ずる 段階と、 組換え可能な前記DNA断片を、梅毒トレポネーマから得られる組換え可能な第 2のDNA断片と結合させて、組換えDNAを形成する段階と、 前記組換えDNAを、発育可能なバクテリオファージ粒子の中ヘパッケージし、 バクテリオファージを形成する段階と、 前記バクテリオファージ・クローンにより適当な宿主を感染し、プラク(pia que)を形成する段階と、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を 有するプラグを選択する段階 とから成ることを特徴とする、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原 を産生ずるための方法。 (2)第1゛のDNA断片が、バクテリオファージDNAを、左腕断片、中央ス タッファ・−(stuffer)断片、および右腕断片に切断することにより提 供され、かつ、前記中央スタッファ−断片を、前記左腕断片及び右腕断片から取 り除き。 第1のDNA断片を提供しうろことを特徴とする請求の範囲第(1)項に記載の 方法。 (3)バクテリオファージ・ベクターが、Charon 30であることを特徴 とする請求の範囲第(2)項に記載の方法。 (4)宿主が、大腸菌(Escherichia coli)であることを特徴 とする請求の範囲第(3)項に記載の方法。 (5)選択されたプラグにおいて梅毒トレポネーマ抗体と反応しうる抗原を、蛋 白質抗原、および、抗プロテアーゼ・熱不安定性蛋白質抗原に分離することを特 徴とする請求の範囲第(1)項に記載の方法。 (6)バクテリオファージのDNAを、制限酵素Ba、m HIによって切断す ることを特徴とする請求の範囲第(4)項に記載の方法。 (7)第2のDNA断片が、制限酵素Sau 3AIにより、梅毒トレポネーマ のDNAを切断することによって調製されることを特徴とする請求の範囲第(4 )項に記載の方法。 (8)生体液における梅毒トレポネーマに対する抗体の存在を検出するための方 法であって、 組換えDNA法によって産生された梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる 抗原を、生体液試料に加える段階と、 前記抗原が、前記試料中に存在する梅毒トレポネーマに対する抗体と反応する否 かを決める段階とから成ることを特徴とする、生体液における梅毒トレポネーマ に対する抗体の存在を検出するための方法。 (9)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原であって、組換えDNA 法によって産生される抗原から成ることを特徴とする材料組成物。 (10)バクテリオファージであって、前記バクテリオファージのDNAに組込 まれる梅毒トレポネーマ遺伝子をその中に含み、かつ、梅毒トレポネーマに対す る抗体と反応しうる抗原を産生できるようになっていることを特徴とするバクテ リオファージ。 (1,1,)バクテリオファージが、Charon 30であることを特徴とす る請求の範囲第(10)項に記載のバクテリオファージ。 (12)バクテリオファージが、それぞれ、 46,000ダルトン、37.0 00ダルトン、23,000ダルトン、および18,000ダルトンの分子量を 有する蛋白質抗原を産生でき、がっ、該抗原が、梅毒トレポネーマに対する抗体 と特異的に反応することを特徴とする請求の範囲第(11)項に記載のハクテリ 万ファージ。 (13)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を産生ずることが可能 なバクテリオファージ・クローンを提供するべく、Charon 30を調製す る方法であって、第1のDNA断片を産生するべく、前記C)1aron 30 のDNAを切断する段階と、 前記第1のDNA断片を、梅毒トレポネーマから得られた第2のDNA断片と結 合させ、がっ組換えDNAを形成するべく、前記第1及び第2の断片を組換えで きるようにする段階と、 梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しろる抗原を産生できるバクテリオファー ジ・クローンを形成するべく、前記組換えDNAを、発育可能なCharon  30粒子の中ヘパッケージする段階 とから成ることを特徴とする、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原 を産生ずることが可能なバクテリ(14)Charon 30 D N Aを、 制限酵素Ban HIによって切断することを特徴とする請求の範囲第(13) 項に記載の方法。 (15)梅毒トレポネーマから得られたDNA断片を、制限酵素Sau AIを 用い、梅毒ト ポネーマDNAを切断することによって産生させることを特徴と する請求の範囲第(j4)項に記載の方法。 (I6)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しつる抗原を産生可能な修正Ch aron 30バクテリオフアージであって、前記Charon 30のDNA を切断し、第1のDNA断片を産生させる段階と、 組換え可能な前記第1のDNA断片を、梅毒トレポネーマから得られる組換え可 能な第2のDNA断片と結合させて、組換えDNAを形成する段階と、 前記組換えDNAを、発育可能なCharon 、30粒子の中ヘパッケージし 、Charon 30クローンを産生させる段階と、前記Charon 30ク ローンを、適当な宿主を感染させて、プラグを形成する段階と、 梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を有する前記プラグから、前記 修正Charon 30バクテリオフアージを選択する段階 とによって産生されることを特徴とする、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応 的な抗原を産生しうる修正Charon30バクテリオファージ。 (17)Charon 30 D N Aを、制限酵素Bam HIによって切 断することを特徴とする請求の範囲第(16)項に記載の改良型Chaaron  30バクテリオフアージ。 (18)梅毒トレポネーマから得られたDNA断片が、制限酵素Sau AIを 用いて、梅毒トレポネーマDNAを切断することにより調製されることを特徴と する請求の範囲第(16)項に記載の改良型Chaaron 30バクテリオフ アージ。 (19)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる蛋白質抗原であって、請求 の範囲第(5)項に記載の方法により産生される蛋白質抗原から成ることを特徴 とする材料組成物。 (20)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗プロテアーゼ・熱不安定 性蛋白質抗原であって、請求の範囲第(5)項に記載の方法により調製される抗 プロテアーゼ・熱不安定性蛋白質抗原から成ることを特徴とする材料組成物。 (21)梅毒トレポネーマの感染を決めるための方法であって、 生体液試料に対し、請求の範囲第(1)項に記載の方法により産生された抗原を 加える段階と、 前記抗原が、前記試料中に存在する前記梅毒トレポネーマに対する抗体と反応す るか否かを決める段階とから成ることを特徴とする、梅毒トレポネーマ感染を決 めるための方法。 (22)染色性大腸菌の微生物であって、ATCCNo、 39237と同じ特 性を有し、かつ、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる蛋白質抗原を産生 ずることができることを特徴とする染色性大腸菌の微生物。 (23)染色性大腸菌の微生物であって、ATCCNo、 39238と同じ特 性を有し、かつ、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗プロテアーゼ・ 熱不安定性蛋白質抗原を産生ずることができることを特徴とする、染色性大腸菌 の微生物。 (24)凍結乾燥状態になっていることを特徴とする請求の範囲第(22)項ま たは第(23)項に記載の微生物。 (25)請求の範囲第(22)項または第(23)項による微生物によって産生 されることを特徴とする、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原。 (26)抗原が、請求の範囲第(1)項に記載の方法により産生されることを特 徴とする請求の範囲第(8)項に記載の方法。 (27)請求の範囲第(1)項に記載の方法により産生されたことを特徴とする 請求の範囲第(9)項に記載の抗原。 (28)梅毒トレポネーマと免疫反応性のある抗体を、動物体内で育生する方法 であって、 梅毒トレポネーマと免疫反応しうる抗体を、その体内で育生するべく、請求の範 囲第(9)項による免疫学的に有効な量の抗原を、動物に投与する段階を有する ことを特徴とする動物体内で抗体を育生する方法。 (29)抗原が、請求の範囲第(25)項に記載の抗原であることを特徴とする 請求の範囲第(28)項に記載の方法。 (30)染色性大腸菌の微生物であって。 前記微生物のプラスミドDNAに取込まれる梅毒トレポネーマ遺伝子を、その中 に有し、かつ、前記遺伝子が、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原 を符号化していることを特徴とする染色性大腸菌の微生物。 (31)梅毒トレポネーマの抗プロテアーゼ・熱不安定性蛋白質抗原から成るこ とを特徴とするワクチン剤。 (32)フロインディ(Freundi)のアジュバントを含むことを特徴とす る請求の範囲第(31)項に記載のワクチン剤。 (33)梅毒トレポネーマに対する抗体との反応性を有する抗プロテアーゼ・熱 不安定性蛋白質抗原から成ることを特徴とする材料組成物。 (34)抗プロテアーゼ・熱不安定性抗原が、約90,000ダルトンの分子量 を有することを特徴とする請求の範囲第(33)項に記載の材料組成物。 (35)請求の範囲第(23)項に記載の微生物によって産生される抗プロテア ーゼ・熱不安定性抗原から成ることを特徴とする材料組成物。 (36)梅毒トレポネーマ感染を決めるための方法であって、梅毒トレポネーマ の抗原を、二I−口セルローズ・シートに移す段階と、 前記ニトロセルローズ・シートを、生体液試料によって調へる段階と、 前記抗原が、前記試料中に存在する梅毒トレポネーマに対する抗体と反応するか 否かを決める段階とから成ることを特徴とする梅毒トレポネーマ感染を決めるた めの方法。 (37)抗原が、請求の範囲第(33)項による抗原であることを特徴とする請 求の範囲第(36)項に記載の方法。 (38)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しつる抗原を産生ずる方法であっ て、 プラスミド・ベクターのDNAを切断し、第1のDNA断片を産生ずる段階と、 組換え可能な前記第1のDNA断片を、梅毒トレポネーマから得られる組換え可 能な第2のDNA断片と結合させ、組換えDNAを形成する段階と、 前記組換えDNAを適当な宿主へ転写する段階と、前記転写宿主のコロニーを増 殖する段階と、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応性を有する抗原を産生じて いるコロニーを選ぶ段階 とから成ることを特徴とする梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を 産生ずる方法。 (39)梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原を産生ずる方法であっ て、 適当なベクターのDNAを切断し、第1のDNA断片を産生ずる段階と、 組換え可能な前記第1のD N A断片を、梅毒トレポネーマから得られる組換 え可能な第2のDNA断片と結合させて、組換えDNAを形成する段階と、 前記組換えDNAを適当な宿主に転写する段階と、前記転写された宿主を増殖す る段階 とから成ることを特許とする、梅毒トレポネーマに対する抗体と反応しうる抗原 を産生ずる方法。
JP84500174A 1982-11-12 1983-11-04 組換えdna誘導型梅毒トレポネ−マ抗原 Pending JPS59502131A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US44139182A 1982-11-12 1982-11-12
US441391 1982-11-12
PCT/US1983/001718 WO1984001961A1 (en) 1982-11-12 1983-11-04 Recombinant dna derived antigens of treponema pallidum

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59502131A true JPS59502131A (ja) 1984-12-27

Family

ID=23752699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP84500174A Pending JPS59502131A (ja) 1982-11-12 1983-11-04 組換えdna誘導型梅毒トレポネ−マ抗原

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0126765A1 (ja)
JP (1) JPS59502131A (ja)
KR (1) KR840006677A (ja)
GB (1) GB2157696A (ja)
WO (1) WO1984001961A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4868118A (en) * 1986-09-30 1989-09-19 Board Of Regents, The University Of Texas System Cloning and expression of the 47-kilodalton antigen of treponema pallidum
CA2193870C (en) 1995-12-25 2000-07-18 Nobuyuki Ise Treponema pallidum fused antigen and assay for anti-treponema pallidum antibodies using the same fused antigen

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4294817A (en) * 1977-11-25 1981-10-13 International Diagnostic Technology, Inc. Method of fluoro immunoassay
US4288426A (en) * 1980-03-20 1981-09-08 Research Corporation Serological test for syphilis

Also Published As

Publication number Publication date
EP0126765A1 (en) 1984-12-05
KR840006677A (ko) 1984-12-01
WO1984001961A1 (en) 1984-05-24
GB2157696A (en) 1985-10-30
GB8412158D0 (en) 1984-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3202772B2 (ja) ヘリコバクターピロリ検出用の抗原調製物
US5262156A (en) Antigenic compositions and their use for the detection of Helicobacter pylori
Xiang et al. Detection in an enzyme immunoassay of an immune response to a recombinant fragment of the 128 kilodalton protein (CagA) of Helicobacter pylori
JP2926180B2 (ja) 連鎖球菌m蛋白質遺伝子及びその分子状プローブ
Kim et al. High-level expression of a 56-kilodalton protein gene (bor56) of Rickettsia tsutsugamushi Boryong and its application to enzyme-linked immunosorbent assays
JPH10502366A (ja) ヘリコバクター・ピロリ抗原タンパク質調製品およびイムノアッセイ
JPH0235096A (ja) 抗原組成物およびそれらの製法および用途
US5618533A (en) Flagellin-based polypeptides for the diagnosis of lyme disease
JP3920320B2 (ja) 精製されたHelicobacter pylori由来の空胞形成毒素およびその使用方法
Gosting et al. Identification of a species-specific antigen in Legionella pneumophila by a monoclonal antibody
CN103059109B (zh) 一种肺炎支原体抗原、制备方法以及免疫检测试剂盒
Abd-Alla et al. Serum IgM antibody response to the galactose-inhibitable adherence lectin of Entameoba histolytica.
EP0455620B1 (en) Immunogenic protein and cDNA clone
JP2001505778A (ja) HIV感染の初期の検出のための未変性の(non―dentured)HIV抗原を使用する新規のEIA試験
Marangoni et al. IgG western blot as a confirmatory test in early syphilis
JP2000506376A (ja) トキソプラズマ・ゴンジイ抗原Tg20
Meeker et al. Analysis of human antibody epitopes on the 65-kilodalton protein of Mycobacterium leprae by using synthetic peptides
US4722891A (en) Methods and compositions for detection of Legionnaires' disease
PT97150A (pt) Novos metodos para o diagnostico da tuberculose
CN111978410A (zh) 一种布鲁氏菌外膜蛋白omp25与周质蛋白bp26的融合蛋白及其表达和应用
JP3689426B2 (ja) Rochalimaea henselaeおよびrochalimaea quintanaの核酸ならびにrochalimaea henselaeおよびrochalimaea quintana感染を診断するための方法および組成物
EP1240519B1 (en) Compositions and methods for detecting treponema pallidum
JPS59502131A (ja) 組換えdna誘導型梅毒トレポネ−マ抗原
JPS61185183A (ja) 膣トリコモナスに対して細胞溶解性のモノクロ−ナル抗体を産生するハイブリツド細胞系統
Cronin et al. Endostreptosin: isolation of the probable immunogen of acute post-streptococcal glomerulonephritis (PSGN).